中学生の“火炎放射器”で工場全焼 保護者が補償?(20/08/12)
先週、愛知県にある工場などが全焼した火災は、中学生による火遊びが原因とみられることが分かりました。中学生は噴射した殺虫剤に火を付け、火炎放射器のようにしていました。 5日、愛知県一宮市で起きた火災。現場は、繊維を染めるオザワ繊工の工場。けが人はいなかったものの、工場と倉庫が全焼しました。 以前の様子。火元は屋外に置かれた「パレット」とみられますが一見、火の気はなさそうです。ただ、ここにきて「驚くべき原因」が明らかになりました。 近くに住む中学1年の男子生徒2人が「火遊び」をしたというのです。2人はパレットにできたハチの巣に注目。殺虫剤を用意し、噴霧しました。この時、スプレーの霧に火を付けたといいます。 スプレーを使った実験では、ろうそくの火で簡単に火が付き、延焼しました。これが少年らの前でも起きたのか・・・。 もう一つ気になるのは「補償問題」。専門家によりますと、保険に入っていれば火遊びが原因でも建て替えなどの費用は出るといいます。しかし・・・。 ウィン綜合法律事務所・坂野真一弁護士:「保険金では損害をすべて賄うのは難しいという例の方が多い」 また、営業ができなくなることによる損害は保険に含まれないケースが多いといいます。こうした場合、請求は・・・。 ウィン綜合法律事務所・坂野真一弁護士:「放火(失火)の因果関係が認められれば『損害賠償を保護者らに請求』は可能になる。お子様に、特に火遊びをしないよう十分注意しておくことが必要」 オザワ繊工は「損害賠償を求めるかは未定」と話しています。 火遊びの代償は高くつく可能性もあります。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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