馬鹿と言われて二十数年試行錯誤してきた米作りですが
今年無耕作・直播き栽培に挑戦しました。種をスズメに食べられ穴だらけのかすかす状態でしたがイチかバチか
失敗覚悟でそのまま試験栽培を開始
肥料が少ないようで中央部が成長が悪かったので心配しましたが収穫した米を食べてみたらなんと旨い
香りも・粘りも満足できる米が出来ました。昨日食味検査に送りましたが点数は興味がありますがこの食味だったら
お客様に自信を持って提供できると思います。
何と言っても種蒔きして畔の草刈を3回するだけ水管理をしておけば勝手に実るんですから楽なこと極まりない
何回も耕し代掻きすることも苗を作る手間も田植えもしなくていいんですから画期的です。
反当7~8俵1万5千円×7=105,000円 苗を購入するとして約11,000円化学肥料約7000円除草剤7000円
ライスセンターで乾燥籾摺り15,000円合計40,000円このほかにトラクタ作業・田植え・稲刈りに伴う機械経費や操作
農薬散布を考えると5万円以上が経費として消えていきます。これでは儲かるはずがありません。
出来るだけ手をかけずにいい米を作り高く売れるようにすれば楽しい米作りが出来ます。
二十数年馬鹿と言われてきましたがやっと納得できる栽培方法にたどり着きました。これからは食味値を上げる肥料を
追及していきます。窒素分は藁と緑肥で十分足りてますのでその他の養分を追及していきます。