日々の便り

男女を問わず中高年者で、暇つぶしに、居住地の四季の移り変わりや、趣味等を語りあえたら・・と。

山と河にて (12)

2023年09月06日 02時44分47秒 | Weblog

 大助の挨拶を聞いて、老医師は彼の沈着冷静な態度と返事に少し驚き、顔の前で手を振りながら困惑した顔つきで
 「大助君、誤解しないでくれ給え」
 「ワシは、君と美代子の交際に水を差す気持ちは毛頭ないが、君に対し、我が家の内情を隠し通すのもワシの気性に反し、純真な君の将来にとって参考になればと思って、恥を忍んで話したまでで、君には一切責任は無いので気にしないでくれ」
と、慌ててシドロモドロに答えた。

 美代子は、頑固なお爺さんが覚悟し、母親も承知のこととはいえ、思いもしなかった自分の出生と今後の行く末に目が眩むほど驚いてしまったが、彼の自信に満ちた返事で気を取り直して、それなら尚更のこと大助の考えを確かめたい思いにかられながらも、二人の話を注意深く聞きながらも、彼が肝心なことを話し出さないので、お絞りの布巾をたたんだり広げたりして落ちつかな気持ちでいた。
 大助は、そんな彼女の気持ちにお構いなく、中学生の頃から遊びに来る度に、盆踊りや渓流釣り等で可愛いがってくれた、お爺さんの気持ちは心に染みており、自分の存在がこの家の混乱の原因になっていると察したので、美代子の言う通り、この際、自分の考えを正直に話をしようと決心した。 

 大助は、お絞りで顔を一度拭いて気分を改め
  「お爺さん、お話はよく判りましたが、僕の考えも是非聞いてください」
  「まだ、学生の身分で自活能力も無い者が言うのも生意気かも知れませんが、お話を聞いていて自分自身に問うたのですが、僕は、美代子さんが大好きですし、それは、単に彼女の容姿が綺麗で魅力的であると言うだけではなく、僕より強い独立心があり、将来、結婚を許していただけるなら、彼女を幸せにすることを誓いますので、大学卒業後、美代子さんを僕のお嫁さんになることを認めて下さい」
  「その節は、母親と姉を同伴して、改めてお願いに上がりますので」
と、思いきって話した。

 彼が話し終えて頭を下げると、お爺さんは満面に笑みを浮かべ
 「まぁ~ まぁ~。大助君。孫娘の美代子を、そこまで思ってくれる君の気持ちは、ワシも本当に嬉しく、勿論、異存なんてなく、むしろワシの願っていることだよ」
 「このお転婆で気の強い娘をなっ!」
と返事をしたところ、彼女はお爺さんを睨めつけて
  「お爺さん!大助君が真面目にお願いしているのに、お転婆娘だなんて言って、彼の真面目な話を茶化さないでよ」
  「私をお嫁に下さいと、直接はっきりと言われたことは勿論初めてですが、天にも昇るほど嬉しく、彼の言葉がマリア様のお告げの様に聞こえましたわ」
  「わたし、この先、どんなに苦しいことや、気持ちがくじけそうな時があっても、大助君となら力を合わせて、きっと、これからの人生を上手に乗り越えてゆける自信が今迄以上に湧きましたわ」
と言ったあと、大助に両手をついて丁寧に頭を下げ、顔を赤らめ、目を潤ませて
  「大助さん、お話をお聞きし、わたし、貴方の申し出を喜んでお受けするわ」
  「その日の訪れるのが、永くなっても、遠く離れた地で、少しでも貴方の色に染まるように、わたしも頑張って勉強に励みますわ」
と言うと、突然、肩を震わせ嗚咽して泣き崩れてしまった。

 お爺さんが大助と話しの途中、ベルリン大学の話しを持ち出したり、また、キャサリンと美代子をイギリスに帰すことにした理由は、キャサリンと前の晩に相談した結果、彼女の意見を汲みいれて、二人は若く今の恋愛が一過性の愛でなく、将来にわたり深い絆で結ばれるかどうかを確かめたいと考えたからである。
 キャサリンは、美代子に自分が辿った様な悲しい人生を歩ませたくないと只管願っていたので、大助の快活な性格と健康に恵まれた体格は、美代子にとって願ってもない相手であることは、彼が訪れるたびに、二人の間柄を見ていて、その都度、是非そのようになればと秘かに願っていた。
 しかも、日常の相談相手である節子さんからも折りにふれ、美代子さんにとっても好ましい青年であり二人がこの先仲良く交際を続けて欲しい。と、聞かされていた。

 大助とお爺さんは、美代子の様子を見てビックリして、暫く無言でいたが、お爺さんが
 「美代子。なにも泣くことは無いじゃないか」
 「いまは、まだ、大助君が自分の考えを正直に話してくれただけで、万事、大助君が卒業したあとのことなんだし・・。しょうのない娘だ」
と泣き止める様に話すと、彼女はお絞りで顔を拭きながら、お爺さんに向かって
  「お爺さんには、若い娘の気持ちがわからないのよ」  
  「涙が勝手に出るんですもの仕方ないゎ」
  「わたしにとっては、形式的なことは、どうでもいいの」 
  「わたし、永い間、耐えに耐えてヤットこの瞬間、大助君の コンヤクシャニ なったのょ。嬉しくて胸が張り裂けそうだゎ」
と、彼女の何時もの癖で、お爺さんに甘えて無理に抗弁していた。 
 お爺さんは、途端に強気になった彼女に呆れて
 「大事なところで大泣きしよって、ワシを驚かせ困った娘だ。その癖はなんとかならんか。この内弁慶が・・」
 「婚約者なんて勝手に決めよって、それは両家で約束を交わした後のことで、一人前の女になったら言うことだ。まだ、話の段階だっ!」
 と小言を言ったら、彼女は
 「アラッ わたし只今から大助君のイイナズケとして恥ずかしくない生き方をしますわ」
 「今後はお見合い等一切お断りいたしますので、パパにもよく話しておいてくださいね」
 「私の人生を勝手に決めるなんて人間らしくなく、この前の様な大騒ぎはコりゴリしたわ」
と口答えしたので、お爺さんはそれから先は言わぬが花と黙ってしまい、間をおいて大助に向かいニコット笑みを浮かべて
 「部屋の中が、春日和になったと思ったら、急に氷柱を建てたようにひんやりしたりして、この娘にはウッカリものが言えないわ。全く・・」
と愚痴を零していたが、彼女は大助の話を聞くまで深刻な表情していたのとは一変して、普段の彼女に戻り、お爺さんの愚痴を無視して素知らぬ顔をして、機を見計らってキッチンに行きキャサリンに話しの内容を報告し、用意してくれている料理を見て座敷に運ぶや、大助が
 「ご馳走が沢山あるなぁ。僕、思っていることを全て話たら急にお腹が空いてしまったわ」
と催促すると、お爺さんも「そうだよなぁ~」と、あいずちを打ったので、彼女は素早く慣れぬ手付きでキャサリンの心のこもった料理を皿に盛り付けた。
 彼女は、二人が御飯を勢よく美味しそうに食べている姿を見ていて、大助君も思いきって話して、お腹が空いたのかしらと思うと、彼の此処一番での男らしい神経の太さが一層頼もしく思えた。

 お昼御飯を食べ終えると、お爺さんは座敷の梁に飾ってあった額縁入りの一枚の写真をはずして、大助に
 「これは、昨年の初夏に、あの暴れん坊の寅太達が飯豊山に登山した時に撮ったものだが、この紫色の小さい花は”イイテ ゛リンドウ”といって、この飯豊山の頂上にしか咲かない高山植物で非常に珍しい花なんだよ」
 「お土産代わりと言ってはなんだが、記念に差し上げるから、勉強や鍛錬で疲れた時に眺めて、この地を想い出してくれ給え」
と言って差出し、そのあと美代子が大事そうに柔らかいビニールの包装紙にくるんで風呂敷に包んでいた。
 お爺さんはその仕草を見ていて、美代子も普段と違い扱いを丁寧に心がけていることに、少しは自分の気持ちを理解しているようだと思い心が安らいだ。

お爺さんは、考えていたことの全てを話した安堵感から
 「外は風もなく暖かいので、河のほとりにある、公園のボタン畑を散歩して来るがいいよ」
 「今が盛りで、この町の名物にもなっているんだよ」「節子さんにも挨拶してなぁ」
と言ってくれたので、彼も、もう、この街を訪れることもないと思い、この間まで、自宅に下宿していた美容師の理恵子さんにも会って行きたいな。と思い、服を着て出掛け様と玄関に出ると、美代子が、長い髪をターバンで止めて、白いワイシャツに水色のカーデガンを着て黒いスカートで身支度してサンダルを履いて、いかにも大学生らしい清楚な姿で玄関先でキャサリンと並んで立っており
 「わたしも連れて行ってぇ~」
と甘えた声で言うので、彼が
 「いいけれども、顔に涙の跡がついているんでないかい?」
と冗談を言うと、彼女は
 「なに言っているのよ、ちゃんと洗って薄く化粧をしてきたわ」
と言って、彼の靴を揃えていた。

 街の中央を流れる河までは、診療所から緩い下り勾配の坂道の先にあり、道脇の歩道を並んで歩いて行ったが、家並みの途切れたところに来ると、彼女は彼の腕に手を絡めてきたので、彼は
 「裏山と違い、人通りがあるので、恥ずかしいから離してくれよ」
と言うと、彼女は
 「わたし、平気よ。ダッテ コンヤクシャ ナノヨ」
と、チラット彼の横顔を見て耳元で囁き、行き交う人に恥らうこともなく、澄ました顔で軽く会釈を交わしていた。

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山と河にて (11)

2023年09月06日 02時41分32秒 | Weblog

 老医師は苦渋の思いで大助に対し家庭内の話しをした日の夜。
 京都から帰る途中で夫の正雄を新潟に残して一人で帰宅したキャサリンに対し、昨日、家庭内の事情をある程度大助に説明したことを話したところ、キャサリンから予想もしないことを告白された。

 キャサリンが、今迄に見せたこともない悲しい顔で語るには
 
 『 昨年夏頃から、日々の暮らしの中で、なにかにつけ、夫の正雄の態度が冷たく感じる様になり、はしたない話で口にもしたくありませんが、この際、私達夫婦の関係について本当のことを知っていただくために、敢えてお話いたしますが・・。
  夫とは日常の会話も少なく味気ないもので、夜の生活も一方的に自分の性欲を満たすだけの、しかも、屈序的な体位を要求し、こばむと力ずくで半ば暴力的に無理やりsexを求める様に変化してきたので、どうしたのかしら、若しかして私達の愛情が薄れ、率直な表現で済みませんが、わたしの身体に飽きて愛人でも出来たのかしら。と、思いこむ日々が続いております。
 いけないことかも知れませんが、或る日、グンゼの下着に白い木綿の糸を気ずかれないようにチョコッと刺繍して着せておいたところ、度々、刺繍のない同じグンゼの下着を着てくることがあり、わたしは、これを見たとき以来、彼に対する信頼と尊敬の念、それに愛情も次第に薄れてきて、互いに日常の仕事や暮らし等の会話も事務的になり、温もりのない味気ない生活になり、ただ、彼の求めに身体を任せるだけの、心と体がバラバラな生活となって仕舞いました。  
 それ以後は、只管、美代子の卒業のみを楽しみに、仮面夫婦として忍従の日々を過ごしておりました。
 幸い美代子が、ミッションスクールを卒業した今では、彼が私に愛想を尽かし、何時、離婚を申し渡されても、それを受け入れる覚悟が出来ております。
 お爺様には大変申し訳ございませんが、もうこれ以上忍従の生活を続けることは精神的にとてもできません。
 節子さんにも相談いたしましたが、答えが見いだせないのです。
 できれば邦<英国>に帰させて戴き、老いた母親のお世話をしながら、美代子の実父である愛しき人の墓守をして、人生をやり直したいとも考えております』

 と、涙ながらに聞かされた。 
 老医師は、正雄の度重なる外泊と二人の会話の少ない生活等から薄々と冷え切った様な関係を感じていたが、キャサリンの告白を聞いて、この夫婦が完全に修復し難い破滅の道を辿っていると悟った。
 老医師は、その夜床に入ると、これを契機に、己のよる歳並みとあわせ、かねてより考えていた診療所の閉鎖と併せ、キャリンと美代子をイギリスに帰すべきか、今後の生活どうするかを真剣に考えた。

 翌朝、お爺さんは、昨夜熟考の末覚悟した結末をキャサリンに話して、彼女の了解を得たあと、朝食後、大助と美代子に対し、改めて昨日の話の続きを、一層、精魂をこめて話を続けた。
 キャサリンは、大助と美代子の普段の交際振りから、また、お爺さんの覚悟を知らされたことから、話しの結末をおおよそ察して、家庭内のことをさらけ出される恥ずかしさから、同席しない方が話がスムースに話が運ぶと考えて、大助に対し
 「美代子をどうぞ宜しくお願いいたしますね。貴方なら私も何の心配もなく安心してお任せ出来ますわ」
 「今後ことについては、全てを本人とお爺様にお任せしておりますので・・」
と丁寧に挨拶すると座をはずして、調剤室で看護師の朋子さんから、きのうの二人の様子を聞き安心し、キッチンに行き昼食の準備に勤しんだ。

 お爺さんは、さして緊張した顔もせず、普段の口調で
 
 『 ところで、大助君。昨日も話した通り、君もある程度察しがついたと思うが、所謂、世間で言うところの、家庭崩壊じゃ。 外見上は平穏に見えるこの家庭も、悲しいことに、一皮剥ければ、あっけなく崩れてしまった。
 般若心経で言うところの”色即是空”で、因縁で形成されている万物は実態がないもので、形あるものは、いずれ消滅して無となり、全てのものは仮の姿で存在するだけであり、思えば誠に自然の理だな。 
 神社に祀る神様のことを、権現と言うとおり、宗教上、この場合の権は仮と同義語だよ。
 また、歴史的にも、強大な軍事国家旧ソ連が、常食のジャガイモのスープを国民が満足に与えられないと言った経済破綻から消滅した様に、古今東西、栄枯盛衰は世の習いだ。
 家庭内の諸問題についても、社会や個人の価値観の変遷に伴い、同じことが言えると思う。
 人様がどの様に言おうとも、ワシは生涯をかけて信仰してきた仏教の教えから現実を見つめて、この様に観念した。諦めと違い諦観だなぁ』

 『この診療所も、ワシが英国から帰国し東京の勤務医をえて、故郷に恩返しするつもりで開業したが、家庭が崩壊した以上、ワシは引退する予定だ。 
 いずれは、市や県の意見を聞いて、正雄が継続するか他人様が継承する様になるかは、これからの問題として、ワシは売却処分する腹で、ワシ名義の動産・不動産売却で得る資金は、全てキャサリンと美代子の生活や教育資金に当てる考えだ。
 そうすることによって、ワシが先見の思慮もなく作り上げた、この家庭の崩壊に対する責任を果たす覚悟だ。
 帰国後、仕事の忙しさにかまけ、家庭内のことに目配りせず、成り行きに任せ、正雄とキャサリンを一緒にさせたことが、ボタンのかけ違いで誤りとなり、今日、その因果が結果として現れたのじゃ』

 『そこで、大助君! 君が勉学に勤しんでもらうために、美代子が周囲にいたのでは気が散り、君の為にもならんし、また、母子別々では可哀想なので、キャサリンと二人で英国に移住させることにした。
 キャサリンの母親も年老いて、この際、介護を必要としており、また、美代子も英国で大学に入り直し、例え一人でも生きられる様に腕に職をつけられる、好きな学部で勉強させるつもりだ。
 ワシのこの考えには、勿論キャサリンも同意し亡妻のダイアナも草葉の影からきっと喜んで賛成してくれると思う』

 『まぁ~ 君と美代子の恋愛は何処まで進展しているのか詳しいことは判らんが、傍目には好ましく見え、恋仲を裂くと言うことは残酷に思うかも知れんが、今はイギリスなんて一昼夜で行き来でき、盆と正月の休みを利用して会える時代で、耐えることも大事な人生勉強だ。
 ワシも若い時、俘虜として帰国など絶望的な環境の中で懸命に生きてきた。
 今度こそ、正雄やキャサリンと違い、ワシも熟慮を重ねて決断したので、君達も今迄通り、ワシの真意を理解して、それぞれの道を悔やまぬ様に、輝いて歩んでくれ給え』

と話して同意を求めたあと、つい口を滑らせて
 
 『大助君も立派な体格をしており、時には、若さに任せて、有り余る精を発散さえることが、例えあったとしても、”精力善用”で、のめり込まないことだな。 
 終戦時。わが国最後の陸軍大臣となり敗戦の責任をとり自決した阿南陸軍大将は、”一穴大臣”として妻以外に手を出すことなく有名であったが、いまでは、不倫は美徳とか言って有名になった俳優さんもおるが、医学的にも健康な男子なら、一度や二度は男の勲章だよ。
 ましてや、今時は昔と違い、姦通罪もなくなり、男女平等をはき違えて貞操の価値観が薄れ、売春防止法のないベルリンでは、大学の女子学生の中で高額な学費念出のため売春しているとのニュウスを耳にする御時勢だわなぁ~』

 と、苦渋の胸のうちを話した安堵感と緊張気味の大助の心を和らげる思いから、勢い余って話が脱線するや、美代子は顔面蒼白となり涙声で首を横に何度も振りながら、お爺さんの腕を思いっきり叩いて、抓りあげ
  「お爺さんっ! 私達、真面目に聞いているのに、なんて、とんでもないことを大助君に話すの」
  「わたし、その様な猥らなことは絶対にイヤだわ」
  「大助君が、そんなことをするのをお認めになるなら、わたし、一人になっても東京で職を探して生活するわ」
と、声に怒りをこめてヒステリックに言って話を遮ってしまった。 
 大助は、それまで、神妙な面持ちで、腕組みして聞いていたが、突然、彼女が胡坐をしていた大助の足先を横崩しにしていた足先で突っき、不安そうな目で彼を見つめて、早く自分の考えを話してよ。と言わんばかりの硬直した表情をしたので、彼はハットして美代子の顔を見て動揺していることを察知するや、明確な考えも浮かばないまま正座に座り直して姿勢を正し、はっきりとした口調で
  「お爺さん、お話の趣旨はよく判りました。僕の存在が原因になっていると思いますが大変な御迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」
  「事情はよく理解できましたが、心の整理をするためにも少し時間を下さい」
と、畳みに両手をついて頭をさげた。
 美代子は、彼の落ち着いた態度と返事に、この先どうなうかは判らないが、なんとなく彼の信念はゆるぎないないもと思い、それ以上話すこともなく必死に気持ちを静めていた。
 
 

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