うちの家族はとにかく、理不尽なことが多く、また、平気でどうしもうもない嘘をついた。
今なら、そんな頭のおかしい人は相手にしないのだが、普通に生まれて、生きてきてついてはいけない嘘を自然につく人がいるなんて誰が思おうか??
わたしは、全て本当のことだと思ってかなり振り回された。
これはかなり成長してからも続いている、、、
「そんな嘘をつく人がいるわけない。だから本当にちがいない。でも本当なら理論がめちゃくちゃだ、、、嘘なの?だとしたらなんでそんな嘘つくの!?」
と、悩む必要のないことでかなり悩んで無駄な日々を過ごしてしまった。
大人になるにつれ、「完全に嘘だ」ということがわかるようになると(それでもまずは信じてしまう)、そんな嘘を何のためにつくのか苦しめられた。
入社したばかりの頃、こんな出来事があった。
会社の先輩(面識なし)が転職して、父の会社に入社し、父の直属の部下になった。
弊社では優秀なことで有名だったので、名前は知っていたけど、仕事ではわたしの所属部署とは全く絡みがなかった。
ある日、何に機嫌を悪くしたのか知らないが父が
「○○が、お前は使えない仕事ができないおにもつで、みんなやめてほしいと思っているって言ってたぞ」
と、しつこく言ってきた。
隣で母はオーバーリアクションで楽しそうに
「使えるわけないのよ。みんなのお荷物で生きててかわいそう」とせせら笑っていた。
嘘なのだ。
彼はわたしの仕事ぶりどころか、おそらく存在だって、父の会社に行くことが決まるまでしらなかったはずだ。
でも、もしかしたら、彼とツーカーの人が今の部署にいて、わたしを本当にやめてくれないかなと思っているんじゃないかな?と悩み、わたしは会社に行くのが怖くなってしまった。
今思えば、ちゃんと仕事してたし、そんなこと言う人いないし、そもそも、自分の上司に間違ってもその娘が使えないなんていうわけないのだ。
でも、、わたしはとても傷ついた。
今でも思う。
なぜ、何のためにそんなことを言うのか?
父の頭の構造は父にしかわからないから、考えても無駄なことはわかっている。
でも、なぜそんなことをするのかわたしにはわからなかった。
ただ、ただ、ものすごく傷ついた。
人生を通して、親ほど私を傷つけた人はいないと思う。
嘘をついてまで人を痛めつける理由は今もわかってないけど、それでもそのときは親に嫌われている自分が嫌で、好かれたくていつも悩んでいた。
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