ご遺体搬送の徒然日誌

日本全国を走り回る遺体搬送屋の徒然日誌!

被災地

2016年03月26日 | 日記
先日、福島県の浪江町へ行ってきました。

浪江町は津波と原発の2つ被害があった被災地。

震災から5年が経過していますが未だ時間が止まったままの現実がそこにありました。

浪江町は報道で何度か見させていただきましたが、実際に自分の目で見て感じるのとは天と地ほどの差があるのに愕然。。。


やはり風化してはいけないし、原発というのは『諸刃の剣』だと再認識しました。世の中便利になればなるほどその裏には危険性がありそこは表裏一体なのかなと・・・

ただ、原発だけは事故が起こると人々の生活を一瞬で全て奪う凶器。

原発の再稼働だけはやはり好ましくありません。。。


特にこの福島県の被害はとても甚大。


津波の被害・・・

お話をお伺いしたら、ここでは10m以上の津波が家を丸ごとのみこんだようで約10名の方がお亡くなりになられたと。。。










町ではこのような除染作業が今も続けられています。



除染した土がこのような形でたくさんの場所に置かれていました。



今は、オリンピックに向けてたくさんのお金が動いていますが、被災地ではまだまだこのような状況でした。。。

様々な意見があると思いますが、個人的にはオリンピックにかけるお金があるのなら、被災地の為にお金を使ってもらいたいと感じました。。。


『復興』という言葉が最近では聞かなくなり、何事もなかったような生活を送っていますが今回の被災地を見てすごく考えさせられました。。。

被災してお亡くなりになられた方に、この場をお借りし改めてご冥福をお祈り申し上げます。

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