ふうろうぐさ まほろの ゆりかご ゆれる
ぜらにうむの かぐわしき まどべに
いつかしら まどろむ おさなごで あったような
はなびら つゆ ひとしずく したたる
かわき おさめる あまき ねむりの つゆ
いつのことか まほろの ゆりかご ゆれる
うまれてもいない みまかりもしないのに
そっと ながめている わたしがいる
はるなのだか にちりんの かげが みえない
ふうろうぐさ げらにうむ
どちらの なまえも しっていた
天沼春樹 書誌
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