自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

冬のやんちゃっこキャンプ閉幕

2015年12月28日 21時20分38秒 | 子ども向け主催事業
2泊3日の年末「冬のやんちゃっこキャンプ」が本日最終日をむかえ、
無事終了いたしました。

    

アイスクリームづくりに最後の雪遊び、そうじ・片付け、さよならの会…

最終日だって遊びます。そして立つ鳥跡を濁さず、きちんと掃除もしてくれました。

今回は初めて2泊3日の間親元を離れて過ごす、という参加者も何人かいましたが、
ここでであった友達・大人と一緒に元気に過ごしていて、
そして自分のことは自分でしていました。

3日間の様子は長期村のブログにてごらんいただけます。(<○日目>の部分をクリックでリンク先に飛べます)

<1日目>http://blog.goo.ne.jp/bunamori/e/f905dccdaf57a9f67505c037ba8709c9
<2日目>http://blog.goo.ne.jp/bunamori/e/55bd7e1fb8b80804be06eabe322e492d
<3日目>http://blog.goo.ne.jp/bunamori/e/607257fc6c85e4f83d686e18c3f2e52c

そして現在自然学校にはまだ帰省をしていない&しないスタッフ2名が残されました。
昨日の夜はみんなで夜の雪合戦をしていたと思うと不思議な感じです。

これにてぶな森の年内の事業は全て終了し、
次は年明けの「満喫!冬のぶな森生活」がまっています。

やんちゃっこキャンプ開始と同時に本格的に積もり始めた雪ですが、
年始キャンプの頃には更に積もっているでしょう。

年明けキャンプから始まった2015年も残すところあと数日。
今年もお世話になりました。
2016年もますますパワーアップを目指すぶな森を、どうぞよろしくお願いいたします。

(ちこ)

冬のやんちゃっこキャンプ 開催中!

2015年12月27日 16時43分53秒 | 子ども向け主催事業

ぶなの森の長期休みは、夏、冬、春の3つのシーズンで行われています。
その中の、「冬」は「年末」と「年始」の2回に分かれています。

そして今はまさに、「年末」の「冬のやんちゃっこキャンプ」が行われている最中です。



冬のやんちゃっこキャンプのディレクターは、ちこ。
2泊3日の期間で思い切り雪あそびが楽しめるよう、設計されています。

案内作成当初、予想していたより積雪が遅れ、雪あそびが危ぶまれましたが、ここ数日たくさん降っているため、十二分に楽しめています。
あと、懐かしスタッフの「バンビ」もボランティアで登場中!
年始の「満喫!ぶな森生活」にも同様にボランティアで参加するとのことですので、ぜひご訪問ください


詳しくは、こちらのブログを御覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/bunamori

(たつみ)

イエティくらぶ黒松内校12月 ぶな森工房へようこそ!

2015年12月15日 17時24分13秒 | 子ども向け主催事業
イエティくらぶ12月 「ぶな森工房へようこそ!」が行われました。

今回のテーマである「工房」を辞書で引いてみると「画家・彫刻家・工芸家などの仕事場。アトリエ。」とのこと。
そう、今回は「ものづくり」を色々行いました。
普段の野外活動と比べると、ちょっと毛色が違いますね。

作ったものは、
リース、染め物、しめ縄、パン作り、などなど。


工作は素材集めから、パン作りは最初の生地づくり・発酵から行いました!


イエティくらぶのブログの方で詳しく記事が書かれていますので、ぜひそちらをごらんください!

1日目の様子

2日目の様子



秋の忘れ物~バルブ締め

2015年12月10日 17時13分55秒 | 日常生活

冬が来る前に、済ませねばならぬ支度が色々あります。
既に根雪になるかもしれない雪が降っていますので、当然冬支度は終わっていてしかるべき。


なのですが、外の水道のバルブ締め・水抜きを忘れていた‥
慌てて雪を掘ります。バルブなんて1年で数回しか場所をチェックしませんから、だいたいこの辺だろうと検討をつけながらの作業。
雪の層は薄いものの、面倒な作業に、なぜ既に済ませていなかったのかと自己嫌悪。



無事終わりました。
凍って割れていなくて助かりました

(たつみ)

北の里浜プロジェクトin釜石~ハマボウフウ帰郷_行ってきた組

2015年12月08日 19時58分14秒 | お知らせ
ひとつ前の記事で「いってきます」の記事でしたが、今回は「行ってきました」の記事になります。
5日間の活動でしたので、ある程度簡単に。

参加者:高木、巽、リーハン、けいた、もんじぃ、エゾロックなど学生3名、計8名。


12/4 黒松内、小樽、札幌に散っていた参加者をぶな森のキャビンでピックアップ。
苫小牧の港に向かいます。西港と東港を間違えるも、時間に余裕があったため大丈夫でした。

21時にフェリーが出ました。
船の中で一泊するのは、ちょっとワクワクしますね。
海はそこそこ荒れていたのですが、大きな船だったので、あまり酔うことはありませんでした。
でも、船内のお風呂は波打っていましたね‥


12/5
4:45、八戸の港に到着。普段起きない時間かつ、なんだかんだ揺れで何度も目が冷めてしまったので、なかなか眠い。
朝一で朝市に向かい、ご飯を食べました。
ご飯とお汁と、それぞれ好きなおかずを買います。焼き魚、刺し身、塩辛、何でもありです。5時半の朝食でしたが、いつも以上に食べてしまいました。

その後、ひたすら南へ。
途中、もんじぃらから、当時の被災状況を教えていただきます。
ジョイの家跡地や、

当時復興支援で共に活動した幸和自動車工業の方を訪れました。
たくましく働かれている姿に、我々の方が元気を貰います。



そして、お昼に宝来館に到着。
今回のハマボウフウプロジェクトの方々と合流です。全部で20名ほどでしょうか。


挨拶の後、釜石の被災の状況を視察し、三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤さんからお話を伺います。
今回初めて被災地を訪問した人もおられ、ショックを隠しきれていませんでした。



ガレキこそ無いものの、沿岸部にはほとんど何もありません。

工事が至る所で続けれられています。
海には10mを超えるスーパー堤防が建てられ、居住区域には土が盛られています。

ひっきりなしにダンプが走っているので、車の窓もあっという間にホコリだらけ。
これでも土日なので少ないほうだとのことでした。

大槌町の役場


高所の津波到達地点


いたるところどころか、見るものすべてに津波の爪痕が残されています。
普段のニュースでは、もう東日本大震災のことを聞きません。しかし、今なおこの事実である、という事は知らずにいるべきではないと感じました。

その後は、今回の目的であるハマボウフウの移植、
のための、海浜植物の現状などの座学。

を受けた後、宝来館にて夕食、交流会と続きました。




12/6
本日が、ハマボウフウ移植の本番。
海浜の変化と状況について、ハマボウフウ研究会の漁師の方からお話を受け。


実際に、宝来館の近くの砂地に移植しました。

記者の人も幾人か来られていましたね。

その後、峠のカレー屋で昼食と振り返り。
文字通り山のようなカレーや、地域の食材であるチョロギ、薪ストーブで調理したおでんなどお腹いっぱい食べました。


このお昼で、ハマボウフウ移植の活動は終了。
皆さんはそれぞれの地域(東京、仙台、北海道、などなど)に戻られました。

北海道ねおす組8名はもう少し、お世話になった方などの挨拶が続きます。
世界遺産となった橋野の鉄鉱山をちょっぴりガイドしてもらい、その後に古民家改装しておられるお家を見学などなど。


そして夜は「よいどれ」改め「たそがれ」にて夕食・交流会。こちらにも復興支援の頃一緒に活動なさっていた方が訪れました。


最後にさんつなにて就寝です。
今も、仮設住宅の方はこれと同じ家で寝ておられるのですね。



12/7
もんじぃの作った朝食を食べまして、柏崎りゅうのすけさんのお家訪問ですが、仮設住宅にて狭いので、半分にわかれました。
残りの組は、さんつなで放課後活動をしているクリリンパークの見学を行いました。
手づくりの遊具が、むしろふつうのものより楽しい!

そして釜石を発つ最後に、佐々木さんやまさこさんらとお会いしました。
佐々木さんにはソバを打ってもらい、まさこさんには にや工房のオードブルを作っていただきました。
もうなんか食べてばっかりですね!



あとはもう帰るのみ。
釜石からひたすら陸路で八戸へ向かい、再びフェリーに乗りました。
12/8朝苫小牧着、札幌、黒松内でそれぞれ解散の形となりました。
以上、往復の2日間を入れて5日間の旅でした。


ハマボウフウの移植に関してです。
ぶな森では夏の長期キャンプ3週間目の最初に、チャレンジキャンプの参加者らと苗づくりをしました。
これは2週間目の途中に高木(ディレクター)から、たつみ(夏チーフ)に「やるぞ!」と急に伝えられました。
3ヶ月以上前からキャンプを計画していたのに、またそんな急な話を、しかも岩手の種を北海道で育て、またそれを岩手に返すのであればここで預かる意味は何なんだ?
と内心不満をたれていました。

しかし実際に、ハマボウフウプロジェクトの概要を神妙な顔つきで聞く子どもの姿、また被災地へのメッセージを書く姿を見て、やっと、「あぁこれはやる意味があったな」とわかりました。
実際、北海道にも東北や関東の子どもの参加者がおり、それぞれの胸にまた新しい「復興」の芽が宿ったのではないかと思います。

さんつなでは、復興を「地域の誇りを取り戻すこと」としています。
ガレキが無くなったこと、新しく家が建ったこと、それ自体が復興では無いという事です。
「釜石おいでよ いいところ」と市民が感じるように、言えるように。
もう芽は出ています。


釜石駅


三陸ひとつなぎ自然学校リンク
http://santsuna.com/

(たつみ)

北の里浜プロジェクトin釜石~ハマボウフウ帰郷

2015年12月04日 17時59分46秒 | お知らせ

ぶな森から岩手釜石へむけて車が出発しました!


 

東日本大震災で津波被災した海岸の海浜植生を、東北と北海道のネットワークにより取り戻そう! という活動をしている<北の里浜 花のかけはしネットワーク(はまひるがおネット)>主催の、 「北の里浜プロジェクトin釜石」にぶな森からも3名参加してきます。



以下、プロジェクトの概要です。
「東日本大震災で失われた海辺の植生は、徐々に回復してきましたが、防災工事で再び失われています。
現地で回復してきた海浜植物からタネを採り、活動に共感した北海道の市民らが育てた苗を、 地元の方々とともに植え、交流することで、将来の良好な海辺の自然と人々の支え合い学び合いにつなげていきたいと思います。
今回は、震災翌日から現地入りして支援に入ったNPOねおすの「黒松内ぶなの森自然学校」が、育てた苗を持って参加、 地元の釜石鵜住居に立ち上がった「三陸ひとつなぎ自然学校」と共催し、復興した「宝来館」で行ないます。」

ここ黒松内ぶなの森自然学校でも、釜石からやってきたハマボウフウを 夏休みの長期キャンプ中に植え、育てていました。
手伝ってくれたのは、3週間のチャレンジキャンプに参加していた6名の小中学生とボランティアさん。
     
その苗を、いよいよハマボウフウの故郷、釜石の海辺に返すときがきました。 プロジェクトは12月5日から一泊二日で行われます。 ねおす札幌事務所で他の道内参加者と合流し、 今晩苫小牧からのフェリーへ乗船予定です。 現在北海道は天候があれていますが、 無事釜石へハマボウフウがたどりつきますように!

(ちこ@ぶな森待機組)

アメと雪の状況

2015年12月02日 21時02分58秒 | 自然
先週、積雪の記事を書きました。
とはいえその後一直線に積り続けているわけではありません。
雨や雪が降って止んで、積もって消えて、を繰り返しています。


水たまりと雪。ちなみに表面は凍っています。


ゲストハウス入り口もいい感じ。これ以上振ると道の区別がつかなくなります。



ソーラーパネルもギリギリ発電できています。
来週辺りまででしょうか。あとすこし頑張ってもらいましょう。


(たつみ)

黒松内の冬キャンプ2015→2016

2015年12月01日 17時22分22秒 | 子ども向け主催事業
今年も残すところあと一ヶ月となりました。
そうです、あの季節がやってきました。
黒松内の冬キャンプ!

① キャンプ・お泊りが初めてでも安心、
年末2泊3日の<やんちゃっこキャンプ>

② 2016年一番に冬の黒松内をがっつり楽しむ、
5泊6日の<満喫!冬のぶな森生活>

の2つのコースをご用意しております。
詳しくはちらしをご覧ください。
(画像をクリックすると拡大されます)

 

お問い合わせ・お申し込みはお気軽に、
黒松内ぶなの森自然学校まで。

おまちしております!