ただの碁好きな麺や親父の雑記

麺や食堂爺のひねもすのたりのたりかな

商店の寿命

2016-10-24 08:56:14 | 音楽(ジャズ)

2013-08-03 08:09:00 | Weblog


企業の寿命は30年と言われています。
30年経つと状況が変わり、その業界全体が衰退したり消滅したりします。


個人商店の場合は40年ぐらいがひとつの壁になっているようです。

一人の人間が働き続けられるのがおおよそ50年、20歳から働き始めたとして70歳まで。
個人商店の場合を考えると、10年修行してから店を開店したと考えると開店から40年ぐらいで年齢的に続けることが難しくなってきます。


私の近所の商店街で廃業する店が続いています。
どの店にも共通しているのは、店主が高齢・店の設備も老朽化・業種業態の変化に追いつけない、ということです。

もし息子が継いでもやっていける売り上げと将来性があるなら継いで設備を更新すれば続けられます。
ところが店自体が時代の変化についていけてないとしたら、息子が継ぐ気にはならないでしょう。
で、店じまいとなります。


親子で一緒に働いている場合、設備面での問題がなかったとしても親の引退で手が足りなくなって閉店になるケースも見ます。
新たに人を雇うほどの余力はなく、身内だからいままでやっていけてたわけです。


こうして、私が子どもの頃から、あるいはそれよりもずっと前から商売を続けてきた近所の酒屋、お菓子屋、燃料屋、古本屋、電気屋などが次々閉店していきます。
わが麺や食堂も同様にバブル崩壊後は大変でした。売り上げは右肩下がり支払いは右肩上がりひどいもんでした。
開店40年正に一つの壁にぶち当たりました。
売り上げを上げるにはどうしたらいいのか日夜悩みました。
解決策は色々あると思いますが、麺や食堂は若い力に託しました。
長年商売をやってきた人間には想像できない事の連続でした。
大事なことはおいしいラーメンを作る。このことが何より大事です
今よりもっと美味しいラーメンを作るためには観点を変える、取り組む姿勢を変える。
そのためには若い人間の力を最大限生かすことです。
続きは後日