骨折・・・3ヶ月の入院生活を経て 未だ元の状態に戻れない母 87歳0ヶ月
子、4人それぞれに独立、そして夫を亡くし30数年・・・独り暮らし
何度か同居の話は出たけれど・・・
『ひとりが良い』・・・と
若いうち、元気なうちは誰もがそう思う・・・
やがて歳を重ね 足腰が痛み、体の自由を奪われ始めると 人恋しく
『どぉ~しようか』・・・と
私たち(子)もやがては このような時期が来るとは思っていても
現実になると・・・思いは様々 同居は、なかなか難しい
4家族 日替わりで母の介助、支援で在宅介護
スムーズに・・・軌道にのり 『良い感じ・・・』と思ってた矢先、転倒、骨折
在宅介護生活は もろくも崩れてしまった ・・・あっけない
入院中のDrから 『もうこれ以上の回復は・・・ そろそろ次の事を考えて』
『3ヶ月目の・・・くくり』 何もかもが3ヶ月単位・・・
良いも、悪いも無く・・・3ヶ月
現実の厳しさを 思い知らされる
なんとか受け入れて下さる施設が見つかった・・・が、ここも3ヶ月
昨日、入所
向かう車の中での会話
『何処に、行くん?』 ・・・リハビリをもっといっぱいしてくれる所
(事前説明、してるけど・・・)
『いっぺん、家に寄るん?』 ・・・ん~ン時間が無いから 寄れんのんよ
『どの辺?』 ・・・〇〇町
『遠くの方に行くんなぁ~』 ・・・大丈夫、車だから
走りながら、記憶に残る道々の思い出を話し・・・
しばらく走って・・・
『結構 遠いなぁ~』 ・・・そうでもないよ
忘れかけた思い出を手繰り寄せ 昔の話をしながら・・・
自分自身の環境を 理解できているのかどうか・・・
『はよぉ~ 家にかえりたいわぁ~』 ・・・もう少し足元が しっかりせんと
『歩けるんよ、いっぱい』 ・・・
『家に帰ったら ちゃんと自分で トイレ、行けるよ』・・・
施設に到着・・・
しばらく 共に時間を過ごし・・・
帰り際 『またきてな・・・』って
やむ終えないとは言え 心が苦しい
嗚呼、人生って・・・