今日で今回の出張業務を全て完了した。
大きな問題は無く、この結果は今タイで手がけている欧州モデルの設計が前進したことにもつながり一安心である。
実は帰国便(ロンドン-成田-バンコク)のアレンジがまだ決まっていなくて来週の火曜日にバンコク着であれば何とかアレンジできそうであった。
先週の木曜早朝にバンコクを出て以来、移動も含めると休み無しで働いているため火曜の午後3時くらいにバンコク着で水曜から出勤のつもりでいたがタイに連絡すると僕の担当する業務で日程アレンジが上手くいっていない部分があり、火曜の午後3時に日本とTV会議を予定しているので帰って来いとのこと。
日程アレンジが上手くいっていないのならその時点で僕がどこにいようと連絡が来ないといけないが、その連絡はなく帰国後の出社を見込んで会議だけ決めておいたということか。
日本とは7時間の時差があるので、こちらの定時間外にメール、電話を利用すればかなりの対処が出来たはずだがそこに考えが及ばず、ただ業務が放置されていたことに呆れるのと同時にこの人の下ではこれからもこの手のことで苦労するんだろうなと思うと一気に今回の出張の疲れが襲い掛かってくる。
しかし、会議には出席しなければならない。
久保田さんとスコットランドにある工場の庶務を担当しているヒロミさんにアレンジをお願いし、オランダ(アムステルダム)経由バンコク行きの便を予約する事が出来た。
この便だと日曜日の午後2時頃にはバンコク入りできる。
というわけで、一瞬日本に帰国してからバンコクに戻る予定はキャンセルになってしまった。
音楽仲間の女性の将来の旦那が反町あたりに料理屋を出したと聞いていたのでそこには立ち寄ろうと思っていたがしかたあるまい。
止む無く、今晩もジュネーブ空港近くのホテルを予約。
夕方5時くらいにはチェックイン。
少し寝てから夕食をとりにホテルのレストランに行く。
接客してくれたボーイさんは何処から見ても東洋人。
先に彼が生まれはどこかと尋ねるので、僕が日本人であること、仕事の都合で6月からはバンコクに住んでいること、今は出張でスイスに来ていることを英語で伝える。
「君は?」
と聞くと、彼は
「私は中国から来ました」
と答えた。
名は"JIN"ですというので、そりゃぁあんたけっこう強めのお酒と一緒ですね?と言うとウケてくれた。
いい奴だ。
僕が日本人であることを知った後、彼は片言の日本語で接客をしてくれた。
スイスではフランス語、ドイツ語は必修で多分客の中には英語オンリーの人もいるだろうから、おそらく彼は程度の差こそあれそれらの言語と母国語、そして片言の日本語も話せることを思うととても優秀なのに違いない。
今回の出張は、ホテルで、レストランで、本当に意外な出会いが多かった。
全部の旅程は7日のバンコク発に始まり、日本-英国(ロンドン・ヒースロー空港内のみ)-ベルギー-フランス(パリ・シャルルドゴール)-スイス-オランダ(アムステルダム)、そしてバンコク戻り。
なんとも豪勢な出張のようであるが、スーツケースと、液晶TVそれぞれ20kgを運びながらの移動はそれなりに大変である。
移動には電車も何回か利用。
カートの無いところでは手作業で運ばなければならないし、電車の昇降でも一苦労(電車の昇降口の高さがホームより高く、3段分のステップがついている)。
しかもそれらの作業はスラックスにネクタイ姿で…。
仕事といってしまえばそれまで。
行ったことの無い人たちから見ればとても羨ましく見えるであろう海外出張も、その目的によっては業務以外に大変な部分がある。
決して観光があるわけでもなく、ホテルと現場以外は移動のための通過点である。
それでもなお海外出張が好きなのは意外な出会いが待ち受けていることを知っているから。
すごく単純に胸の中にとても暖かなものが生まれる瞬間にいつもほだされてしまうから。
今回の出張もまた、そんな瞬間を幾つも経験しきっと忘れられない日々になったと思う。
来週からはまたバンコクでの生活が待っている。
充電は十分である。
大きな問題は無く、この結果は今タイで手がけている欧州モデルの設計が前進したことにもつながり一安心である。
実は帰国便(ロンドン-成田-バンコク)のアレンジがまだ決まっていなくて来週の火曜日にバンコク着であれば何とかアレンジできそうであった。
先週の木曜早朝にバンコクを出て以来、移動も含めると休み無しで働いているため火曜の午後3時くらいにバンコク着で水曜から出勤のつもりでいたがタイに連絡すると僕の担当する業務で日程アレンジが上手くいっていない部分があり、火曜の午後3時に日本とTV会議を予定しているので帰って来いとのこと。
日程アレンジが上手くいっていないのならその時点で僕がどこにいようと連絡が来ないといけないが、その連絡はなく帰国後の出社を見込んで会議だけ決めておいたということか。
日本とは7時間の時差があるので、こちらの定時間外にメール、電話を利用すればかなりの対処が出来たはずだがそこに考えが及ばず、ただ業務が放置されていたことに呆れるのと同時にこの人の下ではこれからもこの手のことで苦労するんだろうなと思うと一気に今回の出張の疲れが襲い掛かってくる。
しかし、会議には出席しなければならない。
久保田さんとスコットランドにある工場の庶務を担当しているヒロミさんにアレンジをお願いし、オランダ(アムステルダム)経由バンコク行きの便を予約する事が出来た。
この便だと日曜日の午後2時頃にはバンコク入りできる。
というわけで、一瞬日本に帰国してからバンコクに戻る予定はキャンセルになってしまった。
音楽仲間の女性の将来の旦那が反町あたりに料理屋を出したと聞いていたのでそこには立ち寄ろうと思っていたがしかたあるまい。
止む無く、今晩もジュネーブ空港近くのホテルを予約。
夕方5時くらいにはチェックイン。
少し寝てから夕食をとりにホテルのレストランに行く。
接客してくれたボーイさんは何処から見ても東洋人。
先に彼が生まれはどこかと尋ねるので、僕が日本人であること、仕事の都合で6月からはバンコクに住んでいること、今は出張でスイスに来ていることを英語で伝える。
「君は?」
と聞くと、彼は
「私は中国から来ました」
と答えた。
名は"JIN"ですというので、そりゃぁあんたけっこう強めのお酒と一緒ですね?と言うとウケてくれた。
いい奴だ。
僕が日本人であることを知った後、彼は片言の日本語で接客をしてくれた。
スイスではフランス語、ドイツ語は必修で多分客の中には英語オンリーの人もいるだろうから、おそらく彼は程度の差こそあれそれらの言語と母国語、そして片言の日本語も話せることを思うととても優秀なのに違いない。
今回の出張は、ホテルで、レストランで、本当に意外な出会いが多かった。
全部の旅程は7日のバンコク発に始まり、日本-英国(ロンドン・ヒースロー空港内のみ)-ベルギー-フランス(パリ・シャルルドゴール)-スイス-オランダ(アムステルダム)、そしてバンコク戻り。
なんとも豪勢な出張のようであるが、スーツケースと、液晶TVそれぞれ20kgを運びながらの移動はそれなりに大変である。
移動には電車も何回か利用。
カートの無いところでは手作業で運ばなければならないし、電車の昇降でも一苦労(電車の昇降口の高さがホームより高く、3段分のステップがついている)。
しかもそれらの作業はスラックスにネクタイ姿で…。
仕事といってしまえばそれまで。
行ったことの無い人たちから見ればとても羨ましく見えるであろう海外出張も、その目的によっては業務以外に大変な部分がある。
決して観光があるわけでもなく、ホテルと現場以外は移動のための通過点である。
それでもなお海外出張が好きなのは意外な出会いが待ち受けていることを知っているから。
すごく単純に胸の中にとても暖かなものが生まれる瞬間にいつもほだされてしまうから。
今回の出張もまた、そんな瞬間を幾つも経験しきっと忘れられない日々になったと思う。
来週からはまたバンコクでの生活が待っている。
充電は十分である。