『当時』との付き合い方。

2007-11-28 22:05:47 | 最近、たまたま楽しいだけです。
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 何でそいつが御殿場に居るのか分からない。何かの縁があったことは確かで、それに多少『当時』を生きていた僕は関わったんだった。でも、今回のことに関して言えば、「ただ再会した場所が御殿場だった」と言えば、そんなところだ。

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 ニホニチを訪ねて。

 富士サンという親方が居て、やはりその周りには親方をしたって、子分みたいなのが集まっている。ゴルフのジョーとか、箱根GOALとか、スピード・ウェイ、岩盤YORKとか、カートのジョーとか、豪奢NA・レストラーンとか、ピンポイントDESU美術館とか、一筋縄じゃいかなそうな輩が、周りを賑わしている。

 そんな、物騒なところに、何故わざわざ…!?単身で乗り込むのか!?
 まあ、ノリで行って来ただけだけど。



 そんなこんなで、昔の友達に会ってきた。
 基本的に毎晩、昔話をしながら、くるりの「赤い電車」を聴いていたわけだった。繰り返される、昔話。なかなか、普段お目にかかる代物ではない。なかなか、レアだ。そして、特に体に害はなさそうだ。

 僕は、目の前で会えたことを心から喜んでいる、そいつを友達と呼べなかった。友達なんだろうけど。

 確か、僕はそいつと寄り添うように生きていた。それなりに、楽しく。いや、愉快に。僕は兄弟がいないから、「兄弟ってこんな感じなのかなぁ…」なんて、酔っ払いながら、思い浮かべた気がする。いや、話したかもしれない。どちらでも、意味はないけど。でも、何となく、思い出すことがなかった。何故だか…。途中で、いつも思い出すことを止めていた。だから、割と長い間、僕の中では、空白の一年だった。

 確か色んなことがあって、毎日笑っていたはずだ。でも、何かとしか言えない何かに引っかかって、思い出すことを止めているふしがあった。だから、酒を飲みながら当時の思い出に一つ一つ、花を咲かせてみた。「酒って…、使える!!」(知っていたけど)それらに、適当な色を塗って、二人が疵付かない小品に仕上げていったんだ。片っ端から。ずぅらぁ~!!っと。

 確かに、毎日毎日、嫌になるほど色々なことがあった。「それを思い出した…!!」わけではないだろう。でっち上げたんだ、カッコ良く言えば、リメイクしたんだ。

 悪くはなかった。当たり前だ、基本的には毎日爆笑していた。何かの括りが悪くて、間が悪くて、勿論、僕の間が悪くて、その爆笑の日々を長い間、ほったらかしにしていたんだ。片っ端からの色付けされた小品を、大切にする理由もないけど、捨てておく理由もない。

 二人で、酒を飲まなければ出来なかった作業はなかなかの出来栄えで完成し、僕はまた雫石に戻った。

『当時』というものを、もう思い出すことはないだろう。だた、その中に散らばっていた、『当時』というものから、分離させた…(輝ける!)エピソードの数々を効率良く引き揚げることはあると思う。それらは、なかなかの作品だから、話したら聞いている人を笑せることぐらいは出来ると思う。

 

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