小さい頃から、何故だか吸血鬼に思いを馳せることがあった。、暗い闇の中での営み、人間の血を吸って永遠の命を維持する、飛べたり飛べなかったりする超人的な設定、それらの恐怖を呼び起こす…、とかではなくて。太陽の光を浴びたとたん、灰になって風の中に消えていく『お決まりのエンディング』に、心が惹かれる感じがしていた。多分、安心とは別なところで。 . . . 本文を読む
年明けから、何もする気が起きない無気力状態が続いていた。フルフェイスのヘルメットを被ったような、現実感のない状態が続いていた。年度末にはこういった状態に陥る為、余り焦らず、かと言ってイライラしながら無為な日々を過ごしていた。・・・!?不意に、今日、治癒した。 . . . 本文を読む
僕の中の言葉では、チャンネル『快』とチャンネル『不快』と言うのがある。僕は常に『快』『不快』を行き来して、積み重ねて、それなりに『括り』、生活としている。感覚において、常に原初であり続ける『明』とか『滅』を、僕はチャンネル『快』とチャンネル『不快』と呼んでいる。殆ど、意識することはないけど。 . . . 本文を読む
風で窓がガタガタと鳴っていたのを受け、100円のスウェットの上に職場で貰ったチャンピオンのパーカーをひっかけ、その上にフヒタから貰ったSHIPSのジャケットを羽織り、無理矢理に押し込めるようにしてチャックを閉め、そこらのジーンズを部屋着ズボンの上から履いて、長靴まで靴下で歩いて行き、外に出た。昨日の23時を回った頃。頑張って重ねた服はどれもコットンで、外の風景には向かない物だった。 . . . 本文を読む
どこかで、音に狂わされて、音によって惑わされて。一瞬、僕は『無音』を感じた。僕の周りのモーターが一切動いていなかったし、風も吹いていなかった。家族は寝静まっていたから、そして、僕も動きを止めていた。精度は落ちるが、一瞬の無音。 . . . 本文を読む
♪ブックマークに安代の『ゴトウ・シュウ』を追加しました。(新里陽一さん:関連)んで、連載『クリフハンガーな人たち③』一応、全3回を予定していたんだけど、実際は全く踏み込めないでいる自分に気付いた。軽く「あるんだぜぇ!?」ぐらいで構えていた。僕の軽薄な気質がモロに出てしまったと思う。仲間ぶるわけでも、同情をするわけでもなく、気障で間抜けな、最悪の方法を採ってしまったんだ。この際だから、リセットの意味も込めて、書きたいことを書くことにします。 . . . 本文を読む
学校帰りの中学生が、一心不乱に、雪が固まっただけの氷を、ガードレールに叩きつけていた。周りを全く気にしないその姿には、一種の神々しさがあった。その姿に魅入っていた僕は、信号の青に気付きアクセルを踏んで、その場を去った。それを、今思い出している。後ろでは、スーパーカーの『3アウトチェンジ』が、鳴っている。…関係があるようで、関係はないだろう。 . . . 本文を読む
今日はここでもお馴染みのKUDO=Iとテニスをしてきた。それも3時間。どんだけ仲がいいんだ!?先週、わけの分からぬまま、誘われ、はまった。今では、もうテニスの事しか考えられません。…いや、ただそういう話。本文とは無関係。 . . . 本文を読む
近況報告:白神山地(暗門の滝)を詣でてきました。荘厳!ブナ原生林。世界遺産という冠に見合う豪奢な施設の数々…。安全な遊歩道に見合った安全な観光客…。売れるもんは全部売っちまえ!と気合の入った屋台…。それらが白神山地を表すとは思っていませんが、「ま、いっか…」ってな感じでした。 . . . 本文を読む
僕らは社会生活を営んでいる。今僕が飲んでいる酒も社会がなかったら自分で作らなければならなかったし、そもそも社会がなければ、アルクホルの甘美な酔いを知る可能性はなかったかもしれない。幾ら万全を気取っても、孤高を振舞ったところで、僕らは実は一人では何もできない。
鳥の群れを研究した人が居たらしい。ココでは『鳥谷鳥助』とでもしておこう。何しろ、記憶が曖昧だし、えっと…確かカタカナの人だ。 墓地に通い . . . 本文を読む
「自閉は何処で閉じたのか?」
『自閉』の『自』(みずから)という字は分割不可能な『個』を表す意図がある。だが、例えば『私』、これは『公人』と『私人』からでも分かるように社会生活の中での役割だけを表したものである。(更には『俺』と言うのは『私』に性差をつけたもので、その分意味も無く、『個人』に近い。)一般で幅を利かせている『固有名詞』(名前)には初めから多くの情報が含まれており、産まれたままでの . . . 本文を読む