僕らは社会生活を営んでいる。今僕が飲んでいる酒も社会がなかったら自分で作らなければならなかったし、そもそも社会がなければ、アルクホルの甘美な酔いを知る可能性はなかったかもしれない。幾ら万全を気取っても、孤高を振舞ったところで、僕らは実は一人では何もできない。
鳥の群れを研究した人が居たらしい。ココでは『鳥谷鳥助』とでもしておこう。何しろ、記憶が曖昧だし、えっと…確かカタカナの人だ。 墓地に通い . . . 本文を読む
僕の膝には、余計な重さがかかっている。通販で買った1000円のセーターと人から貰ったウールのジャケットは10月20日に対抗するには至らなかった。二枚履いた靴下も機能するには至らなかった。最善と思った装備を、奥羽から吹き降ろす風は気にも掛けなかった。羊たちが文字通り身を削ったウールの感触は今はバックパックの中で重さにかわり、通販の温もりは、今余計な汗を呼んでいる。秋空の下、山小屋を修復した想像も付か . . . 本文を読む
映画にしか出来ないことは永遠にあり続けると思う。でも実際、僕は映画のことはよく知らない。映画のことを一生懸命書く雑誌が好きなだけで、そんなに観ないし、映画館はここから遠い。
最近、バトル・ロワイヤルを枕元に置いている。寝れない夜なんかに開くんだけど、今読んでも面白い。「中学生が殺し合う設定」が話題を呼んだらしいけど、僕は知ったこっちゃないし、書いちゃいけないことなんて今の世の中にはない。メインス . . . 本文を読む
月明かりの中、僕の背中を押すもの…。それは…松浦あや。そう、ラジオから聞こえて来るあややの声。彼女の声に集中し、熊を忘れ、恐怖心がつくりだす幻覚を避ける。…オールナイト・ニッポン、「デフリバ全員集合!」デフリバ…?バリ!筆(ふで)??詳しいことはよく分からないが、彼女たちのやっていることは川柳ではない。ピンクが好きで仕方ない女の子、ママに耳掘りを頼む女の子、等などで構成される個性的なメンバーと自称 . . . 本文を読む
怖いだろうなぁ…確か、怖かったなぁ…。極限状態だろうなぁ…。半径10キロ以内に誰も居ないんだもんなぁ…。誰か一緒に行ってくれないかなぁ…。朝日が昇るの見れるのになぁ…。何してるんだろうなぁ…。普通に考えたらバカなんだろうなぁ…。山頂はマイナスだって、言うしなぁ…マイナス…。雪なんか降ったら笑えるよなぁ…。でも、俺バカだしなぁ…。行くんだろうなぁ…。 . . . 本文を読む
「自閉は何処で閉じたのか?」
『自閉』の『自』(みずから)という字は分割不可能な『個』を表す意図がある。だが、例えば『私』、これは『公人』と『私人』からでも分かるように社会生活の中での役割だけを表したものである。(更には『俺』と言うのは『私』に性差をつけたもので、その分意味も無く、『個人』に近い。)一般で幅を利かせている『固有名詞』(名前)には初めから多くの情報が含まれており、産まれたままでの . . . 本文を読む
パキスタンのカシミール地方は旅したことがあって、僕にとって思い出深い土地です。とても美しく、人々が暖かい土地でありました。
そんな愛すべき土地が震災にあった。
此処に当時の日記や写真を公開して「救済募金」に少しでも協力できれば…。勿論!僕も少ない小遣いの中からなるべく沢山を捻出して募金します。
今回で「パキスタンを救いたい!」を終りにします。この中でカシミールに人たちが如何に愛らしい人々であ . . . 本文を読む
この辺りはどうなったんだろう…?
パキスタンのカシミール地方は旅したことがあって、僕にとって思い出深い土地です。とても美しく、人々が暖かい土地でありました。
そんな愛すべき土地が震災にあった。
此処に当時の日記や写真を公開して「救済募金」に少しでも協力できれば…。勿論!僕も少ない小遣いの中からなるべく沢山を捻出して募金します。
前の記事と前後してしまうのですが、宝石を掘りに『労働者』として帯 . . . 本文を読む
知り合った人の何人かは、瓦礫に埋もれているかもしれない。
パキスタンのカシミール地方は旅したことがあって、僕にとって思い出深い土地です。とても美しく、人々が暖かい土地でありました。
そんな愛すべき土地が震災にあった。
此処に当時の日記や写真を公開して「救済募金」に少しでも協力できれば…。勿論!僕も少ない小遣いの中からなるべく沢山を捻出して募金します。
2002年9月7日 SADPARA . . . 本文を読む
パキスタンのカシミール地方は旅したことがあって、僕にとって思い出深い土地です。とても美しく、人々が暖かい土地でありました。
そんな愛すべき土地が震災にあった。
此処に当時の日記や写真を公開して「救済募金」に少しでも協力できれば…。勿論!僕も少ない小遣いの中からなるべく沢山を捻出して募金します。
2002年9月6日
さて、寝坊をしたもののAliに叩き起こされて、…順調かどうかは分からんが、 . . . 本文を読む
パキスタンのカシミール地方は旅したことがあって、僕にとって思い出深い土地です。とても美しく、人々が暖かい土地でありました。
そんな愛すべき土地が震災にあった。
此処に当時の日記や写真を公開して「救済募金」に少しでも協力できれば…。勿論!僕も少ない小遣いの中からなるべく沢山を捻出して募金します。
2002年9月5日
ということで、スカルドゥ。ホントに美しいところだと思う。無数の清い川がこ . . . 本文を読む
前回の記事を書いて、「あ、一期舎だ…」って思った。媚を売っているわけでもなくて、売る必要もない。媚でもなさそうだし、褒めてもいない。憧れはあるがそれは、点眼程度の量でそれも「楽しそうだから…」という陳腐なものだ。
確かに…「アーテイストってずるいよね。だって、これはアートだから!って言えば全てが許されるんだもの!!」って、憧れを込めて言ってたのは、ウェブログ上の丁稚だったりする。私は前回「アート . . . 本文を読む
構想を持ち、ちゃんと完結させて、イメージと妥協のバランスをとり、修練を最低限に抑え、何らかの作業を貫徹して、形になったものはアートであり、質問に対して真摯に答え、少し間の抜けた服を着て、少し間の抜けた会話を挟み、一見すると不真面目そうに生活していればアーティストである。奇声を発する、毒霧を吹く、寝ない、身体を壊して入院する、霞を食べる、木の上に暮らすなどの行為は特別な場合でない限り必要はない。
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『2005年うつうの旅』には、勉強不足からくる自由度の高い屁理屈を収めている。
広がりは無限大で、妄想は高く舞い上がる。
私は専門家のコメントを心から待っている。
そして!それをいなして、また途方もない妄想の旅に出るつもりだ。
仕事が溜まっているのに酔っ払ってしまいました。
この辺にて、失礼します。
皆さん、良い夢を。 . . . 本文を読む
月曜日に「里山を訪ねる。」というテーマで、家の窓から見える山に登った。雫石町の鴬宿温泉の近くにある男助山です。登山、温泉、生ビールってのはやっぱりゴールデン・トライアングルでそれを備える雫石は偉大だ。
山に入る、何の変哲もない低い山である。道脇の栗は悉く拾われており、里山ならではの生活臭が漂う。偶には、珍しくもない雑木林を愛で、何処にでもあるような花や植物を冷やかすのもいい。しばらくすると通行止 . . . 本文を読む