まだ、何も生まれない状態で、夏が終わり秋も去った。思いもよらない半年は、僕の身体を少しだけ強靭にした。概念やイメージに酔っ払い、僕は触ったことのない道具を振り下ろした。刻々と変化するように見える、目の前の自然は、次の週には元通りになりかけていた。もっと、「概念やイメージを強化し、もっと酔っ払わなければ…」そんなことを呟いていた、と思う。 . . . 本文を読む
ギザギザした頭を持て余していたので、山に入ることにした。時折、まま、山には『道』がついており、谷間を縫うだとか、稜線をなぞったりしている。どれも、何処かへは連れて行ってくれる『道』だ。その道の先には、白いモノがあった。それだけで、十分だった。*関係ないけど、はなみずは『ビニールハウスの骨格を譲ってくれる方』を探しています。 . . . 本文を読む