透明な石2011②

2011-06-07 08:09:12 | AROUND THE N818

 

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『透明な石』用に、頼まれた雑務です。ここでやります。展示は今はやっていません。
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 イメージ広がる画像表現
 盛岡市の会社員伊藤暢浩さんの個展「空間と時間」は、雫石町源大堂のイエロープラントギャラリーで25日まで開かれている。
 20センチ四方の写真パネルを等間隔に90枚並べた平面作品。切り取られた「空間と時間」を配置し、見るものにイメージをゆだねる。
 デジタルカメラで撮影し、コピー用紙に印刷。光沢を出すためにアクリル絵の具に混ぜるメディウムを接着剤代わりに使いパネルに張り付けた。同じ大きさ、素材のパネルを盾に3枚、横30枚に配置した。さまざまな場所で撮ったスナップ写真が中心。神にメディウムが浸透し、絵柄の輪郭がにじむ。関連性のない写真を集めることで意味も曖昧に変化する。「できあがったイメージをあおるような写真は好きではない。純然たる視覚表現として、物語性を持ちこまないことを意図した」と語る。
 伊藤さんは1980年秋田県生まれ。岩手大学教育学部卒。午後0時半から午後5時まで。火曜休廊。
 2010年4月3日(土)~25日(日)  岩手日報より
 力強いアルミの竜巻
 東京都の彫刻家中村ミナトさんの作品展「tornado 2010」は、雫石町源大堂のイエロープラントギャラリーで30日まで開かれている。
 アルミの平面をつなぎ合わせて、竜巻(トルネード)を表現した。平面は90度と100度の角度で規則的に折れ曲がり、力強く渦を巻く。「周りを巻き込んで、空に向かって上昇する竜巻のエネルギーに興味がある」という。展示空間に合わせて作品を二つの部分に分けて展示。大きい方は幅260センチ、奥行きは200センチ、高さ189センチ。小さい方は幅203センチ、奥行き170センチ、高さ112センチ。「空間にとけ込みつつ自律することを狙った」と語る。
 1947年東京生まれ。武蔵野美大彫刻科卒、同専攻科修了。
 2010年10月4日(月)~10月30日(土) 岩手日報より
 
 
 あと、一個ある。盛岡タイムスのがある。夜、やる。
 季節の深い呼吸の歌
「SHIZUKUISHI会議-3つの報告展~山々からの、季節の深い呼吸の歌がきこえる。」が28日まで、YELLOW PLANT GALLERY~N2スタジオ繁殖する静物=雫石町源大堂68の2で開かれている。県内在住の作家3人による17点が並ぶ。
 高杉隆さん(38)の「無題」は、中央に広がる緑の層が、かさぶたのように下の層にある絵を覆う。10年ほど前に描いた自画像に紙を張り、それをはがして再び自画像の末端を露わにさせた。「風化したものが好きだが、それらは大体はがれたりしている」と高杉さん。物質に内包している色を追い続けている。
 濱千尋さん(25)の「無題」は、オイルパステルを用いて、淡い色の重なりを生み出している。そこに鉛筆や色鉛筆で、少女やゾウなどの登場人物に息を吹き込んでいく。所々に書き連なる。余白に何か面白い線や形がほしいと思っていたところ、文字がしっくりきたという。
「ある時、絵筆を介すると、自分の直感を思うようにキャンバスにぶつけられないことに気がついた。以来、手に着色剤を直接持って描いている。場合によっては画面上をパレットにし、手で色を混ぜ合わせたりもする」と濱さん。
 大村理文(31)の「Connect」は、オレンジの背景に真っ青な電気コードがひねくれている。扇風機のコードという。土台からコードが派生し、自在に形作っている姿を切り取った。「部屋にあるもので面白い形を探していたところ、電機線に目がいった。意図せずできた形が興味深い」。
 入場無料。午後0時半から同5時まで。火曜日休廊。問い合わせは、同ギャラリー(電話692-0948)まで。
             2010年7月31日(土)~8月28日(土)  盛岡タイムスより
 現代美術11人の作品
 雫石町のN2スタジオ 油彩立体と多彩に
 現代美術の作品展「STANDING EXHIBITION」が31日まで、雫石源太堂のN2スタジオ「繁殖する静物」のギャラリーで開かれている・県内を中心に11人の作家が出展。油彩画あり、木製の楽器のような作品ありよさまざまな手法で自分の持つイメージを表現している。
 同スタジオを主宰する現代美術家の新里陽一さん(61)は立体造形の作品を展示する。5年ほど前から取り組んでいる「水の呼吸」シリーズの一つ「水の姿」は合板で作った箱をさまざまな形に切り取り、水彩絵の具で着色した作品。赤は夕日が当たっている様子、緑は木の下にある様子。箱の中にも「水が流れて岩に当ってしぶきを上げるイメージ」という立体がそびえ、水を色と形で表現する。
 同ギャラリーはもともと新里さんのアトリエとして造った空間だが、多くの作家が現代美術関係を発表する場にしたいと04年5月にギャラリーとして開設した。新里さんは「現代美術は見る人によって感じ方は違う、自由に楽しんでもらいたい」と気軽な来場を呼び掛ける。
 午後0時半から同5時まで。火曜休廊。雫石町源太堂68の2、電話番号019-692-0948

 


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