アート@つちざわ 2007

2007-11-16 13:09:58 | 最近、たまたま楽しいだけです。
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 得体のしれないモノの力強さについては、他で書いたことがある。アートと呼ばれるそれらの存在感を何かに例えるとしたら、「その周りだけ、完結しているような空気感」でいいと思う。シュッとした感じ。ドッグファイトで相手をロックオンした感じ。「ピ、ピピピ…、ピィー!!」(安全装置を切って、ドッシュ!)って、感じ。勿論、ドッグファイトで相手をロックオンしたことないけど。…なんだ、そりゃ!?


 その昔、あるアーティストと口論になったことがある。二人とも、しこたま酔っ払っていた。アートのアの字も知らない人間が、噛みついたのは、不安に襲われたのと、酒を飲み過ぎていたせい。

 その人は自分の作品を『:::』と言っていた。その比喩がとても下品でチープだった。僕は、シュッとした確信があると思っていた。だから、不安になった…『:::』だって!?そうなの!?って…。「そりゃないだろう…!カッコつけて卑下してんじゃねぇ!!」って、噛みついた。真意を読み取るには、アルクホルが回り過ぎていた。

 最近になって、こう思う。

 なくても困らないものを作っているんだ。ただ、身体から溢れ出てくるだけ。滲み出ちゃうだけ。身体が排出しようとするだけ。排出するとスッキリするだけ。特に、意識をしているわけではなくても、結果的に表に現れちゃう。それが、時に人の感動を呼んだりするんだけど、それは意図しているもんじゃなくて、どちらかと言えば生命活動に近いもの。二次的に感動があっても、当人からすれば、それはもう外に出しただけのモノ。
 それを例えて『:::』と言った。その人は、カッコイイ人だったので『:::』と言った時も、様になっていた。もしかしたら、僕は、そのことに噛みついたのかもしれない。下品でチープな比喩の上に立ち、凛として、シュッとしている、その人に嫉妬して。

(電話か何かで確認したいんだけど、忙しい人だし、小さな出来事だし、覚えていないかもしんないから、空を想って完結することにする…)


 結論として、圧倒的な存在感は、そういうものに宿るのかもしれない。十分に練られた、いや、ただ結果的に練られて、そして表に現れるモノ。仕方なく、無自覚に排出されたもの。それらを、宇宙と呼んでもいい気がする。作意なんて置いといて。善意も悪意もない純粋なモノ。ごく偶に、そんなものに感動する。練られた経緯は知らないけど、そうやって純粋に他の世界から、排出されたモノを、大袈裟に感じて、宇宙。


 そんな話()とは関係なく、アート@つちざわは今年も面白い。

 実は雫石ギャラリーも、面白い。





 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
@つちざわ (つぶとろ)
2007-11-17 00:55:48
去年、出掛けたのがきっかけで、いろんなことに遭遇した一年でした。



今年は、灯油泥棒に遭遇して、警察に事情聴取なるものを受けました。



そんなに大きくない通りに響き渡る大きな声で話す人にも遭遇しました。



大切な作品を少し破いて、冷や汗をかきましたが、笑って直してもらいました。



そんな土沢に、あと何回か出掛けます。
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あたしも行きます (いちごや)
2007-11-17 13:56:39
あ、間違えた。
あしたもいきます。

午後4時牛乳倉庫
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時には、旅る!! (はなみず)
2007-11-26 11:45:05
返信遅れました、たて込む理由もなしにたて込んでいました。

何をしていたかと言うと、何でもない空白の時間に、酒の力を借りて、キーワードを付けて来たんですが。静岡まで行ってね。富士山麓の、美しさについては後日、報告することにして。

僕の旅らしくて、とても良かったです。
何もしないけど、深読みが出来る時間…。躓いた時間を、効率良く、埋める時間。

30になって、嬉しいです。来ました!!

これから、無敵っぽいです。

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