Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

バカンス命

2010年02月10日 | 旅の話
 日本行きまであと3週間弱。旅行のプランニング(といっても超アバウトだけど)が生き甲斐の私は、日本で何をするか、食べるか、さくさく計画中。

 昨日は糖尿病ネットワークというサイトにて、いくつか帰省中に参加できそうな学会や講習会をみつけて申し込みました。ひとつは米の医療機器メーカー主催の、インシュリン注射手技に関するシンポジウム。ステノでは毎日この注射手技について患者さんに指導しており、身近なテーマなので楽しみ。
 もうひとつは、とある病院で行われる、日本栄養・食糧学会。健康食とこちらで呼ばれる日本食。きっといいお勉強になるはず。そして国際内分泌学会。国際学会なんて初めてだけど、おもしろそうだから(発表するわけじゃないので、超気楽)。

 あと糖尿病とは関係ないですが、根津美術館にて特別講演会「水墨山水を味わう」なるものが催されるようなので、それも申し込もうかと。(問題は申し込みに必要な往復はがきをどうするか…)


長い改修期間を終えた新・根津美術館。

 そんな日本帰省の準備の中、じわじわと夏休み前休み(6月)、さらに夏休み(8月)の予定まで計画中。
 ステノはなぜか8月までの休暇申請締め切りが恐ろしく早く、今年もなんと正月が明けたとたんに締め切り。なのでクリスマス前から家族と話し合い、いつ、どれくらい休暇を取るか決めておかなければいけません。

 私達はあまり暑くなる前、初夏の頃に1週間、そしてデンマークが秋めいてくる8月後半に2週間取ることに。

 昨年サンセバスチャンとかバスクを旅行し、完全に北スペインにはまってしまったので、今回はバスクよりさらに奥、ポルトガルの上、ガリシア地方へ。バスクを通過するサンチャゴ巡礼路の終着点であり、世界3大キリスト教聖地のひとつ、サンチャゴ=デ=コンポステーラに行きます(他の2つはイスラエル、そしてバチカン)。
 ガリシアはスペインとポルトガルふたつの文化が混ざっていて、郷土料理では豊富なシーフードが売り。おおう…。すでにコペンーバルセロナ間の飛行機チケットは購入済みなので、バルセロナからどう行くか考え中。レンタカーで途中バスクに寄っていくか、それかバルセロナからサンチャゴまで飛行機で飛び、レンタカーでガリシアを回りつつ、ついでにポルトガルまで足を伸ばすか(ポルトまで近い)、ただ今考え中。


サンチャゴ巡礼路のゴール、カテドラル。

 そして8月の旅行は、まずローマに飛んで、そこから車で南イタリアをさすらう旅へ。ヨナスの希望であるポンペイをみて、あとは結婚式をしたポリニャーノを通って、友達の故郷であるレッチェ(ブーツのかかとの先っちょ)まで南下してのんびりするか、新婚旅行では周りきれなかった、シチリアのタオルミーナまで行くか。けっこう行き当たりばったり旅行の予定です。
 日本帰省前であまりお金を遣いたくないのですが、今色んな格安航空会社がセールをしているので、今のうちにチケットを抑えておくというのもあり。ちなみにTransaviaという格安航空会社は、今日と明日バレンタインセール中。
 

映画「グラン=ブルー」の舞台になった、タオルミーナ。活火山のエトナを遠くに、遺跡も美しいビーチもと贅沢な街。


 ヨーロッパ人はバカンスのために生きている、と前聞いたことがあるけど、特にここ北欧では納得。夏のバカンスでパーッと楽しんでおかないと、本気で冬鬱になりますから…。

 そんなわけで、今年は歴史的寒波といわれる真冬ですが、バカンスのことを考えて楽しく乗り切れそうです。