ひとしきり悪ふざけの類が済んでから、プレゼントした谷川俊太郎の「ともだち」という小学1年生向けの絵本を、自分で読めるくせに、読んでくれと甘える。
ともだちって かぜがうつっても へいきだって いってくれるひと。
ともだちって いっしょに かえりたくなるひと。
ともだちって おかあさんや おとうさんにも いえないことを そうだんできるひと。
なかまはずれに されたら どんなきもちかな。
しっぱいを わらわれたら どんなきもちかな。
ないしょばなしを されたら どんなきもちかな。
などと、こどもの世界でおこりがちな場面を想定して、こどもたちに考えさせようとする言葉が並んでいる。
幼稚園に通ったから、そこでの交友関係の中で経験したものがあり、納得できる部分も少なくないようで、相槌を打ったりしながら、ときには理解に苦しんで「え~っ」と声を上げたりもする。
なぜそうなのか、説明してあげるが、本当に納得したかどうかは分からない。
しかし、心のどこかに留めておいてくれさえすればよいのだ。どこかで分かる時が来る。
読み終わるとしばらくして寝息が聞こえてきた。
それと同時にじいじも沈没したようである。
時々目が覚めたが、そのたびに寝ている姿勢と位置が違っていたが、よく寝ている。
前夜から確実に一皮むけているのである。たくましいことだ。
昼間は八景島シーパラダイスの遊園施設に出掛けた。
身長120センチ以上が搭乗の条件のジェットコースターに勇んで乗ろうとしたが、どうみても身長計の120の目盛に指2本届かない。係りの人は「おまけしてもちょっと」というので止むなく断念。指1本なら何とかおまけしてもらえただろうに、残念なことである。じいじも久しぶりのコースターに乗れずガッカリであった。
120センチに指2本足りないことは相当不便で、ちょっとスリルがありそうな乗り物はみな駄目である。
夏休みまでには伸びるだろう。
釣り堀でアジを8匹も釣り上げてキャーキャー騒ぐ。でも、ピチピチ動くアジはとても触れない。
ピチッと跳ねるだけで指をひっこめるありさまだが、ぐったりしたアジを恐る恐る手のひらに乗せて握ろうとする。と、最後の断末魔でビクッと動くだけでキャーッと一声発して放りだす。
触りたいけど怖いのである。怖いけれど、どうしたって触りたいのである。
その場で空揚げにしてもらい、ビールのつまみにした。
昨日から春の海が続いている。風がやさしい。
八景島へダッシュ!
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