「きゃ~~~失敗した」
「なに・なに・・」
焼きたてパンで朝食の予定~~の朝、
ホームベーカリーが良い香りと出来上がりのお知らせ通知音を鳴らし~~
蓋を開けたところ・・・「,,,,,,,,」
容器からふっくら盛り上がったパンが見当たらない・・・
覗き込むと半分以下の所に少し・・・パンの様な物が・・
「イ-スト入れ忘れた・・・・失敗した」しかもご飯入りパンです
取りだそうとするも・・いつもはコトっと出てくるも・・・全く出る気配無し
焼きたてで熱いので逆さにして振るしか方法が無く・・・何度も必死で挑戦すると
ドテッと落ち・・・「なん・・・これ・・・」なんだか良く判らない物体
見た目表面は焼いているのでパン、
触った感覚はご飯が入っているので押さえるとお餅の感触・・・・つきたてのお餅に近い
切ろうとすると・・・粘りが強く切れません...無理矢理押し切り(硬い粘りのある白い羊羹とでも)
画像は底辺を上にして切ったところ・・本来底辺の2倍以上に膨らむ高さが・・・底辺より低い・・
簡単に言うと『炊いたご飯と小麦粉を混ぜ、焼いた物』
変わった新しい物好きとしては・・無論違和感無しむしろ見た目結構美味しそう
「別に毒じゃないし食べようや~~以外にいけるかも」「食べられるやろうか」
予定どおりこれで朝食
食べて見て・・・・・・・・「結構好きかも~~~」
しかも圧縮されている感じで3口で食パン2枚分食べちゃいました
小麦粉に酵母やイーストを入れず、発酵させずに焼いた食べ物は沢山ありますが・・・ちと違う
炊いたご飯を練って焼いた食べ物、・・・思い当たるのはキリタンポ・・・しかし食感が違います
南九州には餅米を竹の皮で包み灰汁で炊いた”あくまき”という保存食があります
しかし餅米では無いのでそこまでの粘りはありません
米粉を使ったお菓子や白玉団子に近い食感・・・でも違います
でも・・でも・・・
「どこかで食べた事ある懐かしい食感だよね~」「そうなんよ・・なんかな~~」
これが何であれ・・美味しい食べ物か、もう二度と食べたくない食べ物かと言えば・・
「美味しいし、また食べたいけど~~」「私は・・まずくはないけどもういい」
そして・・・またお昼にちゃんと酵母を入れ”ご飯パン”を焼きました
余り膨らまない”ご飯パン”でも底辺の2倍ぐらいの高さがあり・・表面もパンです
基本的に無発酵の小麦を焼いた食品、チャパティーやトルティーヤなど堅めのパンが好きなので
そこにお米のもっちり感が加わったパンは嫌いでは無く・・・むしろ好き
後日残り半分を焼き食べましたが~~焼いたお餅に近い・・これはこれで新しい食べ物
昔から人間は、どうしてこんな物をこんなふうにして食べるなんて誰が考えついただろう・・・なんて食品がありますが~~
たぶん失敗から出来た物も有るのではないでしょうかね~~~
「今度イースト少なめで作ろうや~~~」「え~~~美味しくない!」「・・・」
ここのところ例えホームベーカリーによるパン作りといえ、自信を持っていたので・・ショックだったようで
もう”無発酵ご飯パン”を食べる機会は無いでしょう
失敗は成功の元、失敗あらずして生まれる物なし、これが大事な失敗となるのか~~。