取り立てて お宝が眠っているわけでもないのに
父と母は いつも倉庫に鍵をかけていた。
その為 倉庫の中のものを出す度に 鍵はどこ?
と、引き出しの中を探し、
また戻すと言う面倒なことをし続けている。
今朝、電話がかかってきた。
「倉庫の鍵を持って行った?」と。
いえいえ、このところ倉庫の中を触っても居ない。
また、背の曲がった 小さな母には 倉庫周りは足元が悪いから
「倉庫には物を入れず 充分空間に余裕ができた 家の中に
なんでも保管すればよいからね!」
と、告げていても、
お買い得品を見つけてきては
例えば お砂糖、洗剤・・・を、倉庫に保管し
孫娘や私に 渡すのが楽しみとなっている。
「鍵がない!」
と言って きっと今頃 がさごそ 家中を探し、
アーーくたびれた
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と、寝転がっている様子が眼に浮かぶ。
何かをなくし、探し、の繰り返しの
老いた母。
次に行く木曜の夕方には 探していたことも忘れて、
そういえば、そんな電話をかけたかもしれない・・・?!
と、ケロッとしているはず
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