霜が降りていた。
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今日の母は、
物盗られ妄想 が、また始まりました。
この対応が、一番 嫌です!
母に 憎しみ を抱きます。
買って渡した 大好きなお煎餅を 自分で
デイサービスがある朝は
必ず 衣装ケースの中にお菓子を隠して 出かけています(知ってるわよ)
自分でも どこに隠したか 分からなくなり
ガサゴソ 探していたようです。
そこへ お茶を届けた際、
「パパが私のお菓子を食べたわ」
丸で見たかの様な口調。
始まりました!
そんな事 する訳ない!
と、きっと私は、母に鬼の形相で、接したのでしょう。
どれ程 良くしても伝わらない。
こんな母に嫌気が差します。
そこへ、干した布団を、母のベッドに戻す際 「どいて」
この言い方が 発端となりました。
「もう こんな家で気ーつこうて、世話になりたない!
施設の方がええわ」
丁度 3時にケアマネージャーさんの訪問予定の日でした。
早速 電話をかけ、
「もう限界です。施設に入りたいと申してます。何処か無いでしょうか?」
と、相談した。
これ迄3度利用した、ショートスティに今晩から日曜の、夕方迄
丁度、空きがあると、調べて貰って。
取り敢えず お願いすることにしました。
母は「伊勢へ行く」
「私のお母さんはもっと優しかった。こんなに叱られてばかりなら、、」と、興奮していました。
私も 売り言葉に買い言葉。
「えー、どうぞ!好きにして下さい。私のお母さんは私を困らせてばかりで、少しも優しい言葉も掛けてくれんかったけど」
認知症相手に言っても仕方ない言葉が 出ました。
こんなに尽くしても わってもらえないなら、
もう、限界なのでしょう。
ケアマネージャーさんから、
日曜の夕方迄のショートスティ
迎えに行って その翌日は、デイサービス。
そして、23日から3月10日迄
同じショートスティで と。
手配して下さりました。
その間に、グループホーム等 調べて 適切な施設を選ぼう と、思います。
という訳で
今 母を車に乗せて ショートスティ先に 送って行きました。
車中も、
「あー、これでいじめられなくて済む」と、母。
「あー、これで 面倒見ても文句言われなくて済む
せいせいするわ」
と、言い返し、
「部屋に置いてきた私の服、勝手に盗まんといてや!」
「あんな服誰が盗みますか!」
「憎らしい子になったな」 と母。
「そうや、あんたの娘やモン」
ジャブの応酬は続きました。
いつの日か、
母を施設入所させる日が来る と 願っていた。
その時には、【良くやった私! 】
と、送り出そう と
想像していましたが、
ナント、ナント、
後味悪いものになりそうです。
今後も
母が 私に求める形と、
私が、母に与えた環境や気遣い の溝は 埋められないでしょう。
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母を送って 車から降り
見上げたら、
庭の 花桃の大木には、
蕾が膨らんでいました。