どこかで見かけた懐かしい顔が、話しかけてきた。
わーー、お久しぶり
お元気だった？
依然住んでいた我が家を買ってくださった方（Kさん）のお嫁さん。
賢かったお坊ちゃんお二人はどうされている？
うん、上の子は、A教大に行っていて、
下の子(3女と同じ年）は京都の大学で下宿しているの。
などと近況交換をした。
長女は、京都で学生時代を送り、いったんはこちらで働いたんだけど
戻って、京都の方と結婚し来年早々里帰り出産
が待っているの！わーーもぅ、おばあちゃんなのね
T(2女）チャンは？
キャリアウーマンみたいにしていているわ、次の春休みに結婚
わーお幸せなお宅ね！
3女のSちゃん（2男と同じ年）ちゃんも 3人とも西高に入ったと聞いていたわ！
2男さんは京都というと京都大？と、尋ねると、
そうなの！
やはりお小さい頃から、賢そうだったものね！
鉄道の名前や駅の名前など、記憶力が優れていて、
成長が楽しみ！っテ思っていたんですものね。
ある家庭の一時期を知っていて、
または、一緒に子育て時代をすごした方に再会したりして、
お互いに報告しあえる（口に出来ない淋しい事がないというような・・）状態でいられた時、
お互いが過ごしてきた濃厚な時間に思い遣れる・共感しあえる。
ほんの短い時間の立ち話であったんだけれど、
一日しみじみと、暖かな気持ちで過ごす事が出来た。
またね!と別れて、エレベーターに乗ったとき、
鏡に映ったわが顔を見たら、白髪やら皺の顔に眼を逸らしたくなった。
夫に、お互い年をとっていたよね！？と尋ねたら、
夫曰く、「二人ともスタイルがいいから、大丈夫！」ですって。
変な慰め方をしてくれた
家族でたまに、あの方は今どうしているかしらね・・？
と話題にするけれど、あの人も同じことを思って暮らしているのかも
あの方の、今が、 どうぞ、平安な日々でありますように・・・
