夫は朝からそわそわ。
自分が30年前に同じ言葉を私の父に言う為、
私の家に来た日はどうだったっけ!?と
二人で思い出しては、そういえばおじいちゃんはずるいかも・・?
だって、話をはぐらかして、承諾のような言葉を言わなかったよ!
なんて、あれこれ言いながら、
リビングを掃除したり片付けたり、ソファーを対面に並べたり・・準備をしつつ・・、
口上をあれこれ考えているのか、ぶつぶつ独り言を言っていた。
傍で姑が何か話しかけても、「ちょっと静かにして!」
生真面目な夫に生真面目な彼が、
言いにくそうに切り出した瞬間、
夫はきっと大切に育てた長女を盗られてしまう!って思いつつ、
「泣かせるような事はせず、大事にしてやってくれ!」って父親らしい言葉だった。
お昼過ぎに、まだ長女たちが到着する前に、
持たせる手土産を買いに松坂屋に行った。
その後スタバでお茶しながら、二人でしんみり・・。
今日こそ、何だか我々は真に夫婦になったんだって思った。
自分達が育てた大切な娘が、人の手に渡っていく。
でも、いつか来る事ってわかっていた瞬間が、もうすぐ訪れる。
女の子を育て、嫁がせていく、
こんな一つ一つのプロセスが、親と言う立場に与えられた幸せ!
やらない!って言う事もできる、しかし 長女の幸せを願うのが一番!
いつにも増して今日の夫は 本当に良い人だなっ て、惚れ直した一日でした
3人も育てても、みんな盗られしまう・・と 夫のポツリ一言
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