今回は私の実話。最近の農作業から。
農業をしていると、いろんな人が声をかけてくれる。
その中で最も親しくしてくれるのが、K君。小学校時代の同級生だ。
その頃から、優しくて、親身に話を聞いてくれる人だったが、今も変わらない。足が速くて運動神経もよかったが、決してそれを自慢にしたり吹聴したrするのでなく、なぜか後ろから応援をする役に徹していた。
そして、それは今も変わらない。
本日は定植。朝から忙しく動き回っているが、なかなか、先に進まない。いわゆる空回り状態の時に彼が現れる。
「加勢に来たよ」、っと気軽に作業に参加してくれる。しかも右手には移植ごてまで。キャベツを作っていたというから、要領もわかっているんだ。
そしてそっと、助言もしてくれる。
「僕が知ってる人は、キャベツの定植前の耕耘は最も低速な状態でやってるみたいだよ」
定植の土が固いのを教えてくれる。それを次の定植(ブロッコリーは1週~10日ごとに定植をする)前に実施すると、不思議ふしぎ。土が細かく、コテは、いらなくて、手で移植用穴が掘れるぐらいに土が柔らかに。仕事は倍ぐらい捌けるようになった。
そして言うのがすごい。「ひょっとしたら、お金を気にしてるかもしれんけど、僕がしてるのは少しの時間の加勢だけ。ボランティアだからお金はいらない」
わが家の妻も話す機会があって聞いたそうだ。「なんでそんなにお手伝いしてくれるんですか」
答えは、「同級生だから」だそうだ。すごいです。私はとってもできない。
でも今後もお手伝いお願いしたいからと、本日最低賃金相当のお手伝い手当を渡してきたところでした。ほんと少額ですが。
定植、水かけ、収穫作業。結構きつい作業で、1~2時間の短い時間ではありますが、時間以上に共に作業して元気をくれるK君です。まさに友達、共立です。うれしい。
おかげで、昨日は、これまでで最高の23コンテナ、約460個ぐらいのブロッコリーを集荷場に出したし、 今日は JA直売所に昼頃50個の陳列をして、夕方に完売。いい日でした。
も一つ、隣部落のN君は、以前ブロッコリーを作っていたこともあり、応援してくれている。先日も缶コーヒーを差し入れしてくれた。これ安くてうまいよと。ありがたいです。うれしいです。