参った。まいった。
山下惣一さんの流れで本を読んでいたら、この本に行きついた。
「農に人あり、志あり」
とにかく参った。
11組、12人(1組だけ、夫婦です)の聞き語りだけど、皆さんすごい人たちです。
私は力が抜けてしまいましたよ。こんなことなんでできるの、こんな考えどうして出てくるの。!!!マークの連続だ~。
少しだけ引用。マイペース酪農の三友盛行さんの話から
『私は、農業をやる人は大変なことがあっても、苦労だと思う人は本質的にいないと思う。特に酪農家は苦労はない。牛がいるからです。牛がいることで安心が保証されている。
牛がいて、草を食べて牛乳を作ってくれる。要はその牛乳生産を良しとするかしないかです。人の幸せは何か、農民の成長は何か。農民の先生はこの牧場のすべてです。それは牛であり。草であり、ふん尿であり、日々であります。
先生です。語りあって、聞いて、学んで。その学びがいつもあるから不安はない。もう一つは牛がいるから経営が安定する。乳量が多いとか少ないとかは関係がない。
大事なことは、自分の身の回りに起きた現象を受け入れるか否かという問題です。
農業をしていれば、、いいことも悪いこともある。それを受け入れる。許容の範囲を広げることが農民の成長です。』
きりがないからこれでやめますが、こまでくるのは、やっぱすごい。
頭が下がります。私はここまで到底いけない。でも、学びたい。