去る11月22日に開催された、「管弦楽団:星の調べ」さんによる
≪交響曲FFT≫と名付けられた『FINAL FANTASY TACTICS』の第2回演奏会。
予定よりだいぶ遅くなってしまいましたが、その詳細版レポートをアップします!
待って頂いていた方には大変長らくお待たせいたしました。
えー、いつものようにもんんんんんんんんんのすごく長いのでご注意ください;
お時間のある際に、ごゆっくりお楽しみ頂ければ書き手としては幸いですm(_ _)m
ではどうぞ。
今回の会場となったのは、東京都立川市にある「アミューたちかわ」。
いやー、開演前の行列がものすごかったです;
自分は開場10分前くらいに会場に到着したんですけど、まぁすごい人だかり。
この演奏会については色々な情報サイトだとかで紹介されてたんで、
前評判高かったんでしょうねー。
というかこんだけの人を集めちゃうFFTの根強い人気ってすごい!
入口にいたアグリアス嬢。
建物の中から見た入口の様子。行列は大ホールへと続いてます。
階段を上がってすぐのところに設置してあった看板。
おおう! かっけぇ!
大ホールへと続くロビー。
ロビーには、FFTの作曲者の一人である
崎元仁さんから贈られた花が飾られてました。ビュリホー!
その横にはリトルジャックオーケストラさんから贈られた花が。
こーいうのは大きさじゃないんです。大事なのは心ですよね。うん。
大ホール入り口の手前で、パンフを受け取ります。
このパンフ、すっごい凝ってました!
まず最初のページからこれですから。w
うまいこと変えてるなぁ。
でもって団員さんの紹介ページはこんなかんじ。
団員の皆さんがみんなFFTのドット絵で書かれており、
編成画面っぽく整列してます。(しかも、皆それぞれ楽器を持ってる!w)
さらに、各メンバーの個別紹介についてはFFTのメニュー画面が
モチーフとなっており、BraveとFaithのパラメータまで入ってるという細かさ。
ちょっとドット絵のところを拡大してみましょうか。
純粋に、すごいと思います・・・コレよく作ったなぁ。とっても感心しましたw
もちろん、各楽曲の解説についてもしっかり載ってましたよ。
あふれんばかりのFFTへの愛を感じましたねー。
ちなみにこのパンフレットは、若干余った分があるみたいですが、
これらを星の調べさんのHPにてプレゼントする予定があるそうです。
詳細については後日告知があると思うので、欲しい方は要チェックです!
パンフをひとしきり見て感心したあとは座席へ。
すでに1階席は人で埋まっていて、満席状態でした。
ちなみに自分は、星の調べの広報面でお世話した?ということで
団長の蘭星さんからご厚意を頂き、会場の真ん中あたりに位置する
招待席に座らせて頂いたんですけど、とても見やすくて良い席でした。
というか自分の座った席の横一列が何席も空いていて、
「いいのかな??」と、少し申し訳なく思っていました・・・;
これがゲスト証。なんかうれしい。
さて、着席してしばらく時間が経ち、開演のブザー。
演奏者の皆さん、コンサートマスターの方が舞台上に登場します。そして音合わせ。
自分、音合わせ大好きなんですよねー。
これから始まるんだ、っていう気持ちが高ぶる感じがして。
その後は指揮者の方が登場。
この演奏会は2名の指揮者がいて、どちらの方も登場される時は
マントを着けていました。
(それぞれ北天騎士団、南天騎士団のマントのようでした)
もうインパクト抜群でしたね。会場からは軽く笑いが起こってました。w
そして演奏が始まるわけなんですけども。
もうねー、一番最初の[Bland Logo~Title Back](ゲーム開始直後に流れる曲)
からしてやられました。一発でノックアウトされましたね。
なんというかこの曲、キラッキラしてるんですよね、音が。
透明感があるというか。
さて、ここで今回の演奏会のプログラムをご紹介しましょう。
曲目の横に書いてある数字は、FFTのサントラでのディスク番号・曲番号を示しています。
【序章】
01 序章
[Bland Logo~Title Back]1-1 ~[Backborn Story]1-2 ~[P.R.Movie]1-3
※序章終了後、照明が真っ暗になり、パンフの最初のページに書いてあった一節
(「奏者は楽器を手に取り…」ってやつ)のナレーションが入りました。
自分はこの演出けっこう好きでしたw
【第1楽章 持たざる者】
02 Opening
[Prologue Movie]1-6
03 現在
[礼拝堂]1-7 ~[敵兵襲撃]1-8
04 過去
[士官候補生]1-10 ~[Back Fire]1-42 ~[アルガスとの出会い]1-16 ~[アルマのテーマ]1-26
05 大切なもの
[聖騎士ザルバッグのテーマ]1-38 ~[出撃前緊張]1-31 ~[Decisive Battle]1-28
~[ダイスダーグのテーマ]2-2 ~[思い出]2-1
06 結果
[ディリータのテーマ]1-41 ~[Trisection]1-9 ~[そして僕は逃げ出した]2-6
【休憩 10分】
【アラズラム教授のチュートリアル講座 約5分】
[チュートリアル]1-34 木管アンサンブル
【第2楽章 利用する者される者】
07 雌伏 -今日はレベル上げ-
[データ画面]1-24 ~[ワールドマップ]1-17 ~[アタックチーム]1-11 ~[Random Waltz]1-35
~[ゲームオーバー]1-33 ~[編成画面]1-21 ~[Apoplexy]1-37 ~[戦闘終了]1-13
08 雄飛 -たまにはストーリー-
[Unavoidable Battle]1-12 ~[Run Past Through The Plain]1-39 ~[ブレイブストーリー]1-22
09 無知
[オヴェリアのテーマ]1-36 ~[ディリータのテーマ]1-41 ~[Antipyretic]2-3 ~[Shock!!~絶望]2-14
10 真実
[降臨]2-8 ~[The Pervert]2-19 ~[聖アジョラのテーマ]2-4
【休憩 10分】
【予ベル演奏 約5分】
[Under The Stars]2-10 弦楽五重奏
【第3楽章 偽らざる者】
11 TRIPLE
[A Chapel]1-15 ~[Desert Land]1-25 ~[Antidote]2-20
12 貿易都市
[ショップ]1-18 ~[毛皮骨肉商]1-20 ~[酒場]1-23 ~[戦士斡旋所]1-19
13 妹の涙
[恐怖1]2-18 ~[橋上の戦い]2-11 ~[レクイエム]2-17
【休憩 10分】
【予ベル演奏 約5分】
[雷神シドのテーマ]2-21 金管五重奏
【第4楽章 愛にすべてを】
14 RAMZA
[主人公のテーマ]1-14 ~[Remnants]1-30
15 聖都ミュロンド
[なぞなぞあじょら]サウンドモード80~[恐怖2]2-24 ~[Bloody Excrement]2-5
~[悲痛な心の叫び!]2-16 ~[聖アジョラのテーマ豪華版]2-15
16 死都ミュロンド
[Ultema The Nice Body]2-25 ~[Ultema The Perfect Body!]2-26 ~[ラスト戦闘終了]2-27
17 Ending
[Epilogue Movie]2-28 ~[Staff Credit]2-29
【アンコール】
[ユニット紹介]1-4
いやー、ものすごいですね・・・演奏曲数61曲+アンコール1曲。
FFTのサントラのほぼ全曲を演奏しちゃってます。
休憩時間、MCも含めて約3時間半というボリューム。やりすぎですね;
曲数的には、自分の過去に行ったどんなコンサートよりも圧倒的に最多でした。
FFTのすべてを音楽で表現してやる!!って意気込みが表れてましたね。
普通、ゲーム音楽のコンサートって、いろんなゲームのタイトルから
有名な感じの曲を少しずつチョイスして演奏することが多く、1つのタイトルに絞って
演奏するなんてことは非常にまれなんですよね。でもって、各ゲームのファンからは
「なんであの曲が演奏されないんだー!!」って文句があったりしがちなんですけど、
今回はほんと純粋にFFTオンリーなコンサートでした。
FFTのファンの人はきっとお腹いっぱいだっただろうなぁと思います。
どの曲もいい演奏だったんですが、個人的に好きだったのは[橋上の戦い]。
ほんと、この曲はやばかった・・・鬼気迫るほどの迫力でした。
あと[Epilogue Movie]で盛り上がるところ。ここは本気で震えが来ましたね。
FFTの曲は編成が鬼のように複雑なうえに、曲数も膨大で、
編曲担当の方は相当大変だっただろうなぁと思います。
(実際、このコンサートの準備には1年半もかかったそうで・・・すごいです)
基本的には、アレンジは原曲に忠実にされており、原曲を純粋に愛しているんだなあと
いうのが伝わってきました。
もともとFFTはオーケストラチックな音をしてますけど、実際生で聴くと
ほんと有無を言わさぬ迫力があり、終始鳥肌が立つほどの素晴らしさでした。
演奏的には、金管楽器が音を出し切れておらず、他の楽器に音がかき消されて
よく聴こえない!ってことが時々あって少し残念でしたが、
(「金管がんばれ!!」と応援してましたw)
全体的にはとてもアマチュアとは思えないくらい良い演奏でした。
正直、これが無料だなんて信じられないです!
プログラムは大きく分けて4章に分かれており、曲順はゲームのストーリーの
流れに即した構成がされているようでした。
(自分はあいにく最後までプレイできていないひよっこFFTファンなもので、
あまり深く考察できないのが申し訳ないです・・・;)
また、第2、第3、第4楽章が始まる前には、予ベル演奏として
木管、弦楽、金管、それぞれ小編成での演奏がなされていました。
こういう小編成での演奏も味があってよかったですねー。
少しでも多くお客さんを楽しませよう、という姿勢が伝わってきました。
ちなみに第2楽章が始まる前には、チュートリアルの曲の演奏をバックに、
アラズラム教授のチュートリアル講座と題された、FFTミニ歴史講座が
コンサートマスターの方から展開されてました。
FFTに出てくるキャラクターの由来について紹介されてたんですけど、
オルランドゥは8世紀に実在してたみたいですねー;
個人的にはチュートリアルの曲はかなり好きなので、どうせならフルオケで
聴きたかったなぁとも少し思いましたけど、遊び心があっていいなぁと感じました。
第4楽章の終了後には、団長の蘭星さんと、指揮者のおふたりによる挨拶。
管弦楽団:星の調べは、創設から2年ほどの楽団。団長の蘭星さんが、
mixiで団員を集め始めてから半年(2007年11月)で第1回演奏会を行い、
その時は演奏者が30人ほど、お客さんは100人ほどだった、といったことを
話されていました。
あと、エアリスのコスをされた方が登場して、3人へ花を渡していました。
(アイテム士?とも思ったものの、どうやらエアリスだったらしいです)
その後、FFTの作曲者である崎元仁さん、岩田匡治さんが登壇。
本家のコンポーザー来ちゃったー!!w
というか岩田さんめっちゃ面白かったです。あんなに面白い人だったとはw
トークのやりとりを、断片的ではありますが書いておきます。
崎元さん:
「いやあ、この会場が埋まっちゃうなんて・・・すごいですね」
岩田さん:
「そうですね」
崎元さん:
「みんなFFT好きかと思うと、またビックリです」
岩田さん:
「キモチワルイですね」(会場爆笑)
崎元さん:
「素晴らしい演奏で感動しました。
というか意外と、自分の曲を聴くのってけっこうツライものがあったりするんですよね;
もっとあそこはああした方がよかったなぁ、とか」
岩田さん:
「あまりにもみんな真剣なんで・・・
ちょっとクレイジーなものを感じました」(会場笑)
崎元さん:
「曲を書いた時は演奏されることを全く考慮してなかったので、
こうして実際に聴いてみて、びっくりでした」
岩田さん:
「なんでここまで再現しようとするのか・・・」(会場爆笑)
岩田さん:
「おかしい、としか言いようがないです」
崎元さん:
「この演奏会のお話を頂いた時、嬉しかったんですけど、同時にちょっと
不安も感じたんですよね。けっこう僕ら、演奏される方によく怒られるんですよ。
『こんなん弾けるか!』って」(会場爆笑)
その後、指揮者の方から2人に対する質問コーナーへと移ります。
(星の調べの団員さんから、質問事項が事前に募られていたようです)
―――「FFTの曲を生演奏で聴くのは初めてですか?」
崎元さん:
「こういう演奏会形式で聴くのは初めてですね。
ただ、あんまり知られてないかもしれないですけど、実はFFTのCM曲の収録は
オーケストラでやってたことがあって、それで聴いたことはありますね。
まぁ、短い時間の演奏で、予算も限られてて小編成のオケでしたけど。」(会場笑)
岩田さん:
「僕も(演奏会形式は)初めてですね。
CM録りの時も感動したんですけど、でも今日はこんなにたくさんの曲を
演奏してもらえるなんて・・・やっぱりおかしいですね。
こんな、何回もおかしいっつっちゃアレですけど」(会場笑)
―――「曲が思い浮かぶ場所や、タイミングはどんなものがありますか?」
岩田さん:
「僕は歩いてるときですかね。
歩いてる時に、ポッと出てきます」
崎元さん:
「岩田さんはひきこもりでしたっけ?」(会場爆笑)
岩田さん:
「崎元くんに比べたら外に出てる方だと思うよ」
崎元さん:
「僕はかなり重度のひきこもりなんですよね・・・・
半年くらい家から出なくても全然平気かもしれない。w
でも、歩くのって確かにいいんですよね。脳みそが動くから。
だから、僕は家の中を歩きまわって考えますね。
いつも使ってるイスの周りをぐるぐる回ります」
―――「自分が作曲を手掛けたゲームは、実際にご自分でプレイすることはありますか?」
崎元さん:
「関わったゲーム全てを最初から最後までやるわけではないですね。
でも、FFTはやってましたよ。仕事の一環で」
岩田さん:
「デバッグの時に、けっこう高圧的に『やりなさい』って・・・
『1秒でも長くプレイしてバグを出せ』と言われてましたね・・・」(会場爆笑)
―――「アグリアスのテーマを作るとしたら、どんな曲にしますか?」
崎元さん:
「そうですね・・・闘う女ってイメージですかね。
けっこう闘う女のテーマを書いてほしいって依頼はよくあるんですけど、
基本は高音を使いますかね。ベタですけど。
あとは、もうちょい殺気立ってキィキィ言ってみたりとか、ね」
―――「かなり昔の話になっちゃいますが、FFTをプレイした当時の感想は?」
岩田さん:
「僕は、デバッグの時が一番よくプレイしてたので・・・
すごく疲れたなぁと・・・」(会場爆笑)
岩田さん:
「倦怠感というか、徹夜明けの状態がいつでも蘇るというか。
でも、ゲームができあがるのっておもしろいんですよね。
自分の音楽がどういう風になってるかチェックしたりとか。
そういう点では感動しましたね」
崎元さん:
「曲の実装のチェックを兼ねてプレイしてましたけど、
『ここでこの曲が使われるんだー』と、プレイして初めて知ったりしてましたね。
ただ、ラムザのお兄さん(ザルバック)用に美しい系の曲を書いてたんですけど、
実際にゲームで見てみたら、お兄さんがお亡くなりになるときに
大爆発してました・・・」(会場爆笑)
―――「今日のご感想は?」
岩田さん:
「お客様はもちろん、演奏される方がこれだけたくさんいらっしゃるのを見て、
自分の曲の影響の大きさにびっくりしてます。
今日は初めてこういった演奏会を聴いたんですが、とても感動しました。
ぜひ今後も活動を続けていってほしいなと思います」
崎元さん:
「こんなに多くの人が集まってくれて、とても嬉しいです。
ゲームの曲を作る際には、『いつか演奏ができたらいいなぁ』というような
話をすることもよくあるんですが、それを実現してくれた発起人の蘭星さんには
本当に感謝してます。ありがとうございます。
是非今後も、2回、3回・・・と続けていっていただければ嬉しいです。
来て頂いた皆さん、本当にありがとうございました」
岩田さんが何度も「クレイジー」とか「おかしい」という言葉を発していたのが
とても印象的でしたw;
でも、そのクレイジーともいえるくらいの星の調べの団員の皆さんの情熱が
こんだけすごい演奏会を実現させたんだなぁ、と思いました。
というかお2人は、自分の座ってた招待席の2列前の席に座られてたんで
かなりびっくりしましたw できればサインお願いしたかったなぁ。
(演奏会が終わった後に、すぐ楽屋に入られちゃったorz)
崎元さん&岩田さんが席に戻られた後は、アンコール曲として
蘭星さんが指揮しての『ユニット紹介』が演奏されました! この曲大好き!
最後を締めくくるにふさわしい、とっても元気、活気のある感じの演奏でした。
演奏の途中には、各ユニットごとに奏者の方が立ち上がったりもしてて、
ほんと楽団のユニット紹介って感じで、いい雰囲気でした。
お客さんの手拍子もあったし。アンコールの曲はこれしか考えられないなぁ。
あと、なんだかコンマスの方が王様の格好にされ、「本日の主役」という
タスキをかけられていましたw
いいなぁ。自分は好きですね、こういうノリ。
そんなこんなで演奏会は終了。
帰りには、エアリスの格好をした人たちがカンパ用のカゴを持っていました。
気持ち的には有り金全部ぶっこみたい気分でした!!
でも、財布の中を見ると痛恨の残金約二千円;
・・・すまぬ、次もがんばっておくれ、すまぬ、と思いつつ千円入れてきました。
ちなみにカンパ後には豆菓子をもらえました。ごちです。
終演後のロビーでは、団員の方が総出でお客さんをお見送り。
自分は、今回は演奏者として参加されていたかごいりさん、今回初めてお会いした
おかぽんさん、そして今回の主催者である蘭星さんに挨拶できました。
蘭星さんにはエリクサー(と称したバナナオーレ)を渡しましたw
完全回復してくれてたらいいんですけど。w
団員の方はみんな、この青い花を髪や胸、腰などに身につけていました。
いいですねこういうの。団としての連帯感があってよかったです!
星の調べはこれからもFFTを演奏していくとのことらしく、次は2010年の秋に
関西地区での公演が予定されてるみたいですね。西日本在住の方はぜひ!
自分は八王子在住なんでちと遠くなっちゃいますけど、またぜひ足を運びたいなぁと思います。
というか今回演奏された『交響曲FFT』は、まだ未完成のものとのことでした。
次は、曲目面、もちろん演奏面についても、より完成されたものを聞けるかと思うので楽しみです。
あとこれは個人的なことですけど、次の演奏会はぜひFFTをクリアしたうえで
聴きたいなぁと思いました。やっぱ、ゲーム音楽はゲームをよく理解したうえで
聴いたほうが、より深く楽しめるでしょうからねー。
星の調べの皆さん、とても素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。
なんだかうまく言葉に表せないですけど、とても豊かで、幸せなパワーをもらえました。
間違いなくこの日、この会場は、イヴァリースと化していましたね。
ここに集った人々は、それぞれ深度の違いはあるにせよ、みんなFFTが好き。
今回の演奏会は、会場のキャパから見てほぼ満員御礼の1445人もの人々を
動員していたそうで、団員の方々、観客、みんなの分を合わせたら
そのエネルギーは計り知れないものがあったんじゃないかなと思います。
「好き」というエネルギーがこれだけたくさん集結すれば、
どんなことでもできそうだなぁ・・・と、しみじみ感じました。
そして最後に、こんなとんでもない演奏会を企画・主催された蘭星さんへ。
FFTの音楽たちをフルオーケストラで演奏したいと思い、その夢を追い続け、
多くの方の協力をもって実現させたあなたのその情熱と行動力にはただただ感服です。
これからも、その挑戦的でパワフルな姿勢を持ち続けて活動してもらえたら、
もっとすごくて楽しいことをやってくれそうだなあという気がしています。
蘭星さんの、そして星の調べの今後の活動に期待してます!
今後も微力ながら、(主に広報的なところで)バックアップしていければと
思ってますんで、今後ともよろしくお願いしますねー。
次回の演奏会も楽しみにしてます!!
謝辞:
こんな超長いレポートを最後まで読んで頂いた皆様、ありがとうございますm(_ _)m
感想、ご意見などあれば、コメント頂けると嬉しいです。
余談:
これは思いっきり余談ですが、休憩に入る際のアナウンスの方が、
毎回もれなく噛んでたんで、毎回「がんばれ!」と心の中で応援してました。w
次回は体調万全で頑張ってほしいなと思います!(今回は少し体調が悪かったそうです)
余談2:
松野泰己さんが会場に来ていたらしいです!(from かごいりさん)
今何やってるんだろう、松野さん・・・。
Wiiで何か作ってるって情報があって以来、全く音沙汰がないですけど;
◇関連記事
【11/22 FFT演奏会開催】「星の調べ」団長さんにインタビュー。(2009/11/2)
≪交響曲FFT≫と名付けられた『FINAL FANTASY TACTICS』の第2回演奏会。
予定よりだいぶ遅くなってしまいましたが、その詳細版レポートをアップします!
待って頂いていた方には大変長らくお待たせいたしました。
えー、いつものようにもんんんんんんんんんのすごく長いのでご注意ください;
お時間のある際に、ごゆっくりお楽しみ頂ければ書き手としては幸いですm(_ _)m
ではどうぞ。
今回の会場となったのは、東京都立川市にある「アミューたちかわ」。
いやー、開演前の行列がものすごかったです;
自分は開場10分前くらいに会場に到着したんですけど、まぁすごい人だかり。
この演奏会については色々な情報サイトだとかで紹介されてたんで、
前評判高かったんでしょうねー。
というかこんだけの人を集めちゃうFFTの根強い人気ってすごい!
入口にいたアグリアス嬢。
建物の中から見た入口の様子。行列は大ホールへと続いてます。
階段を上がってすぐのところに設置してあった看板。
おおう! かっけぇ!
大ホールへと続くロビー。
ロビーには、FFTの作曲者の一人である
崎元仁さんから贈られた花が飾られてました。ビュリホー!
その横にはリトルジャックオーケストラさんから贈られた花が。
こーいうのは大きさじゃないんです。大事なのは心ですよね。うん。
大ホール入り口の手前で、パンフを受け取ります。
このパンフ、すっごい凝ってました!
まず最初のページからこれですから。w
うまいこと変えてるなぁ。
でもって団員さんの紹介ページはこんなかんじ。
団員の皆さんがみんなFFTのドット絵で書かれており、
編成画面っぽく整列してます。(しかも、皆それぞれ楽器を持ってる!w)
さらに、各メンバーの個別紹介についてはFFTのメニュー画面が
モチーフとなっており、BraveとFaithのパラメータまで入ってるという細かさ。
ちょっとドット絵のところを拡大してみましょうか。
純粋に、すごいと思います・・・コレよく作ったなぁ。とっても感心しましたw
もちろん、各楽曲の解説についてもしっかり載ってましたよ。
あふれんばかりのFFTへの愛を感じましたねー。
ちなみにこのパンフレットは、若干余った分があるみたいですが、
これらを星の調べさんのHPにてプレゼントする予定があるそうです。
詳細については後日告知があると思うので、欲しい方は要チェックです!
パンフをひとしきり見て感心したあとは座席へ。
すでに1階席は人で埋まっていて、満席状態でした。
ちなみに自分は、星の調べの広報面でお世話した?ということで
団長の蘭星さんからご厚意を頂き、会場の真ん中あたりに位置する
招待席に座らせて頂いたんですけど、とても見やすくて良い席でした。
というか自分の座った席の横一列が何席も空いていて、
「いいのかな??」と、少し申し訳なく思っていました・・・;
これがゲスト証。なんかうれしい。
さて、着席してしばらく時間が経ち、開演のブザー。
演奏者の皆さん、コンサートマスターの方が舞台上に登場します。そして音合わせ。
自分、音合わせ大好きなんですよねー。
これから始まるんだ、っていう気持ちが高ぶる感じがして。
その後は指揮者の方が登場。
この演奏会は2名の指揮者がいて、どちらの方も登場される時は
マントを着けていました。
(それぞれ北天騎士団、南天騎士団のマントのようでした)
もうインパクト抜群でしたね。会場からは軽く笑いが起こってました。w
そして演奏が始まるわけなんですけども。
もうねー、一番最初の[Bland Logo~Title Back](ゲーム開始直後に流れる曲)
からしてやられました。一発でノックアウトされましたね。
なんというかこの曲、キラッキラしてるんですよね、音が。
透明感があるというか。
さて、ここで今回の演奏会のプログラムをご紹介しましょう。
曲目の横に書いてある数字は、FFTのサントラでのディスク番号・曲番号を示しています。
【序章】
01 序章
[Bland Logo~Title Back]1-1 ~[Backborn Story]1-2 ~[P.R.Movie]1-3
※序章終了後、照明が真っ暗になり、パンフの最初のページに書いてあった一節
(「奏者は楽器を手に取り…」ってやつ)のナレーションが入りました。
自分はこの演出けっこう好きでしたw
【第1楽章 持たざる者】
02 Opening
[Prologue Movie]1-6
03 現在
[礼拝堂]1-7 ~[敵兵襲撃]1-8
04 過去
[士官候補生]1-10 ~[Back Fire]1-42 ~[アルガスとの出会い]1-16 ~[アルマのテーマ]1-26
05 大切なもの
[聖騎士ザルバッグのテーマ]1-38 ~[出撃前緊張]1-31 ~[Decisive Battle]1-28
~[ダイスダーグのテーマ]2-2 ~[思い出]2-1
06 結果
[ディリータのテーマ]1-41 ~[Trisection]1-9 ~[そして僕は逃げ出した]2-6
【休憩 10分】
【アラズラム教授のチュートリアル講座 約5分】
[チュートリアル]1-34 木管アンサンブル
【第2楽章 利用する者される者】
07 雌伏 -今日はレベル上げ-
[データ画面]1-24 ~[ワールドマップ]1-17 ~[アタックチーム]1-11 ~[Random Waltz]1-35
~[ゲームオーバー]1-33 ~[編成画面]1-21 ~[Apoplexy]1-37 ~[戦闘終了]1-13
08 雄飛 -たまにはストーリー-
[Unavoidable Battle]1-12 ~[Run Past Through The Plain]1-39 ~[ブレイブストーリー]1-22
09 無知
[オヴェリアのテーマ]1-36 ~[ディリータのテーマ]1-41 ~[Antipyretic]2-3 ~[Shock!!~絶望]2-14
10 真実
[降臨]2-8 ~[The Pervert]2-19 ~[聖アジョラのテーマ]2-4
【休憩 10分】
【予ベル演奏 約5分】
[Under The Stars]2-10 弦楽五重奏
【第3楽章 偽らざる者】
11 TRIPLE
[A Chapel]1-15 ~[Desert Land]1-25 ~[Antidote]2-20
12 貿易都市
[ショップ]1-18 ~[毛皮骨肉商]1-20 ~[酒場]1-23 ~[戦士斡旋所]1-19
13 妹の涙
[恐怖1]2-18 ~[橋上の戦い]2-11 ~[レクイエム]2-17
【休憩 10分】
【予ベル演奏 約5分】
[雷神シドのテーマ]2-21 金管五重奏
【第4楽章 愛にすべてを】
14 RAMZA
[主人公のテーマ]1-14 ~[Remnants]1-30
15 聖都ミュロンド
[なぞなぞあじょら]サウンドモード80~[恐怖2]2-24 ~[Bloody Excrement]2-5
~[悲痛な心の叫び!]2-16 ~[聖アジョラのテーマ豪華版]2-15
16 死都ミュロンド
[Ultema The Nice Body]2-25 ~[Ultema The Perfect Body!]2-26 ~[ラスト戦闘終了]2-27
17 Ending
[Epilogue Movie]2-28 ~[Staff Credit]2-29
【アンコール】
[ユニット紹介]1-4
いやー、ものすごいですね・・・演奏曲数61曲+アンコール1曲。
FFTのサントラのほぼ全曲を演奏しちゃってます。
休憩時間、MCも含めて約3時間半というボリューム。やりすぎですね;
曲数的には、自分の過去に行ったどんなコンサートよりも圧倒的に最多でした。
FFTのすべてを音楽で表現してやる!!って意気込みが表れてましたね。
普通、ゲーム音楽のコンサートって、いろんなゲームのタイトルから
有名な感じの曲を少しずつチョイスして演奏することが多く、1つのタイトルに絞って
演奏するなんてことは非常にまれなんですよね。でもって、各ゲームのファンからは
「なんであの曲が演奏されないんだー!!」って文句があったりしがちなんですけど、
今回はほんと純粋にFFTオンリーなコンサートでした。
FFTのファンの人はきっとお腹いっぱいだっただろうなぁと思います。
どの曲もいい演奏だったんですが、個人的に好きだったのは[橋上の戦い]。
ほんと、この曲はやばかった・・・鬼気迫るほどの迫力でした。
あと[Epilogue Movie]で盛り上がるところ。ここは本気で震えが来ましたね。
FFTの曲は編成が鬼のように複雑なうえに、曲数も膨大で、
編曲担当の方は相当大変だっただろうなぁと思います。
(実際、このコンサートの準備には1年半もかかったそうで・・・すごいです)
基本的には、アレンジは原曲に忠実にされており、原曲を純粋に愛しているんだなあと
いうのが伝わってきました。
もともとFFTはオーケストラチックな音をしてますけど、実際生で聴くと
ほんと有無を言わさぬ迫力があり、終始鳥肌が立つほどの素晴らしさでした。
演奏的には、金管楽器が音を出し切れておらず、他の楽器に音がかき消されて
よく聴こえない!ってことが時々あって少し残念でしたが、
(「金管がんばれ!!」と応援してましたw)
全体的にはとてもアマチュアとは思えないくらい良い演奏でした。
正直、これが無料だなんて信じられないです!
プログラムは大きく分けて4章に分かれており、曲順はゲームのストーリーの
流れに即した構成がされているようでした。
(自分はあいにく最後までプレイできていないひよっこFFTファンなもので、
あまり深く考察できないのが申し訳ないです・・・;)
また、第2、第3、第4楽章が始まる前には、予ベル演奏として
木管、弦楽、金管、それぞれ小編成での演奏がなされていました。
こういう小編成での演奏も味があってよかったですねー。
少しでも多くお客さんを楽しませよう、という姿勢が伝わってきました。
ちなみに第2楽章が始まる前には、チュートリアルの曲の演奏をバックに、
アラズラム教授のチュートリアル講座と題された、FFTミニ歴史講座が
コンサートマスターの方から展開されてました。
FFTに出てくるキャラクターの由来について紹介されてたんですけど、
オルランドゥは8世紀に実在してたみたいですねー;
個人的にはチュートリアルの曲はかなり好きなので、どうせならフルオケで
聴きたかったなぁとも少し思いましたけど、遊び心があっていいなぁと感じました。
第4楽章の終了後には、団長の蘭星さんと、指揮者のおふたりによる挨拶。
管弦楽団:星の調べは、創設から2年ほどの楽団。団長の蘭星さんが、
mixiで団員を集め始めてから半年(2007年11月)で第1回演奏会を行い、
その時は演奏者が30人ほど、お客さんは100人ほどだった、といったことを
話されていました。
あと、エアリスのコスをされた方が登場して、3人へ花を渡していました。
(アイテム士?とも思ったものの、どうやらエアリスだったらしいです)
その後、FFTの作曲者である崎元仁さん、岩田匡治さんが登壇。
本家のコンポーザー来ちゃったー!!w
というか岩田さんめっちゃ面白かったです。あんなに面白い人だったとはw
トークのやりとりを、断片的ではありますが書いておきます。
崎元さん:
「いやあ、この会場が埋まっちゃうなんて・・・すごいですね」
岩田さん:
「そうですね」
崎元さん:
「みんなFFT好きかと思うと、またビックリです」
岩田さん:
「キモチワルイですね」(会場爆笑)
崎元さん:
「素晴らしい演奏で感動しました。
というか意外と、自分の曲を聴くのってけっこうツライものがあったりするんですよね;
もっとあそこはああした方がよかったなぁ、とか」
岩田さん:
「あまりにもみんな真剣なんで・・・
ちょっとクレイジーなものを感じました」(会場笑)
崎元さん:
「曲を書いた時は演奏されることを全く考慮してなかったので、
こうして実際に聴いてみて、びっくりでした」
岩田さん:
「なんでここまで再現しようとするのか・・・」(会場爆笑)
岩田さん:
「おかしい、としか言いようがないです」
崎元さん:
「この演奏会のお話を頂いた時、嬉しかったんですけど、同時にちょっと
不安も感じたんですよね。けっこう僕ら、演奏される方によく怒られるんですよ。
『こんなん弾けるか!』って」(会場爆笑)
その後、指揮者の方から2人に対する質問コーナーへと移ります。
(星の調べの団員さんから、質問事項が事前に募られていたようです)
―――「FFTの曲を生演奏で聴くのは初めてですか?」
崎元さん:
「こういう演奏会形式で聴くのは初めてですね。
ただ、あんまり知られてないかもしれないですけど、実はFFTのCM曲の収録は
オーケストラでやってたことがあって、それで聴いたことはありますね。
まぁ、短い時間の演奏で、予算も限られてて小編成のオケでしたけど。」(会場笑)
岩田さん:
「僕も(演奏会形式は)初めてですね。
CM録りの時も感動したんですけど、でも今日はこんなにたくさんの曲を
演奏してもらえるなんて・・・やっぱりおかしいですね。
こんな、何回もおかしいっつっちゃアレですけど」(会場笑)
―――「曲が思い浮かぶ場所や、タイミングはどんなものがありますか?」
岩田さん:
「僕は歩いてるときですかね。
歩いてる時に、ポッと出てきます」
崎元さん:
「岩田さんはひきこもりでしたっけ?」(会場爆笑)
岩田さん:
「崎元くんに比べたら外に出てる方だと思うよ」
崎元さん:
「僕はかなり重度のひきこもりなんですよね・・・・
半年くらい家から出なくても全然平気かもしれない。w
でも、歩くのって確かにいいんですよね。脳みそが動くから。
だから、僕は家の中を歩きまわって考えますね。
いつも使ってるイスの周りをぐるぐる回ります」
―――「自分が作曲を手掛けたゲームは、実際にご自分でプレイすることはありますか?」
崎元さん:
「関わったゲーム全てを最初から最後までやるわけではないですね。
でも、FFTはやってましたよ。仕事の一環で」
岩田さん:
「デバッグの時に、けっこう高圧的に『やりなさい』って・・・
『1秒でも長くプレイしてバグを出せ』と言われてましたね・・・」(会場爆笑)
―――「アグリアスのテーマを作るとしたら、どんな曲にしますか?」
崎元さん:
「そうですね・・・闘う女ってイメージですかね。
けっこう闘う女のテーマを書いてほしいって依頼はよくあるんですけど、
基本は高音を使いますかね。ベタですけど。
あとは、もうちょい殺気立ってキィキィ言ってみたりとか、ね」
―――「かなり昔の話になっちゃいますが、FFTをプレイした当時の感想は?」
岩田さん:
「僕は、デバッグの時が一番よくプレイしてたので・・・
すごく疲れたなぁと・・・」(会場爆笑)
岩田さん:
「倦怠感というか、徹夜明けの状態がいつでも蘇るというか。
でも、ゲームができあがるのっておもしろいんですよね。
自分の音楽がどういう風になってるかチェックしたりとか。
そういう点では感動しましたね」
崎元さん:
「曲の実装のチェックを兼ねてプレイしてましたけど、
『ここでこの曲が使われるんだー』と、プレイして初めて知ったりしてましたね。
ただ、ラムザのお兄さん(ザルバック)用に美しい系の曲を書いてたんですけど、
実際にゲームで見てみたら、お兄さんがお亡くなりになるときに
大爆発してました・・・」(会場爆笑)
―――「今日のご感想は?」
岩田さん:
「お客様はもちろん、演奏される方がこれだけたくさんいらっしゃるのを見て、
自分の曲の影響の大きさにびっくりしてます。
今日は初めてこういった演奏会を聴いたんですが、とても感動しました。
ぜひ今後も活動を続けていってほしいなと思います」
崎元さん:
「こんなに多くの人が集まってくれて、とても嬉しいです。
ゲームの曲を作る際には、『いつか演奏ができたらいいなぁ』というような
話をすることもよくあるんですが、それを実現してくれた発起人の蘭星さんには
本当に感謝してます。ありがとうございます。
是非今後も、2回、3回・・・と続けていっていただければ嬉しいです。
来て頂いた皆さん、本当にありがとうございました」
岩田さんが何度も「クレイジー」とか「おかしい」という言葉を発していたのが
とても印象的でしたw;
でも、そのクレイジーともいえるくらいの星の調べの団員の皆さんの情熱が
こんだけすごい演奏会を実現させたんだなぁ、と思いました。
というかお2人は、自分の座ってた招待席の2列前の席に座られてたんで
かなりびっくりしましたw できればサインお願いしたかったなぁ。
(演奏会が終わった後に、すぐ楽屋に入られちゃったorz)
崎元さん&岩田さんが席に戻られた後は、アンコール曲として
蘭星さんが指揮しての『ユニット紹介』が演奏されました! この曲大好き!
最後を締めくくるにふさわしい、とっても元気、活気のある感じの演奏でした。
演奏の途中には、各ユニットごとに奏者の方が立ち上がったりもしてて、
ほんと楽団のユニット紹介って感じで、いい雰囲気でした。
お客さんの手拍子もあったし。アンコールの曲はこれしか考えられないなぁ。
あと、なんだかコンマスの方が王様の格好にされ、「本日の主役」という
タスキをかけられていましたw
いいなぁ。自分は好きですね、こういうノリ。
そんなこんなで演奏会は終了。
帰りには、エアリスの格好をした人たちがカンパ用のカゴを持っていました。
気持ち的には有り金全部ぶっこみたい気分でした!!
でも、財布の中を見ると痛恨の残金約二千円;
・・・すまぬ、次もがんばっておくれ、すまぬ、と思いつつ千円入れてきました。
ちなみにカンパ後には豆菓子をもらえました。ごちです。
終演後のロビーでは、団員の方が総出でお客さんをお見送り。
自分は、今回は演奏者として参加されていたかごいりさん、今回初めてお会いした
おかぽんさん、そして今回の主催者である蘭星さんに挨拶できました。
蘭星さんにはエリクサー(と称したバナナオーレ)を渡しましたw
完全回復してくれてたらいいんですけど。w
団員の方はみんな、この青い花を髪や胸、腰などに身につけていました。
いいですねこういうの。団としての連帯感があってよかったです!
星の調べはこれからもFFTを演奏していくとのことらしく、次は2010年の秋に
関西地区での公演が予定されてるみたいですね。西日本在住の方はぜひ!
自分は八王子在住なんでちと遠くなっちゃいますけど、またぜひ足を運びたいなぁと思います。
というか今回演奏された『交響曲FFT』は、まだ未完成のものとのことでした。
次は、曲目面、もちろん演奏面についても、より完成されたものを聞けるかと思うので楽しみです。
あとこれは個人的なことですけど、次の演奏会はぜひFFTをクリアしたうえで
聴きたいなぁと思いました。やっぱ、ゲーム音楽はゲームをよく理解したうえで
聴いたほうが、より深く楽しめるでしょうからねー。
星の調べの皆さん、とても素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。
なんだかうまく言葉に表せないですけど、とても豊かで、幸せなパワーをもらえました。
間違いなくこの日、この会場は、イヴァリースと化していましたね。
ここに集った人々は、それぞれ深度の違いはあるにせよ、みんなFFTが好き。
今回の演奏会は、会場のキャパから見てほぼ満員御礼の1445人もの人々を
動員していたそうで、団員の方々、観客、みんなの分を合わせたら
そのエネルギーは計り知れないものがあったんじゃないかなと思います。
「好き」というエネルギーがこれだけたくさん集結すれば、
どんなことでもできそうだなぁ・・・と、しみじみ感じました。
そして最後に、こんなとんでもない演奏会を企画・主催された蘭星さんへ。
FFTの音楽たちをフルオーケストラで演奏したいと思い、その夢を追い続け、
多くの方の協力をもって実現させたあなたのその情熱と行動力にはただただ感服です。
これからも、その挑戦的でパワフルな姿勢を持ち続けて活動してもらえたら、
もっとすごくて楽しいことをやってくれそうだなあという気がしています。
蘭星さんの、そして星の調べの今後の活動に期待してます!
今後も微力ながら、(主に広報的なところで)バックアップしていければと
思ってますんで、今後ともよろしくお願いしますねー。
次回の演奏会も楽しみにしてます!!
謝辞:
こんな超長いレポートを最後まで読んで頂いた皆様、ありがとうございますm(_ _)m
感想、ご意見などあれば、コメント頂けると嬉しいです。
余談:
これは思いっきり余談ですが、休憩に入る際のアナウンスの方が、
毎回もれなく噛んでたんで、毎回「がんばれ!」と心の中で応援してました。w
次回は体調万全で頑張ってほしいなと思います!(今回は少し体調が悪かったそうです)
余談2:
松野泰己さんが会場に来ていたらしいです!(from かごいりさん)
今何やってるんだろう、松野さん・・・。
Wiiで何か作ってるって情報があって以来、全く音沙汰がないですけど;
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【11/22 FFT演奏会開催】「星の調べ」団長さんにインタビュー。(2009/11/2)