昨日金曜日に御徒町のシネコンにレイトショーを観に行きました。
アカデミー賞の作品賞・監督賞の候補にもなっている
「パラサイト 半地下の家族」です。
狭いスクリーンに3割程度の入りでした。
いつも人で非常に混雑しているこのシネコンですが、新型コロナウィルスの
影響でしょうか、閑散としていました。
シナリオは、半地下の陰鬱な住居に住む、定職を持たない家族が、
IT企業の社長の恵まれた家庭に徐々に寄生(パラサイト)するようになっていくが...
というもの。
シナリオの構成が重層的で、展開も読みづらく最後まで飽きさせません。
莫大な費用をかけずにこれだけの表現ができるというのは、
最近の実写日本映画では真似できない、格段のレベルの違いを感じます。
格差社会の問題意識についても、強いメッセージが込められています。
近々発表されるアカデミーの国際長編映画賞は確実で、
脚本賞も取るんじゃないかと...