『自分で自分をどのように認識するのが良いのか? ~自己肯定感と自己高揚バイアス~』
(1)自己肯定感
1)あらゆる精神機能が、健全で適応的に働くための土台。
2)人生の最初期に獲得される、この世界と自分自身に対する、基本的な安全感と信頼感に基づいている。
3)人格発達の原点となる礎。
(2)自己奉仕・自己高揚バイアス
1)ありのままの正確な自己分析は、適応的とは限らない。
2)自己高揚とは、実際よりも高く自分を評価すること。
3)失敗や不安のストレスから、自分の自信を守っている。
4)将来のなりたい自分への、希望が込められている。
(3)自己覚知・自己一致
1)カウンセラーやソーシャルワーカーなど、心理的な対人援助を専門的に行う、特殊な場合。
2)自分の無意識的な意図や感情を、自覚すること。
3)そのためのトレーニングが、教育分析やスーパービジョン。
(4)何が適応と不適応を分けるのか?
1)適応・健全な機能
a)自己肯定感があり
b)将来のなりたい自分への、希望として、自己奉仕・自己高揚バイアスが使われている状態。
2)不適応・機能不全
a)自己肯定感が十分でなく
b)不安やコンプレックスを、補償するために、自己奉仕・自己高揚バイアスが使われている状態。
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