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この頃 メインの「ルイガノ号」 ~シクロ車は泥に強い~

2012年01月19日 | シクロクロス
シクロ車は「泥に強い」。

         

シクロのレースは泥がつきもの。わざと水をまいて泥沼をつくるレースまである。

         

先日の希望が丘も藪の中コースはかなり湿って泥状態だった。でも三船師匠は「明日のレースは乾いてくからと滑りやすくなるよ」と一言。なるほど師匠は奥が深い。コースは乾きすぎると滑ってしまう。しかし,その泥も自転車にとってはトラブルの原因にもなる。そのための対策がシクロ車には込められている。

         

泥対策はまずタイヤ。ロードと同じ700Cではあるが,幅は32Cである。今履いているのはパナレーサーが昨年リリースしたCG(セドリック・グラシア)CXだ。国産のシクロのタイヤはまだ少なく,価格もなかなかいい。

シクロのレースは砂地,草地,石畳,アスファルト,そして泥と,まさにいろいろな条件のもと走る。ベテラン選手はコースの特徴に合わせてタイヤを変える。しかし,一本で勝負するにはオールラウンドのものとなる。タイヤの機能は当然,路面への対応だが,それ以上に大切なのが泥の抜けである。この抜けが悪いと泥がタイヤに張り付き,フレームやフォークとの間に詰まってしまうと,もう走行不能になる。

三船師匠によると泥へのひっかかりと抜けには,空気圧の影響が大きい。空気圧を下げると引っかかりは上がるが抜けが落ちる。空気圧を上げるとその逆となる。なるほどだがその按配は経験がものを言う。やはり実践の積み重ねである。

          

もうひとつの泥対策はフォークの形状だ。泥詰まりを防ぐためにブレーキはカンチだが,タイヤとのクリアランスもかなり広い。

                                                          
         

イーストンのEC70Xを使っているが,同じイーストンEC70と比べるとかなり違う。それぞれに機能美がある。

タイヤ周りだけでもかなり違うが駆動系もかなり変わっている。そのことはまた次回。


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