クロノ・トリガー
発売はスクウェア
開発はスクウェア開発第4部
1995年3月11日発売
特徴
[フィールド&ダンジョン]
・フィールドでは基本的に敵は出ない。
フィールドではかなり小さくキャラクターが表示されあちこちを歩くことになる。
ダンジョンや町などで戦闘が起きる事となる。
・セーブ&キャラ入れ替え
フィールドでは基本的にどこでもセーブ&キャラ入れ替えが可能だが
町やダンジョン内ではセーブポイントでのみセーブが可能となる。
[戦闘面]
・シンボルエンカウント制
基本的にそこにいる敵の付近にキャラクターを移動させることで敵との戦闘になる。
そこにいなくても急に飛び出してくる敵や完全に触れなければ戦闘にならない敵もいる。
・戦闘はその場で行われる。
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」など
多くのRPGは戦闘に入ると画面が切り替わり別の場所で戦闘が行われ
戦闘終了後また戦闘前の場所に戻るものであるが
「クロノ・トリガー」の場合、場面が切り替わらず
その場で戦闘が開始され敵が動きまわる。(こちらの移動は出来ない)
技などは範囲が決められている物があり
複数の敵がその場所に入ると巻き込んで同時攻撃する事が出来る。
・戦闘は基本的にアクティゲージ制
時間が常に流れていて
アクティブゲージが満タンになるとそのキャラクターは行動が可能となる。
満タン時でも時間は常に流れていて、
その場で放っておいても技やアイテムのウインドウを開いている状態でも時間が流れていて
その間に敵も行動を行う。
時間自体が止まるのはこちらや敵が攻撃や技を使っている時のみである。
ただこれはオプションで変更も可能である。
・協力技
特定のキャラ同士、習得していると
アクティブゲージが満タンにな協力技というものが使える。
キャラが決まった2人技と3人技がある。
[システム]
・「強くてニューゲーム」
1周クリアした時、その時点での強さや武防具、アイテムを
始めから引き継ぐ事も出来るのだ(一部アイテム等は不可)
[操作方法]
十字キー:歩く、カーソル操作
Yボタン:表示しているウィンドウの場所切り替え
Bボタン:キャンセル
B+十字キー:走る。
Aボタン:決定
Xボタン:メニューを開く
スタートボタン:ポーズ
セレクトボタン:地図を開く
あらすじ
A.D.1000年。(『A.D.』とは『ガルディア王国暦』、『B.D.』とは『ガルディア王国暦前』にあたる)
『ガルディア』に住む『クロノ』は『リーネ広場』で行われるお祭りに赴くことにした。
その祭りは『ガルディア』が建国してちょうど1000年にあたる
その名の通り『千年祭』である。
そこで1人の少女とぶつかる。
名前は『マール』という。
ぶつかった事がきっかけでお祭りをめぐっていくことにした。
祭りの出し物として『クロノ』の幼馴染である『ルッカ』が製作し
展示している『転送装置』であったが誰もやりたがらないので
『クロノ』を実験台として装置を起動する事にした。
すぐ近くにある転送装置に飛ばされる仕組みであり、
『クロノ』は隣の転送装置に飛ばされ実験は成功した。
『マール』も「私もやる」といい、転送装置を起動すると
何やら彼女が持っているペンダントと共鳴し、おかしな現象が起こる。
すると彼女は隣の転送装置に現れず消えてしまった。
『クロノ』はペンダントを用いて転送装置を使って彼女を追う事にした。
それは『クロノ』達の時代をめぐり
地球の危機を救う壮大な旅になっていくのであった。
良い点
・魅力的なキャラ
・音楽
悪い点
・見えない敵多すぎ
良い点の解説
・魅力的なキャラ
現代の『クロノ』『ルッカ』『マール』の3人や
各時代を彩るキャラ達が個性豊か。
『鳥山明』氏のデザインが実に彼らを活き活きとさせている。
一部の方は『クロノトリガー』の頃が『鳥山』氏の最盛期なんて声も上がるほどである。
ゲームでは見られないが
イラストは眺めていて実にワクワクさせてくれる。
・音楽
『光田 康典』氏の曲はいずれも素晴らしい。
『クロノ・トリガー』の時は22歳ぐらいの頃という話なのでもはや脅威である。
ちなみに2020年の東京オリンピックの開会式の入場行進で
2曲採用されている。
悪い点の解説
・見えない敵多すぎ
シンボルエンカウント制であるので
「あそこに敵がいるな。
お、遠回りすれば敵に遭遇しなさそう」
と、広めの通路を大回りしようと通ってみたりするのだが
そこがエンカウント地帯があり、急に敵がでて戦闘になる事が多い。
1周目はまだいいが
2周目は雑魚とのエンカウント回避手段を増やしてほしかったなぁ…
「強くてニューゲーム」があるんだから甘えんなってのは分からんではないが
個人的には気になった。
このゲームは
「坂口 博信」氏:スーパーバイザー、エグゼクティブプロデューサー
「堀井 雄二」氏:スーパーバイザー、ストーリー原案
「鳥山 明」氏:キャラクターデザイン
が携わるという事で「ドリームプロジェクト」と大々的に
ゲーム雑誌やCMで取り上げられた。
「ファミ通」によるアンケート
「平成のゲーム 最高の1本」の投票結果で
「クロノ・トリガー』」が1位になった(7158票中230票)。
海外での本作の人気は一部すさまじいようで
日本のRPGで一番なんて言われていたりする(←違っていたりもするからちと曖昧)
いくつかの同人作品が作られていて
個人で楽しんでいるだけならよかったのだろうが
4年ががかりで
公開直前まで行っていてそれを公式が知り開発中止になせた経緯もあるようだ。
髭人はネット上を飛び交って
あまり詳しいことは良く分からないので(つまり不正確)気になる方はご自分で調べてくだせぇ。
ゲーム自体の感想としては…
まず、ストーリーは世界を救うための時代を跨いだ壮大な大冒険であり
キャラクターたちもそれぞれ個性的でストーリーを盛り上げてくれる。
時に、熱くさせてくれたり時に笑わせてもくれる。
戦闘面は、シームレスなバトルで敵も結構個性がある。
特定の属性で攻撃を受けると回復したりとかただ漫然と攻撃すると反撃してきたりとするので
単にレベルを上げてただ強力な技を発動していれば勝てるというような単調な作業でもなく面白い。
(面倒と言えば面倒ではあるが)
ミニゲーム要素も若干あり、ストーリーや戦闘だけに傾倒しすぎない所もまたいい。
まさに『ドリームプロジェクト』というに相応しい名作と言ってもいいんじゃなかろうか。
ここからがネタバレ
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本作の舞台背景
『クロノ』達がいる世界で
原始時代に『ラヴォス』という巨大な宇宙生命体が落着する。
『ラヴォス』の目的は世界の生命を餌として自身を進化させることにあった。
だが、すぐにそれの行動を起こそうとはしなかった。
何故なら、人間達が未成熟であったからだ。
『ラヴォス』は活動開始まで静かに時を待つのだった。
時が経ち1999年
地中から這い出た『ラヴォス』は地上に向けて攻撃を開始
その圧倒的な力の前では人類は太刀打ちすることも出来ず世界は崩壊した。
ただ『ラヴォス』の攻撃で人類自体は絶滅した訳ではなく荒廃したその地で
ひっそりと飢えと苦しみながらもなんとか生き長らえていたのだった。
ネタバレ込みのキャラ紹介&髭人の個人的感想など
クロノ:主人公
年齢は17歳。
母親は『ジナ』で父親は出てこないし触れることもない。
主人公はプレイヤーの分身という事もあってか
セリフはない。
能力的には剣術に長け回復や補助魔法系はほぼ使えない。
せいぜい蘇生の『レイズ』を覚えるぐらい。
魔法としては『天』の属性を出すが
剣術で無属性の攻撃が多く安定したダメージをたたき出してくれる。
主人公という事もあり合体魔法も多い。
マール:王女、本名は『マールディア』
『ガルディア33世』の娘である。
年齢は16歳。
能力的には
主な武器はクロスボウ。
『水』系の技を使用する。
攻撃力は控えめであるが回復系の技を多く習得する。
回復技は多く効果が高めだが対象が『ケアルガ』『アレイズ』など単体のものが多く
中盤からは敵からの全体攻撃が多い本作としては
1人で全体回復が使えないので少々使いづらい印象。
唯一、味方一人の素早さを上げる『ヘイスト』を覚えるので
それが戦闘でのメインと言っても過言ではない。
全体回復は道具を使うといい。
メインで攻撃させるというよりはサポートに徹させるべき
しかし技の『挑発』を使わせると自分の尻をペチペチと叩く。
なんちゅー王女やねん(笑)
性格面では明るく主人公に対してストレートに感情を示すため
パーティに入れておくとイベントが華やかになる。
奔放な性格であるが飛ばされた中世で
その時点で行方不明で先祖で自分に似ていた王家の『リーネ』になりすますという大胆さを持っている。
(まぁ、その時点で知り合い0の中世に飛ばされて王家で大事にされるっちゅうならしがみつくしかないが)
父である『ガルディア33世』とはすれ違いが多く親子喧嘩ばかりしている。
イベントで互いの気持ちを伝えあって良くなっていくのはいいね。
ラストの個別イベント。
『ガルディア33世』が化けた大臣によって裁判で死刑になりかける所で
証拠を持っていく際に『エイラ』が仲間にいると
「オマエ おっぱい ないな。大丈夫か」
と、言われる。
う~む……。
まだ16歳だろ。成長を信じろ!!
ルッカ:機械好きな『クロノ』の幼馴染み
年齢は19歳
能力的には銃を使い
魔法は『火』系を使う。
ただその『火』の影響が強すぎる…
彼女の1人技の攻撃はみんな『火』属性がつく。
2人技も『マール』以外のキャラだとみんな『火』属性がついてしまう…
『火』属性耐性、回復の敵がいると途端にやる事が減る。
一応、敵全体眠りの『催眠音波』や1人防御力アップの『プロテクト』を使えるが…
2人技、3人技だと『火』か『冥』がほとんど。
無属性攻撃が欲しかったところだなぁ…
そのようなこともあってパーティメンバーに関してはネット上を見ると
キャラとして好きだから『ルッカ』を連れていくという人はいても
戦闘面で『ルッカ』を連れていくという人は殆ど見ない(悲)
『クロノ』の幼馴染という設定であるが
冷静に物事を見てしまう所があるためか、やや感情表現が乏しい
捕まって死刑が決まった『クロノ』を助けに来るぐらいの行動力はあるのだが
感情表現がストレートな『マール』と比べると埋もれがちである。
『クロノ』復活イベントでは『ルッカ』と『マール』を連れていると
寄りそうのは『マール』の方が優先され『ルッカ』はみているだけとなる(悲)
幼馴染設定を活かして、『マール』に対して
ルッカ「クロノは昔から〇〇が好きだったよね~」
マール「何よ。幼馴染だからって知ったかぶっちゃって!これから知っていけばいいんだも~ん」
と、『クロノ』についての知識を活かして『マール』といがみ合うような描写でもあれば
より面白かったのかもしれないが…惜しい。
ただ彼女自身はとんでもない大天才!!
物質転送装置と『マール』のペンダントでの異常な現象を見て
数日程度で飛ばされた『マール』と『クロノ』の時代に行ける
ゲートを開く『ゲートホルダー』を作りだしたり、未来のロボットを修理したり
洞察力、理解力、非常に高い!!
彼女自身のイベントとしては
過去の自分が幼かった時の事故により母親の足が悪くしていたので
過去に戻り事故を無くす事なのだが…
機械を動かした際
ベルトコンベアが動き出し、母親の服の裾が挟まってしまい
機械を止めるように幼い『ルッカ』に頼むが出来ずに事故が発生してしまうのだが
過去に戻った『ルッカ』がそれを止めることとなる。
元の時代に戻ると散歩に行ける母親がいる。
しかし、その機会を止めるコード。
父の再々の人『ララ』なんだがいきなりベルトコンベア動き出して焦っているときに
いわれても
「どゆこと!?
文字の入力画面なんか出てきてねぇじゃん!」
ってベルトコンベアが進むのをコントローラをガチャガチャしながら見守った人も多かろう。
そして
「『ルッカ』の母ちゃんの名前は『ララ』。
つまり…RARAでララだな」
と、コントローラの『R』『A』を押しまくった人もまたいるだろう。
正解は『L』『A』『L』『A』
なんだが…
髭人はどこかのゲーム関係のまとめサイトで何となく覚えていたから何とかなったが
何も知らず完全に所見だったら多分、事故が起きていたろうな…
ロボ:未来にいるロボット
製造番号は「R-66Y」コードネームは『プロメテウス』
主な武器は『アーム』によるパンチ
能力的には全体回復の『ヒールビーム』がなかなか便利。
個別の1人技は物理が中心で全体や範囲技は属性がつく。
2人技、3人技も豊富である。
他のロボットに一方的にボコボコにされている所を助け、
『ルッカ』が修理して仲間になる。
ロボットという事もあって従順な機械である。
彼(というべきか?)のイベントは
未来に戻り、自身の生まれの秘密を知ることなんだが
彼女らしきロボットが主人公たちに危害を加えようとするところを
反抗し倒してしまう。
それと、古代世界で砂漠を森にしようとする女性が
長年にわたって仕事ができる働き手が欲しいとのことで『ロボ』が名乗りを上げる。
400年後、現代にするまでに森にすることが出来た。
ロボットだから長年働けるってのはわかるけど
エネルギーの補充も必要だろうし細かいメンテナンスも必要だろう。
自身で行っていたのか?
まぁ…古代とはいえ、細かいやり方はロボ自身が教えてくれるか…
それはそうと、
あちこちロボを耕していたり、種を撒いていたり、かかしになっている光景はかわいらしく癒らされるねぇ~。
個人的に壊れていていたところを直してくれた恩人である『ルッカ』と運用したくなるところである。
後、排熱のためか一瞬、装甲を展開させるところ、好き。
カエル:中世で『魔王』から
蛙の姿に替えられてしまった騎士である。
本名は『グレン』
能力的には『水』系の魔法を使えつつ
弱めであるが全体回復である『ヒール』や単体の強力な回復な『ケアルガ』も使える。
剣士という事もあり、クロノ同様、剣を用いた技が多い。
中には蛙という事で長い舌を用いた攻撃もある。
2人技も3人技も豊富で蛙関連も多い。
ただ、『グランドリオン』の力を開放しないと攻撃力が上がらないので
「つよくてニューゲーム」の終盤に来るまで火力がやや低めとなる。
キャラとしては
『魔王』達に対し戦い、友人を失い、自身も呪いで蛙の姿にさせられている。
蛙にされた後は隠れるようにして暮らしていて『クロノ』達に出会い再起し
打倒『魔王』に挑むことになる。
親友であり『ガルディア王国騎士団長』と共に『サイラス』と共に『魔王』に挑んだが
『サイラス』は殺害され自身は命を長らえたものの呪いにより蛙の姿にさせられた。
それ以来、10年、公では姿を見せず隠れて『リーネ』王妃を守ってきたが
『クロノ』達と出会い再起し『魔王』と戦う事にする。
ゲーム中で伝説の剣『グランドリオン』を手にして…
エンディング、ゲートでの去り際に『マール』からほっぺにキスされている。
ルッカ「王女のキスで呪いは解けるものよ」
なんて言われてゲートに飛び込んだ。
だが、呪いは強いようでスタッフロール時での描写では『カエル』のままだった(悲)
一応、古代で『魔王』を戦う選択をすると『魔王』を殺害する事が可能。
死ぬ前の『魔王』がそのうちカエルの姿に変えた魔法も解けると言って息絶えた。
その際のプレイ中は『カエル』のままであるが
エンディング時に人間姿に戻っている。
『ルッカ』はその姿を「ハンサム」と評している。
ゲームだからってのは分かるが
『サイラス』の仇であり、自身を蛙の姿にした『魔王』と
仲間にした後でも普通に行動をとれるのはなんかね…
精神的に乗り越えたという解釈も出来なくもないが…
せめて呪いぐらい解いてやってくれや。
アイラ:原始時代の女戦士
年齢24歳。
武器は素手である。
魔法が生まれる前の彼女だから魔法は使えない。
魔法は使えないが体術に優れ
相手から物を盗む特殊能力がある。
ストレートに思ったことを口にして行動する。
原始時代の人という事もって話し方は片言である。
能力的には物理攻撃に長け
『色仕掛け』という敵のアイテム奪う技を使えるのは大きい。
2人技、3人技の組み合わせも豊富。
特に『クロノ』との2人技『ハヤブサ斬り』は
横一直線で範囲が広めで威力が高く使いやすい。
『ラヴォス』戦で重宝する。
結果、戦闘メンバーは
『クロノ』+『エイラ』はほぼ確定で
残り一人がお好みって感じの人が多かったんじゃないだろうか?
キャラとしては原始人ということもあり自由奔放で
あれこれ物事を考えるよりも直観で行動するという感じであり
キャラ同士との関係が薄めではある。
良く『アイラ』を象徴している台詞としてネタにされるのが
「お前達 生きてない。死んでないだけ。」
かな。
状況を説明しておくと
原始時代、『人間』と『恐竜人』が対立していて
人間の『ラルバ村』の人たちは隠れて住んでいた。
『クロノ』達が来てからの宴で『ゲートホルダー』を恐竜人に奪われ
それを奪還したわけだが『アイラ』が恐竜人達に後をつけられ
その結果、『ラルバ村』が襲撃にされたのだ。
村民は『エイラ』を疫病神扱いする。
『エイラ』は迂闊だったと反省するが
それでもまだ共に戦おうと言う『エイラ』に対し
村長は自分たちよりも前にいて
『恐竜人』に挑戦するのは愚かであり
傷ついてもまだ戦えというのかという問いに対し
『エイラ』は
エイラ「生きてるなら エイラ
戦う!
勝った者 生きる。 負けた者 死ぬ。
それ この大地のおきて。
恐竜人も エイラ達も 生き物
みな このおきて 逆らえない。
長老 お前達 生きてない。
死んでないだけ。」
長老「エイラ お前 強い……
だから そう言える。
ワシら 力 ない……」
エイラ「それ 違う!
力あるから 戦う 違う
戦うから 力つく!(略)」
その後、『エイラ』は『ラルバ村』の翼竜である『プテラン』を貸せと申し出て
恐竜人たちの根城に乗り込む事になる訳だ。
「死んでないだけ」が独り歩きしているけども
『エイラ』からすれば「戦って力をつけろ」っていう話だわな。
まぁ力をつけようとしても
死んでしまっては元も子もないんだが…
魔王:古代文明での『ジャキ』という名前の少年。
魔力がないとそこの住人には言われるがそれは間違いであり
実際は魔力が強すぎて封印されていたからである。
能力的には『冥』の魔法に長け
各種属性の全体攻撃魔法を使える。
ただ、2人技が使えず、3人技も2種だけで
メンバーが限られるので割と使い勝手はよろしくはない。
1人で各属性使える魔法つっても全画面攻撃なので
終盤の敵は各属性に耐性や回復や反撃する雑魚が増えてくるので
万能というわけではない。
一応、1人の『魔法防御』を向上させる『マジックバリア』は使えるけども…
それを加味しつつも他は飛びぬけた能力というわけではないので
戦闘面で好んで『魔王』を使うという人はあまりいないようだ。
『ジャキ』はタイムスリップしてしまい中世時代に送られ
『ビネガー』達に祭り上げられ『ガルディア』と対することとなる。
『魔王』本人の最終目的は『ラヴォス』を倒すため戦力を集めていたのであった。
主人公たちに邪魔されもう1度、古代文明時代に飛び
『預言者』と名乗り、母である『ジール』達に近づき『ラヴォス』打倒に燃えるが
『ラヴォス』のあまりの強さの前に敗北。
その際、『クロノ』は仲間たちを守ろうとその命を散らした。
直後、残った仲間たちと『魔王』と戦うかどうか選ぶ事になる。
戦うと『魔王』を殺害
戦わないと仲間になる。
しかし、中世で向かってきた『サイラス』を殺害し『グレン』を魔法で蛙の姿にしたわけだが
『カエル』と対峙して
魔王「いつかのカエルか……。
どうだ、その後の人生は?」
と、聞くのはなかなか性格が悪い。
その際、『カエル』自身が
カエル「感謝してるぜ。
こんな姿だからこそ……
手に入れた物もある!」
と『カエル』がいうのはかっこいいけども
『魔王』本人としては『ガルディア』の連中がうぜぇからって事で
雑魚相手に遊んでやったって感覚なんかな?
ただ周りに『魔王』だと呼ばれて己惚れているのか
『ラヴォス』を倒そうとしているけどもイベントで返り討ちにあっているし
ゲームでの戦闘でもイマイチ。
身の程を知れ。
それはそうと、仲間になってから
少し前まで戦った相手である中世の『ガルディア』の城に入っていく『魔王』
誰も言及しないのがなぁ…
消える魔法でも使ってんのかって気さえする(苦笑)
髭人は『ラヴォス』関連でイベントが多いに違いないと
初回プレイでは『クロノ』『マール』『魔王』でプレイを続けたが
特によくしゃべる訳でもなく、イベントも増えないので
特徴もあまりなく謎多きキャラのままで終わったのがちと悲しかったな。
上述の通り、能力としても使いづらいし…
エンディングで『マール』に
「サラを探すの?」
と問われ、無言でゲートに飛び込んでいく。
何か語れという以前に
『カエル』の呪いを解いてから飛び込んでやれや。
『魔王』が生存している限り時代を超えても解けない呪いというのはかなり重い。
ストーリー、キャラとの関係性、イベントアイテムなどゲーム進行、キャラ性能などを
総合的に加味したら…
正直、態々生かしておくほどのキャラじゃねぇよな。
『カエル』のためにも葬っておけと思う(←酷い)
ラヴォス:原始時代に宇宙から飛来し地球に落下した生命体
原始時代に地球に寄生し1999年にその姿を現し、
地球に大規模攻撃をして荒廃させた。
古代文明『魔王(ジャキ)』や『サラ』の母である
『ジール』が『ラヴォス』の力に魅了され
利用しようとしていたが次第に正気を失っていった。
ラスボスであるが戦う場所やタイミングで強さが異なる。
大体
・『時の館』
・1999年『シルバード』での突入
・『古代:海底神殿』
・他
・『時の館』
1999年『ラヴォスの日』からの攻略、
モード変化で何度も外殻を倒す羽目になるので面倒くせぇ
・1999年『シルバード』での突入
『シルバード』で『ラヴォス』に突入する事により
外殻と戦わずに済む。
この際、『シルバード』が大破したことにより
エンディングも『クロノ』と『マール』の風船エンディングになる。
・『古代:海底神殿』
イベントでの戦闘、めっちゃ強い。
基本負けイベントであるが強化すれば何とか勝てる。
髭人は『ラストエリクサー』を惜しまず使って倒した。
この時のエンディングは制作スタッフが出てくる『ドリームプロジェクト』になる。
・他
『外殻』→『本体』→『コア』の3連戦となる。
『本体』『コア』は敵が3匹いてそれが近くに横並びにあるため
『クロノ』&『エイラ』の2人技『ハヤブサ斬り』が非常に重宝する。
『ラヴォス』に関しては台詞が欲しかったところだわな。
個人的に気になるのは
「何故、地球に飛来したのか?」
例えば、別の星で生み出されたがそこでの環境に適合せず自分が住める星を求めて宇宙を彷徨っていたとかね。
「私たちの星なんだからー!」と『マール』が『ラヴォス』を排除しようとする台詞は他キャラもそれに準ずる。
いくらか同情できるような要素があり『ラヴォス』との意思の疎通が取れれば共存する道もあったんじゃないかとも思える。
エンディングは10種類以上ある。
『ラヴォス』を倒すタイミングで大体異なる。
髭人は全部見てないがそれぞれにスタッフロールがある。
スタッフロールだけの簡素なものもあれば
ストーリーのifみたいなものがあったり
ギャグを狙ったりするものもあったりしてなかなか面白い。
ラストまで行った時の違いは2種類。
『ラヴォス』を倒しに『シルバード』を用いて1999年に行ったか否かである。
・シルバード突撃
『シルバード』を用いた場合は、『ラヴォス』と対決するために
『シルバード』を突撃させ、結果『シルバード』を失う事になるのだ。
だが『ラヴォス』の外殻状態とは戦う事は避けられる。
エンディングは
『クロノ』が『マール』を連れだしたことなどの罪を『ガルディア33世』に問われようとして
『マール』が止めようとするが『ラヴォス』から世界を救ったことを理解していた。
それは、『ルッカ』が各世代の人たちを呼び出したからであった。
『ラヴォス』を倒したことにより『ゲート』が完全に閉じようとしていて
時代の行き来が出来なくなりそうという事で各時代の人々との別れがある。
お別れが終わった後は『ガルディア33世』から
『マール』の鐘というものを作り『マール』に送った。
それを『リーネ広場』に設置しようとして
高くにあるので多くの風船を用いて浮かんだら
そのまま『マール』はそこにいた『クロノ』と共に風に流され飛ばされていきスタッフロール
・シルバード突撃以外
『ラヴォス』の三形態と戦って倒し
エンディングはラヴォスを倒したことによりゲートが閉まるってことで
仲間たちとの別れがあるのは共通。
で、ゲートが閉じきろうとしていた時に
時代を行き来するのは良くないし、荷が重いと『シルバード』を壊そうかなんて話をしていたら
『クロノ』の母『ジノ』が付近を猫を追いかけていて
猫がゲートに入ってしまい『ジノ』も入ってしまいゲートが閉じてしまった。
『ガルディア33世』が『マール』のために鐘を用意したが
『マール』は
「私たちじっとしてられないの!」
と、走り去り『シルバード』に飛び乗る。
娘が去り、風船で鐘を設置したところを『タバン』が花火を打ち上げてスタッフロールという流れである。
エンディングなどに含めての感想は
みんなとお別れ、
『クロノ』達が時間を行き来した冒険の旅をこれからも繰り返しているんじゃないかって
プレイヤーに委ねた感じでいいんじゃなかろうか。
『ラヴォス』やキャラ達の事情が解決もしているしな。
(あ…『グレン』は『カエル』のままだが)
『シルバード』突撃をしなかった場合のエンディングの最後、その際、『マール』が
「私たちじっとしてられないの」
と言っていたがそれが全てだと。
彼らは終着せず時を越えた冒険を続けている。
後の事は、プレイヤーに委ねる。
それでいいんじゃないかと。
ただ、一国のお姫さんがいつまでも「冒険大好き!」では困るがな。
どっかのRPGの過去の女に惹かれた一国の王子が
「主人公よ。
俺、この時代の女に惚れたからこの時代に残るわ。
どーせ説得したって無駄だから
お前が王である俺の親父や妹に説明とかやっといてくれ」
と主人公に丸投げにした王子と似たような感じでは…(苦笑)
一応、ここから「クロノ・クロス」に続くようだが
髭人は遠慮しておくわ。
まず、キャラデザインが「鳥山明」氏じゃないし
「クロノ・トリガー」の攻略サイトで関連するからって事なのか「クロノ・クロス」で
本作のその後が若干語られていた為に軽いネタバレを食らったのだ。
そうしたら…
髭人「えぇ…。このゲームのエンディングで満足していたのにそうなっちゃうの?」
って感じになったからな。
それでいて本作のキャラはイベントで出ては来るが仲間として連れられないようだ。
(まぁ、仲間にできたら「クロノ・クロス」のキャラが食われるだろうしな…)
本作に満足していた方は髭人と同じかそれ以上に拒否感が出るんだろう。
クリアして「クロノ・クロス」の全て理解すればスッキリするんだろうか?
ネット上でそういう声、あんま見かけないけどね。
「クロス、全部やりきればシリーズ含めて全部大好きになる!」
って声がさ。
取り敢えず髭人としては「クロノ・トリガー」をクリアして満足したって事でそっとしておこう。
知らぬが仏。
一部、ネット上で「『クロノ・トリガー』のリメイク版を」なんて声があるが
髭人としてはしない方がいいんじゃねぇのと。
まず売れるのかね?
リメイク作品である以上、元作品販売本数より売れるとも考えにくい。
今「FF7」のリメイクを三部作作っている最中だけども
(2020年に1作目が出たけど、2025年現在、完結しておらず)
かなり制作に時間がかかるしそれ以上に金もかかる。
「FF7」のリメイク版は世界的に見ても売れているのかね?
もし「クロノ・トリガー」をリメイクしたとしても同じ道をたどることになるんじゃないのか?
それに当時のスタッフを集めるのも厳しいだろうし、
メインの一人、キャラデザイン担当の「鳥山明」氏が鬼籍入ってしまわれたし…
ほぼ、一新せざるをえまい。
それに世界で人気が高い本作である。嫌でも期待感は膨らんでしまうだろう。
よほどいい出来でなければ批判の的となる。
それら難題の数々を乗り越えて発売したとしても
「じゃぁ関連作の「クロノ・クロス」はどうなるの?こっちもリメイクする?」
という話にもなってくる。
それら全部を考えたら「クロノ・トリガー」をリメイクするよりも
新しいドリームプロジェクトでも立ち上げた方が建設的なんじゃないかな。
面白そうだとは思うが誰を基点として誰を集めてくるのか
SFC時代と比べてゲームで出来ることが増え
それに伴い、人などの規模もでかくなるのだから当然、金もかかる。
ゲームメーカー1つやその傘下だけではなく複数を交えての大プロジェクトになるだろうね。
あれこれ面倒を考えるぐらいなら新キャラ、新武器を作って更新するだけで
プレイヤーが簡単に課金するソシャゲーにした方が賢明か。
「クロノ・トリガー」が発売されてから30年。
このような未来となった『クロノ』達はどう思うのか。
まだ希望はあるってな感じで色んな時代を冒険しているんだって信じたいところではある。
発売はスクウェア
開発はスクウェア開発第4部
1995年3月11日発売
特徴
[フィールド&ダンジョン]
・フィールドでは基本的に敵は出ない。
フィールドではかなり小さくキャラクターが表示されあちこちを歩くことになる。
ダンジョンや町などで戦闘が起きる事となる。
・セーブ&キャラ入れ替え
フィールドでは基本的にどこでもセーブ&キャラ入れ替えが可能だが
町やダンジョン内ではセーブポイントでのみセーブが可能となる。
[戦闘面]
・シンボルエンカウント制
基本的にそこにいる敵の付近にキャラクターを移動させることで敵との戦闘になる。
そこにいなくても急に飛び出してくる敵や完全に触れなければ戦闘にならない敵もいる。
・戦闘はその場で行われる。
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」など
多くのRPGは戦闘に入ると画面が切り替わり別の場所で戦闘が行われ
戦闘終了後また戦闘前の場所に戻るものであるが
「クロノ・トリガー」の場合、場面が切り替わらず
その場で戦闘が開始され敵が動きまわる。(こちらの移動は出来ない)
技などは範囲が決められている物があり
複数の敵がその場所に入ると巻き込んで同時攻撃する事が出来る。
・戦闘は基本的にアクティゲージ制
時間が常に流れていて
アクティブゲージが満タンになるとそのキャラクターは行動が可能となる。
満タン時でも時間は常に流れていて、
その場で放っておいても技やアイテムのウインドウを開いている状態でも時間が流れていて
その間に敵も行動を行う。
時間自体が止まるのはこちらや敵が攻撃や技を使っている時のみである。
ただこれはオプションで変更も可能である。
・協力技
特定のキャラ同士、習得していると
アクティブゲージが満タンにな協力技というものが使える。
キャラが決まった2人技と3人技がある。
[システム]
・「強くてニューゲーム」
1周クリアした時、その時点での強さや武防具、アイテムを
始めから引き継ぐ事も出来るのだ(一部アイテム等は不可)
[操作方法]
十字キー:歩く、カーソル操作
Yボタン:表示しているウィンドウの場所切り替え
Bボタン:キャンセル
B+十字キー:走る。
Aボタン:決定
Xボタン:メニューを開く
スタートボタン:ポーズ
セレクトボタン:地図を開く
あらすじ
A.D.1000年。(『A.D.』とは『ガルディア王国暦』、『B.D.』とは『ガルディア王国暦前』にあたる)
『ガルディア』に住む『クロノ』は『リーネ広場』で行われるお祭りに赴くことにした。
その祭りは『ガルディア』が建国してちょうど1000年にあたる
その名の通り『千年祭』である。
そこで1人の少女とぶつかる。
名前は『マール』という。
ぶつかった事がきっかけでお祭りをめぐっていくことにした。
祭りの出し物として『クロノ』の幼馴染である『ルッカ』が製作し
展示している『転送装置』であったが誰もやりたがらないので
『クロノ』を実験台として装置を起動する事にした。
すぐ近くにある転送装置に飛ばされる仕組みであり、
『クロノ』は隣の転送装置に飛ばされ実験は成功した。
『マール』も「私もやる」といい、転送装置を起動すると
何やら彼女が持っているペンダントと共鳴し、おかしな現象が起こる。
すると彼女は隣の転送装置に現れず消えてしまった。
『クロノ』はペンダントを用いて転送装置を使って彼女を追う事にした。
それは『クロノ』達の時代をめぐり
地球の危機を救う壮大な旅になっていくのであった。
良い点
・魅力的なキャラ
・音楽
悪い点
・見えない敵多すぎ
良い点の解説
・魅力的なキャラ
現代の『クロノ』『ルッカ』『マール』の3人や
各時代を彩るキャラ達が個性豊か。
『鳥山明』氏のデザインが実に彼らを活き活きとさせている。
一部の方は『クロノトリガー』の頃が『鳥山』氏の最盛期なんて声も上がるほどである。
ゲームでは見られないが
イラストは眺めていて実にワクワクさせてくれる。
・音楽
『光田 康典』氏の曲はいずれも素晴らしい。
『クロノ・トリガー』の時は22歳ぐらいの頃という話なのでもはや脅威である。
ちなみに2020年の東京オリンピックの開会式の入場行進で
2曲採用されている。
悪い点の解説
・見えない敵多すぎ
シンボルエンカウント制であるので
「あそこに敵がいるな。
お、遠回りすれば敵に遭遇しなさそう」
と、広めの通路を大回りしようと通ってみたりするのだが
そこがエンカウント地帯があり、急に敵がでて戦闘になる事が多い。
1周目はまだいいが
2周目は雑魚とのエンカウント回避手段を増やしてほしかったなぁ…
「強くてニューゲーム」があるんだから甘えんなってのは分からんではないが
個人的には気になった。
このゲームは
「坂口 博信」氏:スーパーバイザー、エグゼクティブプロデューサー
「堀井 雄二」氏:スーパーバイザー、ストーリー原案
「鳥山 明」氏:キャラクターデザイン
が携わるという事で「ドリームプロジェクト」と大々的に
ゲーム雑誌やCMで取り上げられた。
「ファミ通」によるアンケート
「平成のゲーム 最高の1本」の投票結果で
「クロノ・トリガー』」が1位になった(7158票中230票)。
海外での本作の人気は一部すさまじいようで
日本のRPGで一番なんて言われていたりする(←違っていたりもするからちと曖昧)
いくつかの同人作品が作られていて
個人で楽しんでいるだけならよかったのだろうが
4年ががかりで
公開直前まで行っていてそれを公式が知り開発中止になせた経緯もあるようだ。
髭人はネット上を飛び交って
あまり詳しいことは良く分からないので(つまり不正確)気になる方はご自分で調べてくだせぇ。
ゲーム自体の感想としては…
まず、ストーリーは世界を救うための時代を跨いだ壮大な大冒険であり
キャラクターたちもそれぞれ個性的でストーリーを盛り上げてくれる。
時に、熱くさせてくれたり時に笑わせてもくれる。
戦闘面は、シームレスなバトルで敵も結構個性がある。
特定の属性で攻撃を受けると回復したりとかただ漫然と攻撃すると反撃してきたりとするので
単にレベルを上げてただ強力な技を発動していれば勝てるというような単調な作業でもなく面白い。
(面倒と言えば面倒ではあるが)
ミニゲーム要素も若干あり、ストーリーや戦闘だけに傾倒しすぎない所もまたいい。
まさに『ドリームプロジェクト』というに相応しい名作と言ってもいいんじゃなかろうか。
ここからがネタバレ
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本作の舞台背景
『クロノ』達がいる世界で
原始時代に『ラヴォス』という巨大な宇宙生命体が落着する。
『ラヴォス』の目的は世界の生命を餌として自身を進化させることにあった。
だが、すぐにそれの行動を起こそうとはしなかった。
何故なら、人間達が未成熟であったからだ。
『ラヴォス』は活動開始まで静かに時を待つのだった。
時が経ち1999年
地中から這い出た『ラヴォス』は地上に向けて攻撃を開始
その圧倒的な力の前では人類は太刀打ちすることも出来ず世界は崩壊した。
ただ『ラヴォス』の攻撃で人類自体は絶滅した訳ではなく荒廃したその地で
ひっそりと飢えと苦しみながらもなんとか生き長らえていたのだった。
ネタバレ込みのキャラ紹介&髭人の個人的感想など
クロノ:主人公
年齢は17歳。
母親は『ジナ』で父親は出てこないし触れることもない。
主人公はプレイヤーの分身という事もあってか
セリフはない。
能力的には剣術に長け回復や補助魔法系はほぼ使えない。
せいぜい蘇生の『レイズ』を覚えるぐらい。
魔法としては『天』の属性を出すが
剣術で無属性の攻撃が多く安定したダメージをたたき出してくれる。
主人公という事もあり合体魔法も多い。
マール:王女、本名は『マールディア』
『ガルディア33世』の娘である。
年齢は16歳。
能力的には
主な武器はクロスボウ。
『水』系の技を使用する。
攻撃力は控えめであるが回復系の技を多く習得する。
回復技は多く効果が高めだが対象が『ケアルガ』『アレイズ』など単体のものが多く
中盤からは敵からの全体攻撃が多い本作としては
1人で全体回復が使えないので少々使いづらい印象。
唯一、味方一人の素早さを上げる『ヘイスト』を覚えるので
それが戦闘でのメインと言っても過言ではない。
全体回復は道具を使うといい。
メインで攻撃させるというよりはサポートに徹させるべき
しかし技の『挑発』を使わせると自分の尻をペチペチと叩く。
なんちゅー王女やねん(笑)
性格面では明るく主人公に対してストレートに感情を示すため
パーティに入れておくとイベントが華やかになる。
奔放な性格であるが飛ばされた中世で
その時点で行方不明で先祖で自分に似ていた王家の『リーネ』になりすますという大胆さを持っている。
(まぁ、その時点で知り合い0の中世に飛ばされて王家で大事にされるっちゅうならしがみつくしかないが)
父である『ガルディア33世』とはすれ違いが多く親子喧嘩ばかりしている。
イベントで互いの気持ちを伝えあって良くなっていくのはいいね。
ラストの個別イベント。
『ガルディア33世』が化けた大臣によって裁判で死刑になりかける所で
証拠を持っていく際に『エイラ』が仲間にいると
「オマエ おっぱい ないな。大丈夫か」
と、言われる。
う~む……。
まだ16歳だろ。成長を信じろ!!
ルッカ:機械好きな『クロノ』の幼馴染み
年齢は19歳
能力的には銃を使い
魔法は『火』系を使う。
ただその『火』の影響が強すぎる…
彼女の1人技の攻撃はみんな『火』属性がつく。
2人技も『マール』以外のキャラだとみんな『火』属性がついてしまう…
『火』属性耐性、回復の敵がいると途端にやる事が減る。
一応、敵全体眠りの『催眠音波』や1人防御力アップの『プロテクト』を使えるが…
2人技、3人技だと『火』か『冥』がほとんど。
無属性攻撃が欲しかったところだなぁ…
そのようなこともあってパーティメンバーに関してはネット上を見ると
キャラとして好きだから『ルッカ』を連れていくという人はいても
戦闘面で『ルッカ』を連れていくという人は殆ど見ない(悲)
『クロノ』の幼馴染という設定であるが
冷静に物事を見てしまう所があるためか、やや感情表現が乏しい
捕まって死刑が決まった『クロノ』を助けに来るぐらいの行動力はあるのだが
感情表現がストレートな『マール』と比べると埋もれがちである。
『クロノ』復活イベントでは『ルッカ』と『マール』を連れていると
寄りそうのは『マール』の方が優先され『ルッカ』はみているだけとなる(悲)
幼馴染設定を活かして、『マール』に対して
ルッカ「クロノは昔から〇〇が好きだったよね~」
マール「何よ。幼馴染だからって知ったかぶっちゃって!これから知っていけばいいんだも~ん」
と、『クロノ』についての知識を活かして『マール』といがみ合うような描写でもあれば
より面白かったのかもしれないが…惜しい。
ただ彼女自身はとんでもない大天才!!
物質転送装置と『マール』のペンダントでの異常な現象を見て
数日程度で飛ばされた『マール』と『クロノ』の時代に行ける
ゲートを開く『ゲートホルダー』を作りだしたり、未来のロボットを修理したり
洞察力、理解力、非常に高い!!
彼女自身のイベントとしては
過去の自分が幼かった時の事故により母親の足が悪くしていたので
過去に戻り事故を無くす事なのだが…
機械を動かした際
ベルトコンベアが動き出し、母親の服の裾が挟まってしまい
機械を止めるように幼い『ルッカ』に頼むが出来ずに事故が発生してしまうのだが
過去に戻った『ルッカ』がそれを止めることとなる。
元の時代に戻ると散歩に行ける母親がいる。
しかし、その機会を止めるコード。
父の再々の人『ララ』なんだがいきなりベルトコンベア動き出して焦っているときに
いわれても
「どゆこと!?
文字の入力画面なんか出てきてねぇじゃん!」
ってベルトコンベアが進むのをコントローラをガチャガチャしながら見守った人も多かろう。
そして
「『ルッカ』の母ちゃんの名前は『ララ』。
つまり…RARAでララだな」
と、コントローラの『R』『A』を押しまくった人もまたいるだろう。
正解は『L』『A』『L』『A』
なんだが…
髭人はどこかのゲーム関係のまとめサイトで何となく覚えていたから何とかなったが
何も知らず完全に所見だったら多分、事故が起きていたろうな…
ロボ:未来にいるロボット
製造番号は「R-66Y」コードネームは『プロメテウス』
主な武器は『アーム』によるパンチ
能力的には全体回復の『ヒールビーム』がなかなか便利。
個別の1人技は物理が中心で全体や範囲技は属性がつく。
2人技、3人技も豊富である。
他のロボットに一方的にボコボコにされている所を助け、
『ルッカ』が修理して仲間になる。
ロボットという事もあって従順な機械である。
彼(というべきか?)のイベントは
未来に戻り、自身の生まれの秘密を知ることなんだが
彼女らしきロボットが主人公たちに危害を加えようとするところを
反抗し倒してしまう。
それと、古代世界で砂漠を森にしようとする女性が
長年にわたって仕事ができる働き手が欲しいとのことで『ロボ』が名乗りを上げる。
400年後、現代にするまでに森にすることが出来た。
ロボットだから長年働けるってのはわかるけど
エネルギーの補充も必要だろうし細かいメンテナンスも必要だろう。
自身で行っていたのか?
まぁ…古代とはいえ、細かいやり方はロボ自身が教えてくれるか…
それはそうと、
あちこちロボを耕していたり、種を撒いていたり、かかしになっている光景はかわいらしく癒らされるねぇ~。
個人的に壊れていていたところを直してくれた恩人である『ルッカ』と運用したくなるところである。
後、排熱のためか一瞬、装甲を展開させるところ、好き。
カエル:中世で『魔王』から
蛙の姿に替えられてしまった騎士である。
本名は『グレン』
能力的には『水』系の魔法を使えつつ
弱めであるが全体回復である『ヒール』や単体の強力な回復な『ケアルガ』も使える。
剣士という事もあり、クロノ同様、剣を用いた技が多い。
中には蛙という事で長い舌を用いた攻撃もある。
2人技も3人技も豊富で蛙関連も多い。
ただ、『グランドリオン』の力を開放しないと攻撃力が上がらないので
「つよくてニューゲーム」の終盤に来るまで火力がやや低めとなる。
キャラとしては
『魔王』達に対し戦い、友人を失い、自身も呪いで蛙の姿にさせられている。
蛙にされた後は隠れるようにして暮らしていて『クロノ』達に出会い再起し
打倒『魔王』に挑むことになる。
親友であり『ガルディア王国騎士団長』と共に『サイラス』と共に『魔王』に挑んだが
『サイラス』は殺害され自身は命を長らえたものの呪いにより蛙の姿にさせられた。
それ以来、10年、公では姿を見せず隠れて『リーネ』王妃を守ってきたが
『クロノ』達と出会い再起し『魔王』と戦う事にする。
ゲーム中で伝説の剣『グランドリオン』を手にして…
エンディング、ゲートでの去り際に『マール』からほっぺにキスされている。
ルッカ「王女のキスで呪いは解けるものよ」
なんて言われてゲートに飛び込んだ。
だが、呪いは強いようでスタッフロール時での描写では『カエル』のままだった(悲)
一応、古代で『魔王』を戦う選択をすると『魔王』を殺害する事が可能。
死ぬ前の『魔王』がそのうちカエルの姿に変えた魔法も解けると言って息絶えた。
その際のプレイ中は『カエル』のままであるが
エンディング時に人間姿に戻っている。
『ルッカ』はその姿を「ハンサム」と評している。
ゲームだからってのは分かるが
『サイラス』の仇であり、自身を蛙の姿にした『魔王』と
仲間にした後でも普通に行動をとれるのはなんかね…
精神的に乗り越えたという解釈も出来なくもないが…
せめて呪いぐらい解いてやってくれや。
アイラ:原始時代の女戦士
年齢24歳。
武器は素手である。
魔法が生まれる前の彼女だから魔法は使えない。
魔法は使えないが体術に優れ
相手から物を盗む特殊能力がある。
ストレートに思ったことを口にして行動する。
原始時代の人という事もって話し方は片言である。
能力的には物理攻撃に長け
『色仕掛け』という敵のアイテム奪う技を使えるのは大きい。
2人技、3人技の組み合わせも豊富。
特に『クロノ』との2人技『ハヤブサ斬り』は
横一直線で範囲が広めで威力が高く使いやすい。
『ラヴォス』戦で重宝する。
結果、戦闘メンバーは
『クロノ』+『エイラ』はほぼ確定で
残り一人がお好みって感じの人が多かったんじゃないだろうか?
キャラとしては原始人ということもあり自由奔放で
あれこれ物事を考えるよりも直観で行動するという感じであり
キャラ同士との関係が薄めではある。
良く『アイラ』を象徴している台詞としてネタにされるのが
「お前達 生きてない。死んでないだけ。」
かな。
状況を説明しておくと
原始時代、『人間』と『恐竜人』が対立していて
人間の『ラルバ村』の人たちは隠れて住んでいた。
『クロノ』達が来てからの宴で『ゲートホルダー』を恐竜人に奪われ
それを奪還したわけだが『アイラ』が恐竜人達に後をつけられ
その結果、『ラルバ村』が襲撃にされたのだ。
村民は『エイラ』を疫病神扱いする。
『エイラ』は迂闊だったと反省するが
それでもまだ共に戦おうと言う『エイラ』に対し
村長は自分たちよりも前にいて
『恐竜人』に挑戦するのは愚かであり
傷ついてもまだ戦えというのかという問いに対し
『エイラ』は
エイラ「生きてるなら エイラ
戦う!
勝った者 生きる。 負けた者 死ぬ。
それ この大地のおきて。
恐竜人も エイラ達も 生き物
みな このおきて 逆らえない。
長老 お前達 生きてない。
死んでないだけ。」
長老「エイラ お前 強い……
だから そう言える。
ワシら 力 ない……」
エイラ「それ 違う!
力あるから 戦う 違う
戦うから 力つく!(略)」
その後、『エイラ』は『ラルバ村』の翼竜である『プテラン』を貸せと申し出て
恐竜人たちの根城に乗り込む事になる訳だ。
「死んでないだけ」が独り歩きしているけども
『エイラ』からすれば「戦って力をつけろ」っていう話だわな。
まぁ力をつけようとしても
死んでしまっては元も子もないんだが…
魔王:古代文明での『ジャキ』という名前の少年。
魔力がないとそこの住人には言われるがそれは間違いであり
実際は魔力が強すぎて封印されていたからである。
能力的には『冥』の魔法に長け
各種属性の全体攻撃魔法を使える。
ただ、2人技が使えず、3人技も2種だけで
メンバーが限られるので割と使い勝手はよろしくはない。
1人で各属性使える魔法つっても全画面攻撃なので
終盤の敵は各属性に耐性や回復や反撃する雑魚が増えてくるので
万能というわけではない。
一応、1人の『魔法防御』を向上させる『マジックバリア』は使えるけども…
それを加味しつつも他は飛びぬけた能力というわけではないので
戦闘面で好んで『魔王』を使うという人はあまりいないようだ。
『ジャキ』はタイムスリップしてしまい中世時代に送られ
『ビネガー』達に祭り上げられ『ガルディア』と対することとなる。
『魔王』本人の最終目的は『ラヴォス』を倒すため戦力を集めていたのであった。
主人公たちに邪魔されもう1度、古代文明時代に飛び
『預言者』と名乗り、母である『ジール』達に近づき『ラヴォス』打倒に燃えるが
『ラヴォス』のあまりの強さの前に敗北。
その際、『クロノ』は仲間たちを守ろうとその命を散らした。
直後、残った仲間たちと『魔王』と戦うかどうか選ぶ事になる。
戦うと『魔王』を殺害
戦わないと仲間になる。
しかし、中世で向かってきた『サイラス』を殺害し『グレン』を魔法で蛙の姿にしたわけだが
『カエル』と対峙して
魔王「いつかのカエルか……。
どうだ、その後の人生は?」
と、聞くのはなかなか性格が悪い。
その際、『カエル』自身が
カエル「感謝してるぜ。
こんな姿だからこそ……
手に入れた物もある!」
と『カエル』がいうのはかっこいいけども
『魔王』本人としては『ガルディア』の連中がうぜぇからって事で
雑魚相手に遊んでやったって感覚なんかな?
ただ周りに『魔王』だと呼ばれて己惚れているのか
『ラヴォス』を倒そうとしているけどもイベントで返り討ちにあっているし
ゲームでの戦闘でもイマイチ。
身の程を知れ。
それはそうと、仲間になってから
少し前まで戦った相手である中世の『ガルディア』の城に入っていく『魔王』
誰も言及しないのがなぁ…
消える魔法でも使ってんのかって気さえする(苦笑)
髭人は『ラヴォス』関連でイベントが多いに違いないと
初回プレイでは『クロノ』『マール』『魔王』でプレイを続けたが
特によくしゃべる訳でもなく、イベントも増えないので
特徴もあまりなく謎多きキャラのままで終わったのがちと悲しかったな。
上述の通り、能力としても使いづらいし…
エンディングで『マール』に
「サラを探すの?」
と問われ、無言でゲートに飛び込んでいく。
何か語れという以前に
『カエル』の呪いを解いてから飛び込んでやれや。
『魔王』が生存している限り時代を超えても解けない呪いというのはかなり重い。
ストーリー、キャラとの関係性、イベントアイテムなどゲーム進行、キャラ性能などを
総合的に加味したら…
正直、態々生かしておくほどのキャラじゃねぇよな。
『カエル』のためにも葬っておけと思う(←酷い)
ラヴォス:原始時代に宇宙から飛来し地球に落下した生命体
原始時代に地球に寄生し1999年にその姿を現し、
地球に大規模攻撃をして荒廃させた。
古代文明『魔王(ジャキ)』や『サラ』の母である
『ジール』が『ラヴォス』の力に魅了され
利用しようとしていたが次第に正気を失っていった。
ラスボスであるが戦う場所やタイミングで強さが異なる。
大体
・『時の館』
・1999年『シルバード』での突入
・『古代:海底神殿』
・他
・『時の館』
1999年『ラヴォスの日』からの攻略、
モード変化で何度も外殻を倒す羽目になるので面倒くせぇ
・1999年『シルバード』での突入
『シルバード』で『ラヴォス』に突入する事により
外殻と戦わずに済む。
この際、『シルバード』が大破したことにより
エンディングも『クロノ』と『マール』の風船エンディングになる。
・『古代:海底神殿』
イベントでの戦闘、めっちゃ強い。
基本負けイベントであるが強化すれば何とか勝てる。
髭人は『ラストエリクサー』を惜しまず使って倒した。
この時のエンディングは制作スタッフが出てくる『ドリームプロジェクト』になる。
・他
『外殻』→『本体』→『コア』の3連戦となる。
『本体』『コア』は敵が3匹いてそれが近くに横並びにあるため
『クロノ』&『エイラ』の2人技『ハヤブサ斬り』が非常に重宝する。
『ラヴォス』に関しては台詞が欲しかったところだわな。
個人的に気になるのは
「何故、地球に飛来したのか?」
例えば、別の星で生み出されたがそこでの環境に適合せず自分が住める星を求めて宇宙を彷徨っていたとかね。
「私たちの星なんだからー!」と『マール』が『ラヴォス』を排除しようとする台詞は他キャラもそれに準ずる。
いくらか同情できるような要素があり『ラヴォス』との意思の疎通が取れれば共存する道もあったんじゃないかとも思える。
エンディングは10種類以上ある。
『ラヴォス』を倒すタイミングで大体異なる。
髭人は全部見てないがそれぞれにスタッフロールがある。
スタッフロールだけの簡素なものもあれば
ストーリーのifみたいなものがあったり
ギャグを狙ったりするものもあったりしてなかなか面白い。
ラストまで行った時の違いは2種類。
『ラヴォス』を倒しに『シルバード』を用いて1999年に行ったか否かである。
・シルバード突撃
『シルバード』を用いた場合は、『ラヴォス』と対決するために
『シルバード』を突撃させ、結果『シルバード』を失う事になるのだ。
だが『ラヴォス』の外殻状態とは戦う事は避けられる。
エンディングは
『クロノ』が『マール』を連れだしたことなどの罪を『ガルディア33世』に問われようとして
『マール』が止めようとするが『ラヴォス』から世界を救ったことを理解していた。
それは、『ルッカ』が各世代の人たちを呼び出したからであった。
『ラヴォス』を倒したことにより『ゲート』が完全に閉じようとしていて
時代の行き来が出来なくなりそうという事で各時代の人々との別れがある。
お別れが終わった後は『ガルディア33世』から
『マール』の鐘というものを作り『マール』に送った。
それを『リーネ広場』に設置しようとして
高くにあるので多くの風船を用いて浮かんだら
そのまま『マール』はそこにいた『クロノ』と共に風に流され飛ばされていきスタッフロール
・シルバード突撃以外
『ラヴォス』の三形態と戦って倒し
エンディングはラヴォスを倒したことによりゲートが閉まるってことで
仲間たちとの別れがあるのは共通。
で、ゲートが閉じきろうとしていた時に
時代を行き来するのは良くないし、荷が重いと『シルバード』を壊そうかなんて話をしていたら
『クロノ』の母『ジノ』が付近を猫を追いかけていて
猫がゲートに入ってしまい『ジノ』も入ってしまいゲートが閉じてしまった。
『ガルディア33世』が『マール』のために鐘を用意したが
『マール』は
「私たちじっとしてられないの!」
と、走り去り『シルバード』に飛び乗る。
娘が去り、風船で鐘を設置したところを『タバン』が花火を打ち上げてスタッフロールという流れである。
エンディングなどに含めての感想は
みんなとお別れ、
『クロノ』達が時間を行き来した冒険の旅をこれからも繰り返しているんじゃないかって
プレイヤーに委ねた感じでいいんじゃなかろうか。
『ラヴォス』やキャラ達の事情が解決もしているしな。
(あ…『グレン』は『カエル』のままだが)
『シルバード』突撃をしなかった場合のエンディングの最後、その際、『マール』が
「私たちじっとしてられないの」
と言っていたがそれが全てだと。
彼らは終着せず時を越えた冒険を続けている。
後の事は、プレイヤーに委ねる。
それでいいんじゃないかと。
ただ、一国のお姫さんがいつまでも「冒険大好き!」では困るがな。
どっかのRPGの過去の女に惹かれた一国の王子が
「主人公よ。
俺、この時代の女に惚れたからこの時代に残るわ。
どーせ説得したって無駄だから
お前が王である俺の親父や妹に説明とかやっといてくれ」
と主人公に丸投げにした王子と似たような感じでは…(苦笑)
一応、ここから「クロノ・クロス」に続くようだが
髭人は遠慮しておくわ。
まず、キャラデザインが「鳥山明」氏じゃないし
「クロノ・トリガー」の攻略サイトで関連するからって事なのか「クロノ・クロス」で
本作のその後が若干語られていた為に軽いネタバレを食らったのだ。
そうしたら…
髭人「えぇ…。このゲームのエンディングで満足していたのにそうなっちゃうの?」
って感じになったからな。
それでいて本作のキャラはイベントで出ては来るが仲間として連れられないようだ。
(まぁ、仲間にできたら「クロノ・クロス」のキャラが食われるだろうしな…)
本作に満足していた方は髭人と同じかそれ以上に拒否感が出るんだろう。
クリアして「クロノ・クロス」の全て理解すればスッキリするんだろうか?
ネット上でそういう声、あんま見かけないけどね。
「クロス、全部やりきればシリーズ含めて全部大好きになる!」
って声がさ。
取り敢えず髭人としては「クロノ・トリガー」をクリアして満足したって事でそっとしておこう。
知らぬが仏。
一部、ネット上で「『クロノ・トリガー』のリメイク版を」なんて声があるが
髭人としてはしない方がいいんじゃねぇのと。
まず売れるのかね?
リメイク作品である以上、元作品販売本数より売れるとも考えにくい。
今「FF7」のリメイクを三部作作っている最中だけども
(2020年に1作目が出たけど、2025年現在、完結しておらず)
かなり制作に時間がかかるしそれ以上に金もかかる。
「FF7」のリメイク版は世界的に見ても売れているのかね?
もし「クロノ・トリガー」をリメイクしたとしても同じ道をたどることになるんじゃないのか?
それに当時のスタッフを集めるのも厳しいだろうし、
メインの一人、キャラデザイン担当の「鳥山明」氏が鬼籍入ってしまわれたし…
ほぼ、一新せざるをえまい。
それに世界で人気が高い本作である。嫌でも期待感は膨らんでしまうだろう。
よほどいい出来でなければ批判の的となる。
それら難題の数々を乗り越えて発売したとしても
「じゃぁ関連作の「クロノ・クロス」はどうなるの?こっちもリメイクする?」
という話にもなってくる。
それら全部を考えたら「クロノ・トリガー」をリメイクするよりも
新しいドリームプロジェクトでも立ち上げた方が建設的なんじゃないかな。
面白そうだとは思うが誰を基点として誰を集めてくるのか
SFC時代と比べてゲームで出来ることが増え
それに伴い、人などの規模もでかくなるのだから当然、金もかかる。
ゲームメーカー1つやその傘下だけではなく複数を交えての大プロジェクトになるだろうね。
あれこれ面倒を考えるぐらいなら新キャラ、新武器を作って更新するだけで
プレイヤーが簡単に課金するソシャゲーにした方が賢明か。
「クロノ・トリガー」が発売されてから30年。
このような未来となった『クロノ』達はどう思うのか。
まだ希望はあるってな感じで色んな時代を冒険しているんだって信じたいところではある。