髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

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「ドラゴンボール超」はどうなっていったのか by 髭人

2018-04-14 21:00:25 | レビュー・考察 (総合)
さて過去2回行った「ドラゴンボール超」のどうなっていくのかって話。

~その1~が番組開始からの1年間の内容
(2015年7月~2016年6月末)

~その2~が番組2年目から1年間の内容
番組開始からの1年間の内容
(2016年7月~2017年6月末)

さて今回は2018年3月末で放送が終了した。
よってまとめなければならないだろう。

2017年7月から番組終了時の内容。
最初は主に、「力の大会」編についてまとめる。

折角だから個別に宇宙やらキャラなどを取り上げてみようか?
(書けないポッと出キャラが大半だろうが…)

第1宇宙
 大会出場免除のため、語る事なし
 公式的に「至高の宇宙」
 レベル1番目

第2宇宙
 公式的に「優しさの宇宙」
 レベル6番目
 『リブリアン』以下「愛、愛、愛、愛」うるさい奴ら…

 ・『リブリアン』:変身したらブスになるという出オチキャラ
  なのに比較的長くいるから『ウザイ』という印象付けられてしまった(悲)
  更に覚醒したら美しくなるか可愛くなるかすれば
  ワンチャンあったが羽根みたいのが生えるだけでデブスのまま(涙)

 『カクンサ』『ロージィ』:変身女2名、
 『ジーミズ』:ヤードラット星人だから瞬間移動を使う。
 『ハーミラ』:『天津飯』が道連れで落とす。

 他の語る事がないキャラクターたち
 『ザーブト』『ラバンラ』『ヒカル』
 『ザーロイン』『プラン』

優しさの宇宙というが
優しさではなく全体にキャラがウザいだけであった。


第3宇宙
 公式的に「精神の宇宙」
 レベルは第7番目

 ・『ボラレータ』『コイツカイ』『パンチア』が合体して
  『コイチアレータ』という名称になる。
  単に手足など一部引っ込めてくっつくだけなので
  『ピラフマシン』と同等であり驚きはない。
  しかも造形的に優れている訳ではなく印象もないので合体メカ的な感じで
  おもちゃ化することは永遠になかろう。

 ・『パパロニ』:上記『コイチアレータ』と合体する事により
  『アニラーザ』という名称になる。
  先ほどの3人合体とは似ても似つかぬ容姿


 ・『ニグリッシ』:語尾に「グリ」と付けるらしいがアニメでは未使用。

 他キャラは名前ぐらいは調べてあげておこう。
 『ナリラーマ』『ザ・プリーチョ』
 『カトペスラ』『ビアラ』『マジ・カーヨ』

精神の宇宙というが精神要素が絡むものってあったっけ?
 

第4宇宙
 公式的に「陰謀の宇宙」
 レベルは第9番目

 『ダモン』:虫人間、ピッコロを落とした。
 『シャンツァ』:幻術を使う。
  公式的には語尾に『ツァ』と付けるらしいが本編では未使用に終わる。
 『キャウェイ』:容姿が女子でカワイイだけ

 特に語る事が出来るキャラはいないが
 名前はぐらいは調べて挙げておこうか…
 『ガノス』『ダーコリ』『ショウサ』
 『モンナ』『ニンク』『マジョラ』
 『ガミサラス』

陰謀?
あったかな?
真っ向勝負はなかっただけだったである。


第5宇宙
 大会出場免除のため、語る事なし
 公式的に「バランスの宇宙」
 レベル3番目 

第6宇宙
 公式的に「挑戦の宇宙」
 レベルは10番目

 『ヒット』:『ジレン』と戦い、早めに敗退していた。あまり目立っていなかった。
 『フロスト』:隙を見せた『クリリン』を押し出す。
     『フリーザ』と共闘しようとして裏切られる。

 『ボタモ』:熊みたいな奴、悟飯に打撃で浮かされぶっ飛ばされる
 『マゲッタ』:メンタルが弱い奴。耳栓をしていたがそれが壊され、
  罵倒され、ショックで動けなくなりベジータに落とされる。


 『サオネル』『ピリナ』:第6宇宙のナメック星人
  他のナメック星人で合体しまくり力をつけて戦いに挑んでいたが…
  『ピッコロ』の『魔貫光殺法』で貫かれ脱落。
  この二人で合体すりゃ良かったのに

 『キャベ』:第6宇宙のサイヤ人組で最初の脱落者。
     ま、キャラが薄いからな…

 『カリフラ』:ヤンキー女サイヤ人。
     性格的にがさつなヤンキーで、
     体も第6宇宙のサイヤ人は肉体的にペラッペラなので魅力は薄い。
     折角の女子なのに実に勿体ない。

 『ケール』:女ブロリー、出オチキャラでしかなく
     初のブロリー化した時に『ブロリー』をパロッた台詞を吐きながら
     『キャベ』を殴ったり岩盤に叩き付けたりしていたが
     それでネタ的には終了だろう。大会前が始まる前ってのにねぇ…
     大会で『ブロリー』化して暴れていたがすぐに『ジレン』に鎮火させられていた。
     その後はポタラ合体するまで戦闘能力的には空気。

  『ケフラ』:『カリフラ』と『ケール』のポタラ合体した姿。
    超で珍しく時間切れはなかったが、
    2度目の不完全身勝手の極意の『悟空』の前に敗退していた。
    下半身はタイツみたい。服装が残念だなぁ…

    2人の女子キャラであったが
    『ブルマ』『チチ』『ランチ』『ビーデル』の4人の若いときと比べたら
    『カリフラ』『ケール』は魅力として数段、劣る。
  

 他一名『Drロタ』は語る事なし

前の第6宇宙との交流戦があったため、
全体的な力としては『ジレン』に劣っているもののキャラとしては優遇されていた。
消えるときの『シャンパ』のアッカンベーは彼らしくて結構好きだった。


第7宇宙
・クリリン

 大会の前に2回にわたって『クリリン』の戦意回復&新技獲得イベントをやったのに
 新技を披露する事もなく調子に乗って『フロスト』に落とされるハゲ。
 何だったんだろうか…

・天津飯

 『四身の拳』を使って敵1人に絡み合って落下していったハゲ。
 『クリリン』よりはマシであるが、新技もなく強化されているようにも思えず
 修業は続けていたようなのにアツイ見せ場はなく残念感が漂った。

・ピッコロ

 『パン』の世話役にさせられた緑。
 復活のF編で『悟飯』の盾になったり、
 力の大会では落ちそうになった『悟飯』を手を伸ばして戻すなど、何かと『悟飯』のサポート役が主な働きか…
 しかし、今回活躍した『17号』とかつて良い戦闘を繰り広げた『ピッコロ』が
 虫人間という極小の敵に落とされた。非常に残念である。
 意外性ってのは大事だけど
 『ピッコロ』自身「ドラゴンボール超」であまり日の目を見る事はなかったなぁ…


・悟飯

 魔人ブウ編で出したものの
 復活のF編では急な来襲で出し方を忘れてボロボロにされ情けない姿にされていたが
 アルティメット化を引っ張って来た。
 そのおかげか終盤まで善戦していた。


・亀仙人
 謎強化の人1人目

 3人ぐらい、『魔封波』や『萬國驚天掌』などを上手く使って場外にしていて
 ボロボロになって、自ら場外になっていた(描写はない)
 しかしボロボロって…らしくないねぇ…
 第22回の『天下一武道会』の時は『天津飯』と戦っていた時、結構余力残していたものの
 世代交代としてスッキリとした顔で自ら場外負けにしていたのに…

 隠れて修行していて(『悟空』談)
 『ユーリン』とかいうポッと出の小娘に操られて『天津飯』と戦い
 今まで修行していたであろう『天津飯』に勝つって…

 あの時のお前の負けはなんだったんだよ…
 とはいえ、主力もなれないポジションなので微妙。
 『天津飯』の株を落としてまで出番を作る意味はあったのだろうか?


・17号

 謎強化の人2人目
 修行描写などほとんどないのにジレンのコスチュームの背中に穴をあけるという強さっぷり

 『ジレン』戦の『17号』を例えると
 『ネイル』との同化なしで『フリーザ』第2形態に挑む『ピッコロ』状態だろ。
 勝てる訳がない!!

 (劇中、界王星で数日間した修行『ピッコロ』が

  「俺を生き返らせて
   ナメック星につれて行ってくれ」

  つって、『ポルンガ』に願わせて『ナメック星』に着いて
  『フリーザ』の所に向かう途中で『ネイル』と同化して強化され
  第2形態の『フリーザ』に大して互角以上の戦闘を行っていた)


・18号

 元々戦闘力が高いしエネルギーが無限なので活躍するのは当然か…
 『リブリアン』を倒していたしな。
 最後は17号を助けて脱落していた。
 しかし第2宇宙の敵に対して、『17号』と共に名乗りをしていたのは何なんだろうね。
 割と周囲のノリを無視するクール系な人でしょ。18号って

・フリーザ

 『悟空』と共に『ジレン』を押し出した大戦果のキャラではあるが…

 大会では悪役としての貫禄を出している所が見られたが
 昔の場面のオマージュの仕方がとにかく下手。

 破壊神となった『トッポ』の光球を受けようとして

 「こんなものー!」

 と、『悟空』からの『元気玉』を受けていたけど態々受ける必要があったんかと…
 次に、身勝手の極意のなりかけの形態に『悟空』が初めてなって
 体力を消耗した『悟空』に気を分けていた。

 かつて自分が放った誘導気円斬で真っ二つになった時に命乞いをした後に
 『悟空』から気を分けてもらった時の台詞をオマージュして嘲笑っていたけど
 別に悟空が

 「フリーザ…た、助けてくれ」

 って言ったのであれば話は分かるけど、今回はお前が勝手にやっていることやん。
 いくら屈辱的でフリーザ自身の記憶に鮮烈に残っていたとはいえ、
 以前の『悟空』の台詞を一々、自分流にアレンジして喋っているのがダサい!ダサすぎる!!
 悪の帝王が聞いて呆れるわ。


・ベジータ

 『悟空』と共闘し『ジレン』を倒そうとしていたが
 『悟空』が一時的に戦線を離脱していた時に、やられ、
 『悟空』に気を託して敗北していた。


 「第6宇宙の『惑星サダラ』に行く」

 と、『キャベ』との約束したので
 既に消えた第6宇宙を超ドラゴンボールで復活させるようと戦っていたら
 ブルーからさらに目をきらめかせて戦っていたけども
 そんな約束は出場者全員が自分達の宇宙のキャラ同士でやっていた事だろう。
 『ベジータ』だけ特別って訳ではないはずだ。
 サイヤ人だけの便利覚醒かねぇ?


・悟空

 2度、身勝手の極意を発動させようと失敗。
 ようやくちゃんと発動させて『ジレン』を圧倒したら時間切れ。
 (好きだな。時間切れ展開)

 『フリーザ』と共に『ジレン』を押し出していた。

 大会中、『フリーザ』や『ベジータ』などに微量の気をもらっただけで
 その直後、全回復しているかのような動きをしている違和感が凄い。

 サイヤ人はエンジンをかけるきっかけさえもらえばいくらでも全快で戦えるって事なんかな?


第8宇宙
 大会出場免除のため、語る事なし
 公式的に「勤勉の宇宙」
 レベル4番目

第9宇宙
 公式には「姑息な宇宙」
 レベルが12番目

 『バジル』『ラベンダ』『ベルガモ』:
 「トリオ・ザ・デンジャーズ」なんて名称を付けていたが…
 全覧試合で出し尽くしたって感じだったので特に語る事もない。

 他キャラは名前すら思い出せない。
 名前だけは調べておいて出しておこうか?
 『ローゼル』『オレガノ』『ヒソップ』
 『チャッピル』『ソレル』『ホップ』
 『コンフリー』

 他宇宙多数いた中で真っ先に敗退した宇宙である。
 大会前に『悟空』や『フリーザ』にちょっかいを出していたがそれだけで終わり
 何が姑息なのか分からん。
 ちなみに『姑息』とは多くの人が『卑怯』『卑劣』なんて意味でとらえられているが
 それは間違いで正確に『その場しのぎ』である。
 とはいえ、その場を凌ごうとすらせず消滅したのだからどちらにせよアホ宇宙である。
 コイツらは復活させる必要があったのあろうか?


第10宇宙
 公式的には「マッチョな宇宙」
 レベル8番目

 『オグニ』:『ゴワス』から「こいつがいれば勝てる」などと言われるが
  『悟飯』に対して気の扱い方で
  いい勝負をしたものの結果を出す事がなく敗退
  敗北後に家族写真が残され、宇宙消滅と同時にそれも消されていた。

 他キャラは名前だけ…
 『ムリチム』『リリベウ』『ジラセン』
 『ムリサーム』『メチオープ』『ナパパ』
 『ルバルト』『ジルコル』『ジウム』

マッチョな宇宙って酷いよな…


第11宇宙
 公式的には「正義の宇宙」
 レベルは5番目
 
 『ジレン』
 『トッポ』
 『ディスポ』

 他キャラは名前だけ

 『ブーオン』『クンシー』『タッパー』
 『ゾイレー』『ココット』『ケットル』
 『カーセラル』


第12宇宙
 大会出場免除のため、語る事なし
 公式的に「究極の宇宙」
 レベル2番目
 (第1宇宙と見て「美味しんぼ」好きでもいるんだろうな…)


以上



この『力の大会編』で思う事は主に4つ

・多くのキャラが薄っぺら過ぎる。

 キャラの大半はモブでしかなくせいぜい名前がある程度の印象。
 力の大会出場キャラクターをの顔と名前を全部当てるぐらいの事が
 「ドラゴンボール超 マニアクイズ」として成立するだろう。
 それぞれの活躍や脱落理由や特徴など詳細が分かってこそじゃないのかなぁ?

 キャラ数を増やせば出番を減らさざるを得ないから覚えてられないのは仕方ないにしても
 同じ宇宙のキャラ同士の関係性を全く感じられないのはキャラクターとして悲しいというか可哀想。
 第7宇宙の出場者の人間関係はどれもこれもめちゃくちゃ複雑だろう。
 となれば他の宇宙のキャラであっても親子、ライバル、恋人関係、師弟関係だとかいくらだってあるだろう。
 仇であるが自宇宙存続のため、やむなく協力するとかね。

 全滅したら自分たち含めて宇宙が消滅なのに武舞台に残っている選手に
 応援を全くしないモブ宇宙のキャラクター達。
 ただ単に、応援している描写を省いているだけって風には思えないんだがな…

 「コイツら、
  1つの宇宙につき10人って縛りの為に生み出された
  数合わせキャラにしか過ぎないんだな…」

 勿論、各キャラの人間関係を説明していると大会が始まらないってのは分かる。尺の問題ね。
 だが、出番は少な目で内容を明かさないのは仕方ないにしても
 それを匂わせる台詞を少しでも入れれば視聴者の妄想は膨らむ。
 なんもないから何も感じない。何にも発展しない。
 せめて公式HPなどのキャラ紹介でテキスト程度で載せられるだろうにねぇ…
 ま、作ってすらいないんだろうが。
 完全になかったって訳ではないか…
 第10宇宙の『オブニ』の家族写真をペラっと出て来たっけか。
 そこに家族を思い出すようなセリフや描写があれば少しは違ってきたのだが…

 既存キャラを食うぐらいの良好なキャラを沢山出してもいいんじゃないかって思えたけど…
 大会での強キャラ『ジレン』の生い立ちを説明する上で
 『ジレン』の家族や師匠を殺したキャラですら第11宇宙のピエロ破壊神が

 『奴』

 と言う極めて抽象的な表現しか出来ない始末。
 姿が明らかにならないばかりか名前すら出てこない。
 作り手はやる気ねぇのか?
 いや、もしかして名前『ヤツ』なの?

 「出番が少ないキャラ=カス同然」 

 って思えて実に不憫である。
 自分の宇宙の命運を握る戦いに参加している者だろうが!
 全てのキャラに平等に生い立ちを愛をこめて作りこめよ!

 ただその唯一の掘り下げされたボスである『ジレン』に関しても
 見た目がなぁ…何でカッコよくしなかったんだろうか。
 コイツ強いってだけで登場時には評価点に挙げられるけど
 後々出てくるボスキャラが出てきて強さのランクが下がると同時に

 「コイツ大したことないじゃん。見た目も良くないし」

 で見向きもされなくなるんだろうな…

・バトルロイヤルを活かさない。

 大抵、その場で戦っている奴らが固定しがちで乱戦になる事がない。
 戦っている数人の隙を狙って
 そいつらを脱落に追い込むような戦術を取るような奴がいてもいいようなものだが…
 視聴者側としては邪魔されて脱落したとして

 「この二人の決着を見たかった」

 ってなったとしても、前提のルールがそれなんだから文句をつけるのはダメだろ。

 せいぜいバトルロイヤル要素と言えば
 折角、『悟空』と『カリフラ』が戦っている最中に『ケール』が支援した時に

 悟空「邪魔しないでもらえるかな?」

 援護された『カリフラ』もそれが『悟空』とのタイマンを望んでいたから
 『ケール』の援護を鬱陶しがっていたもののバトルロイヤルなんだから
 俺ルールを押し付けたらアカンだろ。

 だったらバトルロイヤルなんてルールにせずに
 端からトーナメント戦でええやん。


・何も考えてない神々達

 各宇宙にはそれぞれ『界王神』と『破壊神』がいるが
 場当たり的で言動をするばかりで策略などはない。
 自宇宙の出場選手が減って来たら
 同じように選手が少ない別の宇宙と一時的に同盟を組むとかね。
 他宇宙の人数が多い中、他に出場選手が半分以上残っている中で(80人中68人も残存)
 真っ先に消滅した第9宇宙は選手含めてアホとしか言えない。
 どこが『姑息』な宇宙やねん。
 元々『姑息』というのは「その場しのぎ」という意味であるが、
 真っ先にやられていってその場を凌ごうともしてないやん。

 他にも『ポタラ』解禁後積極的に使わないとかね。

 「必要ない」

 と言う自信過剰な神々の多い事、多い事…
 それで敗北して消滅する事になる神々はただのマヌケか?
 一応、第2宇宙の2名が使おうとして失敗していたけども
 結局、ポタラ使用が出来たのは第6宇宙の『カリフラ』『ケール』というたった1件のみ

 その辺りの小学生が『界王神』や『破壊神』であったとしたのなら
 もう少し策略を練るだろう。
  
・体力

 大会開始直後は「スタミナ温存」とか言ってスーパーサイヤ人になるのを控えていた。
 それは分かるけど、中盤以降は適当だよね。
 『ジレン』に『元気玉』使って『身勝手の極意』の手前の形態になったもののなりきれずに失敗。
 ボロボロになっていたのを『フリーザ』から気を分けてもらっていた。
 それだけでその後、普通に戦っていたからなぁ…

 放送回を跨いだら体は汚れているだけで体力的には全回復しているようにしか見えなかったし。
 
 力の大会での気を分けるってのは起爆剤みたいなものなん?
 『1』もらったらもらった方は『10』動けるみたいな。
 だったら起爆剤役を1人置いて、
 後は最初から全快パワーで戦って
 体力が切れた時に回復でええやん。 
 
 自分が持っている『100%』の力を大会終了までどう温存しつつ
 最後まで戦い抜くかってのも見どころだと思ったんだけどな。

 例えば『悟空』を終盤に100%で戦ってもらうために
 序盤は『ベジータ』が頑張って『悟空』は戦闘を避けるみたいな展開ってのもアリだろう。
 
 最初から『悟空』も戦いまくり…
 体力に関してはただ戦闘重視でガバガバだったという印象。


力の大会をまとめれば

しかし、『ジレン』一強にしたのは謎だわ。
バトルロイヤルなんだから戦闘を偏らせるようなことはせず
コイツは強いから少しでも削っておこうって思うだろ。
何たって10人敗北で自分たちの宇宙が消滅なのだから…
戦闘参加メンバーだけではなく参加しない友人知人、家族、恋人などの一切が消滅。
それが自分たちの双肩にかかってるわけだ。
責任はあまりにも重大である。

後、自分の宇宙のメンバーが減って来て自分の宇宙が危ないって事で
他宇宙と一旦同盟関係を結ぶなんて展開もやってもよかった。
同盟結んでからの裏切りなんて流れも目が離せないだろう。

そういった要素なしにただ無策にメンバーを消耗し
真っ先に消されていた第9宇宙陣営とか

体内の気と体の動きをずらすなんていう特殊な戦法を取る『オグニ』って奴が
1名しか自陣営に残っていないにもかかわらず

ゴワス「負ける気がせんわ」

などと言って余裕かまして
その直後に消滅する事になった『ゴワス』率いる第10宇宙陣営は
ドアホとしか言いようがない。
(そりゃ、こんなアホが上司では『ザマス』も反逆するわな)

『ジレン』一強にするにしてもどうにか削ろうとするだろう。
「エアマスター」なんて格闘マンガみたいに乱戦が起こり
最終的に満身創痍の『悟空』と『ジレン』が
最後の気力を振り絞った死闘を演じるっていう感じが理想だったんじゃないかねぇ…

後、描写も良くわからんかったな。
第2宇宙の「愛、愛」言うだけの変身少女軍団。
変身すると容姿が劣化するという出オチ展開。
それはそれでありだろうが、数話引き続いて登場させ続けるようなもんじゃない。
出オチキャラは出オチらしくとっと脱落するのが本人たちの為だった。
特に成長するわけでもなく、その後覚醒したら超絶美少女になる訳でもなかったからな。
ブタに羽根が生えただけだった。
無駄に長々と居座ったために無駄に顰蹙を買っていたのは実に可哀想である。

(検索サイトで「ドラゴンボール リブリアン」と入力したら
 「うざい」などと文字が出てくる始末である…
 『デブ』で『ブス』で『ウザイ』って救いようねぇなぁ…)

しかもその第2宇宙メンバー全員敗北での消滅時
意味もなくポーズをとって消えていた。
第2宇宙の人々にも大会に負けたら自分達が消滅って話が伝わっていたとの事だから…
こんなバカ共によって消滅させられる人々の悲しみは計り知れない…
(まぁ宇宙の代表がこんなノリなら第2宇宙の奴らもみんなこんな知能だろうからいいか?)
「愛」を拘っていた第2宇宙。
実際、劇中の扱いとしては



でしかなかった…(悲)

それと主役で、「悟空」が「かかって来い」と煽っていたとはいえ
第七宇宙偏重主義もウンザリ。
もっとモブキャラ同士で熱い戦闘させろよ。
商業的にもキャラ展開させるつもりなんだろ?

初出のキャラ同士が戦えばどっちが勝つか分からないというドキドキ感があるだろう。

 「俺、第△宇宙の〇〇ってキャラが気に入ったわ」

って言いたくなるような初出のキャラがサバイバルの戦闘中いたか?

サイヤ人つながりである第6宇宙の『カリフラ』『ケール』ぐらいが少々健闘していたな。
強敵である第11宇宙の『ジレン』つながりで『トッポ』『ディスポ』ぐらいが記憶に残っているな…

それ以外の初出組は殆どダメだろう。
というか名前すら覚えられず消えていくというのが実情だった。


最後は力を振り絞り、『フリーザ』と『悟空』が『ジレン』を場外に道連れにしていたが…
個人的には避けてほしかったなぁ…
この展開というよりは…『フリーザ』を出場させる事自体がね。
髭人としては、「たったひとりの最終決戦 フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父」が好きだからね。
『バーダック』が死ぬ直前に『フリーザ』と我が子『カカロット(悟空)』が対峙する予知夢を見て
満足げにニヤリと笑って死んでいったのにさ…
最期に

「カカロットよ――――!!」

と、『フリーザ』からの光球に巻き込まれ『惑星ベジータ』に落ちて行ったけど
もし力の大会の夢を見てしまっていたら

「カカロットよ――――!!
 何でそんな奴と一緒に戦ってんだ―――――!!」

って言っていたんだろうな…泣けるわ…
同情して…


最後に残ったのは『17号』
そこでの『スーパードラゴンボール』の願いは

「消滅した宇宙を元に戻せ」

意外性もなく普通過ぎて何とも思わなかったな。
結局、この大会はただの

『ほぼモブしかいない他宇宙キャラとの交流戦』

でしかなかったんだから…
もしくは『17号』ファンのシリーズだったな。
どれだけいるのか定かじゃねーが…



ここまで「力の大会」編の話ね。
ここからが「ドラゴンボール超」全体の話といこうかな…




一番気になったのは『技』に関してだな。

・過去の技

 「ドラゴンボール超」は過去の技を結構出していたけど
 アツイと思わせるような演出がされてなかったのが甚だ残念である。

 『スーパーサイヤ人ブルー』時の『界王拳』とかね。
 引っ張って来るのは面白いけど、
 前提が10回に1度しか成功しない。失敗したら死ぬ。
 って言って使っていたのにいざ成功したら『ヒット』と流暢に会話するとかね。

 「余裕かまして喋ってないではよ殴れ

 としか言えない。


 動画を見て5分練習した程度で『魔封波』を習得してしまう『トランクス』もねぇ…
 初見で返した『ピッコロ』ってのはあるが、あれは『ピッコロ大魔王』のつながりがあるから
 さほど不自然ではない。
 しかも、折角使ってもお札の為に失敗に終わるという始末…

 後、いきなり『ギャリック砲』を多用し始める『トランクス』にも違和感。
 『ベジータ』と『精神と時の部屋』で、1年間分過ごしたけど
 その後、原作で『ギャリック砲』を使った事なんてなかったのに
 「超」になってからやたら使っていた。
 何で?未来に帰ったら父親の『ギャリック砲』が恋しくなったのだろうか?
 『メカフリーザ』には避けられていたけど『バーニングアタック』を進化させればよかったんちゃう?
 ゲームで出て来た『フィニッシュバスター』とか… 

 まぁ、『ザマス』戦で『親子ギャリック砲』をやりたいがために使わせたんだろうけどね。
 (ただ、『ザマス』に対してやっただけでロクに効果も出ず、ただやらせただけに終わった)


・使う対象

 『ジレン』に対して『元気玉』を使う『悟空』
 そもそも『元気玉』ただの強い敵に対して使う代物ではなく
 その時点での巨悪に立ち向かうための切り札であったんじゃないのか?
 『元気玉』を使用した相手は

 原作
 『ベジータ』『フリーザ』『魔人ブウ(純粋)』

 GT
 『超一星龍』

 映画
 『Drウイロー』
 『ターレス』
 『スラッグ』
 『人造人間13号』(元気玉では倒していないが)

 である。
 別に『ジレン』が悪って訳ではないだろう。
 まず、『プライドトルーパーズ』とかいう正義の組織の一員なんだから。
 これで純粋に良い奴だったのなら、
 『クリリン』が放った『元気玉』を『ベジータ』が避け、幼い『悟飯』が跳ね返して当てていたけど
 『ジレン』が『悟飯』同様、ノーダメージで簡単に跳ね返す可能性もある。
 劇中では力で跳ね返されて『元気玉』に包まれた結果
 『身勝手の極意』形態になろうとするきっかけになっていたけども。
 どっちかって言うと「超」の『悟空』ならダメージ受けそうだよな(笑)


・新形態

 「超」では様々な形態が出た。

 『スーパーサイヤ人ゴッド』『スーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人(スーパーサイヤ人ブルー)』
 『身勝手の極意 兆』『身勝手の極意』

 それと、名称不明だが、『ベジータ』が更に『ブルー』から進化させていた。

 後、敵である『ゴクウブラック』が『スーパーサイヤ人ロゼ』

 計6つもあるけどもこれらみんな
 元の髪型の時や髪を立たせてから髪色を染め直したとか目がキラキラしているとか…
 結局

 「色を変えた」 

 にしか過ぎないってのがね。
 『フリーザ』も若干デザイン変えてはいるけど、金色になっただけって…

 「ドラゴンボールGT」の『スーパーサイヤ人4』は
 目の周りが髪の毛が伸びて目の周りが赤くなったり体に赤い毛が生えているのは
 個人的にあまりダサイと思える。
 しかし、その分、『ゴジータ』になってからの『スーパーサイヤ人4』はカッコイイ。

 試行錯誤しようという姿勢は良いだろう。
 なのに「超」では色替えってさ…
 あまりにも守りに走り過ぎてないかい?

 しかし、「超」で最強の『身勝手の極意』だけど
 『ウイス』曰く

 「意識と肉体を切り離し無意識に任せる力」

 だそうで
 体が勝手に反応して戦う。
 だから『身勝手の極意』
 個人的に何それって思うんだけどな。

 敵の攻撃を体が勝手に防御し、敵に対し体が勝手に攻撃して倒しましたって
 何か首をかしげるんだけどな。

 別の見方をするなら
 宿題を出されたから体が勝手に反応して解きましたみたいな事か?
 そんな『のび太』が欲しがる状態でええんか?
 何か能動的に行うのって自分の意識があってこそじゃないか。

 強敵が襲って来たけど体が反応したおかげで倒せたぜ!

 って微妙だと思うんだけどな。
 それとも別の解釈?
 仮にそうだとしても非常にわかり辛い形態だわな。


・新技
 昔のを発掘したり新形態は豊富だけど、新技という新技がないんだよな。

 ずっと修行していた『悟空』『ベジータ』『天津飯』
 隠れて修行していた(とかいう)『亀仙人』も…

 何していたんだろコイツらは。
 『クリリン』の新技が出来たと思ったら大会で披露せずに終わるとか…

 更にカッコイイオリジナル技を見たかったが…
 悲しいなぁ…



ストーリーに関しては
行き当たりばったりで作っていたんだろうって印象。
未来トランクス編のタイムマシンでの行き来やらそのオチ。
力の大会の体力の適当さ加減やら格下であろう『亀仙人』や『17号』の活躍とか。
細かいことを気にするなっていうけど…
明らかにやり過ぎレベル。

たまたま宇宙の旅をしていたらとある星に封印されていた最強の力を発見し、
それを身につけたなどという子供騙しにもならない新設定を簡単に作れば
原作のただの人間キャラレベルでしかない『パンプット』や『チャパ王』などが主力して活躍できるレベルだろう。

例えばただの小汚いオッサンでしかない髭人が
急に思いつきで半年の間、血のにじむ練習しただけで
プロ野球に出場してガンガン通用するなんてそんなスポーツアニメを見たいかい?

キャラに関しては愛皆無の使い捨てキャラの多い事…
他宇宙の名有りのモブは勿論の事。
相当な活躍をした『17号』もキャラがブレッブレだったし
第2宇宙キャラの変身中に邪魔をするような空気読めない行動をしていたのに
その後の第2宇宙に対しての名乗り口上を入れるとはどういう事なん?
作り手側もキャラを作り込めてないやん。

他には『ジャコ』だな。

「ああ~。そんな奴いたいた」

と、「超」の中での忘れられキャラの筆頭だろう。
元々『雑魚(ザコ)』って名前からとったんだろうけど
ここまで出てこないと、『雑魚』どころか『空気』やん。

『力の大会』の出場選手は80人。
1つの宇宙に1人ぐらい当たりがいればと思ったら恐るべきほどのハズレの嵐。
ここまで外し続けるのは逆に才能があるとさえ思えるわ。
というかなんで力を入れて魅力的なキャラクター作りこまないのかね?
強い方がいいが弱くても愛されるようなキャラを作れば視聴者から人気が出て
再登場したり、スポットライト当てたスピンオフに作ることだって可能だろう。
「ドラゴンボール」をより盛り上げていけるだろう。

商売をするという意味でも価値があるはずなのに無でありすぎてスゴイ…
あ!
『悟空』や『ベジータ』などの人気を脅かすようなキャラクターを作ってはいけないという
圧力がどこからかかかったから
敢えて…敢えて(大事だから2度言う)面白みのないキャラクター達を作ったのだと
髭人は理解しておくことにするよ。



ツッコミどころはいくらでもある。
とは言っても全てが悪いって訳でもない。

「超」の唯一、評価すべきは中盤ぐらいからの戦闘描写だね。
作画班は凄いなと…。
序盤は世間でいう作画崩壊が多々散見されたが
未来トランクス編からの動きは目を見張るものがあった。
力の大会はその描写を見る為だけに見る価値はあった。

さて…
「ドラゴンボール超」の話題をしていると大抵
「ドラゴンボールGT」と比べて上なのか下なのかという争い。

髭人としては「超」の方が軍配かね。
若干、戦闘描写を重視するからな。
力の大会の戦いは凄かった。これは認めるもの。
「GT」の最終回の『悟空』『クリリン』の描写は確かに良いんだけどね。
全体から見れば…

と言っても、誤差の範囲内であり大差はない。
「GT」のボール探しのギャグ描写は酷いというか寒いというレベル。
これは超序盤のギャグと勝るとも劣らないしな。
キャラの扱いもキツイし、台詞も酷いのはあるし
「GT」の『超17号』はどういう扱いにすんだろ…


まぁ…
更にどこが上でどこが下かって細かく分析する事も出来るでしょうが
もうやめましょうや。

生ゴミを並べて

「どっちがいい匂いだ!」

なんて争いをするのは。
そんなの不毛でしょう。


ってな訳で「ドラゴンボール超」
「ドラゴンボールZ」のオープニングテーマ「CHA-LA HEAD-CHA-LA」で

『頭カラッポの方が夢詰め込める』

って言っていたからな。
頭カラッポにしていたら楽しめる番組でしたわ。
現状の最強形態『身勝手の極意』だって無意識に体が反応するって話でしょ?
見て凄い描写に沸く!ただそれだけ!

何も考えず頭カラッポにして鑑賞するのに適した
考えたら負けなアニメでしたね。





(暫定)「ドラゴンボール超」はどうなっていくのか? ~その2~ by 髭人

2017-06-30 21:00:15 | レビュー・考察 (総合)
2017年7月で「ドラゴンボール超」は3年目に突入
ってな訳で前回2015年~2016年6月末までの話をまとめたので今回は
2016年7月~2017年6月末まで大まかな話をまとめるとしようか。


「良いオッサンが子供向けの『ドラゴンボール超』について何マジなってんだよ。
頭大丈夫?」


って話なので読んでいて頭をやられる可能性があります。ご注意ください。
嫌ならとっととブラウザ閉じればいいんですぜ。

では気を取り直していきましょ―――!!

ちなみに前回の2015年7月~2016年6月末までの話が↓

~その1~




タイムマシンで未来からやって来たセル編の『トランクス』が再びやってきた。

今度は悟空の姿をした『ゴクウブラック』という男によって
未来は再び危機に陥っていて現在の『悟空』達に助けてもらうために
『未来のブルマ』を犠牲にし、『未来のマイ』が時間を作り
『未来のトランクス』はやって来たのだ。

事情を説明すると現在に突然『ゴクウブラック』が現れた。
どうやら『時の指輪』を身に着けているからとの事である。
『悟空』と戦う『ゴクウブラック』であるが時空の穴によって
『ゴクウブラック』は元の時代に引き戻されていくがその間際、
『未来のトランクス』が乗って来たタイムマシンを破壊していった。

タイムマシンを破壊され途方に暮れる『未来のトランクス』であったが
『ブルマ』は昔、『未来のトランクス』から1つのカプセルを預かっていたことを思い出した。
それは『未来の人造人間セル』が現在にやってくるために使用していたタイムマシンである。
それを修理すれば再び未来に戻れるという。
その間、『未来のトランクス』はかつての師匠である『悟飯』に会い
現在の『悟飯』が家族と共に幸せにしていることを知る。
その後、『ベジータ』に稽古をつけてやると手合わせをし、
『ゴクウブラック』を倒し平和を取り戻すという決意を固めた。

一方、『悟空』は『ゴクウブラック』と気が似ている物を確かめるため
『時の指輪』について調べるため、同様の物を持つ
第10宇宙の界王神『ゴワス』の元へ尋ねる。
『ゴワス』と共にいたのは見習いの『ザマス』であった。
『悟空』は『ザマス』と手合わせを望み、『ザマス』もそれに応えた。
戦いは『悟空』に軍配が上がったが『ゴクウブラック』についての確証は得られなかった。

タイムマシンの修理が終わり、未来に行く事にする『未来のトランクス』であったが
『悟空』と『ベジータ』もついていく事にした。
未来の人々に誤解され攻撃されるもトランクスが止め、
彼らと合流すると生きていた『未来のマイ』との再会を果たす。
『ゴクウブラック』を呼びよせ戦うと何と『ゴクウブラック』はスーパーサイヤ人化を果たす。
彼は『スーパーサイヤ人ロゼ』と命名した。
『ベジータ』はそんな『ゴクウブラック』にやられてしまう。

『悟空』は『ゴクウブラック』が『ザマス】ではないかと疑惑を高めつつ激闘を行っていると
何とそこへ『ザマス』本人が現れたのだ。
『トランクス』が『ザマス』と応戦するが『ザマス』の傷はすぐに治ってしまう。
何故なら『ザマス』は不死身の肉体であったのだ。
劣勢を強いられ『未来のマイ』が機転を利かしたおかげで
『悟空』『ベジータ』『未来のトランクス』をタイムマシンで現在に戻る事に成功する。

未来の『ゴクウブラック』や不死身の『ザマス』の事で
『ゴワス』の身に危機が訪れると再び『ゴワス』の元へと行き
『ザマス』による『ゴワス』殺害現場を目撃し、『ウイス』に時間戻しにより
『ゴワス』は助かり、『ビルス』によって『ザマス』は消滅する。
だが、『ビルス』はそれによって未来は助かったというが
『未来のトランクス』は納得できない。

再び対峙する『ゴクウブラック』は正体と真なる目的を語り出す。
現代の『ザマス』が超ドラゴンボールを用いて『悟空』との体を入れ替えた物で
『ゴクウブラック』となり時の指輪を用いて未来へ行き
そこの『ザマス』と手を組み、更に超ドラゴンボールで『未来のザマス』は不死身となったのだという。
それから2人は自分たちに手が及ぶのを阻止するため超ドラゴンボールを破壊、
全宇宙の神々を殺害、それらは全て「人間0計画」を完遂するためだったのだ。


『未来のトランクス』は『ゴクウブラック』と『未来のザマス』
怒りに燃え戦い、『悟空』『ベジータ』『ベジータ』に2人を倒す方法を見つけてくれと
タイムマシンで再度、帰還させた。

『悟空』は『亀仙人』の元で『魔封波』をならい
『ベジータ』は精神と時の部屋で修行をしつつ…

そして、決戦に挑むため『悟空』と『ベジータ』と『ブルマ』はタイムマシンで
未来に向かい、『悟空』と『ベジータ』は『ゴクウブラック』に挑むが
『ゴクウブラック』の新たなる技によって苦戦を強いられる。

一方『未来のトランクス』は『未来のザマス』に対して『魔封波』をすぐに習得し使ってみるが
『悟空』がお札を忘れたために封印に失敗してしまう。
『未来のザマス』は『ゴクウブラック』と合流し
『ゴクウブラック』と『未来のザマス』はポタラを用いて合体してしまう。

『合体ザマス』の力は圧倒的で押される『悟空』達。
相手がポタラならこちらもポタラだと『悟空』と『ベジータ』も合体して『べジット』となる。
『べジット』の方が『合体ザマス』よりも攻勢であったが
界王神ではない二人にはポタラでの合体には制限時間があり、
しかも2人の強い力によって制限時間前に解除されてしまった。

だが、『合体ザマス』の方にも不死身の『未来のザマス』と普通の『ゴクウブラック』の違いにより
肉体に異変が生じてきた。そこへ『未来のトランクス』が未来の人々の気をもらい
剣の技により『合体ザマス』を倒す事に成功…
と、思われた。何と『ザマス』の思念が宇宙へと覆うとしていたのだ。
それにより、『未来のトランクス』と『未来のマイ』以外の未来の人々は死んでしまった。
どうする事も出来ないと途方に暮れる一行。
そこで、以前『全王』からもらったボタンを用いて『未来の全王』を呼び出す。
『未来の全王』はこの状況が不愉快だと何と未来の世界を丸ごと消滅してしまったのだ。

その間際、『悟空』『ベジータ』『ブルマ』『未来のトランクス』『未来のマイ』と共にタイムマシンで現代に戻る。
『未来のトランクス』と『未来のマイ』は別の自分達がいるであろう別の未来に行く事を決意。
現代の彼らと分かれたのであった。

それから先は暫く
「神龍の願いを叶える」やら「アラレちゃん」の再登場
「第6宇宙の者と野球」やら「ヒットへの悟空自身暗殺への依頼」
「グレートサイヤマン」やら「クリリンの修行」

などの1~2話の短い話を経て

「力の大会」へと進んでいく。
『悟空』が『全王』に対して宇宙一武道会を開こうと提案したところ
『全王』もそれに好意的。
そして、出た結論は敗北した宇宙は消滅というバトルロイヤルであったのだ。
その前に第9宇宙の3人と全覧試合を行いつつ
バトルロイヤルに出場するのは10人と決まっているため

出場者を集めていく。
『悟空』『悟飯』『ベジータ』『ピッコロ』『クリリン』
『17号』『18号』『亀仙人』『天津飯』『魔人ブウ』

の10人になるはずであったが『魔人ブウ』は全覧試合の後に
眠ってしまい2カ月は目覚めないという。

その為、『魔人ブウ』を外し、地獄にいる『フリーザ』を出場者に加える事にする。
各宇宙の思惑などがある中、「力の大会」が開催される…


というのが2016年7月~2017年6月末までの
大まかな「ドラゴンボール超」の流れといった所だろうか?



この1年の主な話と言えば「未来トランクス編」って事になる。
その未来トランクス編がどないやねんって話だわな。

それについて細かく触れてみようか?
まず言いたいのが


・時間軸が分からん。

「ゴクウブラック」の正体は別時間の現在の「悟空」と
ボディチェンジした「ザマス」にしか過ぎなかったんだけど…
その別時間の現在の「悟空」って何やねん。
未来トランクスの「悟空」は心臓病で死んでいる訳だから別の時間軸でなければならない。
取り敢えず適当に「悟空」拾ってくればいいんか?

何か勢いで誤魔化しているけどモヤモヤ感半端ないんだけど…
それを解消しようと思って公式HPに行ってみたけど、時間軸の説明一切ない。
キャラ紹介やら各話のあらすじぐらいししかない。
ドラゴンボールの時間軸について考察したどっかの個人のサイトにでも行かにゃならんって事?


・「ザマス」に魅力がない。
上記の通り、「ゴクウブラック」の中身が「ザマス」である以上
敵は「ザマス」が全てってなるんだけど…
この自己陶酔、自己正当化のああ言えばこう言うという
屁理屈キャラは見苦しくてダサイよね。

「人間は争いを好むから愚かだ」
「だから人間は消滅させなければならない」って結論に至ったみたいだけどさ…

その人間である「悟空」のキャラを用いるってもうその時点で矛盾しているんだよね。
いくらサイヤ人の肉体が戦闘に優れているからと言ってもさ。
寧ろ唾棄すべき存在のはずなのに…

「私が人間の体になるなどと虫酸が走る!」

って毛嫌いして当然だろう。
まぁ、「ザマス」お得意の自己正当化術にかかれば

「自ら人間の体になる事で身に染みて人間の愚かさを体感する事が出来る!
 だが、精神は気高き界王神のものだから人間の肉体如きに穢されることはない!
 だから、人間の体を用いても界王神として行為を遂行できる!」

なんて言うんだろうけどさ。
見ているこっちは

「何言ってんの?矛盾野郎」

ぐらいにしか言えない。


・「マイ」の存在。
「神と神」から若返った「マイ」
「現代トランクス」とイチャついている所から未来に影響したみたいだけど
これと言ってストーリーのキーにならなかったのが残念だったな。
タイムマシン起動の時間稼ぎぐらいしかしてなかったけどねぇ…
銃でポタラ破壊して合体を阻止するってぐらいの
役目ぐらいあっても良かったんじゃないけどね…
なーんもなかったよこの人。

「未来トランクス」とは何時出会ったんだろうな。
人造人間を倒した後かねぇ~。
精神年齢的には未来ブルマより年上。60ぐらい…
それなら新しいヒロインキャラでも作っても問題ない気がするがな。
悟空に会っても何も言っていなかったからもはや別キャラと言ってもいいんだし



ここからは、細かい描写等について…

・『未来トランクス』について何も聞かない『悟飯』
愛娘である『パン』が生まれて浮かれているのは分かるが
『未来トランクス』が再び来ている時点で未来に
また何かとんでもない事が起きているって事ぐらいは察せるはずだがな。
しかも戦闘後で着替えずにいてボロボロの服。
少し位、事情聞いたってええやん。
未来のファッションとでも思ったんだろうか?


・『未来トランクス』の剣
『ベジータ』(だったはず)が剣について言うと

未来トランクス「これがあると落ち着くんです」

みたいな事を言っていたんだけど何故落ち着くのか説明してくれや。
セル編の時に「18号」に斬りかかってヒビが入ってその後に使用してなかったやん。
急に愛着に目覚めたのか?
昔の映画の『タピオン』の剣って訳じゃないんだろ?

剣を投げたらブーメランのようにグルグル回って舞い戻る剣の使い方も非常に違和感。


・キスを知らない『悟空』
『未来トランクス』が気絶した傷ついた『未来マイ』に対して口移しをしていたが
気持ち悪いと称する『悟空』
第23回の天下一武道会(マジュニアの時)の決勝戦後

神様が私は神をやめるべきだったと言い
亀仙人が
「じゃが世をふたたび平和にみちびかれたのもあなたですぞ…
 あなたのつくられたドラゴンボールがなければ
 今の孫悟空やここにいる者たちの成長や出会いはなかった…
 たった1個のドラゴンボールからすべてが始まり
 そして世を守ったのです」
それを受けた神様が『悟空』に良い師匠を持ったなって言って悟空

「ちょっとHだけどな」

と返す。『Hな事』は分かっても『キス』は知らん?
まその手の話は『ピッコロ大魔王』を倒して天界行ってから
神様から勉強したんだろうけど偏り過ぎてない?
まぁ、人間ではないナメック星人からHな事について教わったのだから
偏っても仕方ないという事は理解は出来なくはないが…

何にせよ。そんな無知な男と小作りした『チチ』は可哀想である。


・『魔封波』の意味
『悟空』が使おうとして『亀仙人』の元に訪れていたが
まず、『亀仙人』が『魔封波』使っていた所にいなかったのだから
教わるべきは『ピッコロ』だろうに…(神様はピッコロに同化したからな)

次に、『トランクス』が『魔封波』を使う状況になったものの
5分で動画を見た程度で習得できるってねぇ…
実際の音楽のダンスだって5分程度出来るものなの?
しかも敵を封印するような高度なものだろ?
『未来トランクス』に素養があったって事にしても
『武泰斗』や『亀仙人』が使って死んでいた程の技やで…
戦闘力が彼らとはけた違いだったから問題ないって事でもねぇ…

腑に落ちないが決しておかしくはない…
が、結果的にはお札を『悟空』が忘れたことにより『ザマス』封印は失敗に終わるというオチ。
そんなクソみたいな結末をしてまで
『魔封波』をサルベージして来る必要ってあったんだろうか?


・『ザマス』に合体を許す
『ザマス』と『ゴクウブラック』がポタラを付け替えて合体するんだけど
ポタラの効果を知っている連中は全く対策を(怠らず)怠り、
その上、何の行動もを起こさずにただ合体されていたのは笑ったな。

『悟空』『ベジータ』『シン』『ゴワス』

前者2人はサイヤ人だから更に強くなった二人と戦って観たかったって願望があったとするなら分からんでもない。
(ただ、敵を1人を倒す事すらままならない状況だったのに
 更に強い奴と戦おうと合体を待っていたってのはいくらなんでもアホ過ぎるがな)
後者2人は界王神じゃねーか。何たる無能さだ!

「貴様たち!合体しようとするのを待っていたぞ!」

と、合体阻止するようなアイテムとか技とか使えばまだ救いがあったのに…
ただ合体をするのを見守っていただけって…
少なくとも

「奴らが劣勢に立たされた時、ポタラを使うかもしれん。
 合体を絶対に許すな」

って忠告ぐらいせーや。


・制限時間ありの『ポタラ』
何故か、界王神以外の物が『ポタラ』での合体をすると1時間という制限時間が加えられた。
制限時間がないからこそ使用するのも覚悟がいるってものなのに…
ただのフージョンと同じである。
それはともかく「老界王神」が使い方を教えたのに間違っていたことになる。
『ポタラ』の効力を知らない『シン』にチクッと責めていたのにお前も認識を間違っとるやんけ。
(ま、後付け設定による弊害だろう)

それで『ベジット』になっていたが
『ブルー』になって力を使い過ぎたためか制限時間前に解除されていた。

時間を使い来って大ピンチってのはデフォだよな。
ブウ戦時のスーパーサイヤ人『ゴテンクス』と言い
GTの超一星龍戦時のスーパーサイヤ人4『ゴジータ』と言い…

舐めプからの時間切れって展開はもう飽きたよ。

・トドメ
『トランクス』が折れた剣に気を送って気の剣を生成し
未来の人々からの想いよって力を集め『合体ザマス』を倒していた。
元気玉のようだから元気剣と呼ぶ声もあり良いっていう人もいるが
ブウ編での原作の自ら手を挙げて気を取られるってのがいいのであって
思いが集まれば勝手に力になるってね…
そんな事が出来るのなら人造人間時代に『悟飯』に注いでいれば
何とかなっていたんじゃないかって思えるが…


・オチ
倒された『ザマス』の精神は拡大し宇宙すら覆おうかというほど巨大になり
先ほど力を与えてくれた人々はその時点で『未来マイ』以外死亡。

『悟空』達では成す術がない。
そこで『悟空』は『全王』のボタンを押し、『未来の全王』を呼び出す。
呼び出された初対面の『未来の全王』は広がる『ザマス』を不快に思い宇宙ごと消滅。

その際に、『全王』のやる事を察知した『悟空』は的確に指示を出し
タイムマシンを起動し、『未来トランクス』『未来マイ』『ブルマ』に乗せ
『悟空』と『ベジータ』はタイムマシンにしがみつくようにして現在へとタイムスリップ。

『未来トランクス』と『未来マイ』はまた別の未来へとタイムマシンで去っていった。
別の『未来トランクス』や『未来のマイ』がいるという未来の世界だそうだ。



いくら現代の『全王』が悟空がお気に入りでも『未来の全王』も同じとは限らんだろうに
初対面だからな。激怒して真っ先に『悟空』を消しても不思議ではない。

それに『全王』が宇宙消滅をすると悟った
『悟空』がまるで覚醒したかのようにテキパキと指示を出しているのが納得いかんわ。
それだけの洞察力があるのなら『ザマス』に合体なんざされてんじゃねーよ。
あのままみんないつものノリで
アホを続けていたら消滅させられて終わりだからって事なんだろうけど…
あまりにも製作サイドの都合を感じたわ。

そして、別の未来に旅立つ『未来トランクス』と『未来マイ』
何で今の時代に留まる事をしなかったのだろう?
自分達の時代の世界は無くなってしまったのに時代をこだわる必要などないだろうに。

にしてもラブラブしていられればいいのか?
守り切れなかった自分達の未来の時代の人々がその新しい時代にはきっと存在していることだろう。
罪悪感に駆られないだろうか?



ハッキリ言って「ドラゴンボール超」の「未来トランクス」編は
原作コミックの一コマ。
過去に行こうとするその時代の『セル』を倒し
『未来ブルマ』の元へ帰る『未来トランクス』
両手をあげて『未来トランクス』を迎えに行くブルマ。

「つらい未来を
 いきてきた
 トランクス……
 そしてブルマたちに
 やっと 真の平和が
 おとずれた そして
 その平和は 今後も
 大切にされていくだろう
 トランクスがいるかぎり
 ………」

というナレーションがあるとても良い一コマを
盛大に泥を塗っただけのものでしかない。


上でも書いたけど原作の技などのサルベージの仕方が下手過ぎる。
折角拾って来ても無意味に終わるどころか汚すとかそんなんばっか…


『未来ヤジロベー』を出していたのに
描写もなく『ザマス』の暴走と共に一般人と共に声さえ発さず死亡って何それ…
もっと上手く扱えるだろうに…

例えばこんな感じならどうだろう?
かつて壮絶な戦いを繰り広げていた『悟空』と『ベジータ』との戦いを隠れながら見ていて
『大猿ベジータ』の尻尾を斬るなんて
戦闘において素晴らしいアシストををやっていた『ヤジロベー』
そんな2人が過去からやって来てこの時代を守るべく
『ゴクウブラック』と『ザマス』を倒すべく共闘している。
それを見て人造人間の時にZ戦士達を見殺しにした事への贖罪。
『ゴクウブラック』に一太刀を入れようと震える体に
渇を入れ心を奮い立たせて

「もう仲間が死ぬのを見んのは沢山だがや!!」

とでも言って攻撃を入れるなんて展開したら熱くないですか?
仮に隙をつかれて傷つけられて『ゴクウブラック』の怒りを買って殺されるにしても
描写もなしに死亡より遙かにマシである。


で、実際の『ドラゴンボール超』の『未来ヤジロベー』のやった事と言えば

『ダチョウ倶楽部』のどーぞどーぞネタ

あまりの扱いの情けなさに
もう乾いた笑いしか出ないよねぇ…

元気剣作りの時に何故か人造人間8号である『未来ハッチャン』が台詞もなしに出ていたけど
あいつも台詞もなしに死亡である。一体何のために出て来たんだろうか?
っつーか『未来トランクス』時代であれば『未来人造人間17号』『未来18号』に
世界を滅茶苦茶にされたんだろ?
兄弟っつーか遠い親戚みたいな存在だろうに…
そんな奴らに好き勝手にさせて生き残っていたんだろうか?
何か嫌だね…そんな『ハッチャン』
せめて村の者を助けようとして返り討ちに遭うって展開であってほしいのに…
『未来ブルマ』に人造人間の研究材料として自ら捧げるみたいな方がいいだろう。
何で態々、評価も上がりもしないのに出したんだろ?
ファンサービス?
そんな勘違いならやらん方がええ事やで。


んで最後にクソを垂れてグチャグチャに汚した『未来トランクス』編が終わり
『宇宙サバイバル編』に向かって行くんだけどさ~。

「力の大会」のルール。
負けた宇宙は消滅って話なのに

「殺しNG」

って縛りを置いたのはなんでなんだろ?
殺しと消滅は意味合いが違うのだろうか?

「朝の番組だし子供達が見る番組だから殺し合いを見させるわけにはいかない」

なんていうストーリー外の事情はなしでね。
ってか、既に「ドラゴンボール超」上で
『ゴールデンフリーザ』編で『ピッコロ』が『フリーザ』に殺されているし
考えるだけ無駄かねぇ?

で、『力の大会』が始まり
お話の展開上、ポッと出の敵キャラはそれなりに強いのだろう。
他の宇宙のキャラだから元の肉体が強いってだけで
『悟空』や『ベジータ』に匹敵する力を持っていることになるんだろうな。

ポッと出感を薄めるためにもっと掘り下げて尺を割いてやればいいって思ったね。
だって無駄に回を使っているんだもん。
もはや伸びしろが殆どないであろう『クリリン』が戦意喪失しているのを復活させるので2回
不倫を扱い今更需要があるのかっていう『グレートサイヤマン』を2回

更に出場者集めでダラダラと話を重ねる。

そんな話などで時間潰す暇があるのなら新キャラの生い立ちなどを
サラッとでも描いた方がよっぽど面白いだろう。
既存のキャラを食うぐらいの人気キャラに新しく作ろうという気概を感じないわな。
数十人も新キャラを出しているのに箸にも棒にもかからず
ただ消えていくだけであろうキャラが大半って悲しすぎない?
悟空達の第七宇宙が主役、時点で前に戦った第六宇宙。
後はカマセが殆どで強敵が1つぐらいって配分になるだろう。
勿体ないわ。

1つの宇宙につき1~2人ぐらいの良キャラは出てほしい所だったが…

ってか、商売的に考えるのなら
魅力を殆ど絞り切ってしまっている既存キャラ回をやるぐらいなら
新キャラの魅力を掘り下げた方が面白いだろうに…


そういえば『魔人ブウ』が眠ってしまって起きないので
代わりに地獄にいる『フリーザ』を選手に抜擢していて
『悟空』が

「コイツはオラが見る」

とかほざいていたけど土下座態勢で悔しがっている所で
地球破壊出来るような即座に強大な力を瞬時に解放できる持ち主やで
バトルロイヤル中に監視なんてまず無理だろうけどねぇ。

そんな危険極まりない奴を仲間に加えるぐらいなら
『銀河パトロール』の中の強者でも集めればいいのに
『ジャコ』ですら『フリーザの兵士たち』に匹敵するレベルなのだから
『ジャコ』以上に優秀な奴ならば『亀仙人』以上は確定だろうになぁ…

その『亀仙人』も『天津飯』の知り合いみたいな女に操られていて
『天津飯』を『万国吃驚掌』みたいな技で動けなくしていたな。(技名を言っていない為)
『悟空』は

「じっちゃんは隠れて修行していた」

とか言っていたけどストイックに修行していたであろう『天津飯』が
描写もなしに隠れて修行していた(?)『亀仙人』に劣るの?
魔人ブウ編じゃお菓子にされて食われて終わりの『亀仙人』が
『悟飯』の援護をした『天津飯』より?
そんな『天津飯』をカマセにしてまで『亀仙人』の活躍を見たいもんかね?
髭人は『サイボーグ桃白白』の『スーパーどどん波』を
初見にもかかわらず気合で吹き飛ばし
首に一撃入れて勝ちを決めたカッコイイ『天津飯』が好きなんだよな。
いくらかは復権してほしいとこだ。

「孫。俺を舐めるなよ。
 俺は今でもお前を超えるつもりでいる」

ぐらいの事を言って欲しいわ。

しかし、何なんだろね。最近の『亀仙人』推しは…
こいつは世代を譲って見守るポジションじゃないのかい?

それなりに強化してんならサイヤ人編に参戦しろや。
そうすれば『ヤムチャ』も死なずに済んだのに…
ってかその『ヤムチャ』主役の野球回。
最後は『サイバイマン』に自爆された時と同じ格好で倒れていたな。

ただ、この回、副音声で声優さんたちが雑談していたんだよな。
その時、『ヤムチャ』役の『古谷 徹』氏が倒れた『ヤムチャ』が出て

「これをやりたかったんなら微妙ですけど…」

みたいな発言をしていたな。
飲み屋で仲間内同士で出演キャラについて語っている席での発言なら分かるけど
副音声とはいえ公式の本放送中で『微妙』って言うって相当ですよ…
髭人はかなりの苦言であると認識している。


「そうそうそう!
 過去の要素を上手く使ったそういうのが見たいんだよ!」

ってのを全くやってくれないのが『超』の凄さだよね。
ここまで三振を繰り返しまくるってなかなかないわ。
たまにはまぐれでもホームラン出してくれたってええんやで…
何で当ててくれないのん?


敢えてそのように使い捨てているだけなのかねぇ?
作画が良くてもストーリーが追いついてないわ…
持ち腐れているよな…うん…



まぁ、ここまで色々言ったけどいい点もない訳ではない。

『未来トランクス編』で良かった点は

・『未来トランクス』が『バビディ』を倒し、『魔人ブウ』復活を阻止した。
 って補完していたのは良かったわな。ダイジェスト程度だったが…


・作画がいい。
 作画の向上は驚いたな。
 多少のシナリオの矛盾などでは劇中の凄さで吹っ飛ばす。
 それが「ドラゴンボール」って所である。
 吹っ飛ばしきれない部分もところどころ見受けられるのが悲しい所ではあるが…

・新オープニング。
 「スゲェ物語(コト)が待っているんだ~♪」

 よりもいい曲。
 ず~っと聴き続けたが慣れる事はなかった。
 ただ新曲。

 「全王様もおったまげ」

 って話だが…
 それに関しては

 「視聴者様もおったまげ」だわ。

 どういった意味でおったまげたかって?
 それは上記文章を読んでお任せします。

ってな訳で「力の大会」が始まった訳だが
何やら天使達が陰謀を張り巡らせている感じが見え隠れ…

「ドラゴンボールGT」の1つの評価である

『終わりよければすべてよし』

それが「ドラゴンボール超」もなれるのかどーなのか…
見守るとしましょうか~?


追記)最終回までたどり着きました。
 アホみたいに暇な方はどうぞ。お進みください。

 今まで~その1~とその2~と続いてきたので
 実質の~その3~

(2018年4月某日更新)


「ドラゴンボールZ ~復活のF~」 レビュー

2016-08-29 21:00:09 | レビュー・考察 (総合)
『ドラゴンボールZ ~復活のF~』が製作されている。
脚本は「鳥山 明」氏ってのが公開された時

髭人としては同氏の直近のマンガ『銀河パトロール ジャコ』を読んでいて

「『フリーザ』と直接関係がある『バーダック』をただの良い父親になっちまったなぁ…
 はぁ…
 こりゃ、『鳥山』氏の脚本の『復活のF』は見るべきじゃねぇな」

と、思って映画を見るのをスルーした。金などかけるのは無駄だと判断してだ、
「ドラゴンボール」好きの友人がキチンと映画館で見に言って

「『復活のF』本当に酷いぞ。俺は、映画館に行ってキレそうになったんだ。
 お前、試しに見てみろよ」

と、言われた。

「この靴下、マジで臭いから嗅いでみ?」

みたいなノリだわな。
髭人はそう言われても1年ぐらい待っていればテレビで放送されるだろと思って
タダで見られるテレビ版を見てみたんだけどねぇ…
その友人の頼みだったので匂ってみたら意外性もなくその通りだったわ…

ってな訳で、折角見たから感想などを書いてみましょうか。



そーそー。
大体、酷評していますのでこの作品が大好きな方はとっととブラウザを閉じましょう。
例えるのなら、上記の靴下なんか比にならないぐらいのくっさいくっさい肥溜めみたいなものです。
嘔吐感が突きあげて来るようなゴミ文章なので不快に感じられたらとっとと逃げましょう。
何の得にもなりません。




主な流れとしては…


残存するフリーザ軍は『フリーザ』を失った今でも他の星に侵略していたが
柱となる『フリーザ』を欠いているので弱体化の一途をたどっていた。
そこで現在フリーザ軍を率いている『ソルベ』は
地球のドラゴンボールで『フリーザ』復活しようと動き出した。

『ソルベ』と『タゴマ』は丁度ドラゴンボールを集めを行っていた若返った『ピラフ一味』から
『ドラゴンボール』を奪い、『フリーザ』を復活させるがバラバラであった。
フリーザ軍の医療技術を用いる事で『フリーザ』は復活に成功するが
『悟空』が更に力を上げた事を知り、4か月もトレーニングを積めば

「戦闘力は130万は確実」

という事で4か月のトレーニングを経て『フリーザ』は地球に来襲する。
その事を銀河パトロールの『ジャコ』が『ブルマ』に伝えにやって来た。
『フリーザ』達が到着し、
『悟飯』『ピッコロ』『クリリン』『天津飯』『亀仙人』『ジャコ』がフリーザ軍と戦闘を開始する。

その頃、『悟空』と『ベジータ』は『ビルス』の自宅で『ウイス』に修行していて『フリーザ』の存在を知らなかったのだ。
『ブルマ』からの通信を遅れて聞き、『悟空』と『ベジータ』は『悟空』の瞬間移動によって駆けつける。

『フリーザ』は『悟空』を標的としていたので『フリーザ』と戦うのは『悟空』で『ベジータ』は観戦する形となる。

以前の最終形態となった『フリーザ』と『悟空』は戦い互いに奥の手を出そうという事になり
『悟空』は「スーパーサイヤ人ゴッドの力を持つサイヤ人のスーパーサイヤ人(後の『スーパーサイヤ人ブルー』)」となり
『フリーザ』は『ゴールデンフリーザ』となって戦う。

丁度それぐらいの時に遅れて『ビルス』と『ウイス』が地球に訪れ
『ブルマ』が用意した『パフェ』を食べ始めていた。

初めは『フリーザ』が押していたがまだ『ゴールデン』形態に慣れていない事が露見しパワーダウン。
『悟空』に対し劣勢になる。それに対し『悟空』は

「帰れ」

と、言った矢先、『ソルベ』の光線銃によって重傷を負わされてしまう。
『フリーザ』は『ベジータ』がまだ忠誠心が残っていて『悟空』を倒せというが『ベジータ』は断り
『悟空』と同じく『スーパーサイヤ人ゴッドの力を持つサイヤ人のスーパーサイヤ人』になり『フリーザ』を圧倒。
『ベジータ』が『フリーザ』にとどめを刺そうという所で『フリーザ』は地球を破壊してしまう。

その時、『ウイス』が時間を3分間戻せる能力を持っていて、
時間を戻してもらい『悟空』が『フリーザ』にトドメを刺す。

そして「ももいろクローバーZ」という女子集団の
『フリーザの復讐』という題材に対して全くそぐわないさわやか系の主題歌が流れる…



では、色々と気になる点を挙げて行こうか…

・戦闘力の雑さ
・『亀仙人』
・『ブルマ』がウザい
・『ジャコ』
・『ビルス』と『ウイス』
・ラスト


主に気になる点はこれかね。
まず、

・戦闘力の雑さ
 『フリーザ』は4か月のトレーニングで戦闘力130万は確実と言っていたが
 昔の『フリーザ』の第二形態に毛が生えたようなもんじゃねーか。
 昔の第二形態時に

 「戦闘力は100万以上確実か…」

 というような発言をしていたからな。
 第一形態が前の第二形態ぐらいなら
 順当に考えればこうなる。
 
 第一形態=昔の第二形態
 第二形態=昔の第三形態
 第三形態=昔の最終形態
 最終形態≒人造人間19&20号レベル?
 ゴールデン形態≒人造人間17&18号レベル?

 『ゴールデンフリーザ』は『セル』第二形態ぐらいにフルボッコにされる絵しか思えんのだがな。

 ってか、それなら『ネイル』『神様』と同化した『ピッコロ』と良い戦闘が期待できるんじゃないだろうか?
 勿論、フリーザの変身の戦闘力の上がり幅は上記と同じとは限らんけどね。
 
 『ソルベ』が『シサミ』に対して

 「『ザーボン』『ドドリア』にも匹敵する」
 
 とか言っていたので『シサミ』の実力は戦闘力2~3万程度と推測される。
 それに負ける『ピッコロ』…
 『42000』の戦闘力であった単体『ネイル』以下になってしまうというのは実に悲しい。
 『シサミ』に対して『魔貫光殺砲』を撃っていたけど
 初回使った時に山に穴を開けてたほどの威力を持っていたのに
 地面に撃って特に演出なしだもんな…(溜め時間がなかったからって事にしておこう)

 どうやら『ナメック星人』は同化後、訓練を怠ると弱体化の幅がとんでもないって事のようだな…

 ま、その130万と思われる初期形態のフリーザに腹にワンパンチ食らっただけで
 心臓が停止する情けない『悟飯』も同様であるが…

 いや、飽くまでトレーニング前の『フリーザ』の推測だからな。
 実は桁を間違えて130万じゃなくて130億ぐらいになったんじゃなかろうか?
 嬉しい誤算だな。

・『亀仙人』
 良く巷で「復活のF」の話となると

 「『ピッコロ大魔王』にも勝てなかった『亀仙人』がフリーザ軍兵士相手に善戦する訳がない」
 「本当はこれぐらいの実力を持っていた」
 「あれから密かに修行していた」 

 って話題になる。
 まぁ、上記の弱体化でもう戦闘力に関してはもはや言うまい。
 個人的に気になるのはかつての『天下一武道会』の準決勝で
 『天津飯』と戦って後の世代に託してあっさりと負けた『亀仙人』が何でまた戦っているんだよと…
 もう『悟空』達に譲って見守るぐらいでいいのに何でしゃしゃり出て来るんだよ。

・『ブルマ』がウザい
 『フリーザ』に対して

 「くそったれフリーザ」
 「帰ったほうがいいんじゃない?」

 などと挑発的発言。
 その時点でいくら『フリーザ』より『悟飯』が強いと思い込んでいたにしても
 必ず守ってくれるっていう自信がどこから湧いて来るのかと…
 お前の旦那、『悟空』がいるすぐ脇で『フリーザ』に

 「『カカロット』こそスーパーサイヤ人だ」

 だなんて挑発的な事を言っている所で胸貫かれて殺されてんねんで
 (それ以上に『悟飯』の力があると思い込んでいたんか?)

 前作で『ビルス』にビンタしてお返しを食らっていただけだから
 殺される事はないっていう確固たる自信があるのだろうか?
 個人的には大人しく出来ないのなら旦那と同じく胸貫いて殺されて欲しかったのだがな。
 どーせドラゴンボールで生き返れるからここで殺したって問題ないだろ。

・『ジャコ』
 ロクに説明もなしに当たり前のように登場させていることに衝撃だわ。
 しかも『ジャコ』が

 「お前の姉の『タイツ』が『フリーザ』を倒した奴と友達と言っていたがそうだが…」

 なんてサラッという。
 『ジャコ』未読の人は

 「『タイツ』っていう姉が『ブルマ』にいるだと?」

 軽い発言で観客を困惑させるって凄いな…
 一応、髭人は『ジャコ』は読んでいて知っていたけどこの出し方は酷いと思ったわ。
 鳥山作品である『ジャコ』は読んでいて当たり前、読まない奴が悪い。
 そんな考え方なの?
 未読の人可哀想だわ。
 金魚を見るなんてくそどーでも良いシーン出すよりもっと解説せんかい!!
 しかも、そんなポッと出の奴がフリーザ軍兵士と戦う所で尺を取っているし…
 いらんわ。『ジャコ』

・『ビルス』と『ウイス』

 『悟空』と『フリーザ』の戦闘中にのんきにパフェを食うとか…
 食べたイチゴの数を言い争っていたり…
 よくもまぁ…
 宿敵『フリーザ』との戦闘でそんな緊張感を無くすような事出来るもんだわ…


・ラスト

 通常の最終形態に戻ってしまった『フリーザ』が地に伏している状況で
 『ベジータ』がとどめを刺そうとして一歩早く『フリーザ』が地球破壊。
 それを外野とも言える『ウイス』が時間を戻すなんて事をする始末。

 将棋で言えば「待った!」をかけて勝つ主人公ってどうなん?

 しかも「待った!」を成功させたのは本人じゃなくて『悟空』本人じゃなくて知り合いだからな…

 『フリーザ』はまた地獄に戻り、ほんわか空間でミノムシとなって発狂する。

 

こういった印象を受けた。
いや~。友人の言うとおりだったわ。
というか、ガチの熱い『フリーザ』との戦闘を期待して見に行った人たちは
最後のミノムシ『フリーザ』のような心境になったんじゃなかろうか?

いや~。映画館に見に行かなくて正解だったわ。
チケット代や映画館までの移動時間や待ち時間を無駄にするところだったぜ。
危ない危ない。我ながら良い勘していたと実感する。

まぁ、この映画は最初の『フリーザ』の復活シーンが曲と相まってカッコイイ、
他に褒めるべきところって言ったら映画だけあって戦闘シーンがカッコ良かったぐらいだな。

ただ、それは今までの映画の戦闘シーンにも言えるからこの作品独自って訳ではない。
そうそう。『悟飯』達が『フリーザ』の部下と戦っていたがあれ全員で5分ぐらいあるからね。(『ピッコロ』の『シサミ』戦含めると8分ぐらい)
あんな名無しの雑魚と戦っていて飽きるわ。

『仮面ライダー』で戦闘員との戦いでそんな長時間戦うか?

『ピッコロ』が『メタルクウラ』の映画の時に、雑魚ロボットに対して

体から気を発して一掃していたようにサッと倒せばいいのに長すぎ…
ゆっくりトイレに行っても

「まだ戦っているよ…」

ってなるわ。

しかもこの作品の為に出て来た新たな必殺技などもない。
出てきたのは「かめはめ波」や「気功砲」や「魔貫光殺砲」ぐらいだもんなぁ…
せいぜい作画面で彼らが丁寧に動いていたというのが見所だろうか?

でももう少し魅せ場なんか考えられなかったんだろうか?
あれだけ多くの敵がいるのなら『クリリン』なら『サイバイマン』を一掃した
ゲームでの名前だが『拡散エネルギー波』があるし
『天津飯』なら味方の数も多い方がいいのだから独自で編み出した『四身の拳』を使いつつ
戦闘力の低下を『界王拳』で補うなんて事をしていても
『界王』から修行を受けていたのだから違和感もないだろうに…

キャラ同士も単独で戦ってコンビネーションもない。
だからやはり丁寧に動いていたというぐらいしか誉める点はない。

最後に『ベジータ』と共闘はしないっていう意気投合で締めていたけど…
『ラディッツ』戦で『ピッコロ』と共闘していたのはアリなの?

ってか、ずっと『悟空』と『フリーザ』との戦いを観戦している『ベジータ』は実にマヌケ。

その後に合流する『ビルス』と『ウイス』
「戦いに参加しない」とは言っていたがより強い奴が傍で見ているって…

絵的には『フリーザ』いじめにしか見えなかった。

あんな状況で戦いだけに集中できるか?
相手の気弾を間一髪で弾いた所に「ビルス」がいてパフェをグシャグシャにしてしまって
「ビルス」が怒って戦いが台無しになるとか、起こりうる事態である。
いらねーだろ。「ビルス」「ウイス」

しかも地球で戦うなんてそんな余裕かましていて地球破壊されるって『悟空』側の完全敗北やん…
惑星破壊を平然と行うような敵を相手にするのならせめて場所を変えろよ。

悟空「フリーザ、強くなったお前と本気で戦いてぇ。
 だから地球を破壊して終わりなんて事はさせたくねぇから場所を移さないか?」

ぐらいの提案をしてほしかった。『フリーザ』がそれに応じるかどうかは別だがね。

状況によって共闘もいいんじゃないかって思うんだけどねぇ…
「メタルクウラ」戦でギリギリの戦闘は熱かったわなぁ~。
再びこの作品見るくらいなら「クウラ」作品2本続けて見た方が遙かに有意義である。

安易に『フリーザ』なんて持って来ずに新規に新しくカッコイイ敵を生み出すべきだったね。

ハッキリ言ってこの作品は『フリーザ』の株を下げただけの作品。
「ビルス」に「様付け」とか…
たった4か月でそれぐらい強くなるんなら数年トレーニング積んだら『ウイス』越えも余裕だろう。
何故それをせずに『コルド大王』は

「『魔人ブウ』と『破壊神ビルス』には手を出すな」

などと怯えているのか…
何やねん4か月っていう中途半端な期間は?
ツッコミ所が豊富過ぎるわ!

というか本作で株を上げたキャラクターがいない。

『悟空』は光線銃にやられるし
『ベジータ』は「カカロットのように甘くない」とかほざいていながら地球を破壊されるし
『ブルマ』はうぜぇし
『ジャコ』はお前誰?だし
『悟飯』『ピッコロ』は弱体化しただけだし
『亀仙人』は年寄りの冷や水でしかないし
『ビルス』『ウイス』は戦闘中にのんきにパフェなんか食ってんじゃねーよだし

後、『悟飯』達『Z戦士』は酷いわな。
『ビルス』が『ブルマ』に

「お前は生かしておいてやるからそばにいろ」

言われてシレッと近寄るZ戦士の情けなさたるや…
地球爆発時に生き残っているからね。
幼い子供がいる『悟飯』や『クリリン』は父親としてどーなの?
自分だけ生き残れさえすればいいの?
少なくとも家族連れて来ようとするぐらいしておけばなぁ…

後で『ブルマ』から

「『ウイス』さんが時間を戻してくれたから何ともないけど
 あんた達の亭主。自分の命惜しさに『ビルス』様のそばにいて助かって
 あんた達を1度、死なせていることになっているんだからね」

なんて言われたら一生肩身狭い思いするよな。
『ビーデル』は故意ではないからって許しそうだけど
『18号』は『クリリン』に

「ダサッ」

っていびり続けるんだろうなぁ~。

そう考えると『天津飯』が置いてきたという『ヤムチャ』や『チャオズ』は出演しなくて良かったと言えるな。(『トランクス』と『悟天』も)
出演したメンバーが軒並み評価を落としているのだから相対的に評価が上がる結果となったな。


それにしても個人的に言えば『フリーザ』はもう悪役としての素材を既に使い切っているんだよね。
元々、「『悟空』に負けるぐらいなら…」とナメック星を破壊しようと試みたり
フルパワーで戦ってみてその後に『悟空』と『フリーザ』についてシーンを振り返ってみると(アニメ版)

悟空「やめだ」

と、構えを解いて直立する悟空。

フリーザ「な…何だと!?
 やめだとは、どういう事だ!」
悟空「貴様は100%のパワーを使った反動でピークを過ぎ、気がどんどん減っている。
 これ以上戦っても無駄だと俺は思い始めた。
 もう俺の気は済んだ。
 貴様のプライドは既にズタズタだ。
 この世で誰も超えるはずのない自分を超える者が現れてしまったのだからな。
 しかもそいつは…
 フッ… 
 たかがサイヤ人だった…
 今の怯え始めた貴様を倒しても意味はねぇ。
 ショックを受けたまま生き続けるが良い。ひっそりとな…
 俺は地球に帰る。今ならギリギリ間に合いそうだ」

(上記の「フッ」って嘲笑する煽りは凄い好き。原作にはないアニメオリジナルのようだが…
 「だから滅びた」「今度はこの俺が貴様を滅ぼす」「クリリンの事か―――!」に比べると知られていないけどね)

スーパーサイヤ人を解除し

悟空「フリーザ、もう悪さをするなよ。おめーの面はもう見たくねぇ…」

そういった『悟空』が飛び去ろうとして

フリーザ「ふざけるな!ふざけるな!!
 俺が…俺が…俺が…負けるか―――!!」

『フリーザ』は誘導気円斬を放つ。

悟空「本当にバカな奴だ!オラは最後のチャンスを与えてやったんだぞ!」

振り返り憤る悟空。
執拗に誘導気円斬を使うフリーザ。
だが、『悟空』の機転もあって自滅。
それから

悟空「自業自得とはいえ貴様らしくねえ惨めな最期だな」
フリーザ「…。たすけてくれ。頼む…たすけてくれ…」
悟空「貴様はそうやって命乞いをしたものを一体どれだけ殺したんだ!」
フリーザ「た、頼む…」

と、命乞い。
それで『悟空』から気を分けてもらう。

悟空「俺の気を少し分けてやった。貴様ならその体でも十分動けるはずだ。
 後は勝手にしろ」
フリーザ「フッフッフッフ…
 こいつは意外だったな。俺にエネルギーを分け与えるとは…猿野郎…」
悟空「貴様は宇宙空間でも生きていけるんだろ?
 だったらサッサとこの星を脱出するんだな。
 生き延びて命をありがたさを思い知るが良い」

そのように言われて飛び去る『悟空』に対し
自身はボロボロ、それでもプライドにしがみつき

フリーザ「俺は宇宙一なんだ
 宇宙の帝王『フリーザ』なんだ!
 だから貴様は…猿野郎の貴様は…俺の手によって死ななければならない…
 貴様は俺に殺されるべきなんだ―――――――!!」

と、攻撃を放って

悟空「バカヤロー――――――!!」

と、返り討ちに遭ってやられる。
(この時の『悟空』の何とも言えない複雑な表情が良い。
 『クリリン』の仇や滅ぼされた『サイヤ人』の無念を晴らしたとはいえ
 こんな結末になってしまった事や自身が力を分けてやった事の後悔などを凝縮した表情である)

2度助かるチャンスをもらっておきながら(1度は自身で命乞いをしておきながらである)
自身のプライドによってそれをふいにする敵
それが『フリーザ』という悪党である。

そんな奴、改心するわけないやん。しかも復讐するって地球に来ているのだから…
とっとと殺すしかない。
だから『未来トランクス』が『メカフリーザ』をスパスパ斬って
吹き飛ばしていたがそれが最も正しい行動。
下手に猶予を与えるから地球破壊をされたのだ。

最後は四つん這い状態の『フリーザ』を時間戻してもらって攻撃して倒すとか…
絵的に酷いぞ。

じゃぁ、隙を見せた『フリーザ』を瞬殺するようなそんな映画が良いかつったらダメだよ。
完全体『セル』に『悟空』は瞬間移動して『かめはめ波』を放っていたがそんな不意打ちで勝利を映画で見せられて
納得する人はいない。

「ドラゴンボール」である以上は激闘に次ぐ激闘で何とか勝利する。
そういうもんじゃないと…
だから、そんな戦闘を見せられないような『フリーザ』は素材として使い切っているんだよ。

紅茶のTバッグを何度も使って薄い紅茶に金箔浮かべて
何かちょっと豪華にみせかけているだけのようにしてとしか言えん。
飲んでみたら中身うっすいぞ!

新しいボスを用意するべきだったんだよ…


後、『ゴールデンフリーザ』も何なんって言わざるを得ない。

映画での敵と言えばパラレルであるが『フリーザ』の兄『クウラ』がいる。
初回の変身のマスクがカチャッと閉まる演出は非常にカッコイイ。

2回目の『メタルクウラ』は本作の『ゴールデンフリーザ』と比べて
銀と金との違いって感じで金属感がかぶっている。
しかも、『悟空』と『ベジータ』が共闘してやっと勝つという状況の直後にある崖の上の集団『メタルクウラ』
スクリーンの前で絶望感の前に凍り付いた少年たちが想像に難くない。
それぐらい印象的なシーンであったが、本作はそれに匹敵するようなものって…あった?

思い浮かばないのだが…

うう~ん…
結論として

「復活のF」というより「復活しない方が良かったF」

ってトコかなぁ~。

そうだ。
上記の株を落としたキャラの中で本作の脚本家であり原作者でもある「鳥山 明」氏も株を落とした事になるな。
というかハリウッドの実写版の「DRAGONBALL EVOLUTION」の予告編の冒頭で

「脚本やキャラクター造りは原作者としては
 『え?』って感じはありますが、監督さんや俳優の皆さん、
 スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。
 ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』
 として鑑賞するのが正解かもしれません。
 もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれません。
 おおいに期待しています!!」

などと言っていた。
この時は映画放映前のコメントで「神と神」では

「ハリウッド映画、実写版のドラゴンボールのとき、
 脚本があまりにも世界観や特徴をとらえておらず、
 さらにありきたりの面白いとは思えない内容だったので、
 注意をしたり、変更案を提示したりしたにもかかわらず、
 向こうは妙な自信があるようであまり聞き入れてもらえませんでした。
 結局できあがったのは、案の定な出来のドラゴンボールともいえないような映画でした。」

とインタビューで言っていたそうだ。
そういった原作者様の出来がコレですか…
実写版よりはマシかもしれないけど実写版はドラゴンボールをあまり知らないアメリカ人がゴリ押しした結果だからな。
日本人だって外国の作品を自分達で描いて批判を受けたなんてケースはあるだろうからさほど責めはせんわ。
失敗は失敗だが…
だけど本作は原作者様だもんなぁ…

まぁ、鳥山氏自身が

「これが私自身のドラゴンボールだ!!」

って言うのなら否定はしないよ。というかしたらアカン。
だって「ドラゴンボール」は鳥山明氏の作品なんだからね。
それを忘れたらアカン。

ただ原作者自身が「みんなが白熱したドラゴンボールの熱さ」を理解してなかったんだなっていう
悲しい真実がこの作品によって明るみに出た訳ですわな。



そういえばドラゴンボールで一時、編集を担当していた「鳥嶋 和彦」氏は
とあるインタビューで

「鳥山さん自身の『描きたいもの』は申し訳ないけどつまらないんですよ(笑)。」

なんて言っていたからな。
故に

「担当である鳥嶋氏がいたからドラゴンボールは人気が出たのだ」
「鳥嶋氏なしの鳥山氏じゃダメだな。」

なんて声も挙がっているって事で物凄く評価されているものな。
(ただし、本作を滅多に誉めない『鳥嶋』氏が誉めたなどと『鳥山』氏が明かしている)

鳥山氏のマンガで「Dr.スランプ アラレちゃん」で鳥嶋氏に似せた『Dr.マシリト』を思い出した。
同キャラは世界征服を企み
幾度となくアラレちゃん達に挑み、悉く敗戦し
最終的に自身を改造し『キャラメルマン』として『アラレちゃん』に戦いを挑んだ結果
『アラレちゃん』に扮した『オボッチャマン』に

「ごきげんようさようなら砲」(アラレちゃんで言う『んちゃ砲』)

で消し飛ばされ死んでいたからな。
皮肉にも自身がキャラメルマンとして作り上げたロボット(実際はアラレちゃんのコピーだが)に
殺されるっていう悲しい結末だった。

そう考えるとある意味、鳥嶋氏こそが復讐を果たしたんじゃないかって思ったりもしている(笑)


「ドラゴンクエストミュージアム」 感想 by 髭人

2016-08-15 21:00:32 | レビュー・考察 (総合)
「ドラゴンクエストミュージアム」に行って来た。




場所は
『JR』や『京王線』の「渋谷駅」すぐそばの「渋谷ヒカリエ」9F
駅から徒歩2~3分って所か?

渋谷駅の通路にでっかい広告がある。



ただ対抗しているのか何か知らんけどグラブルファンタジーの広告の方が多かったな。



「渋谷ヒカリエ」


エレベータの前に着くとまず


2F&7F&11Fに行くエレベータに乗り
まず11Fまで行ってそこから9Fにエスカレータで降りて下さいと書いてある。



11Fに着き、右に曲がり、
さらに右に曲がり、壁際をUターンするとエスカレータがあり
10Fはなく9Fにたどり着く。



「ミュージアム前」

奥に当日券の売り場があるので購入。

「2800円」!!

1G=100円という貨幣価値らしいので
ドラクエ1的にいえば
「たけざお(10G)」2本と「たいまつ(8G)」1本
「りゅうのうろこ(20G)」1枚と「たいまつ(8G)」1本
「ぬののふく(20G)」1枚と「たいまつ(8G)」1本

って事になるな。(どーでもええわ)

まず、入って、音声ガイドがあって500円を借りる事が出来る。
正面の機械に向けて備え付けられた板のQRコードをかざすと出来るメタル狩りみたいのをやる。
完全自動で眺めているだけである。その機械から出て来る紙を取りそのまま進む。
機械の脇には歴代主人公の絵が飾られている。



「歴代シリーズ」



「ロトシリーズ」

見た事がある公式絵をでかくしただけだからそれほどの感慨もない。

扉を抜ける。

「『旅の扉』か~」

とでも思って気持ちを盛り上げると

「堀井雄二」氏
「鳥山明」氏
「すぎやまこういち」氏

からのメッセージがある。

堀井氏は「人生はRPG」
すぎやま氏は「オーケストラは音楽のごちそう」

って書いてある。
鳥山氏は…ドラクエに携わってきた事に対しての感想であり明言らしいのはなかったです…



歴代のソフトがズラッと並んでいる。



<<この先から撮影禁止エリア>>


それからシアターがある。
1~10シリーズと主人公、2~3行ぐらいのあらすじの後
『ロトの鎧』が現れたかと思いきや…

パカ――――!!

と、中央が割れてのリアル『ロトの鎧』のお目見え
『剣』『鎧』『盾』『兜』が展示されている。
裏側もしっかりと作り込まれていた。

髭人「うう~む…
 鎧は胴だけか…
 足を狙われたらアウトだな…」

子供じみたツッコミを入れつつ先を進むと
Ⅲのあらすじと場面場面を油絵にしたものが展示してあるコーナーに…

「あれ?ⅠとⅡは飛ばしたっけ?」

ってな所になるけども…
まぁ、ロトシリーズをプレイした方ならばどうって事がない所であろう。
Ⅲの部分を過ぎるとⅠとなる。
絵で勇者とドラゴンが対峙したシーンで脇に捕まっているローラ姫がいるんだけど
岩に縛り付けられているんだよね…

髭人「半年間そんな状況だったんだろうか?」

Ⅰ部分を過ぎると今度はⅡとなる。

「いやー探しましたよ」

と壁に描かれているのと共に『サマルトリア』の王子の絵が描かれていた。
見て軽くイラッと来ましたよ(笑)

ロトシリーズを終えると今度は天空シリーズとばかりに
大きな天空城のジオラマが展示してあった。
そこを越えると

<<ここまで撮影禁止エリア>>
<<この先から撮影可能エリア>>

ドラクエⅣ~Ⅵまでの場面場面のジオラマが展示してある。

まずⅣの
1~4の各章のキャラ達





「1章、ライアン」





「2章、格闘場VSベロリンマン」



「3章、トルネコ」(「いたずらもぐら」が何気にいる。)



「4章、マーニャ&ミネアVSキングレオ(倒れているのはオーリンとバルザック)」



「5章、気球」(2枚目は場所と小さいその他の仲間。気球に馬車乗るんか?)






「5章、VSデスピサロ」


次にⅤ



「ぬわーっ!!直前」(暗くて分かりづらいけど)



「パンサー再び」(これまた暗いけど…)





「結婚イベント」



「過去の自分を励ます」

そしてⅥ



「ドランゴと引換券…もとい!テリー」



「ドラゴンと戦う」




「空飛ぶベッド」



「バーバラと卵」



「デスタムーア前」

天空シリーズが終わると
次はⅦ~Ⅹエリアになるんだけども…
ここは7~10までのシリーズの
プロモーションビデオみたいなムービーが流されている所と体感コーナーがある。

Ⅶは機械のパネルをタッチして登場キャラの影の石版を組み立てるというもの。
時間ごとにランクがあり、
1~15秒がゴールド、16~23秒がシルバー、24~30秒がブロンズとなっている。
別に高ランクとっても何かもらえる訳じゃないのだが…

Ⅷはテンション上げ。
係員がいて2人でヒンズースクワットをする事でテンションが上がり
最終的に手で横なぎをする事で「ギガスラッシュ」を繰り出す事が出来る。
「見習い」「ベテラン」「達人」とランクがあって
1人の髭人は挑戦しなかったが大体の人が「ベテラン」止まりだった。

Ⅸは祈りの世界樹というもの。
まず、世界樹の葉を模した紙に願いを書く。
それから願いを籠の中に入れ、画面に向かって手を合わせ
表示通りに会釈するというもの。
あれこれ考えて髭人は最終的に

「パフパフされたい」

と、書いておいた。
しまった――――!!
今思えば…ドラクエだと平仮名で「ぱふぱふ」じゃないとダメだろ!
ネタをミスるって超恥ずかしい!!

Xでは写真が展示してある。
どうやらゲーム中の場面を画像として撮り、それを投票しているようだ。



こんな感じで画像をならべている。

<<ここまで撮影可能エリア>>
<<ここから先撮影禁止エリア>>

その先は非常に貴重な
ドラクエⅠ~Ⅹまでのパッケージ原画やドラクエⅠの手書きの設定資料がある。
ドラクエの設定資料はラダトームなどの町を方眼紙を用いて描かれているのは
実にドット的であるわな。
開発中の物だから実物と異なる部分もあったりして

「ここをそう変えたのか…」
「実はこうしたかったのか…
 でも、容量などの問題で実現できなかったんだろうな」
「このモンスター見た事ねぇ!」

などと当時の製作の状況を想像するのは結構楽しい。

<<ここまで撮影禁止エリア>>
<<ここから先撮影可能エリア>>

そこを出ると料理コーナー&販売コーナー

高いし、大して面白いと思えるのもなかったので完全スルーした。
料理やグッズに関してはもう少しゲーム中の物を用いたマニアを
ニヤリとさせるようなものはなかったのかなって思うんだよな。

料理は

「ばくだんいわの肉巻きおにぎり(600円)」は似ているから分かるけど
「ドラゴンのトルティーヤフランクフルト」「スライムナイトのフライドポテト」
「キメラのサンドイッチ」って…

どのあたりの要素をゲームから活かしたん?
何でモンスターを引っ張り出すん?
コイツら焼いたりしたら料理のような味がしてくるのだろうか?多分ないな…
「フライドポテト」は公式を見ていたら語感が決め手だったらしいが…
そんなもん入れるぐらいならドラクエ内で食べ物ネタあるだろうが!

例えば料理ならこんなんだったらどうだろう?

「ホットケーキ、さえずりの蜜風味」
「黒こしょうをふんだんに用いたポルトガ国王垂涎のペペロンチーノ」
「トーポのいやしのチーズ」&「はりきりチーズ」etc


とかね。
グッズも「スマホケース」「ブックカバー」「Tシャツ」「マグカップ」とか…
何か手を加えればここではなくてもそこら辺で売ってそうやん。
「1/1ロトの印」は良いと思ったけど10000円超えるからね…
ちと手が出せんわ。

そこを越えるとドラクエファンの30周年イベントの絵が多数展示されている。





「ファンの絵」



ラストは「鳥山明」氏

ドラゴンクエストミュージアム、最後の最後で
ミュージアム内の6つ文字を探すイベントがあるのだが…
いや~。髭人はスッカリ忘れていて分からなかったので素通りせざるをえなかったよ

俺のバカ―――――――――――!!




さて「ドラゴンクエストミュージアム」をまとめに入っていきましょう。
まず各シリーズ内容を割合で語るのなら…

ロトシリーズ(1~3):天空シリーズ(4~6):それ以降(7~10)

「5:3:2」

って所だろうか?
だから、7~10がとにかく好きって人はあまりオススメしない。
7~10の作品が好きな人は

「これを機に他シリーズを知りたい!」

って人と

「見る目がない能無しの髭人が何と言おうと素晴らしい出来の公式グッズを購入したい!」

って思う人ならば行ってもいいんじゃなかろうか?


ちなみに髭人は1~8まではオリジナルをプレイ済みだが9と10は未プレイ。
今回行って、あらすじだけ9と10を知ったが残念ながらプレイする意欲はわかなかった。
音声ガイドがあったら髭人は手のひら返しをするんだろうか?
到底思えないが…


個人的にはもっと設定資料を増やしてほしかったな~。

「Ⅰだけかい!」

って所だし
各シリーズあってもいいんじゃないかって…

後、もう少しドラクエのネタ的要素があっても良かったんじゃなかろうかと…
暗がりに女性がいて

「あーら すてきな おにいさん! ねえ ぱふぱふ いましょっ。 いいでしょ?」

言われて着いていって個室に連れていかれて明かりを消され

「うぷぷぷふ…
 こ これは…」

と、言っていると明かりが付いてオッサンが肩もみして来るとか・・・・
後は壁際の真っ暗な所で話しかけると

「あは みつかっちゃった!
 ぼくが うわさの ラゴスだよ」

みたいな事を言って景品くれるとか…
ちょっとマニアック過ぎるか…

でも、上記の料理のメニューやグッズなども含めて
いくらかそういったマニアック要素とか遊び心があってもいいんじゃないかって思うんだけど…
ダメかなぁ~?

ロトの鎧、1~3の絵やら4~6のジオラマは出来は素晴らしいと言えるが
つまる所、これってただ「作品を振り返っているだけ」とも言える。

今と比べたら荒過ぎるドットのグラフィックに当時プレイ時は髭人は
脳内で補正を入れて劇にしていた。
それに攻略本に描かれた武器、防具などを見て更にその劇に彩を加えていた。
当時のプレイヤーならば皆そうしていたはずである。

だから、改めて絵やジオラマにされてもなぁ…
製作した人の技術力の高さを感じる事はあっても場面を見たところで大した感動はなかった。
というのが髭人の本音である。

他に世界観の設定だと制作風景だとかを当時の作り手たちの息吹が感じられるような物が見たかったんなぁ…
でも、そっちだとあまりにも地味になり過ぎて面白味には欠けるかねぇ…

30年も続くシリーズであるから未プレイ者の為と考えるべきか…
そこら辺の好みは見に行く人の感性に委ねられるという所だろう。





最終判断としてクソ貧乏人の髭人には料金は高いと思ったわ。
2000円ぐらいが適正価格じゃなかろーかと…

一応、2016年9月11日まで行われているという事です。
(後で見たら1日延長されて9月12日までになっていたよ!)

2800円支払ってでも行きたいという方はどーぞって所です。

以上 髭人の感想でありました~。


(暫定)「ドラゴンボール超」はどうなっていくのか? ~その1~ by 髭人

2016-06-30 21:00:02 | レビュー・考察 (総合)
2015年7月からフジテレビ系列で放送された

「ドラゴンボール超(スーパー)」

について放送されて1年の月日が過ぎた。
内容についていくつもの点を指摘しつつ語っていこうと思う。

まぁ、

「良いオッサンが子供向けの『ドラゴンボール超』について何マジなってんだよ。頭大丈夫?」

って話なので読んでいて頭をやられる可能性があります。ご注意ください。
嫌ならとっととブラウザ閉じればいいんですぜ。



この1年での話を流れを大まかに解説しておこう。
まず

・「神と神」編
・「復活のF」編
・「第六宇宙」編

の3種に分かれる。

・「神と神」編では

「破壊神ビルス」が「予言魚」から『スーパーサイヤ人ゴッド』という存在を知り
「北の界王」の元へと行くと丁度「悟空」が修行しており、試しに組み手を行ってみると
『スーパーサイヤ人3』の「悟空」が赤子扱いで敗北。
「ビルス」は「ベジータ王」の息子である「ベジータ」の元へと赴く。
「ベジータ」達はその時「ブルマ」の誕生日により皆を集めてパーティを行っていた。
「ベジータ」のみが「ビルス」の事を破壊神と認識していたが
他のメンバーはただの参加者程度の認識であり、非礼を働き「ビルス」の機嫌を損なわないように
「ベジータ」はたこ焼きを焼くなどの振る舞いを見せる。
だが、「魔人ブウ」が沢山あるプリンを1つ分けろという「ビルス」の申し出に対し
プリンを全て舐めるという行動をとったため、「ビルス」は怒り出す。
それに対し「ベジータ」「ピッコロ」「ヤムチャ」「天津飯」「18号」達が攻撃をするが一切通用せず反撃を受けてしまう。
そんな光景を見ていた「ブルマ」はパーティを無茶苦茶にするなと「ビルス」をぶつと
「ビルス」も平手打ちすると「ベジータ」は

「俺のブルマを――!」

と、一時的にパワーアップを見せたが「ビルス」にやられてしまう。
これで地球が終わりかと言う時に「ビルス」は猶予をくれた。
じゃんけんで勝ったら地球破壊をやめると言い出し、相手に「ウーロン」を指名。
2回のアイコがあったが「ウーロン」は負け、地球破壊という所で「悟空」が登場。
神龍に聞けば『スーパーサイヤ人ゴッド』が分かるかもしれないという事でドラゴンボールを集めて
神龍に聞く。すると良いサイヤ人の5人が1人のサイヤ人に心を注ぐ事でスーパーサイヤ人になるという。
「ベジータ」「悟飯」「トランクス」「悟天」が「悟空」に試してみるが心を注ぐのが4人なので無理。
そこへ「ビーデル」が名乗り出る。
お腹に「悟飯」の子を宿しているという事でその子もサイヤ人という事で試してみたのだ。
見事成功しそれにより「悟空」は『スーパーサイヤ人ゴッド』となる。

「ビルス」と戦うが「悟空」は通常の『スーパーサイヤ人』の形態に戻ってしまう。
しかし稀な事であるが「悟空」は『スーパーサイヤ人』のままで『スーパーサイヤ人ゴッド』の力を留める事が出来た。
だが、それでも「ビルス」には及ばず、敗北を喫する。
地球もろとも終わりかと思いきや、「ビルス」は「疲れた」と眠った振りをした事で地球破壊の難を逃れたのだった。

・「復活のF」編
地球の料理に対して非常に気に入った「ビルス」と「ウイス」
ちょくちょく「ウイス」は「ブルマ」に会っておりそこで料理をご馳走になっていた。
そこで「ベジータ」は「ウイス」に弟子入りすべく『カップラーメン』をふるまう事で見事弟子入りする事に成功する。
その半年後、「悟空」は「ベジータ」が「ウイス」に弟子入りしたことを聞きつけ自分も弟子入りする事になる。

そんな、強いサイヤ人が地球を留守にしている時に
「フリーザ」の残党軍が地球で「フリーザ」を復活させるべく『ドラゴンボール』を探していた。
「フリーザ」と「コルド」を失った「フリーザ軍」は柱となるべき存在を失って弱体化する一方だった。
そして「ソルベ」という者が地球で『ドラゴンボール』を集めていた「ピラフ一味」から
『ドラゴンボール』を奪い「フリーザ」の復活に成功する。
「ソルベ」から「悟空」達の事を聞いて今のままでは勝てないと思った「フリーザ」は
4カ月の修行をし、地球に来襲する。
フリーザ来襲数時間前に『銀河パトロール』の「ジャコ」が「ブルマ」に「フリーザ」来襲を伝え
「悟飯」「ピッコロ」「天津飯」「クリリン」「亀仙人」を集める。
「フリーザ」との特訓でかつての『ギニュー特戦隊』の「ギニュー」よりも
力を挙げた「タゴマ」に対し5人は大苦戦。
しかも、カエルの身体になっていた「ギニュー」が丁度その場所にいて
「タゴマ」との『ボディチェンジ』という体を入れ替える技を成功させ
更に力をあげてしまう。
そこへ、『スーパーサイヤ人』となった「悟飯」が「ギニュー(ボディは『タゴマ』)」を圧倒する。
しかし、それを見て「フリーザ」は「悟飯」に攻撃をして死にかけたところへ
「ピッコロ」が以前のように庇って死亡してしまう。
それに怒った「悟飯」は気を膨らませる。

「悟空」は「フリーザ」の事を聞いて『瞬間移動』を試みようとしたが
「ビルス」の場所は特殊であり気を探るのを困難にしていた。
だが、決死の「悟飯」の気により、場所の特定が行われ瞬間移動を成功させた。
「ギニュー(ボディは『タゴマ』)」を「ベジータ」が一瞬で消し、「フリーザ」と「悟空」との戦いが始まる。
「フリーザ」は『最終形態』から金になった「ゴールデンフリーザ」となり
「悟空」は『スーパーサイヤ人ゴッド』の状態から『スーパーサイヤ人』になった形態(後の『スーパーサイヤ人ブルー』)となり
更なる激戦をしていく。
「フリーザ」は4か月という短い修行期間という事もあったせいかスタミナが足りず
通常の『最終形態』に戻ってしまう。

「もう悪い事をするなよ」

と、『スーパーサイヤ人ゴッド』の状態での『スーパーサイヤ人』から通常に戻った瞬間
「ソルベ」が光線銃を使った事により腹部を貫通。「悟空」を瀕死に追い込む。
そこへ「ベジータ」が現れ、「悟空」を救う。
バトンタッチという事で「フリーザ」と戦う事になる「ベジータ」
軽く「ソルベ」を撃破しつつ…
「ベジータ」も「悟空」と同様に
『スーパーサイヤ人ゴッド』の形態から『スーパーサイヤ人』になれるようになっており
ただの最終形態でしかない「フリーザ」を圧倒。
悔しがる「フリーザ」であったが隙を見て「フリーザ」は地球の破壊してしまう。
「ウイス」がバリアを張った事で「悟空」や「ブルマ」達のそこにいたメンバーは助かる。
全てが終わりかと思いきや、「ウイス」は3分ほど時間を戻す事が可能で
お願いして地球破壊直前まで時間を戻してもらい、四つん這いで悔しがる「フリーザ」を
「悟空」が『かめはめ波』で撃破し勝利をおさめた。


・「第六宇宙」編
「悟空」と「ベジータ」が「ビルス」の元で「ウイス」に修行を付けてもらうと
突如として「ビルス」に似た破壊神が現れた。
それが第6宇宙の破壊神「シャンパ」とその付き人「ヴァドス」であった。
「シャンパ」が自慢げに自分の宇宙の食べ物を食べさせると
「ビルス」は小馬鹿にしるようにして地球の「カップラーメン」を食べさせた。
その美味しさを前に「シャンパ」は嫉妬。
自分の宇宙の『地球』で食べ物を探そうとしたが第6宇宙の地球は争いにより滅びていた。
「シャンパ」は自分の宇宙のつわもの5人を出して格闘大会を開き

第六宇宙が勝ったら第六宇宙と第七宇宙との地球の交換
第七宇宙が勝ったら
二種の宇宙にある既に「シャンパ」と「ヴァドス」とで集めた6種のスーパードラゴンボールをもらう

という条件を提示して双方了解する。
「悟空」と「ベジータ」は『精神と時の部屋』で更に修業し
他のメンバーとして学会がある「悟飯」を除いた「ピッコロ」と「魔人ブウ」を参加させる事とした。
5人目のメンバーは「ビルス」が「モナカ」という者を連れてきた事により第七宇宙のメンバーが出そろった。

出場者の参加条件としてペーパーテストが行われ「魔人ブウ」はここで脱落。
この時点で4VS5という事になる。
大会のルールは舞台上で行われ、勝ち抜き戦で

『舞台外に着くと負け』
『相手を殺害すると負け』
『倒れて10カウント取らたら負け』
『降参したら負け』

などがあり、最後の相手を倒した方の宇宙が最終的な勝利となる。
悟空達、第七宇宙の順番は
「悟空」「ピッコロ」「ベジータ」「モナカ」の順となる。

「悟空」が初戦であり相手は「ボタモ」
熊のような敵である。
打撃を繰り出すが攻撃を別の所に受け流しているらしくノーダメージ。
それに対して掴んで放り投げて場外。「悟空」の勝利

次の「悟空」の相手は「フロスト」
第七宇宙の「フリーザ」のような容姿をしている。
家族の為と正々堂々と戦っているようなアピールをしつつ戦う。
「悟空」の方が圧倒的で「悟空」はそのような「フロスト」を倒したくないと
降参をすすめたが「フロスト」は殴りかかる。
手で受け止めた「悟空」に異常をきたし、「フロスト」が場外にさせる。「悟空」の敗北

「悟空」の次は「ピッコロ」で、「フロスト」と戦う。
気が付いた「悟空」は「(フロストには)勝てない」と言いつつ…
それにより「知恵者」を自称する「ピッコロ」は『魔貫光殺砲』を試みる。
気を溜め、当てる際に伸びる腕を「フロスト」に巻き付けいざ放とうとすると
悟空同様異常をきたし、『魔貫光殺砲』は明後日の方向に放ち、「フロスト」の攻撃を受け
「ピッコロ」の敗北

それを見ていた動体視力に優れる「ジャコ」が物言いを付けた。
すると、「フロスト」から毒針が発見された。
反則負けという所であったが「ベジータ」が残せという事で「フロスト」と試合続行。

「ベジータ」と「フロスト」と戦う事になる。
しかも毒針使用可能という条件であったが、「ベジータ」が一瞬で方を付け
「ベジータ」の勝利

次に「ベジータ」と対するは一見ロボットにしか見えないメタルマンの「マゲッタ」
その対戦のみガラスケースのような物に包まれているような状態で対戦となる。
スピードが弱いパワー系だと見ると飛び上がって攻撃を放っていると
「マゲッタ」は『溶岩の唾』を吐いて来る。
温度上昇と共に酸欠になるような形になっておりリングの状態により苦戦を強いられる。
だが、気でガラスケースのリングを破壊し、本調子を取り戻し
『ファイナルフラッシュ』を放ち「マゲッタ」もそれに応じる。
そこから接近し

「このポンコツがー!」

と、「ベジータ」が言うと「マゲッタ」は動揺しそのまま場外へ
「ベジータ」勝利。「マゲッタ」はどうやらメンタルが弱いとの事。

次の「ベジータ」の相手は第六宇宙のサイヤ人「キャベ」
「キャベ」はスーパーサイヤ人になれないのでなり方を「ベジータ」に乞う。
それに対し「ベジータ」は情けないと称し、力で圧倒し
「ベジータ」は「キャベ」の家族に手を加える事を示唆する。
すると「キャベ」は怒りによってスーパーサイヤ人に覚醒。
「ベジータ」は『スーパーサイヤ人ブルー』の力を見せ
「ベジータ」勝利。

3人も勝利した「ベジータ」
それに対するは第六宇宙最後の口数少なき殺し屋「ヒット」
試合が始まると「ヒット」からの一方的な攻撃を受ける「ベジータ」
その動きがまるで見えず、そのトリックも分からない。
だが、攻撃が軽いという事を見抜き、
「ベジータ」はダメージを受けながらも攻撃を仕掛けようとしたが
重い一撃を受けて敗北を喫する。

再び登場するのは「悟空」である。
「ベジータ」にヒントをくれと言うが「頑張れ」と言われるだけで何の糸口もつかめない。
そこに「ジャコ」が連れて来た「銀河王』」という者が『時飛ばし』という能力を知っていた。

『時飛ばし』の存在を知った「悟空」は「ヒット」に打撃を入れる事に成功する。
それは「ヒット」の動きを予測して動くことで攻撃する事だった。
『時飛ばし』を使って攻撃を入れられたことに驚いた「ヒット」は自ら成長させる事によって
『時飛ばし』の時間を延ばす事に成功し、「悟空」は苦戦を強いられる。
そこで「悟空」はかつて「ベジータ」と戦ったときで使った「界王拳」を使う。
『スーパーサイヤ人』の時に使った時に気のコントロールを誤ると死ぬという事で
10回に1回しか成功しないほどであったが今回成功し『10倍界王拳』を使って「ヒット」を圧倒。
しかし「ヒット」も『時飛ばし』の成長をしていった時に
「悟空」は大会の主催者である「ビルス」と「シャンパ」に申し出る。
元々殺し屋である「ヒット」が大会ルールの殺しが反則という事で本領発揮できないという事で
撤廃してくれと頼むが二人は言い争うばかりで決まらないので「悟空」は試合に興味を失い場外へ
「ヒット」勝利となる。

「ヒット」の相手は第七宇宙の最後の「モナカ」
「ビルス」曰く、「悟空」より強いという話で「ヒット」と対峙するがその実力に気付き
先ほどの勝利の事もあり、「ヒット」はわざと敗退し
最終的に大会に勝利したのは「第七宇宙」となった。

大会に負けた「シャンパ」は怒りを5人に向けようとした所で
「全王」という者が突如として現れる。
すべての宇宙の頂点に君臨する者で破壊神である「ビルス」や「シャンパ」ですら恐れるほどであった。
その「全王」は今大会を面白そうな事をしていると言う事で現れたのだ。
そして、いずれ全宇宙のつわものを集めて武道大会を開催する事を宣言して去っていった。
「シャンパ」は6つの『超ドラゴンボール』を「ビルス」に渡す。
最後の一つはどこにあるという話であったが丁度、大会を行った星自体が「超ドラゴンボール」であり
「超神龍」を呼び出し、「ビルス」は願う。
それは『第六宇宙の地球を復活させる事』であった。


超の放送2年目直前に始まったのが

・ゴクウブラック編
第六宇宙の戦闘からしばらくして
「ベジータ」が「ビルス」の元で修行している事を知った「悟空」は「ビルス」の元に行っていた時
かつて人造人間を倒すためにやってきて帰っていった未来の「トランクス」が再びタイムマシンでやってきたのだ。
傷つき気絶していた。
「ブルマ」は「悟空」と連絡を取り、仙豆を取りに行く。
仙豆を「トランクス」に食べさせると「悟空」を見た瞬間に「トランクス」は

「ブラック!」

と言って「悟空」に襲い掛かったのであった。


6月末までの展開がこの辺りまで…
さて…これから先はこの髭人なりに『ドラゴンボール超』の事を述べてみよう。


1、キャラクター
2、声優
3、演出
4、劇中の整合性
5、素材を投げ捨てる展開
6、説明不足
7、表現
8、下ネタ
9、展開
10、個人的に思う最もひどい所
11、総合


1、キャラクター

ストーリーの展開によりキャラのネタキャラ化が尋常ではなくなる。
悟空はともかくその他のキャラだ。

悟空:
正しい心が5つあってスーパーサイヤ人ゴッドになるそうで
『ビーデル』のお腹の子(後の『パン』)を加えて『スーパーサイヤ人ゴッド』になろうとしていたが
なかなかならない事に題して悟空は

「悟飯の子が正しい子を持っていねえんじゃねえのか」

と、発言。
初孫でそんな事を言う祖父ってどうやねん。
サイヤ人だからまともな人間と比較しちゃイカンのか?

知能低下は実に深刻で
『モナカ』の着ぐるみを着た『ビルス』と手合わせをして
中身に気付かないというバカっぷり。
界王星で、手合わせして、地球では本気で戦った。
2回も戦っているのに全く気付かない…
しかも、手合わせして着ぐるみの片手が弾け飛んでも腹部に穴が開いても片耳が取れても
痛がらない為か『モナカ』の事を気遣う事なく手合わせを継続。
『ウイス』が割って終了しても全く中身に気付かないバカっぷり。
普通、『悟空』ほどの達人であるのなら軽く手合わせをしたぐらいで

「この動きは、ビルス様?」

って分かるもんだけどなぁ…

『ポトフ星』に来た時も『ベジータ』と『複製ベジータ』を見て
即座に違いに気付く事もなく迷っていて事情を聞いても『ベジータ』に

「お前では分からん」

などというバカ扱い。
フリーザ編では『ナメック星』に到着して
『クリリン』の頭に手を乗せただけで状況把握を行っていた理解力だったのになぁ…

第6宇宙奴らとの戦いでは『ヒット』の本職が殺し屋なので相手を殺すのが反則というルールの大会に
『ヒット』が本来の実力を出し切れないという事で大会主催者である『ビルス』と『シャンパ』に
殺し合い解禁を頼む。
より素晴らしい戦いをするという意味では分からんでもない。
だが、この大会って家族や知り合いが見ている前ですぜ…
幼い『パン』や『マーロン』がいる前だぞ…
(戦闘民族サイヤ人のクォーターである『パン』はOKといえる?)

頭おかしいとしか思えん。
せめて裏でやれよ。

ただの『戦闘バカ』ではなく今では『バカな戦闘バカ』になってしまったか…

いや、町がふっ飛ばされたり、人間だけ殺す攻撃がされたり、地球が破壊されたりするのが
ドラゴンボールの世界だからな。
殺し合いを鑑賞するのは日常みたいなものなんだろうな。きっと…



ベジータ:
『ビルス』に地球を破壊させまいとご機嫌取りに奔走。タコ焼きを焼きだす。
『ウイス』に対して修行してもらおうと旨い物めぐりをしようとてんぷら屋などに連れだしたり、
自分でオムライスを作ろうとする。

キャラ崩壊が著しい。というかそれでしかお話を展開できなくなっているっぽいのが何とも悲しい。
『バビディ』の洗脳は自身のプライドで自力で耐えてたけど今のブレッブレでは簡単に堕ちるのだろうなぁ…

『時飛ばし』を使う第6宇宙の 『ヒット』に対し
全く糸口すらつかめず

「奴の攻撃は軽い」

って事でダメージ食らってもごり押しで反撃しようとした時に重い攻撃を食らってK0…
『グルド』っていう時間関連の技を使う敵を見て来たにもかかわらず
『ヒット』の能力で『時間』という発想にすら至らないというのは
『悟空』を物事を理解できないアホ扱いしていたがお前も十分にアホである。

『ポトフ星』で『超人水』という物に触れてしまった事で『ベジータ』は
力が抜かれ、その代わりにドロドロの複製された別物の『ベジータ』が生まれてしまった。
それにより、『超人水』の核を破壊するか『複製ベジータ』を倒さないと
数分で本体である『ベジータ』が消滅してしまうのだという。

瞬間移動でやってきた『悟空』と『複製ベジータ』が戦う事になるのだが
『ベジータ』は何をとち狂ったのか『複製ベジータ』に対し

「複製であろうと『カカロット』に負けたら許さん」

などと言い出し、その相手の『悟空』に対して

「複製された俺如きにやられたら許さん」

などと意味不明な事を言い出す。
自分が消滅するという危機にさらされているにも拘わらず…
(しかし、力を抜かれた上に数分で消滅って何てご都合的展開なんだろうか…)


ピッコロ:
そもそも水だけで生活できるはずのナメック星人であるが夕食を共にしているなど下界の生活に馴染みきっている様子。
(更に食べ物が載っていたが口に運んでいた訳ではないので誰かの為に皿に持っていたという無理のある解釈は出来るが…)
いくら『悟空』達サイヤ人と力の差が開いたとはいえ、出来る範囲で修行するだとか『デンデ』の補佐に集中しろよ。

復活のF編ではフリーザ編の『ギニュー』以上と言われた『タゴマ』に手も足も出ず
『フリーザ』にやられかける『悟飯』の壁となって死亡。
その後、何の描写もナレーションもなくパーティに参加。
(『悟空』が『ナメック星』の『ドラゴンボール』で生き返らせるなんて発言はしていたが…)

通常『タゴマ』にボコボコにやられていたが
『ソルベ』が『昔のフリーザの第1形態以上(53万)』という言葉が出ず『ギニュー隊長以上』と言っていたので
通常『タゴマ』の戦闘力の推定として30~40万ぐらいだろう。
それに対して前の『フリーザ』最終形態より強い『セル』第1形態(住民のエキス吸収前)と渡り合っていた『ピッコロ』が…
同化した『ネイル』や『神様』も苦笑いするしかねぇよな。

第六宇宙編では「第七宇宙での知恵者」などと自称していたが
前の試合で『悟空』が『フロスト』に体調の異変で敗北したのを目にしていながら
『魔貫光殺砲』を当てる事しか考えず、腕を『フロスト』に巻き付けたところを毒針刺されて『悟空』と同じ道を辿る。

毒針で刺されたかを見てないにしても

「孫がおかしくなったのは奴の拳を受けてから…
 接近戦を挑むのは危険か…」

ぐらいの事は考えてほしかった。
と言うか、『魔貫光殺砲』って直径20~30cmぐらいの範囲で貫通するような技である。
仮に『フロスト』当てた時、殺さないなんて器用なんて事が出来るのか?
難しいだろ~。

そんなのが知恵者なら第七宇宙の連中はどいつもこいつもアホって事でいいのかな?


悟飯
超化するのを渋りつつ『シサミ』と戦っていたら『タゴマ』に『シサミ』ごと貫かれる失態。

悟飯「嘘だろ?」

と言っていたが視聴者全員が同じ事を思った事だろう。
仙豆を食べ復活しカエルの『ギニュー』とボディチェンジした『タゴマ』と戦うが
『天津飯』『亀仙人』『ピッコロ』の4人がかりで敵わない。
超化してやっと倒したがその後に『フリーザ』に貫かれて、とどめを刺されそうになった所で
『ピッコロ』に庇われる。
その後、気を溜めてビルスの元にいた『悟空』に位置を分かりやすくして燃えつきる。
そこは怒って殴りかかるもんじゃねーの?
既に体を貫かれて穴だらけだったとしても痛みを無視して殴りかかるという…

元々単体での劇中最強キャラが
いくら修行していなかったとはいえここまで落ちぶれるのは涙しか出ない。



こういうネタ化しているのを見ていると
動画サイトのMAD動画の影響を受けているように見える。
寧ろ公式が『超』での描写を

「MADに是非と超の描写を取り入れてくれ」

と言っているかすら感じる。
だけど、そういうのは個人で作品の描写や台詞を抜き出して取り入れているからこそ面白いのであって
公式が積極的に取り入れると単純に

「寒い」

んだよ。


2、声優

仕方のない事なのだが、声優さんの加齢による劣化が凄まじい…
ベジータ役の『堀川りょう』氏は叫び声が出せないし、出そうとすると苦しさが視聴している側に伝わって来る。
2009年から開始という既に6年も前だというのに、
「ドラゴンボール改」の『悟空VSベジータの3倍界王拳』回の酷さはなかなかのものだったなぁ…。
Z版と比較したら声量の圧倒的差にチビるで。

番組当初の『北の界王役』&ナレーションの『八奈見乗児』氏は
特にひどく抑揚のある声を出せておらず聞くに堪えないというか聞いているて気の毒に思える状況だった。

「何でここまでしてまで起用する?」
「大丈夫か?『八奈見乗児』さん。無理しないで!」

中の人の容態を心配するばかりで内容が集中できん!

悟空役の『野沢雅子』さんは頑張っている方だが全盛期に比べるとその劣化はやはり悲しい。
上記二人に比べれば年の割に頑張っておられる。
だが、今言ってみて思ったが現役で仕事をされている方に

「年の割に頑張っておられる」

という評価はあまりにも侮辱的じゃなかろうか?
プロの野球選手に「年の割に…」言ったら怒られるんじゃなかろうか?

にしても、途中で降板、病気療養している『八奈見乗児』氏はこの作品で無理をしたからこそ
療養するハメになったと勘ぐってしまうのだが…


3、演出

戦闘での引き伸ばしが異様である。
まだ本気じゃないとか言い続け冗長な戦闘を続ける。
だからと言って新しい技や地形などを利用した戦闘など工夫はない。

「は~!」

と、気を溜めてドカバキと殴りあったり撃ちあったりして…
また気を溜めてドカバキと撃ちあい…
しかも上記の声優さんの問題によりその悟空の溜めが何とも苦しそう。
気を溜めているのにダメージを受けているようにすら感じる。
実際、野沢さんの喉を傷めるような声を出しているのだから髭人の解釈は決して間違いではないだろう。

そして作画自体も優れているという訳ではなく
最初の界王の星での「悟空(スーパーサイヤ人3)VSビルス」戦は酷かったなぁ…
スピード感もなく「ビルス」がゆったり避けているだけ…
まぁ、界王の星は地球の重力の10倍だそうだからそれを表現していたのだろうか?
では、スーパーサイヤ人ゴッドになってからは神作画なのかと思いきや
その後の「悟空VSビルス」はこれと言って優れているという訳でもなく普通の作画であった。
敢えて最初を酷くして、次を普通にすれば相対的に作画が良くなっているというように錯覚させる手法なのだろうか?


4、劇中の整合性

ちゃんと作り手同士でやり取りが行われているのだろうか?
ご機嫌取りの為『ビルス』にたこ焼きを焼いていた『ベジータ』が
『ウイス』にオムライスを作ろうとして卵を割ろうとするが力が入り過ぎて上手く割れずに卵まみれになる。
たこ焼きを焼くことは出来るが卵は割れないって事?そんな奴は料理なんか作れんだろ。
しかし、何で卵まみれになる『ベジータ』なんて無様なだけのギャグを入れるんだろうか?
元々、エリートの『ベジータ』である。
自身で卵を割れないというのならミスをした次は学習してほしかった。
黄身を割らずに取り出したいのなら、楕円形である卵の端をデコピンで飛ばし
中身を取り出すぐらいの事はアホでなければ思いつくはずだ。
それで卵を混ぜるのも早すぎて失敗しそうだからそれも繰り返して続けることで習得して
最終的にそこそこ上手く完成させて

ブルマ「ベジータ、アンタ、このオムライス初めてにしてはオイシイじゃない!
 修行なんかやめてコックでもなったほうが宇宙一になれるんじゃないの?」
ベジータ「フン。エリートにこの俺にかかれば料理を作ることなど本当に朝飯前だ。
 そんな簡単な実現できる事などに興味はない。
 カカロットやビルス達も強くなる事こそこの俺の最大の目的なのだ」

というぐらいでギャグをやりつつも『ベジータ』の技量の高さを表現出来たのではないのだろうか?



5、素材を投げ捨てる展開

良素材を全く使わない展開に驚くわ。
例えば、『パン誕生』とかね。
劇中で『ベジータ』が『ウイス』に修行しにいく事が決定して半年が経過。
既に『パン』が誕生していた。

「あれ?俺、1週間飛ばしたっけ?」

って心境にさせられた。
何故ここを省くのか理解できなかった。

あれやこれやとドタバタしたけど『ビーデル』は無事に『パン』を出産。
それでおばあちゃんになった『チチ』が悟空達にこう言う訳だ。

チチ「おめーらサイヤ人達は簡単に人を殺したり惑星を破壊しちまうけど
 1人の命が誕生するってのは本当に大変な事なんだぞ。
 だからこそ尊いんだべ」

とでも、言わせていれば戦闘バカのサイヤ人にも色々と学ぶことがあっただろうに…
まぁ、『ドラゴンボール』って何気に誕生シーンをしっかり描いている所ってないんだよな。

『悟空』は既に生まれていて地球に送られる。(たったひとりの最終決戦)
『悟飯』は『マジュニア』戦から『ラディッツ』戦の間の数年で生まれているし
『トランクス』は『フリーザ』親子襲来から人造人間襲来の間で生まれているし
『悟天』は『セル』戦から『ブウ』編のの間の数年で生まれているし

それに倣って詳しく描かなかったのだろうか?

『ポトフ星』の件もそうである。
複製された敵とはいえ『ベジータ』と『悟空』が戦っている最中。
本体であるベジータは、上記の通り、両者にダメ出しした後、
消滅するのを遅らせる為におしゃぶりを咥えていた。
(超人水を封印していたおしゃぶりの形状をしていた鍵だから
 咥えていれば消滅を遅らせられるかもって設定としても酷すぎね?)

折角複製された自分とライバルである『悟空』とが戦っているのを
ただおしゃぶり咥えて見学やねん。
ここで、『本体ベジータ』が自分の弱点とか自分自身の改善点とか
新しい技のアイデアなどの布石をねじ込む事は出来るだろうに…

『ポトフ星』の話は『ベジータ』におしゃぶりを咥えさせる為のお話でしかなかったように思える。
結果、ネットでコラっぽい画像で紹介されたりとか動画や写真などのサムネにしかならないという始末である。
悲しいなぁ…その発想の活かし方があまりにもなさすぎて…


6、説明不足

次に『ジャコ』を登場させていたが『ブルマ』が

「久しぶり~」

なんて言っていたが何故、親しいのか説明や描写は一切なし。
実に不親切である。
漫画の「銀河パトロール ジャコ」で接点がある事は描かれていたが
ドラゴンボール後に出された漫画からの後付けでしかないのだ。
「ドラゴンボール」原作漫画では一コマも出てこないし、今までのアニメでも出てこないのは言うまでもない。
「ドラゴンボール」を見ていた人には「銀河パトロール ジャコ」は読んでいるのが必須で
知らない奴が悪いって事なの?

『ジャコ』に初出の『ブルマ』の姉、『タイツ』に関しても同じ

『ブルマ』が宇宙にあるスーパードラゴンボール集めを『ジャコ』にさせるべく
『ジャコ』に連絡しようとしてその連絡先を知る姉の『タイツ』に電話をかけていたが
その辺の説明、描写は一切なし。
しかも声が『ブルマ』と同じ『鶴ひろみ』氏だから一瞬、『ブルマ』かと思ったわ。

そういえば『ドラゴンボール』に『Dr.スランプ アラレちゃん』が出ていたけど
その時は確かに解説などはなかったな。
って…『アラレちゃん』と『ジャコ』ねぇ…
社会現象になった『アラレちゃん』に対して
単行本1巻のみで『鳥山作品』っていう看板だけの作品に知名度なんて殆ど無いで

ちなみに「銀河パトロール ジャコ」漫画内での
あらすじとしてはブルマの幼少期
『ジャコ』が乗る宇宙船が月面に接触し故障してそのまま地球に降りて来て
修理を『オーモリ』という世捨て人の老人に頼むというのが主な話の流れであるが

一応、近いうち降下して来るサイヤ人(悟空)のポッドの破壊を『銀河パトロール』から指令を受けている。
『悟空』がその後、生きている以上その指示は失敗に終わったのだが
何故失敗したかは…
まぁ本屋さんで買って確かめられてみてはどうだろう?
鳥山氏が描いた『バーダック』もいるし…

さて『超』では『ジャコ』はギャグっぽくて、不真面目であるが情はあるという
何か憎めない感じのキャラであるがコイツ、クズ野郎だからね。

その惑星の人間だけを殺すウイルスを撒き散らす爆弾を所持していて
地球人がクソだと判断したらそれを使うみたいな事をほのめかしているこの『ジャコ』。
別の惑星でその爆弾を誤使用してその惑星の人間殺しているからね。
その際、上司にこっぴどく叱れた程度で済んだそうだ。
数コマで描写無しで説明されただけなのでどっちかっていうとギャグなのかもしれないが…
事実は事実だからね。「ドラゴンボール」に世界観がリンクしている以上は

そんな救えないミスをするような隊員を有する『銀河パトロール』
その割に『フリーザ』のような悪党を放置しているのだから性質が悪い。

「弱きは挫き、強きはスルー。身内の不祥事対応は大甘」

を信条とする『銀河パトロール』
保身しか考えないくせに善を行っているつもりになっているという性質の悪い勘違い集団である。
宇宙の平和のためにもサッサと潰すべき組織ではなかろうか?


7、表現
「フリーザ」との特訓により
パワーアップした「タゴマ」が「悟飯」に抱き付いている味方の「シサミ」もろとも攻撃する。
それで「シサミ」と「悟飯」に穴が開くんだけど…
血が出ないんだよな…一滴も…
「ソルベ」は地球人じゃないからまだ分かるが「悟飯」はサイヤ人だけど、赤い血は流れているだろ。
レーザーなんかで体を焼くと傷口が焼けて血が出ないって話を聞いたが…
患部は焼かれた様子はなく単に穴が開いただけ…
ただの人形でも穴を開けたんだろうか?

最近の厳しくなるグロ規制や幼い子供たちに対しての配慮?
だったらさ。何で「ドラゴンボール」の正史として描いているの?
殴って血を吐いたり、腕が切断されたり、胸を貫かれたり、体が爆散する漫画なのにさ…
だったら初めっからギャグアニメにすれば良かったじゃん。


8、下ネタ
幼稚園~小学校低学年の男子が喜びそうな下ネタが出て来るわ。
第六宇宙編、武道大会が開かれる会場に移動する前、
「ウイス」がキューブという乗り物で皆を連れて乗る前に

悟空「うんこに行ってくる」

などと言い出してトイレに行き出したり
キューブに乗っている際に魔人ブウが放屁したり
同じく第六宇宙編、時飛ばしを使う奴の存在を口にした「銀河王」がいなければ
負けていたという事で感謝の意味を込めて「銀河王」の触手を1つ取り握手したら
照れる「銀河王」。「ジャコ」が言う。

ジャコ「それはチンチンだ」

と…(コイツ知的生命体の癖に全裸なのか?)
超ドラゴンボールでの『超神龍』を呼び出し一時的に体内に入って悟空

悟空「じゃぁ、オラ達うんこになるのか?」

宇宙の事は何でも知る『ズノー』が『ブルマ』の胸の事を言い
それを聞いていた『ジャコ』が『悟空』に告げ口。
その『ブルマ』に対して

悟空「ブルマ、お前オッペー垂れて来たんだってな」

と、デカイ声で言う無神経すぎる『悟空』

ケタケタ笑っているのは10歳以下の男児ぐらいだで…
それ以外の人は視聴対象外なのか…

ちなみにその垂れ乳『ブルマ』
『ブラ』という子供が後に生まれます。
『ベジータ』ファイトファイト―――!!


9、首をかしげる展開
「ドラゴンボール」に触れて
手に汗握った事がある人間が作っているのかって思える展開や台詞が随所に見られる。

上記の「悟飯」や「ピッコロ」の酷すぎる弱体化
でしゃばる「ジャコ」達。

動体視力に優れる「ジャコ」が「フロスト」の毒を見抜いたり
「ヒット」の「時飛ばし」のことを知る「銀河王」

別にコイツらに言わせなくても既存キャラで補えるだろ。
毒を見抜くのは『ピッコロ』でいいだろうし、
時飛ばしは時止めの『グルド』を知る『ベジータ』で良かった。

結果的に、『悟空』と同じく毒でやられる自称知恵者の『ピッコロ』は馬鹿でしかないし
時飛ばし分からない『ベジータ』も馬鹿でしかない。
既存キャラを知恵遅れ扱いするぐらいならポッと出の新キャラに出番など与える必要はないだろう。

第6宇宙のヒットが戦闘中成長したというのに対し『ベジータ』

「成長はサイヤ人の十八番だ」

などという。
成長は修行でするかもしれないが今まで『悟空』や『ベジータ』達が戦闘中に成長した描写ってあったっけ?
現在ある実力をフルに使って勝負するのがサイヤ人の戦闘だと思うのだがな。

「瀕死パワーアップ」かな?
でも、これは回復させる必要があるから同一戦闘では無理。

「スーパーサイヤ人化」かな?
でも、これは「成長」ではなく「覚醒」と呼ぶべきものだろう。

「大猿化」かな?
でも、これは「成長」ではなく「変身」だろう。

「バビディの洗脳」…
パワーアップはしたようだが「成長」じゃなくて飽くまで「洗脳」による副作用だわな。


どこの何が成長だったのだろうか?
息子の「トランクス」が「セル」に胸を貫かれて死んだ時
怒って「セル」に突撃したけど返り討ちに遭っていたし…
成長?

まぁ、今のアホの「ベジータ」では記憶力でも劣っているから仕方ないか…


全ての宇宙を破壊しうる力を持っている為
破壊神の「ビルス」や「シャンパ」がビビる「全王」に対して「悟空」は握手。
破壊神二人はそんな「悟空」に怒るが

「悪い奴じゃなさそうだった」

などと発言。
そりゃ、悪い奴には見えねぇだろ。
容姿は完全にゆるキャラなんだから…

本当に強いなら握手しながら

「戦いやろうね。でも、君はあまり僕を舐めないでよね」

って腕をバッキバキに折るぐらいの事をしても良かった。
すぐ脇に「キビト」という回復役もいるのだから…

ってか、キビト神をわざわざナメック星のドラゴンボールを使ってまで
分離させた意味ってあったのだろうか?
これから出て来る?

『ヒット』戦時に使った『ゴッド界王拳』もなぁ…
ドラゴンボールでの人気技である。

「気の調節が難しく、失敗したら死ぬ」
「10回に1回しか成功しない」

と言ってゴッドの状態で使うのだが成功したら『ヒット』と普通に話しているんだよな。
1秒とて使用時間を抑えたいぐらいの技であるはずなのにな。
1度成功したら通常の『10倍界王拳』ぐらいの身体の負担なんだろうか?
その割に、『ゴッド界王拳』の使用をやめると体が波打って

「いて~いて~」

とギャグ的な描写。

「暫く封印だな」

みたいなことを言っていたが重い筋肉痛程度の痛みしか見受けられなかったけどな。
口から吐血とか肉が裂けて大流血とかぐらいやっていただかないと…
死ぬかどうかなんてとてもじゃないけど見えないんだけどな。
通常の3倍や4倍の『界王拳』を使った後はビリビリと震えてみていて辛そうだったのに…

後、ゴッド界王拳中にOP流していたな。
良く劇中でOPを流すアニメは優良みたいな事を言われるがそれは優れたOPに言える事で
「超」のOPってそんなに熱くもなく優良とは言えん。

「すげえ物語(コト)が待っているんだぜ~↘」

と、音を下げた曲に何コレって感じだわ。


10、個人的に思う最もひどい所

個人的に『ドラゴンボール超』で最もひどいと思った部分は
『復活のF』編での『ピッコロ』の扱い。

『ギニュー』以上ってだけの『タゴマ』に勝てないという弱体化から始まり
『フリーザ』の攻撃から『悟飯』を庇うシーン何か唖然としたわ。

『ドラゴンボールZ』での『ナッパ』から『悟飯』を庇うシーンのオマージュと思われるが
あらゆる面で質が低すぎて…
『Z』の部分を書こう。

まず、『ナッパ』が『悟飯』を殺そうとエネルギー波を放つ訳だ。
動けない『悟飯』に対し、『ピッコロ』が庇おうと向かうわけだ。
その際に、過去の回想が入る。
厳しい修行にもかかわらず、慕ってくれた『悟飯』に対して若干、情が移ろうとしている場面だ。
『悟飯』の前に立ち、『ナッパ』からのエネルギー波をもろに受ける。
この時の作画が白黒になるが(演出だろう)あまりにも激烈過ぎて見ているこっちも

「こんなの当たったら…マジで死ぬわ…」

と、思ったほどだった。
倒れ込むピッコロ。

「お前と過ごしたこの1年。
 悪くなかったぜ…死ぬなよ。悟飯」

と言って力尽きるピッコロ。『悟飯』の

「ウワ―――!」

と、いう叫びが涙腺に来るわ。

一方『超』だが
『悟飯』がようやく、『スーパーサイヤ人』になって
『タゴマ(中身はギニュー)』を圧倒し

「帰ってくれないか?娘が生まれたんだ」
(子分を圧倒して「帰れ」って変な描写、『フリーザ』が認める訳ないの分かるだろ)

その言葉を聞いた『フリーザ』はかつて『悟空』が実力差から戦闘を

「やめだ」

と言い出した事を思い出して怒り、『悟飯』に攻撃。
一方的な攻撃で『悟飯』の身体をビームがいくつも貫通する。
トドメという時に『ピッコロ』が動いた。
だが、後姿だけ、回想も何もなし…
終わったと思ったらバタッと倒れて無言。胸に大きめの穴が空いている。
『ピッコロ』を失いキレた『悟飯』は気を溜め
『悟空』に気を探りやすくして力尽きる。
次に『フリーザ』が『悟飯』にトドメを刺そうという時に
『悟空』が駆けつけ手の甲でエネルギー波を防いだのだった。

回想もなければ『ピッコロ』は声さえない。
オマージュなんかやれば比較されるのは目に見えているし
『超』がそのシーンで『Z』を超える事は出来ないなど初めから分かっているのに
何故やるのか?意味が分からん…
しかも『ピッコロ』が殺された後は気を溜めるだけってのも酷すぎる。

普通にキレた『悟飯』が気を上昇させ『フリーザ』を一方的に殴りつけるものの
既に体中穴だらけなので徐々に気を減らし、『フリーザ』にやられかけた所で
キレた『悟飯』の気の上昇により気づくって展開でええやん。
何なん。あのヘロヘロの情けない『悟飯』は?
ネタとして良く某掲示板などで貼り出されているぜ。

『悟飯』に放たれた攻撃を『悟空』が手の甲で弾くシーンも明らかにおかしい。
てんで重くもないし、痛そうにない。
磁力で弾いているんじゃないかってぐらいの軌道。
ファミコンの『ドラゴンボールZ外伝』の方が気弾を弾く描写はちゃんとしていたで…
(弾いた気弾は放物線を描いて飛んでいき、遠くで爆発)

んで…『ピッコロ』の件は話はそれだけにとどまらず
『フリーザ』を『ウイス』の時間戻しによって倒した後、祝勝会で
普通に『ピッコロ』、皿持っておかず載せている姿に度肝を抜かれた。

「生き返らせる描写は皆無。ナレーションすら挟まない…
 地球復活をナレーションで済ませた『ドラゴンボールGT』を超えたな…
 下を行く意味で…」

もう『ピッコロ』の命なんて明かりみたいなもんなんだろうね。

「暗いから明かりをつけよう」
「死んだから生き返らせよう」

そんな感覚だろうか?
スイッチ一つで電灯をつけるその程度にしか思えない。
そりゃ『悟飯』も大した怒り爆発は出来んわな。

にしてもこの時、開くべきなのは祝勝会じゃなくて大反省会だろ。
『ナメック星』を破壊するような『フリーザ』に対してナメプした結果、地球を破壊されるという大失態。
『ウイス』がいなけりゃどーしてたんだよ…
『新ナメック星』の『ドラゴンボール』で何とかしてもらったのだろうか?
その際、描写もナレーションもせずにかい?

だからこそ
こういったキャラの命の扱いをする人達が良いアニメを作れるなんて到底思えないのだが…




11、総合

優れた点がないというのが凄い…
勿論「Z」も引き伸ばしが酷かったり訳わからんアニメオリジナル回があったのは認める。
けども、それをひっくり返すぐらいの熱い回があった。
だからこそ神回信じて苦難に耐えられた。ドラゴンボール的に言えば修行というべきか?
けども、「超」に関しては今の所それがない。
日常回でキャラクターを適当に扱ってお茶を濁しているだけである。
映画の「神と神」なのに描くのは「ゴミ&ゴミ」というのは悲しい…

特にひどいのは各キャラの知能低下

『モナカ』の実力の低さに『ウイス』から言及されるまで確信を持てない『ベジータ』『ピッコロ』。
『モナカ』と『ヒット』が戦い、『ヒット』がわざと負けていたが
ここで『モナカ』の弱さに気付けた者がどれだけいるのだろうか?
ブウ編の『18号』VS『Mr.サタン』の観客状態だろう。

何と言うか、芸能人格付けチェックみたいなものを『超』のキャラクターでやってみたらどうだろうか?
高価な物か安物かを見抜く企画。
大体のキャラが

『映す価値なし』

なんじゃなかろうか?

悟空は上記の通り、特にひどい。
一時はホント、名前の通り『悟』る事が出来る。
いくらか知的でカッコイイキャラだったのに…
今ではただの『バカロット』である。
惑星破壊も可能なボケ老人って恐ろしすぎるわ!!


純粋な新キャラに人気になるようなキャラがいないのが悲しい。

『ビルス』と『ウイス』と『シャンパ』『ヴァドス』は食い物の事ばかりとらわれる。
そんな奴らが強いって言われても…ねぇ…

第六宇宙の『ボタモ』『フロスト』『マゲッタ』『キャベ』『ヒット』
掘り下げも少なく、キャラは薄目で魅力はあまりない…

『全王』に至ってはただのゆるキャラだし

『ジャコ』は上記で言ったように善良なキャラでもないし
マンガでも『お面マン』なんて扱いをされていて表情が読み取りづらいというのがツライ…

結局、既存の人気キャラを引っ張って来たりちょこっといじくるしかないんだよな。

『フリーザ』を金色にしたり
未来『トランクス』を引っ張って来たり
『悟空』を悪人にしたり…

しかし、『ベジータ』は『ゴッド界王拳』使える『悟空』とかなり力の差が開いてしまったな。
どうやって埋めるんだろ?
髭人的には『ベジータ』がサイヤ人編で1度だけ使った『パワーボール』を提案したい。

『パワーボール』とは
星の酸素と自身の気を混ぜ合わせることで、大猿化に必要な月を人工的に作り出す事が出来る。

『サイヤ人』は
月に照り返された太陽光に含まれる1700万ゼノを超えるブルーツ波が目を通じ、
尻尾に反応することで大猿に変身する。戦闘力は通常時の10倍となる。

だから『ベジータ専用ゴッドパワーボール』という物はどうだろうか?
『スーパーサイヤ人ゴッド』の力のみ反応し『ベジータ』の波長のみに一致するように
調整された(超ご都合的)パワーボール。

そうすれば『ベジータ』だけ戦闘力10倍。
『悟空』の『10倍ゴッド界王拳』と丁度同じ。

どうですか?『ドラゴンボール超』スタッフの皆さん。

髭人の案を採用していただいても全然構いませんぜ~。
どうぞどうぞ~。ご自由にお使い下さいませ~。



そういえばこの『超』で地球で最もおいしい物を「カップラーメン」と称していたな。
各作品をラーメンで例えるのなら

「Z」…行列のできるラーメン屋のラーメン
「GT」…マズいラーメン
「超」…お湯を入れて30分後のカップラーメン

ってな所か?
いくらか解説を入れるのなら

「Z」…行列のできるラーメン屋のラーメン
待ち時間という名の引き伸ばしが多いとそれに耐えられない人は脱落するだろう。
だが、そこまで待った甲斐があるだけの神回があった作品

「GT」…マズいラーメン
スープ、マズッ!麺、マズッ!って言うんだけど
あれ?チャーシューは何故かウメェな…
ラーメンを食べているの肝心な部分が酷い味だが一部分だけは光るというそんな作品。

「超」…お湯を入れて30分後のカップラーメン
ただのカップラーメンじゃないね。
カップラーメンは状況に応じて異様に美味しく感じるときがあるからな。
夜食だとか登山に行ったときとかに食べるカップラーメンはメチャクチャうまい。
が、超は状況に応じてもオイシイとはとても思えん。
30分も経って、スープはぬるい、麺は伸びちゃって…
味は悪く食べても完全に腹を満たすだけって感じ


食べ物を関連させて物語が展開するってやり方は寒いからやめろという以外になかった。


「神と神」編…沢山あるプリンを独り占めしようとしている魔人ブウに対し
 1つぐらい分けろという破壊神ビルスの申し出に対し、全て舐めてしまって食べられなくする魔人ブウ

「復活のF」編…ベジータがウイスに修行してくれというのに対して旨い物を食べさせようとする所

「第6宇宙」編…第6宇宙の破壊神シャンパが第7宇宙の地球の食べ物を羨ましがって
 互いの地球を交換するのを賭けた格闘大会を開く。


まず、面白くないし、やったとしても1回だろ。
それを繰り返す…意味わからんわ…
とっとと『ビルス』『ウイス』の地球離れをしてほしかったわ。
復活のF編ぐらいで

ブルマ「美味しい物をあげるからウイスさん、ビルス様、何とかして!」
ビルス「驕るなよ。地球人の女」
ブルマ「そ、そんな言い方しなくたって…お願いよ。ビルス様~」
ビルス「気安く話しかけやがって…ボクは破壊神だぞ。次、気安く話しかけたら殺すぞ」
ブルマ「ひぃぃっ!ウイスさんも何とかしてくださいよ~巨大パフェあげますから…」
ウイス「ブルマさん、地球の食べ物はもう結構なのです」
ブルマ「どうしてよ?あれだけ美味しそうに食べていたじゃない?まだまだ美味しい物は地球にあるんだから」
ウイス「地球にオイシイの物があるという事は分かりましたので
 私自身で地球の全ての食べ物の調理法、その食べ物の材料の作り方を全て調べましたので
 私自身で作る事は可能なのです。ですからわざわざあなたがた地球人から提供していただく必要はなくなったのですよ」
ブルマ「そんな…」
ビルス「だから驕るなと言ったんだだよ。いつまでも地球人の世話などにはならないよ」
ブルマ「でも、そ、それならこれから新しい料理が地球で出来る事だって考えられるじゃない」
ビルス「可能性があるってだけで破壊神が地球人に遜ってまでする事じゃない。
 地球が無くなったのなら地球に旨いものを作れる者が出て来る新しい惑星が出て来るのを待つだけだ。
 せいぜい数億年ぐらいだろ。寝て待てばいいだけの事だ」

それぐらいのスケールで言えば破壊神の威厳も保ちつつ、
食べ物についての事も終える事が出来る。何故それをしない?
ギャグだから?子供向けだから?

「子供が見ているんだからこういうギャグ展開で良いだろう」

なんて擁護意見を見るけど
それは子供をバカにし過ぎじゃないかと思うがな。

例えば、ガキピラフ一味がしゃしゃり出て来るけどさ…
昔、髭人が子供の頃、アニメや特撮などでガキが

ヒーロー「やめておけ。お前はまだ子供だ」
ガキ「俺だって役に立てるんだ!」

って事でガキが動く。敵に対して軽くダメージを与える。

ガキ「ホラ!俺だって出来るんだ!!」

と、最初だけ上手く行っていい気になるガキ。
敵が本気出したら捕まるという足手纏い。

ガキ髭人「このガキ、ウゼェからコ○されないかな?」

って割とマジで思っていたからね。ガキである自分がだ。
子供って情がない分、割と残酷なもんだけどね。
ギャグ展開はもうええやろって思うわ。

もうみんなでご馳走ふるまって美味しく食べて騒げば全て丸く収まるんじゃね?
その程度だろこのドラゴンボール超の世界。




そんな髭人の妄想はてさておき…
面白くなってきたと評判が出て来た『ゴクウブラック』編
ここがふんばりどころである。

ここで『極上のミソラーメン』になるのか『史上最低のクソラーメン』になるのかは
『超』スタッフの手腕次第といった所だろう。


是非ともこの1年の酷さをひっくり返していただきたいものだ。

PS)2016年7月~2017年6月末までのが出来ました。

~その2~

まぁ…読む人はいないだろう。
ここまで真面目に読んで後悔した人の方が圧倒的多数だろうからな(苦笑)

(2017年7月某日更新)

PS2)2017年7月~2018年3月末(番組終了)までのも出来ました。

~その1~、~その2~と続いたので
実質的な~その3~

(2018年4月某日更新)

「ガンダムビルドファイターズトライ」とは一体、何だったのだろうか? by 髭人

2015-04-08 21:00:14 | レビュー・考察 (総合)
「ガンダムビルドファイターズ」が終わって半年後、始まったのがこの「ガンダムビルドファイターズトライ」
半年と言う短い準備期間では作りこむのは難しかったのだろう。

まず、「ガンダムビルドファイターズトライ」の舞台とそれからの大まかな流れを書いておこうか?


「ガンダムビルドファイターズ」で行われたガンプラバトル選手権世界大会から7年後
「ガンダムビルドファイターズ」の主人公「イオリ・セイ」が在学していた「聖凰学園」にある
「ガンプラバトル部」は部員数不足の為部の存続にすら危ぶまれていた。

唯一、所属しているのは「ホシノ・フミナ」だけ
そこへ「聖凰学園」に一人の転入生が入って来た。
「カミキ・セカイ」という「次元覇王流」という拳法を使う少年だった。
彼はガンダム、ガンプラの事すら知らなかったが、成り行きでガンプラバトルを行いそれにより
ガンプラバトルの魅力を知っていく。
現在の「全日本ガンプラバトル選手権」中高生の部は3人1チームという事であと一人の加入が必要であった。
そこへ、一時、ガンプラバトルを行っていたものの、今は離れている「コウサカ・ユウマ」というガンプラビルダーとして有名な少年。
彼もまたバトルをきっかけにして「ガンプラバトル部」に入り晴れて3人が揃った。

チーム「トライファイターズ」の結成である。

3人は「全日本選手権大会」で優勝出来るのか?


話としては主に
「日常」→「試合」→「日常」→「試合」→「日常」→
を交互に繰り返すのがメインとなるので書くことも乏しい。

だから、キャラクターや展開について話しておこうか?

カミキ・セカイ…

「次元覇王流」の「正拳突き」など数多くの技を使い、ガンプラバトルをしていくことで更に習得していく。
ただ、これを重きを置きすぎたためかガンダムについての知識、ガンプラについての知識は皆無に等しく、
初めにしようとしていた「ビルドバーニングガンダム」は「イオリ・セイ」が大会で優勝した時に得たトロフィーに隠していたもので
本人の許諾なしに使用して、後に言伝で使用許可を得ている。
だが、中盤までぞんざいに扱う事が散見された。
「西東京大会」の優勝後にもかかわらず「ビルドバーニングガンダム」を菓子の箱の中に入っていたり合宿で損傷した「ビルドバーニングガンダム」の修復で無理なやり方をして別のキャラに注意されていたり
その後は、一応、ガンプラに対しての愛着が増えてきて積極的に修復などを手伝うという事があるようだがアニメでの描写は乏しく、遅すぎるため印象は薄い。


コウサカ・ユウマ…

前作の主人公「イオリ・セイ」のガールフレンドである「コウサカ・チナ」の弟。
「アーティスティック・ガンプラ・コンテスト」で数々の賞を取っていた。
そんな彼がガンプラバトルから身を引いていたのは、かつて「アドウ・サガ」とのバトルに完敗を喫し

「お前、才能ねぇよ」

と言われ、ショックを受け一時、ガンプラバトルから離れるが「フミナ」達のバトルを目にして復帰を決意
再び、「アドウ・サガ」に挑むがやはりここでもまるで歯が立たず敗北を決する。
セカイと衝突する事もあるが、彼をチームのエースと認めていて
「ビルドバーニングガンダム」を改修し「トライバーニングガンダム」を作り上げている。



ホシノ・フミナ…

「聖凰学園」ガンプラバトル部の部長である。
幼いころに見た女性ガンプラファイターを見てあこがれを持ちガンプラを自作し、バトルにも出る。
「セカイ」と「ユウマ」から

「先輩」

と呼ばれ、おっぱいを強調している服装をしていたので視聴者から「パイセン」とも呼ばれる。西東京ブロックを勝ち抜き全国大会に入ってキャミソール&パーカーという服からTシャツという風に露出が低下し、好きだった人からは残念がる声も…



メインキャラはそんな所か…
では。色々と気になる描写を…


まず、日常で気になる点は

「ニール・ラボ」で「我梅学院」の生徒にセカイ達ボロクソに言われていて
すぐ脇にいながら「ラル」さん、これをスルー。顧問としてそれでいいのかよ。
いくら「セカイ」達の問題であったにしても、大人としてたしなめるべき状況だろう。
と言うか、「ラル」さんは個人のバトルについてどうしたらいいのか悩んでいる時に

「自分たちで見つけてこそだ」

子供って物がわからないのだからおかしな方向に進んでしまう事だって十分にある。
大人として道を示してやる事の方が大事なんじゃないだろうか?

後、その「ニール・ラボ」で「我梅学院」と対戦しようってなった時に
肝心の「セカイ」の「ビルドバーニングガンダム」が見つからず予定の時間に遅刻したんだけど
その見つけるのが遅れた理由が

「お菓子の箱に入っているとは思わなかった」

愛機であるガンプラは格闘技などをやっている人からすればそれはユニフォームであったり、胴着であったり、竹刀などの武器であったりするものだろ?
自分の分身とも言える「ビルドバーニングガンダム」をそんなぞんざいに扱えるものだろうか?
「ユウマ」は

「ガンプラを粗末に扱う奴は嫌いだ」

とかバトルに遅刻しているから走りながら言っていたが、そんなんで済ませていい物か?
平手打ちぐらいするべき事態なんじゃないだろうか?

「バトルに遅れているなんてそんな事は後で良い!それよりもお前は自分の愛機を何だと思っているんだ!そっちの方がはるかに重要だ!!このビルドバーニングはイオリ・セイさんが製作されたものでお前の物じゃない!それをお前は!!自分で頑張って製作して戦って負けていった人たちに無礼だとは思わないのか!!ビルドバーニング自身だってお前よりもっと大切に扱ってくれる人と共に戦いたいと思うんじゃないのか!」

ぐらい言っても良いんじゃないだろうか。
ここは凄い違和感だったわ。
というかここって「西東京ブロック」を制した後だからね。
1~2回戦ぐらいで言っているのならまだしも…
こんなガンプラに対して愛がないような奴に負けた人達って…

その後のジエンド戦で「ビルドバーニングガンダム」が怒って
動きが鈍くなるぐらいのペナルティはあっても良かったんじゃないだろうか?

個人的には最悪こんな事もありうるんじゃないかと思うわ。
「アドウ・サガ」にやられそうになった「ユウマ」を「セカイ」が乱入して助ける。

後退して「ビルドバーニングガンダム」の攻撃を避ける。

アドウ「む!?何だ。あの機体は!!頭に細く靡く物があるぞ?特殊装備か!?」

アドウが注視してみると

アドウ「細い…縮れている…あの形状…ま、まさか…まさか!!チ○毛ぇぇ!?」
ユウマ「セカイ!お前―――――!!イオリ・セイさんのガンプラを――――!」
フミナ「何で私、こんな子をスカウトしたんだろ…」
セカイ「こ、これはこれは…誤解だ――――――!!」

「セカイ」も中学生なのだから陰毛が生えて来るだろう。
陰毛って想像もつかないところに落ちていたりくっついていたりするものだから
菓子の箱の中に入れるなんてぞんざいな扱いをしている奴なら陰毛がガンプラに付いている可能性は十分に起こりうる。
そんな事になったらガンプラファイターとして一生の汚点を背負う事になるだろうなぁ…



さて、肝心のバトルはって言うと~


・「聖凰学園」VS「宮里学院高校」戦

3VS3であったが双方1機ずつになってしまう。
「ビルドバーニングガンダム」と「百万式」
双方既にバトルにより半壊状態。ここまでの戦闘は合体とか見ごたえがあったね。
「Gファイター」と「Vガンダム」の合体なんかね。
そこで個人的に例を見ないバトルがあった。

格闘漫画などで例えよう。
立ち上がるのにさえボロボロの味方。
ボロボロでありながら攻撃しようと向かってくる敵。
避ける事も出来ない。100%終わった―――!
って所で

敵が味方の頬を殴る。
ボキッ!

敵「いて――――!顔殴ったら腕が折れた―――!戦闘不能だ―――!」

味方勝利!!

なんて事があるのだろうか?
ガンプラバトルだから格闘漫画でたとえるのは良くないかもしれないがね。
「ビルドバーニングガンダム」の装甲が厚かったとか既に「百万式」の腕の方がガタガタだったという考え方も出来なくはない…
でも、アニメの勝ち方としてはやっちゃいけないことじゃない?
しかも、「百万式」は関西方面の有名ビルダー(サカイ・ミナト)の作品だろ。
「イオリ・セイ」の作ったものだからってねぇ…ちょっと補正利き過ぎてない?
初見で

髭人「セカイ、殴られた…聖凰負けた…」

アナウンサー「勝利チーム。聖凰学園」

髭人「ファ!?」

何でこれで勝てたのか分からなかったもの…
ポイント制だったら間違いなく「宮里」の勝利だっただろう。



・「ガンプラ学園」VS「本牧学園」戦
「G-ポータント」の「キジマ・シア」が「ヴェイガンギアK」「カリマ・ケイ」との戦闘で
ビームの上を滑るような卓越した操作技術がありその時のタイトルは「華麗なるシア」
けど、後の戦闘でその華麗さが生かされる場面はなかった…
(機体治す奴を5機同時に動かすって事ぐらいだけど…忙しなく、華麗さは皆無だった)
というか決勝で3VS3で各機体が強力ビームを放つという計6方向ビームをやっていて
中心が大爆発してコロニー大破壊!!

けどそ~いう流れに乗ってはいけないタイプの機体だろう。
見た目や演出重視?
だったら華麗さなんて初めから不要だっただろう。

・「聖凰学園」VS「天山学園」戦
「トライバーニングガンダム」の「カミキ・セカイ」VS「ディナイアルガンダム」「イノセ・ジュンヤ」
「セカイ」と「ジュンヤ」がタイマンしている所を「ユウマ」と「フミナ」は見てるだけって…
二人に因縁があるってのは分かるけど見てるだけって…
何故に支援しない?
他人を踏み台にしてまでも強くなろうとする「ジュンヤ」と1人ではなくみんなの力で強い「セカイ」との良い対比になると思うんだけどなぁ…
チーム戦で因縁とか気にしすぎると展開がおかしくなるわ…
それに観客は事情を知らないのだから

「何、見てんだ。あの二人。馬鹿じゃねーの」
「加勢しろよ。仲間だろ」

ってリアクションを取ると思うんだよなぁ~。
描写がないだけ?


・「聖凰学園」VS「天大寺学園戦」戦
「ライトニングガンダムフルバーニアン」VS「ガンダムトライオン3」
序盤の攻撃で「トライバーニング」と「ウイニングガンダム」が戦闘不能に…
(個人的にはチーム戦で3人まとまって行動して敵大型機1機からの攻撃を3人同時に受けるとかアホの極みだと思ったのだが…)

んで、残った「ライトニング」と「トライオン3」との撃ちあいなんだけど…
機動力が秀でた「ライトニング」が正面から撃ちあいって違和感しかないんだがな。
ひたすら「ライトニング」が「トライオン」の攻撃を回避しまくって、チマチマ攻撃を当てる。
「トライオン3」が意地で「ライトニング」に当てて双方、瀕死になって
チマチマ攻撃が最後に効いていて…辛勝なら分かるんだが…

合体時の初見で、「ユウマ」が

「合体に意味はない。装甲に問題が出るはず」

って指摘していたのだから、その弱点を突くような事ってできなかったのかなぁ?



戦闘時の演出で気になったのは

ピカァァ―――!!

と光った後、ボロボロの機体がお目見えして、決着が付いているってのがなぁ…
決してダメとは言わんけどね。
結構あるアニメの表現などで

「剣士VS剣士」とか「忍者VS忍者」などで

双方が高速ですれ違って直後に

1人が膝をつき、勝ったかに見えた立っているもう片方が

「見事だ…」

なんて言って倒れて勝敗を決するなんて場面はそこそこ見るけど…
1度ぐらいだよなぁ…そういうのってさ…

「ガンプラ学園」VS「グラナダ学園」
「聖凰学園」VS「ガンプラ学園」

などの重要な回でね。

決勝では2回あったっけか?
「トライジェントガンダム」の4本槍を「セカイ」が打破する所も省略していた。
「ジュンヤ」の指導で対応の仕方を学習したにしても何故に省略する?

過程って結構大事だと思うんだけどな…
誤魔化されている感半端ないんだけど。



ちとまとめると

「バトル」に関しては

・個性
あまり感じられなかったのが残念。
初出の機体や武装などに関してはその個性を全面的に押し出すが2回目以降は薄くなりすぎるのがまず残念。

素早い「ライトニング」だったのに、みんなとまとまって行動して全員でダメージを受けるとか…避けろよ。
華麗な「G-ポータント」だったのに、ぶっぱなしを行うとか…もっとスマートな攻撃をするべきなんじゃないの?
演出重視で個性が死んでいる…
だが、個性殺してまでも引き立っている演出とは到底思えんのだがな…

・アシムレイト
すっごい曖昧なのが気になる。
宮里戦で顔を傷ついたのは絆創膏張っていたけどさ~
頭取れたり腕取れたり…そこら辺のダメージの程度がてんで分からないんだが…
四肢の損壊が無効なら拘束してくすぐり攻撃でもかけた方がよっぽど有効なんじゃないだろうか?
3つ子は関節技をかければ効くとか言っていたけど…かけてなかったし…
後、「アシムレイト」がないはずの「ユウマ」や「フミナ」敵にやられて目をつぶったりするのは何でなん?
歯を食いしばるぐらいなら分かるけど、しっかり敵を見ようぜ。試合中ですぜ。

にしても「バトルを楽しもう」「バトルを楽しもう」って番組でしきりに言っているがこのアシムレイト設定は明らかに邪魔!!
髭人はゲームセンターにある大型筐体の「機動戦士ガンダム ~戦場の絆~」をよくプレイする。
オンラインで全国各地のプレイヤーとチーム対戦するガンダムゲームだ。
「ガンダムビルドファイターズ」&「ガンダムビルドファイターズトライ」のコラボ企画として劇中の機体を使用で来た。(現在では終了)
対戦している時に、例え軽傷であっても傷を負いながらゲームをやっているような人と楽しく対戦なんて俺には出来ないわ。

じゃ、アシムレイトを使わないで戦っているとしたら舐めプ確定だし…

うん。アシムレイト…いらねぇ…


・チーム戦
チームで戦っているのに

「好きにやれ」

が多いのがねぇ…
『作戦立てるのが面倒くせぇ』とか『他のチームメイトなんて知った事か。俺が楽しければそれでいいんだ』
っていう意図を強く感じるのだが…


・大会での出場機体
プラモの出来が機体性能にモロ影響が出るというのに部外者が製作した機体OKとしている点が分からん。
前作は「作る奴」「戦う奴」と分かれていたからいいけど今作は一緒のはずやん。
チーム内でのやり取りならまだしも「ビルドバーニングガンダム」や「百万式」って…
特に主人公機。「イオリ・セイ」の製作した物だ。お前、世界で頂点に立った奴が製作した機体だろ?
いくら方落ち機体だからって赤の他人の機体を使うって…
せめて「ガンプラバトル」をするきっかけを与えた機体って扱いなら良かったのに大会に入っても使用し続けるって何なん?

後で「コウサカ・チナ」を通じて「イオリ・セイ」からのパーツを差し入れるとかやりすぎにも程がある。
と言うかその時点で「ユウマ」は断れよ。

「願ってもない申し出だけど、ボクもビルダーとしての意地がある!だからコレは受け取れないよ」

ってね。

実際に日本国内で学生が製作したロボットで競う「ロボット選手権」とか開かれているけど
あの中で世界的プロが製作したロボットを使用するって反則じゃねぇの?
他チームからすれば抗議するだろう。

これだと「製作技術」というよりただの「人脈」じゃねぇーかって思えるのだがな。
下手ながらも真面目に作って大会に参加してプロの機体に敗北する学生は馬鹿みたいである。


・「次元覇王流」
ガンプラに有効ならもっと同派対決があっても良い気がしたのだがな。

「素の機体から火が出てきたり竜巻出せるのなら俺も次元覇王流始めるわ!」

って思う人が増えると思うんだけどなぁ。
まぁ、「次元覇王流」の有用性が分かって来たのは大会に出て来てからだからそんなにすぐには浸透しないか…
少なくとも、「セカイ」や「ジュンヤ」を師匠呼ばわりして「次元覇王流」を習いたいって奴は急増する事だろう。
次作があるのなら全機体「次元覇王流」の使い手なんて事になるんだろう。

「次元覇王流のバーゲンセールだ…」

もうお腹いっぱいです。


・ダメージレベル設定
「地方大会」から「全国大会」になってレベルが上がったけど、レベルの差ってダメージ以外に機体にどんな影響があんの?
動きとかてんで変わってないけどさ。

「ダメージレベルが低いからこの技や武器は使えません」

なんて制限があればまだ分かるけど…何も変わらないように見えた。
じゃぁ、何でわざわざ壊れるようなレベル設定で戦うの?
壊れるかもしれないという緊張感がバトルをより高みへと昇華するの?
仮にそうだとしてもあんまり活かされてなかった気がするがな。
辛勝して次戦で直し切れずボロボロからの開始だけど頑張って勝つなんてパターンもなかったし…
毎回、次の試合で完全回復していたもんな~

・名人カワグチ
前作から継続して多めに出ているキャラは「ラル」さんと「名人カワグチ」ぐらいだろう。
その名人カワグチ、非常に濃いキャラを演じていた。
だから前作の最後で

「このキャラは肩が凝る」

と言ったのに対して、『イオリ・セイ』は

「似合ってない」

と称し、ラストの描写ではサングラスを額に置き非常に穏やかな表情で子供たちとガンプラに触れている様子があったが…

今回またその肩が凝るキャラに逆戻り…

「人は過ちを繰り返す…全く…」
「同じか…」

を再現するとはガンダムを取り上げたアニメとしてはなかなか凝っているではないか?



にしても大会のラストバトル
勝ち残って「ユウマ」がこういう訳だ。

「セカイ、お前にイオリ・セイさんから言い忘れていたことがある。今度、一緒にガンプラバトルしよう」

って言っていたけど…
「ユウマ」はスルーされちゃってね?伝言役って悲しいなぁ…
もう「セイ」は個別に「ユウマ」には何かメッセージを残していたのかねぇ?

大会は色々と不満があったけど最終回はお祭りで楽しかった。
大会なんかなくても良かったんじゃないだろうか?



グチグチと文句ばっかり言うのも何だから今後
「ガンダムビルドファイターズトライ」を用いて騒がれる作品とするならば…


髭人の案としては…
女子キャラが可愛くて人気があるのだから女キャラ全振りの「けいおん」などのようなアニメを作るのが一番かと…

「『すーぱーふみな』買いたい!」

なんていう層向けの作品を作るというわけだ。
(にしても丁度、「ラフレシア」という触手機体を出していながら「すーぱーふみな」と何で絡ませなかったのかねぇ~…バグを使って切り刻んでキャストオフして絡ませるって流れ。
そういったのが好きな人達からすればもはや様式美だと思うのだがな)

タイトルは「びるとら」かな?

だから男キャラは全員リストラ。
「セカイ」は

「全世界でガンプラバトルするぜ!さよなら先輩!」

つって名前通り日本を離れ世界に飛び
「ユウマ」は

「イオリ・セイさんから直接指導していただけるようになったんだ!さよならフミちゃん!」

つって留学。
残された「フミナ」がどうしようかって思っていた矢先に

フミナ「1人になっちゃった…これでトライファイターズは解散ね…」
ギャン子「あら、ホシノさん。一人で呆けっちゃってどうしたのかしら?」
セカイ「ホシノさん!ガンプラの仕事が増えたからガンプラの作り方教えてくれない?」
フミナ「丁度3人揃う!これで新生トライファイターズ結成ね!」

って新たに結成すればいい気がする。
それで、3人集まっての緩い感じでガンプラ作ればいいじゃん。

「フミナ」は「SDでガンプラを作る」
「ギャン子」は「ギャン特化でガンプラを作る」
「セカイ」は「ベアッガイなどカワイイ系のガンプラを作る」

たまに「シア」が顔出しし「美しいガンプラを作る」

どれも被らず独自性が高いではないか。

後は、「ヨミ」(凸の人)をスレッガーもどきと車で事故っだから別れさせればありやね。
「ヨミ」の人は、損傷してから合体していたから…

「応急処置でありながら面白いガンプラを作る」(結構シブイ路線だな)

みんな、かぶっている印象もない。
これで5人なら、「すーぱー」シリーズを全員でやって

「ガンプラアイドル特選隊!!」

にしてしまうのも面白いのかもしれない。


このシリーズをただのガンプラだけではなく
あらゆる方向で拡大させていくつもりならそれぐらいしてもいい気がするね。
普通にガンダム続けていても先細りする一方なんだから萌え大好きな人も取り込むってのも一つの方向の内に入ると思うのだがな。

とはいってもファン同士、間違いなく荒れるのは不可避だろうがね(笑)

「萌えオタ、消えろ」
「頭が固いんだよ。オールドタイプ!もっと柔軟に受け入れろよカス!」
「ガンダムでやる必要がねぇよ!」
「いや、そもそも『ビルドファイターズ』そのものもガンダムとしてどうなの?」

そんな言い争い。

現在でOVAが企画が始まっているようだから
髭人案は残念ながら使われないでしょうな~。(当たり前!!)

さて、最後にまとめましょうか
個人的には製作期間の短さが痛いと思ったね。
そのせいか設定などを活かしきれてない印象。
もしくはその設定に苦しめられている。
だから、練りこめばより楽しかったそういう残念な感じか…

髭人の結論といたしましては…
この作品は…

「『ガンダムビルドファイターズトライ』は『リトライ』が必要な作品」


「ドラゴンボール エピソード オブ バーダック」&「ドラゴンボール-(マイナス)」とは一体、何だったのだろうか? by 髭人

2014-07-15 21:00:53 | レビュー・考察 (総合)
「ドラゴンボール エピソード オブ バーダック」
Vジャンプで3号連載されたマンガ。そしてそれからのアニメが作られた。


取り敢えずストーリーをまとめてみよう。

『フリーザ』の攻撃によって死んだかと思っていた『バーダック』は何故か過去にタイムスリップをして生きていた。
(きっと『フリーザ』の攻撃による高エネルギーによってだろう。説明はない)
深手を負っていた『バーダック』はそこの住民達に治療を受けた。
そんな時に『フリーザ』の祖先である宇宙海賊である『チルド』一味が『惑星プラント』に侵略に乗り出した。
一味の部下を倒すと、『チルド』自らが『バーダック』と戦い、
『バーダック』は『フリーザ』と勘違いしたまま戦うが手も足も出なかった。
そんな自分の不甲斐なさへの怒り、以前の仲間を失った事に対しての怒り、
そして助けてくれた住民の『ベリー』を傷つけられたことに対しての怒りにより
『バーダック』は『スーパーサイヤ人』に覚醒し、『チルド』を退けたのであった。



次に

「ドラゴンボール-(マイナス)」

原作者である「鳥山明」氏が
「宇宙パトロール ジャコ」の単行本内で描いた『バーダック』のエピソードがある。
10ページほどの短いエピソードだ。
副題は「放たれた運命の子供」

「たったひとりの最終決戦」と展開が異なる部分がある。
ザッとその内容を説明しておく。

『フリーザ』が『スーパーサイヤ人』という伝説を疎んじて
サイヤ人達全員を『惑星ベジータ』に集結しろと指令を出した。
それに対して『バーダック』は1人用のポッドを奪って来た。
その事を尋ねる妻の『ギネ』に対して

「死の予感がする」

と言って3歳の『カカロット』をそのポッドで地球という惑星に打ち出した。

という所から月日は流れ…『フリーザ』と『悟空』が対峙する所で幕を下ろす。
『ベジータ』は別の惑星にいて「フリーザ」の指令を聞こえなかった事にしておけという事で
『ラディッツ』と共に指令をスルーしたおかげで助かった(『ナッパ』はおらず)



これから髭人が見た感想を述べている訳ですが
非常に汚い表現、醜い言い回しが多々見受けられます。
後で見直してみて「酷い」と思います。
ただ、それが初見での感想である事は事実でありますので
後でいじる事を殆どせず掲載しております。少し見て

「見苦しい」「不快」「不愉快」

と思われた方がいれば即座にブラウザを閉じられることを激しくお勧めします。



まず順番に「エピソード オブ バーダック」から取り上げよう…
あらすじだけ見るとそこそこ普通のように見えるが…
初めに結論を言わせてもらうのなら

「エピソード オブ バーダック」は『エピソード オブ バーダサク』」

駄作。

何がどう駄作なのか具体的に突っ込んでいこう。

①設定

・予知夢
 元々「ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜」で
 『カナッサ星人』の『トオロ』から予知夢が見られる幻の拳を受けていたのにその設定が
 「エピソードオブバーダック」では消失。
 脳への異常という事でメディカルマシーンでの治療でも治せなかったものなのにな…
 『フリーザ』からの一撃によりその脳の異常も治ったって事?
 但し、劇中でそれが触れられる事はなかった。wikiなどにも説明文はない。
 そもそもこの「エピソードオブバーダック」では予知夢設定などなかったって事なんだろうか?

・ツフル人
 元々の『惑星プラント』には『ツフル人』がいたはずであるが元の『ツフル人』は人間的容姿なのに対し
 『ベリー』達、劇中に出てくる住民は『カネ〇ン』のような目が飛び出したような容姿をしている。
 『ツフル人』なのか何なのかこれに対しての説明は劇中にはないし、wikiなどにも存在しない。

②キャラ

・バーダック
 まず『バーダック』自身がおかしい。
 『ベリー』が置いていった食べ物と薬が無くなっていた。
 って事は描写こそないが

 バーダック「もらったもんだから食べなきゃ勿体ない」
 バーダック「おっと、薬もつけんと体が治らん」

 なんて事を『バーダック』がやっていたのだろうか?
 想像してしまうと失笑を禁じ得ないのだが…
 腹が減っていたとしてもまるで異なる種族の施しなど受けないだろう。
 そこらの虫やら動物を食っていそうなのにな。

 「子供は嫌いだ」

 と『ベリー』に言う『バーダック』
 これは「たったひとりの最終決戦」で『カカロット』に

 「クズが…」

 と言った事を意識しているためなのか、別に『バーダック』は子供嫌いっていうよりは
 仲間たちから強さにおいて信頼を得ていて自分でも自尊心がある所で
 我が子は「弱い」っていう事に腹を立てて「クズが…」つったんだろう。
 「たったひとりの最終決戦」で息子が乗るポッドと交差したときに
 明らかに意識しているのは明白である。
 嫌いなら気に止めないだろうし、自身の最期に自分の息子の名などと叫ばないだろう。

 「フリーザぁぁぁぁ!」

 って言って果てていたに違いない。

  普通に敵を倒している『バーダック』も違和感。
 「たったひとりの最終決戦」では敵の一人を煙幕の中でつかんで同士討ちをさせて

 「フッフッ…」

 と不敵な笑みを浮かべるダーティな一面があったほどだ。
 もはや、別人過ぎて訳わからん。


③展開

・冒頭
 よくしゃべる『フリーザ』とかウゼェとしか言えない。
 それどころか『ドドリア』『ザーボン』まで…
 『フリーザ』はサイヤ人を見下していたのだから
 下級戦士であるサイヤ人と対等に話そうとも思わなかったはずだ。
 (マンガ版では『バーダックさん』と呼んでいる始末。
  何でお前は高が一サイヤ人に過ぎない『バーダック』の名前を知ってるんだよ)
 『惑星ベジータ』を滅ぼした事で
 生きている3人になった(と、思っている)『ベジータ』『ナッパ』『ラディッツ』は
 覚えているぐらいなもので…
 (ただZのアニメ版を確認したら『フリーザ』が『バーダック』って言う台詞があるんだよな…
  何、しとんねん)

 光球を『バーダック』に直撃させてないのもおかしい。
 巻き込まれて死ぬの?
 だったら撃った『フリーザ』や後ろの『ドドリア』や『ザーボン』は?
 まぁ、彼らは『バーダック』より戦闘力が高いから無事であるのも分かるけど
 宇宙船は?あんな近くにいて宇宙船は被害を免れましたなんて考えられないのだがな…
 それとも『惑星ベジータ』が消滅する様をわざわざ『バーダック』に見せたかったの?
 名も知らない高がサイヤ人に?
 不自然と言わざるを得ない。


・タイムスリップ直後
 『フリーザ』にやられ気が付いた後
 冒頭の時点で、傷ついていた『戦闘ジャケット』がタイムスリップ後に直っているのが意味わからん。
 『ベリー』の父親が直したの?
 どんな技術で?
 知っていたとするのなら結構、宇宙ではメジャーな技術なの?何の説明もない。
 というか別に戦闘ジャケットにこだわる必要なんてないじゃん。
 それに、『バーダック』の特徴でもある腕巻きは『ドドリア』の時に左手部分を失っているんだよね。
 何故にまたつけているん?
 (それに関してはこの「エピソードオブバーダック」でも
  冒頭のフリーザ達との対峙シーンで無くなっている)
 『ベリー』たちが現地の服を用意していてそれを着るでいいじゃん。
 それなら「たったひとりの最終決戦」と本作の『バーダック』とでは違うと明確に差別化できるじゃん。
 これはもう、初めっから「夢オチ」っていうスタンスを明確にするために直したって事でOK?


・住人を狙わないチルド部下

 「逆らう者は皆殺しだ!」

 とか言っていて住人を外して建物を狙っていた。
 威嚇という意味なのかもしれないが非常に良心的、
 『チルド』の教育が徹底されているからなのかもしれない。

・『ベリー』を殺さない『チルド』
 『ベリー』に攻撃を当てられない『チルド』が下手クソなのか?
 『ベリー』が避けるのが上手いのか?
 『ベリー』が異様にタフなだけか?
 『チルド』は実は優しいのか?
 (マンガ版では自分の前に立つなという決まりを破った部下を殺しているが)
 だが、そこは後の戦いの為に爆散させるべきだろう。


・スーパーサイヤ人化
 『ベリー』が傷ついた事によって仲間たちを思い出し
 頭を地面に叩き付けてスーパーサイヤ人化。
 うう~ん。
 酷い言い方になるのは承知しているがやっぱり『ベリー』には死んでもらわないと。
 目の前でまた親しくしていた奴が殺されたからこその怒りの覚醒だろ。
 『悟空』は『クリリン』を殺され
 『未来トランクス』は『未来悟飯』を殺されてからの
 覚醒の方が見ている側は心揺さぶれるんじゃないのかい?

 その後もあまりにも冷静過ぎて熱さがないんだよね。

 「俺は怒ったぞ。フリーザァァァ!」
 「クリリンの事かぁぁぁぁ!」

 のような怒りにあふれた台詞がないのは非常に残念。


④ラスト
 ナレーション「チルドを倒したバーダック。
  これがスーパーサイヤ人伝説の始まりになったのか…
  それは…定かではない」

 スーパーサイヤ人伝説の終わりの始まりになったのは定かではなかろうか?


・その後
 スーパーサイヤ人化した『バーダック』の後ろ姿で締められるけどその後はどうなったのだろうか?
 『ベリー』達が持っていた薬がメディカルマシーンの液体そっくりという事だから
 いずれ侵略され(『バーダック』の死後?)技術だけ奪われ民族は絶滅させられたのだろう。
 『悟空』が最初に覚醒し、
 『悟飯』が自分達で宇宙船を使ったらお父さんが帰れなくなると身を案じた時に

 「俺の理性が少しでも残っているうちにさっさと消えるんだ」

 実際は、暴走する事はなかったけど一歩間違えれば危うい状況だったのかもしれない。
 案外、この『バーダック』が理性を失い、全滅させたって考え方もできる。
 (そうすると「メディカルマシーン」の液体の技術は失われるが)

 どうにかいい形で済ませると解釈するのなら
 『惑星プラント』の環境が激変したため『ベリー』達の民族は星を捨てる事を決意して
 宇宙船で離脱。建物などは置いていき、その後、『フリーザ』達が侵略し
 星に残っていた技術を接収したってぐらいか?
 非常に無理矢理だな…

 にしたって、『チルド』一味を退けた『バーダック』はその後どうしたのだろうか?
 しょっちゅう『チルド』一味が襲撃しに来た訳ではないだろうし
 (仮に来られたら『ベリー』達がかわいそうだわな)
 ポッドがない以上もうずっと『惑星プラント』に居続けざるをえない。
 戦闘もなくただ退屈なだけの惑星に…
 それはそれで可哀想だな。戦闘民族サイヤ人っていうのに…
 というか、そこで終わりにせずしっかり『バーダック』が
 その後死ぬまでどうなったかを責任をもって描けよ。
 死人を生き返らせるような真似をしたんだからな。

「『バーダック』がスーパーサイヤ人になりました――!
 カッコいいでしょ!後はファンの皆さん、勝手に補完してねー」

 で、済ますんじゃねーよ。

 あ、そうだ。
 ちと思い出したが『惑星プラント』を
 『サイヤ人』が後に乗っ取って『惑星ベジータ』に改称したんだよな。
 いずれ見知らぬサイヤ人達がやって来るって訳か…
 仮に『バーダック』が『ベリー』達を守ろうとしたのならそのサイヤ人と戦う事になるな。

 「『トーマ』から『フリーザ』にサイヤ人の強さを思い知らせてやれと言われた。
  だが、今、俺が戦っているのはそのサイヤ人そのものじゃないか!」

 苦悩と葛藤の中で戦って心身を傷つけていく『バーダック』
 これはこれで熱くなりそうだが見てて物凄く辛い戦闘になりそうだよな。

 ここは髭人の妄想だからおいておいてと…




しっかし劇中の『バーダック』なんかただの口が悪いだけの良い奴と化しているのが残念。
もはや

「『エピソード オブ バーダック』は『エピソード オブ バーダラク』」

堕落だわな…
死にかけて人格が変わってしまったのだろう。
『トオロ』の幻の拳のせいで脳波に異常とか言われていたからな…
可哀想に…
作り手は最低でも後、100回は「たったひとりの最終決戦」を見るべきだったんじゃないだろうか?
というか、冒頭部分の「たったひとりの最終決戦」が改変しまくりなのだから
作者流の「たったひとりの最終決戦」を描けよ。
どこの設定を残してどこの設定を改変したのかてんでわかんね――――!!
混乱を招くだけじゃね――――か!!





「ドラゴンボール」で『スーパーサイヤ人』は
1000年に一度現れるという伝説として語られていた。
伝説ってのはボカしておくからこそ

「どんな奴がスーパーサイヤ人の元祖だったんだろうな」
「ベジータみたいなエリートかな?やっぱり悟空みたいな落ちこぼれかな?」

そんな風に想像の余地があってファンが楽しいってのにこんな風に映像化されたら
それを受け入れるしかねぇじゃん。しかもその伝説が…はぁ~あ…

ただ「スーパーサイヤ人の伝説」
チルドが死ぬ間際に

「一族に知らせろ。金色のサイヤ人に気を付けろとな…」

なんて言っているけど一族なんかに語り継ぐほどの伝説なのかって思うけどね。
「ドラゴンボールZ」で『ナメック星』の『最長老』が『クリリン』から
ピッコロはサイヤ人によって殺されたことを聞いた時に

「それはスーパーサイヤ人ではないでしょうか?」

って聞いていたほどだからな。
案外、宇宙では知られた伝説なんじゃないだろうか?
今までに『ナメック星人』がそういったフリーザ一族の集団に接触したことはないんだろうし…
下手に台詞を入れるとこういう所で問題が生じる。

しかし、スーパーサイヤ人化に『ベリー』を殺さないんかね。
え?今の時代が残酷描写を許さないというのなら
何故そんな描写が多々あった『バーダック』をそもそも取り上げたのか?
その時点でおかしくないか?
態々キャラに不似合いな事をして評価を落とさせる。
涙出るわ。

この作品、開始たった10秒程度で『バーダック』を見て笑ったもの。

「誰、コイツ?(笑)」

ってね。
宿敵『フリーザ』と対峙しているのに
既に傷ついていているとはいえ歯を食いしばって辛そうな『バーダック』の情けない姿に。
未来を変える為に倒すと向かっていたのだから
お目当ての『フリーザ』のお出ましに内心喜ぶ所だろうが…
そんな貧弱な『バーダック』を見た瞬間に、

「あ…ダメだなこの作品。
 作った奴『バーダック』について何もわかっちゃいえねぇ…」

30秒と経たずに見切りを付けさせ大して見所がないどころか泥を塗る。
なかなか出来るもんじゃねぇぜこれ。


にしてもここ最近のドラゴンボールキャラのぞんざいな扱いには辟易とさせられるわ。
取り敢えずサイヤ人なら誰でも彼でもスーパーサイヤ人化。

まぁ、原作後半でもそういった展開になりつつあったけどね。
『トランクス』や『悟天』のスーパーサイヤ人化など…
今となってはもうそんなのは当たり前のように簡単に塗り替えていく。
整合性など一切考えずあっさりと…
整合性は必ずしもつけなければならないって訳じゃないが
じっくりと考察して気づくレベルなら分かるけどこの作品の場合もう見ているその場で

「あれ、おかしいんじゃね?」「これはこうだったろ」

ってわかっちゃうんだよね。
子供だって過去の作品を1度みれば指摘できるだろう。]

「『エピソード オブ バーダック』は『エピソード オブ バーダソク』」

蛇足。
これほど蛇足というものが相応しい作品はそうないよね。うん。


うちのブログは『バーダック』で検索するとそこそこ上位にヒットする。
それでアクセス解析してみたんだが…
うちのブログに

「バーダックはスーパーサイヤジンになれるのにフリーザにまけた?」

という文字で検索してうちのブログに来た人がいるのだ。
元々『バーダック』はそれほど強くなく
「エピソードオブバーダック」でスーパーサイヤ人化した事で強さを盛られたという事を
知らなかったのだろうからこの人を責める事はしない…
だが、そのような屑みたいな勘違いを起こさせるきっかけを与えた
この「エピソード オブ バーダック」がいかに罪深いか良くわかる事柄である。


「エピソード オブ バーダック」の話はここで終わりにして…
「ドラゴンボール-(マイナス)~放たれた運命の子供~」とに移ろう。

①設定

 というか端から「たったひとりの最終決戦」に合わせようという気が殆どないんだよね。
 『バーダック』という『悟空』の父がいて
 『フリーザ』に星が壊されそうだからポッドで逃がしたって話に過ぎないから…
 だから両者を比較し合おうというのが間違っている。


②キャラ

 『ギネ』という『悟空』の母親
 わざわざ出す程の魅力あるキャラなのかと…

 ギネ「あんたが子供の事を思うなんて…」
 バーダック「お前のせいで甘さがうつった」

 このようなやりとりがあった。

 「ギネ」のせいで温くなったのが真実なら、「ギネ」いらね。
 牛丼屋で言う

 「ネギ抜きで…」

 って感じだったよ。


③展開
 『フリーザ』がサイヤ人を惑星に集めるなんて指示を出した事で
 『バーダック』は察するわけだ。

 「死の予感がする」

 いやいや…
 10ページという尺の都合だろうけどあまりにも発言が唐突過ぎるわ。
 『トオロ』の予知夢見られる拳を受けてないんだろ?

 「『フリーザ』は気に入らない惑星を『フリーザ』は積極的に破壊しているから
  自分達も危ない」

 なんて『フリーザ』の危険性を示唆する台詞もない。
 すべてが死の予感なんて言葉で済まされている。


④ラスト
 『カカロット』を打ち上げ、見上げる『バーダック』夫婦
 何やこの二人。
 

ハッキリ言ってしまえばこれも「バーダソク」だわ。

これだと「たったひとりの最終決戦」とつながらないもんな。
『フリーザ』がサイヤ人に『惑星ベジータ』に集合しろと言った以上
この後、『バーダック』達を他の別の惑星を壊滅させろなんて命令は出さないだろう。

『カナッサ星』に行って『トオロ』から予知夢を見られる拳を受ける事もないし
『惑星ミート』で『トーマ』達が死ぬ事もない。
(「ドラゴンボール-」内で仲間のサイヤ人は出るものの『トーマ』達は1人も出てこない)
『ドドリア』からも重傷を負わされる事もないし
既に打ち上げたのだからその『惑星ベジータ』に戻る際の息子『カカロット』とのポッドでの交差もない。

「たった一人の最終決戦」の『バーダック」』が身に着けている戦闘ジャケットはタンクトップ型だが
「ドラゴンボール-」の戦闘ジャケットは肩アーマーがついているタイプだったし…
何で?
バンダナを付けてなかったのは正しいけどね。
(これで付けていたら震えたわ)

この展開で『バーダック』は『フリーザに』立ち向かえるかね?

仲間達が死に、予知夢を見た事で「フリーザ」に対して怒りのまま突撃していくのがいいのに…
血が滴り、倒れて一時的に気絶するほどの重傷である。
それでも、予知夢を見て不屈の闘志で

「俺が未来を変えてみせる!!」

なんて『フリーザ』に立ち向かうなんて事を「-」の『バーダック』ではしないだろう。
「死の予感」って不明瞭な物だけであんなに立ち向かえるものだろうか?
ガ〇ダムで言うニュータイプかっての…

ホント、悪いけど『バーダック』が唐突に
『死の予感』だなんて言い出した事にプッと吹き出してしまったよ。

「何それ?」

って…
「じゃあな」「生き延びろよ」なんて事を『カカロット』に微笑みかけながら言って
ポッドを送り出す『バーダック」』でも

「べ、別人過ぎる」

って笑っちゃったよ…
しかし『バーダック』が予感で逃がしたって話になると後々の原作の『ベジータ』戦で

ベジータ「サイヤ人は生まれてすぐ戦士の資質を検査される…
 そのときの数値が低いクズ野郎がきさまのようにたいした敵のいない星へ送り込まれるのだ…
 ようするにきさまは落ちこぼれだ」

悟空「そのおかげでオラはこの地球に来れたんだ 感謝しなきゃな
 それによ…落ちこぼれだって必死に努力すりゃエリートを超えることがあるかもよ」

というやり取りもおかしくなるわなぁ…

無理に「たったひとりの最終決戦」の展開に合わせるのなら
殺される『トーマ」達の役目を嫁の『ギネ』にすればブチ切れるかもしれないな。

『ドドリア』にフルボッコにされて瀕死の『ギネ』って所で『バーダック』が駆けつける…

ギネ「バーダック、アンタの予感は正しかったみたい…
 フリーザ達はサイヤ人達を滅ぼそうとしている…
 けれど、バーダック…
 生きて…アンタはラディッツと…カカロットと一緒に…」

ガクッ(ギネ死亡)

バーダック「ギネ…俺は腐ってもサイヤ人なんだな…
 お前を殺されてこのまま子供の所に行くなんて逃げる事は俺には出来ねぇ…
 フリーザ…貴様はこの俺が…」

血まみれの『ギネ』の顔を近くにあった布で拭って
頭に巻きつけ、『フリーザ』に向かっていく。

そんな展開にすれば違和感は薄める事が出来るのかもしれないが…
所詮これは髭人の妄想である。

鳥山氏的には「ドラゴンボール-」というのは「ドラゴンボール」時間的な流れを
マイナスからプラスに向かって行くって意味だったんだろうけどね。
悲しいが「ドラゴンボール」自体の評価をマイナスさせるような内容だったなぁ…


では…
ここまで上記2作品を酷評したので

「お前、そんなに『たったひとりの最終決戦』を推すがどれだけ良かったんだよ」

って思う方がいると思うので髭人流に

「ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜」

を振り返ってみよう。

『バーダック』は仲間たちと共に『カナッサ星』を攻め込み、
一夜で『カナッサ星』の者たちを大猿になって一掃していた。

次の日、全員で腰を掛けて休んでいると
仲間たちは今回の攻撃は『バーダック』の子『カカロット』誕生の祝いと言って

「会いに行ってやれよ」

という仲間に対し

バーダック「くだらん。
 何の見所もねぇ最下級兵士のクソガキに態々会いに行くバカがいるか」

と、吐き捨てる父である『バーダック』
そんな時に生き残っていた『カナッサ星人』の
『トオロ』は『バーダック』に未来を予知できる拳を食らわせ
他の仲間たちにより攻撃を受け叫ぶ。

トオロ「お前に、未来を予知できる幻の拳を放った。
 お前ら一族の行く末が見えてくるはずだ。
 言っておくがお前らには呪われた未来しかないぞ。
 我が一族と同じように滅び去るのみなのだ。
 その未来の姿を見てせいぜい苦しむが良い。ハッハッハ!!」

そのように言った直後

バーダック「ほざけ――――!!」

と、トドメを刺され息絶える。
その『トオロ』を倒した直後に先ほどの攻撃により『バーダック』は意識を失ってしまい
星に戻って精密検査を受け、そこで脳波に異常があると診断される。
仲間たちはそんな『バーダック』の身を案じ
『バーダック』を置いて次の目標である『惑星ミート』に向かった。
後で目覚めた『バーダックは』仲間たちを追うべく、『惑星ミート』に出発する。
その際、自分の息子である『カカロット(後の『悟空』)』の戦闘力を計るが
そこで「2」という事が発覚して

バーダック「クズが…」

と、吐き捨てた。

『惑星ミート』に到着した『バーダック』はスカウターの反応で仲間たちの場所を知る。
(こうやって自動でピピッと戦闘力が持つものを発見する演出も地味であるが…カッコイイ!)

バーダック「ん?いやがった。ヤツら夢中になって暴れてやがるな」

不敵な笑みを浮かべ、仲間たちのもとへ急ぐ。
(この時の片足かけての悪い顔、好き)

そこに着くと『トーマ』以外の仲間たちは死亡しており
生き残った『トーマ』自身ももはや虫の息だった。
彼はこの真相を知っていた。

トーマ「フリーザの野郎は俺達を利用しているだけだった。
 (略)仲間を集めてフリーザを倒すんだ…奴にサイヤ人の強さを…思い知らせてや…れ…」

と告げて『トーマ』はニヤリとしながら息絶えた。
それは、その後の『バーダック』の呼びかけにより
多くのサイヤ人達が『フリーザ』を倒しているのを信じていたからだろう。
『バーダック』は『トーマ』の腕に巻かれている白いバンダナを取り
血まみれの彼の顔をぬぐってやった。
他の仲間たちの亡骸を見やりながら握っている白いバンダナは静かに血によって真っ赤に染まった。
そこへ、『フリーザ』の部下たちがやって来る。(ここでもスカウターが良い!)

「今度は貴様が死ぬ番だ」

と、笑う。
静かに『バーダック』は血染めのバンダナを頭に巻き、敵達に雄たけびを上げて突撃していく。
(BGMの「ソリッドステート・スカウター」がアツイ!)
その戦闘中に、予知夢を見て動揺し敵にその隙をつかれ痛めつけられるが
戦闘力の差とバーダックの技量によりそいつらを撃退する。
直後に『ドドリア』が現れた。
『ドドリア』の方が戦闘力が上な事と不意の攻撃を受けてしまう『バーダック』

だが、『バーダック』は死んではいなかった!!
『トーマ』達の亡骸が吹き飛んだところに折り重なるように
『バーダック』を守ってくれたおかげで『バーダック』は死なずにすんだのだ。

『バーダック』は『フリーザ』の裏切りをこの時点ではまだ疑っていた。
まず予知夢を確かめるために「『惑星ベジータ』に向かった。
その時に、息子の『カカロット』が乗ったポッドが地球に向けて発射されていて交差した。

『惑星ベジータ』に着いた『バーダック』は『フリーザ』が『惑星ベジータ』に向かっていること、
地球で過ごしている『カカロット』など今まで見た夢が未来であったと確信し
『惑星ベジータ』の消滅阻止へと動き出す。

重傷の『バーダック』はフラフラになりながらもそこで酒場のサイヤ人たちに

バーダック「お前等、俺と一緒に来い。フリーザを倒すんだ。
 他の奴らは、みんなやられちまった(略)フリーザがこの惑星ベジータを消そうとしているんだ」

と、決起を持ちかける。
だが、そこのサイヤ人たちは聞き入れなかった。

「しっかりしろよバーダック」
「フリーザ様がそんな事をするはずがなかろうが」
「夢でも見てたんじゃねーのか?」

と、『バーダック』を笑い者とする。
『バーダック』は信じない仲間たちに

バーダック「クソッタレ――――!
 もう頼まん!全員、地獄に落ちろ」

と、言い残しその場を去った。
フラフラで予知夢を見る『バーダック』
それにより

バーダック「俺が…この俺が…未来を…変えてみせる」

『バーダック』は未来を変えるべく既に全身血まみれで
ボロボロでありながらも『フリーザ』の元へと飛び立っていく。
(ここでも「ソリッドステート・スカウター」がアツイ!)

『バーダック』に襲い掛かる無数のフリーザの部下たち。
『バーダック』は怯むことなく

バーダック「だぁぁりゃぁぁぁぁ!」

雄たけびを上げながら突撃する。
(この時の鬼気迫る表情に痺れるわ。
 『フリーザ』を倒し未来を変えるって事しか考えていないのだろう。
 生還する事なんて微塵も考えない突撃である)
 
向かってくる敵をかわし、殴り、光線を撃つなどして『フリーザ』のもとへと急ぐ。
しかし、敵の数は多く、1人1人に捕まり、
まるで雪だるまのように巨大な玉状になるが気合いで吹き飛ばし
さらに突き進みようやく『フリーザ』の宇宙船の前にやって来てこう叫ぶ。

バーダック「フリーザァァ!出てきやがれぇぇぇ!俺は貴様が許せねぇぇぇぇ!」

(声が裏返りかける一歩手前。『バーダック』の怒りが満ち溢れている。
 『野沢』氏の熱演と言える)

『バーダック』はこういいながら光球を右手に作り出す。

バーダック「これで、すべてが変わる。
 この惑星ベジータの運命。このオレの運命。カカロットの運命。そして貴様の運命も…
 これで最後だ―――――!」

『フリーザ』は静かにハッチから現れ、指先に豆粒ほどの光球を作る。
その時、無言かつ無音。
その光によって浮かび上がる『フリーザ』の表情は不気味であり恐ろしくもある。
放たれる『バーダック』渾身の光球。今まで見て来た予知夢を一掃するために…
しかし、『フリーザ』の小さな光球は高笑いと共に一気に巨大化し、
『バーダック』の光球を容易く飲み込んだ。驚く『バーダック』
『フリーザ』は指先を『惑星ベジータ』に向けると
巨大な光球は『バーダック』や多くの『フリーザ』の部下達を飲みこんだ。

『バーダック』は最期に息子の『カカロット』が『フリーザ』と対峙している予知夢を見て、

バーダック「カカロットよぉぉぉぉ!」

満足げに散っていった。
『フリーザ』の光球はそのまま『惑星ベジータ』に落着し
『惑星ベジータ』を消滅させたのだった。

地球に向けられて飛行するポッドの中で赤ん坊の『カカロット』は父の声を耳にする。

バーダック「カカロットよ…このオレの意志を継げ!
 サイヤ人の…惑星ベジータの仇を、お前が討つんだッ!!」

そして…自身のトレードマークと言える血染めのバンダナが宇宙を漂う…

地球に着いた『カカロット』こと『悟空』は大泣きしてたところを
いずれ我が子に同じ名をつける年寄りの『孫悟飯』に拾われ

孫悟飯「赤ん坊じゃ~。一体どこから?
 (略…)
 よ~し。お前はこれからこのワシ、孫悟飯の孫じゃ!良いな?
 お前の名前は?
 そうじゃな。う~ん。
 悟空じゃ~!孫悟空じゃ~!
 悟空や元気に育つんじゃぞ!
 そ~れ!そ~れ!それそれそ~れ!」

と、高く抱き上げる『孫悟飯』
『悟空』は満面の笑顔を見せエンディング

ナレーション「こうしてドラゴンボールの壮大な物語は幕を開けたのであった」

『影山ヒロノブ』氏の「光の旅」に乗せながら…

ドラゴンボールZのOPの「CHA-LA HEAD-CHA-LA」が明るい曲だったのに対し、「光の旅」はバラード。
優しい歌声で非常に心に沁みる良曲。(同じく同氏のバラード「夢光年」もいい曲)
スタッフロールと共に『悟空』の半生をまとめたこれまでのドラゴンボールの編集された映像が流れる。
『バーダック』の壮絶な最期を見て傷心の視聴者はこの曲を聴いて辛さを洗い流され、
そして『バーダック』の鎮魂歌にもなっている。

思い出すとこれを書いているだけでも涙がァァッッ!!

主人公『バーダック』が死ぬというバッドエンドだけど全て後味が悪い訳じゃないのだ。
息子である『カカロット』に託すという希望があるエンディングなのだ!!





「ソリッドステート・スカウター」動画、当時、音楽に疎い髭人でも「カッコエエ!」って思った。
(下の動画は上記のエピソードオブバーダック動画と比較するのもいいかもしれない。)

動画「光の旅」たったひとりの最終決戦エンディング(Youtube)





光の旅動画


ちなみにこの「たった一人の最終決戦」が本放送されたのは
アニメでは『ギニュー特戦隊』の『グルド』回と『リクーム』回の間である。
幼い髭人であっても群がる敵をぶっ飛ばした後に『フリーザ』に対峙する「バーダック」を見た。
当時ジャンプ本誌を見ていなかった髭人であるが

髭人「今、放送しているドラゴンボールで
 『フリーザ』が出ているから『バーダック』は『フリーザ』に負けるんだろうな…」

と、内心分かるだけど、それでも『バーダック』熱いシーンを見せられては

髭人「頑張れ『バーダック』!
 『フリーザ』を何とか倒してくれ!」

って拳を握り応援したくなるほどだった。
だが、『バーダック』の奮戦空しく一撃すら負わす事なく無残に散っていく「バーダック」
自身のトレードマークともいえる血染めのバンダナが宇宙空間を漂っているのを見て

髭人「ああ…
 『バーダック』は完全に死んだんだ…」

って悲しみに暮れたものだ。
勿論、『バーダック』の行動は決して褒められたものではないのは分かっている。

「『ドドリア』にやられているのにその『ドドリア』より強い『フリーザ』に勝てる訳ないじゃん」
「予知夢で結果が分かっていて戦いを挑むとか『バーダック』馬鹿だろ」

という意見は正論である。

でも、あの作品は『バーダック』の行動が正しいか間違っているかどうかじゃないんだよ。
仮に『バーダック』が仲間に呼びかけて笑われたことで冷静になって

「未来は変えられない。味方も俺の事笑いものにしたからな。勝手に死にやがれ」

なんて『バーダック』言って逃げる姿などは見たくはない。
あの場面は「戦闘民族サイヤ人」という血に殉じて強敵『フリーザ』に戦いを挑み、死んでいく。
バカとも言えるほどの行動。
そう。愚直なまでに戦闘に向かうのが『バーダック』の良さなんだよ。
死んでいった『バーダック』を見て
当時、放送していた『フリーザ』戦に向けて盛り上がっていくんだよ。

その後、ドラゴンボールの劇中を流れを軽く説明するのならまず

「俺はスーパーサイヤ人になったんだ!」

と自信満々の『ベジータ』が『ナメック星』を破壊しかねないほどの攻撃を
最終形態の『フリーザ』に放つが
『フリーザ』は足蹴りでそれを跳ね返す。それにより『ベジータ』は完全に戦意喪失。
為す術もなく『フリーザ』に完敗。
そこへ『悟空』が到着。

髭人『やっと悟空が来た!これで勝てる!』
髭人『悟空!サイヤ人滅ぼしたフリーザをやっつけろ!父親のバーダックの仇を討て!』

と言って、テレビ画面の前で拳を握りしめながら熱くなれたのだ。
しかも、『フリーザ』が『悟空』をみて

フリーザ「あの時のサイヤ人とそっくりなんだ」

と、かつて自分に対して抵抗をした名もなきサイヤ人とを重ねる所が良い!
マンガの方でも逆輸入していた。アニメスタッフは大層喜んだんじゃなかろうか?

胸を貫かれた『ベジータ』は
サイヤ人が『フリーザ』に滅ぼされたことを泣きながら『悟空』に伝えて息絶えた。

戦闘が始まってみるが『悟空』は劣勢で
『フリーザ』は

「50%も出せば君を宇宙の塵に出来る」と発言。

それによって『悟空』は『20倍界王拳のかめはめ波』を放つが左手を少し焦がしただけ。
切り札の『元気玉』を何とか作り何とか直撃。「フリーザを倒した」と喜ぶ悟空達一同を見て

髭人「やった――――!フリーザを倒した――――!」

と、同じく喜んでいた。

髭人「ナメック星の人達沢山死んだけど
 ピッコロがいるから地球のドラゴンボールで元通りに出来るな」

なんてその後の事をのんきに考えていた直後の

「フリーザだぁ――――!」

崖の上に立つ『フリーザ』を見て俺も震え上がったわ。

すかさず『ピッコロ』が胸を貫かれ倒れた。
『元気玉』を食らったのに決定的なダメージを受けている訳でもなく
まだピンピンしている『フリーザ』
当然、死にかけたというのだから怒りをあらわにしている。

『クリリン』は『悟空』の名を叫び爆散させられた。

髭人「こりゃ悟飯も悟空も殺されるわ…ドラゴンボール終わった…」

あまりの『フリーザ』の強さに当時小便をりびりる思いをしたわ(苦笑)

そこからの『悟空』の異変…からのスーパーサイヤ人覚醒

髭人悟空、遂にキタ―――――――!!」

『フリーザ』その激戦の後、倒した「悟空」

髭人「バーダック!望みがかなってよかったな―――!」

と、「たったひとりの最終決戦」を見ていて涙した視聴者も満足する。素晴らしい!

「ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜」

はさ。

「父から子に受け継がれるサイヤ人の熱い魂」

なんだよね。

当時の「鳥山明」氏も感動して原作でバーダックを
フリーザの回想として一コマだけ逆輸入って形で取り入れていたのもまた感動を高めてくれるんだよなぁ~。
(連載は『ベジータ』達との『フリーザ』第一形態との戦いに入ったぐらいに
 放送されたんじゃなかろうか?)


「バーダック」&「トランクス」TVスペシャル編集バージョン(YouTube)






「たったひとりの最終決戦」&「残された 超戦士・悟飯とトランクス」の編集動画
熱い!当時の気持ちがよみがえる!!
ドラゴンボール愛に満ち溢れそしてその編集技術の素晴らしさ
製作者には握手したい。


それがよ…
「エピソード オブ バーダック」では
実は『バーダック』は死んでおらず生きていてタイムスリップって何?
吹っ飛んだはずのバンダナまたやってますって何?
怒ってスーパーサイヤ人になりましたって何?
そして『フリーザ』の先祖の一人を倒しましたって何?

「ドラゴンボール-」では
死の予感って何?
甘さがうつったって何?


「ドラゴンボール」のマンガ連載時はに逆輸入して読んでいた人たちを

「おお!バーダックが出た―――!」

って喜ばせてくれたのにな…
また後で描くことになるんだけど…はぁ…
優良なアニメオリジナルキャラを原作者自身が改悪するなんて珍しいわな…

ただ、ここまで「たったひとりの最終決戦」の『バーダック』上げをしてきたけども…
冷静に言う部分もある。
たまにネット上で

「バーダックに憧れる」とか「バーダックのようになりたい」

とか言う人がいるけど

「それはやめておけ」

と言わせていただく。
髭人だってなりたくはない。

ハッキリ言ってしまえば
「たったひとりの最終決戦」の『バーダック』は人としてはクソ野郎なのだから…
ただ単にキャラとして好きなだけだ。
ここにきて下げるなんてどういう事だって思う方がいるかもしれないが
キチンと説明するのでちと待って下さいマシ…

何故なら戦闘力が低いとはいえ自分の息子を「クズ」呼ばわりして、
会いにいくこともせず、
自分が好きな戦いに明け暮れ、他民族を滅ぼす事を何とも思わない戦闘狂なのだから。
もし『フリーザ』が

フリーザ「地球という星は良い星ですね。
 高く売れそうです。
 ですからそこでの地球人という原住民どもを一匹残らず始末してきなさい」

と、命令していたら『バーダック』とて地球で破壊活動を嬉々として行っていたことだろう。
現に「ドラゴンボールZ」では『バーダック』ではないがサイヤ人全体に対して劇中で評していた。

悟空「罪もない者を次から次へと殺しやがって…
クリリンまで…
俺は怒ったぞ。フリーザ―――――!!」

略…

フリーザ「罪もない者を殺しただと?偉そうなことを言いやがって…
 貴様らサイヤ人は罪もない者を殺さなかったとでもいうのか?」

悟空「だから滅びた…」

フリーザ「オレが滅ぼしたんだ。サイヤ人はなんとなく気に入らないんでね…」
悟空「今度はこの俺が貴様を滅ぼす」
 (悟空、カッコ良すぎ…)

そのような滅びて当たり前のサイヤ人の1人である『バーダック』が
飽くまで戦闘好きとしてボロッボロになりながらも
未来を変えるべく強者という『フリーザ』に立ち向かっていく。
そして、全く歯が立たず敗北。
最終的に息子に遺志を託して死んでいく姿がいいのである。
人としてどうかではないのだ。

そんな『バーダック』を見た少年たちは深く心に刻み付け、
今でも愛されるキャラクターなのだ。

「エピソード オブ バーダック」さんよ~。
人の熱い思い出に水をひっかけるのやめろよ。マジで。
上記で言った息子に託した想いを自分で回収してど―すんだよ。

仮に『バーダック』の墓があったとして
態々ほじくり出して骨を拾い上げ、肉をくっつけ

「これはバーダックです」

って言っているようなもの。
勿論、魂が抜けているからそのままじゃ動けず、糸を付けるしかない。
上手い使い手ならマリオネットをまるで生きているかのような動かす事も可能だろうが
この「バーダック」はない。
三流がそれっぽく見せかけただけの「バーダックソ」である。

ピピピピピピピピピ(戦闘力0)

「クズが…」


心に突き刺さる希望の『バッドエンド』の「たったひとりの最終決戦」
心を突き刺す絶望の『グッドエンド』の「エピソードオブバーダック」

そんな差があろうとは…

個人的に言わせてもらえれば
「エピソード オブ バーダック」は単に

「『バーダック』をスーパーサイヤ人にさせる」

というのが主目的だったんじゃないかって思うね。
ifだろうがパラレルだろうが一度スーパーサイヤ人にしてしまえば
いくつもの形態があるスーパーサイヤ人に「バーダック」も参戦出来る。
当然、それにより金儲けが出来るという理由。
非常に手軽で非常にオイシイ。そりゃ病みつきになるよな。

「スーパーサイヤ商法」

とでも呼ぼうか?

現に公式はもうこの設定をウッキウキで鼻歌が聞こえてくるようなレベルで
取り入れちゃってゲーセンのカードゲームなんかで
「バーダック」が余裕でスーパーサイヤ人化しているからな。
今では「バーダック」はスーパーサイヤ人2になっているらしい。
こりゃ、3や4などの形態になるのも時間の問題か…

はぁ…
(2015年7月22日追記、ゲームではスーパーサイヤ人3になったとの事…
 髭人の予想は現実になるか…スーパーサイヤ人ゴッドにも、
 スーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人にもなるな…)

そういえば、ハリウッドの実写版「DRAGONBALL EVOLUTION」の脚本家が

「金が目にくらんだ」

って作品に対しての思い入れもないのに金で作ったってな事を認めて
謝罪していたけどこれを作った人たちも似たようなもんなんじゃね?

「『バーダック』でスーパーサイヤ商法をやるから
『バーダック』をスーパーサイヤ人にするお話を作れ。
 金なら出す」

的な感じでね。
でなければ、あんな作品作れないでしょ。
素直に認めるだけハリウッドの実写版の脚本家の方がマシだわな。
あまりにも低次元な争いだが…


次に
「ドラゴンボール-」の主目的はやっぱり
単に『バーダック』を自分なりに描こうとしか考えてない自己満足の作品。
さらに人気を高めようという意識は一切ない。

「-」の『バーダック」』ただの家族思いの良キャラでしかない。
分かりやすく言えば

『どこにでもありふれた平凡な良キャラ』

これじゃ、少年たちの記憶には鮮烈に残らんわなぁ…
(俺には別の意味で記憶に残ったがな…)

別のスピンオフマンガの事をネタで

「自分の事を野原ひろ○と思っている一般人」

なんて揶揄する声が
「エピソード オブ バーダック」&「ドラゴンボール-」に関しては

「自分をバーダックだと思いこんでいる一般サイヤ人」

って思えてくるわ。

こんな生ぬるい『バーダック』では傷だらけで
『フリーザ』に立ち向かう闘志を見せられないだろう。
仮に『ドドリア』に重傷を負わされたのなら建物内の床で
気絶したまま『フリーザ』のエネルギー弾で
『惑星ベジータ』ごと死亡しているに違いない。

何故、「鳥山」氏自身が
昔に「感動した」という『バーダック』を自ら傷物にしてしまうのだろうか。
「たったひとりの最終決戦」について

「僕だったら絶対描かない話。いい意味で違うドラゴンボールを見ている感じがする」

っていうコメントを残していたのに、
なぜ敢えて描かないものを自分流に描いてしまったのだろう。
(描かないってか描けないだろ)
wiki見たら鳥山氏は後に自分の作品に『バーダック』を登場させたことすら覚えてなかったのだとか…

……(絶句)

そんな自作品に対しての痴呆老人みたいな方が
なんで『バーダック』作品を作ろうと思ったのだろうか?
そういえばハリウッドの実写版ドラゴンボールに対して鳥山氏はこんなコメントを残していたそうだな。

「脚本やキャラクター造りは
原作者としては『え?』って感じはありますが、監督さんや俳優の皆さん、
ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として
鑑賞するのが正解かもしれません」

だから、この『バーダック』は
別次元の『新たったひとりの最終決戦』として鑑賞するのが
正解ってことなのだろうか?
そんなスタンスで物を作っているのなら
もう元の次元に戻ってきてほしくないのだがな…

当然、原作者だから「これが俺のドラゴンボールだ!」って言うのなら決して否定はしない…
だが、かつての少年たちを熱くさせた「ドラゴンボール」を「鳥山明」氏自身が理解してないんだな…
ってのを露呈した結果となったなぁ…(悲)

結果的にネット上の一部では

「鳥山明は原作者に謝罪しろ!」

なんてネタが囁かれる始末である。

そういったお方が「ドラゴンボール-」の後に
『バーダック』と直接的な関係を持つ『フリーザ』が出て来る映画の
「復活のF」の脚本をする…
どんな出来になるかなんてのは言わずもがなだわな(涙)

もうストーリーに関わる物など作らず
ドラクエなどのデザインだけの仕事を専念していてほしいわ。
それとも公式から言われてんのかな?こんな風に…

「鳥山さん、『バーダック』の作品作ってくださいよ~。
 ファンなんかちょろいんですから作品の出来なんか気にしちゃいません。
 『鳥山先生が関わった』という事実だけがほしいんです!
 お願いします!お金儲けをみんなでしましょう!!」


愛がないよな。
そうだ。とある小さなマンガで

「私は明日しか見ない性格だから過去(終わった事)に関心がない」

みたいな事を言っていたな。
いやいや、仕事なんだから引き受けた時点で興味持てよ。
持たないなら受けるなよ。
忘れたというのなら思い出せよ。

はぁ…ゲームオリジナルキャラでスーパーサイヤ人3でも4でも何でもやればいいのに…
何故に『バーダック』を巻き込むのか?
まともに『バーダック』を描けるような有能な人がいないのならそっとしておいてくれよ…
頼むから…

それにしても便利な魔法の言葉だな。

「if」「パラレル」「別次元の新○○」

髭人も何か困った時にこれを使おう。


『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』で泣き
『ドラゴンボール エピソード オブ バーダック』でも泣き
『ドラゴンボール―』でも泣く。

すごいな。トリプル涙だぜ。(意味合いは全く違うがな…)


しかし公式は無責任だわなぁ~。
「ドラゴンボールGT」というものがありながら
「ドラゴンボール超」にて「GT」をなかった事にするような設定にしてしまっている。

「ピラフ一味の若返り」「スーパーサイヤ人ゴッドの存在」
「邪悪龍の願いの数」「界王神とキビトとの分離(ドラゴンボール使用で)」など…

上書き保存すればいいんか?しっかりつなぐつもりあんの?
髭人は「GT」は好きではないが、生み出された作品である以上はそれをキッチリと受け止めるべきだと思う。
だってさ「GT」を好きな人だっているのだから…
そういったファンたちに対して作品を蹂躙してなかった事にするとか酷いにもほどがあるだろう。


『バーダック』もこんな金の為に安易な新作が垂れ流し続けられる状況になると
予知夢で見たら怒りで間違いなく立ち向かっていくんだろうな…

バーダック「公式ぃぃぃ!出てきやがれぇぇぇ!俺は貴様が許せねぇぇぇぇ!」

すると宇宙船から公式が静かに現れ、「バーダック」はようやく会えたと笑みを浮かべつつ気弾を溜める。

バーダック「これで、すべてが変わる。
 このドラゴンボールの運命。このオレの運命。カカロットの運命。そして貴様の運命も…
 これで最後だ―――――!」

放つ光弾。しかし、公式の光弾が一気に大きくなり『バーダック』の光弾を吸収し
『バーダック』を飲み込んでいったのであった…

公式「ホーッホッホッホ!ホラ!見てご覧なさい!原作者さん!脚本家さん!
 こんな美しいお金ですよ――――!」


……

企業だから金稼ぎをするという姿勢は否定しない。
ただ『バーダック』の魅力をより引き出そうとか
更に深みを出そうという熱意やコダワリを微塵にも感じられない。
楽して儲ける為だけに新たに生み出された存在でしかないのだろう。

スーパーサイヤ商法の犠牲者『バーダック』

悲しいなぁ…本当、悲しいなぁ…

『フリーザ』や『未来トランクス』が人気キャラ引っ張り出される「ドラゴンボール超」
『バーダック』にまでその魔の手を伸ばして来る可能性もあるなぁ…
お、恐ろしい…

『バーダック』に限らずこのままグッチャグチャにされ続ける「ドラゴンボール」が
どこに向かいどこに終着するのか…
それを傍観者として遠い目で眺めてみようと思う…

『トオロ』の死に際の言葉がこだまする…

トオロ「お前に、未来を予知できる幻の拳を放った。
 お前ら一族の行く末が見えてくるはずだ。
 言っておくがお前らには呪われた未来しかないぞ。
 我が一族と同じように滅び去るのみなのだ。
 その未来の姿を見てせいぜい苦しむが良い。ハッハッハ!!」

 絶賛、呪われた未来を満喫中だわ…
 涙、涙、また涙。


(この部分、2018年10月追記)

 2018年の12月に「ドラゴンボール」の映画が放映されるとの事。
 サブタイトルは「ブロリー」
 脚本家は「鳥山明」氏
 何だかネット上でのブロリー人気を聞いて自分で描く事にしたらしい。
 ブロリー人気を伝えた奴は『ブロリー』に岩盤に叩き付けられろ!

 その現状では予告編が動画として出ていて
 そこで『バーダック』が登場するのだ。
 そこは鳥山氏のものだから
 「ドラゴンボール-」の
 『バーダック』と『ギネ』が『カカロット(悟空)』をポッドで発射して見送るシーンだ。
 映像としてそちらを取り入れてしまうか…
 って残念な気持ちにしかならん。
 実に「鳥山明」氏は罪作りなお方だなと…
 こんなん後でもめるだけやん。

 その映画などで初見の人が

 新しいファン「バーダックって悟空の父ちゃん!凄いいい奴!大好きだ!」

 と思って、以前の『バーダック』の存在を知って
 「たったひとりの最終決戦」を鑑賞した結果

 新しいファン「酷い!他民族を滅ぼすなんて!
  こんなの『バーダック』じゃない!」

 なんて荒れるセリフを吐くのは目に見えているわ。

 新しいファン「こんな『バーダック』は最低だ!
  元々アニメのオリジナルキャラだろ!
  こんなのに影響を受ける奴は頭がどうかしている!
  こんなの好き奴は老害でしかないッ!」

 って言って昔のバーダックファンを煽るけど

 古いファン「いやいや『たったひとりの最終決戦』の
  『バーダック』はアニメオリジナルの方が先に生まれて
  鳥山先生が影響を受けて後で漫画の方が逆輸入したんだぜ」

 新しいファン「えっ!?
  そ、それはあんな『バーダック』で当時のバカが盛り上がっているのを知ったから
  鳥山先生もあんな『バーダック』を取り入れざるをなかったという
  いわば苦しみのファンサービスさ!(震え声)」

 なんて事にもなるのだろう…
 いい事ないだろうに…
あ~あ…


さて言いたい事は言い切ったから
そんな長文の駄文の最後に髭人からメッセージを送ろう…

ifでも別次元でもないオリジナルの「バーダック」よ。

良い夢を見させてもらったよ…


本当にありがとう。




「『貝獣物語』シリーズとは一体なんだったのか?」 by 髭人

2014-05-27 06:47:44 | レビュー・考察 (総合)
大貝獣物語」や「大貝獣物語II」でボロクソに言ったが髭人自身
貝獣物語」シリーズが好きなのだ。

「貝獣物語」は「攻略本」「不完全攻略本」「ゲームブック」「サントラ」
「大貝獣物語」は「攻略本」2冊
「大貝獣物語II」は「攻略本」3冊、「サントラ」「ゲームブック」

  

と所持している。決して嫌いではない!
それは誤解なきように!!

では何故好きなシリーズにも関わらずそんなにド酷評をしたかというと

「好きだから、悪い部分を目つぶって絶賛!!」

なんて事は髭人には出来ない。
勿論、ファンだから少しぐらいなら許容してしまう所は確かにある。
「大貝獣」もきつかったが
「大貝獣II」に至っては完全に我慢の器を決壊させたからだ。

―――注意―――
これから先は髭人の実に見苦しい怨嗟の文章となりますので
見たくない人はブラウザを閉じるのが賢明。興味本位の方もやめるべき。
読みたいって物好きな方だけ多大な覚悟してからお進み下さい。


「大貝獣物語II」の度を越した酷さはフォローしきれないほどだが
製作がどういう状況だったかは1996年という時代から考えればある程度、推察はできる。
1996年と言えばスーパーファミコン末期。
既にプレイステーションやセガサターンなどの次世代機が発売され軌道に乗り始めてきた頃だ。
(PSは1994年12月3日、SSは同年11月22日の発売)

「大貝獣物語II」wikiを見たところ12万本販売したとのこと。
10万以上も販売していれば現在のゲーム市場を考えれば売れている方と思えるかもしれないが
当時からすればこの数字は物足りない。

1994年12月22日発売の「大貝獣物語」は
30万本売れていて、定価は「10800円」

スーパーファミコンのソフトの定価は9000円もするのがザラだった。
「Ⅱ」は定価が「8200円」
これは次世代機のソフトの安さから対抗せざるを得なかったのだろう。
当然、ゲームのボリューム、キャンペーン等を考えるとⅠよりも多くの制作費が費やされたに違いない。
(サントラ、スタンプラリーコンプ者への貯金箱が先着3000名、ボンボンでギャグマンガ掲載)
だからこの「8200円」はかなり無茶な価格設定だという事が伺える。

ちなみに1996年に発売された主なPSやSSのソフトってのは

3月29日「機動戦士ガンダム Ver.2」(PS)
同日「鉄拳2」(PS)
5月17日「スーパーリアル麻雀PⅥ」(SS)
6月28日「ザ キングオブファイターズ95」(PS)
同日「餓狼伝説3」(SS)
7月12日「ポポロクロイス物語」(PS)
7月19日「ときめきメモリアル forever with you」(SS)
8月2日「大貝獣物語II」
8月7日「ストリートファイターZERO2」(PS)
11月29日「電脳戦機バーチャロン」(SS)

調べてみて驚いた。
ここ数年で好きになった「ポポロクロイス物語」は「大貝獣II」より先の発売とはな。
「ポポロ」の方はキャラはドット絵で良く動き、表情も豊か、技の声を喋り、ムービーもある。
ストーリーは心に響く。そして何より安い!!
「大貝獣II」は?

……。

製作の規模が違うからあまり強くは言わないが。(十分言っている)

そして売上は12万本。
ナンバリングタイトルの続編が出てない所から鑑みると「爆死」だったのだろう…
ゲーム事情の急変。
その状況の厳しさは理解できるが音楽以外の内容はファンの俺でも擁護できん。


その後の貝獣シリーズの動きを追っていこう。

1997年頃「大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーン」カードゲーム発売
1998年3月5日「大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーン」ゲームボーイ発売
1999年2月26日「ポヨンのダンジョンルーム」ゲームボーイ発売
1999年3月19日「大貝獣物語 ザ・ミラクル オブ ザ・ゾーンII」ゲームボーイ発売
2000年6月2日「ポヨンのダンジョンルーム2」ゲームボーイ発売
2000年頃「カードファイトVマスター」カードゲーム発売
2007年「大貝獣物語MOBILE」携帯アプリ配信

髭人はこれらを全てスルーした。
カードゲームは買い揃えなければならないので金がかかりすぎる。
ポヨン2作品はゲームボーイ未所持という事で購入しなかった。
MOBILEは当時持っていた携帯の機種が古くプレイできないのでダウンロードしなかった。
キャラ絵の変更と1枚絵が追加されているだけでストーリーは変わらないという携帯アプリらしいし…
とは言え一番の理由は「大貝獣II」で愛想が尽きていて金や面倒をかけてまで欲しくはないと至ったからだ。

だが、貝獣系の掲示板を見てきてそれらについての情報は少しは知っている。
挙げてみよう。

・「大貝獣物語 ザ ミラクル オブ ゾーン」
「大貝獣I」や「II」に出てきたキャラの後日談が少しあるようだ。

Ⅰで出てきた『キララ』に娘がいる。
名前は『クララ』
『キララ』は『コルドバーン』の王女という立場上、世継ぎの問題があるので
結婚して『クララ』という子供をもうけた。ここまではまだ分かる。が…

「子供を産んだら即離婚。理由はIの勇者にまだ惚れていて忘れられないため…」

は?

このキャラに愛皆無のテキトー設定…
王族だから独身を貫き続ける訳にはいかないっていうのは分かるが『キララ』自身が望んでないだろ。
『キララ』は火の貝の勇者との再会を待ちわびているのか?
Iの劇中、別に勇者と関係を持っていたとかそもそも恋愛フラグさえ立っていたわけじゃない。
『キララ』のただの片思い過ぎない。
それに火の貝の勇者はプレイヤー自身だから全員『キララ』ファンとは限らない。
『リンダ』だって『トキア』だっている。
中には『グジュー(クシューラ)』だっているかもしれないだろ。

ちなみに『トキア』も「大貝獣Ⅰ」で「勇者が好き」アピールしていたが
カードゲームでロクな経緯もなしに子供がいるそうだ。
いきなり子持ち発覚なんてファンの心抉り過ぎだろ…。

そのカードゲームは流行ったのかは髭人は知らない。
カードゲームを題材としたマンガ化もされたそうだが…
本当に流行ったのなら現在でも貝獣シリーズは作られているだろうから
当時それなりにヒットして低空飛行を続け…
潰えたのだろう…

・「ポヨンのダンジョンルーム」
タイトル通り『ポヨン』を主役にしたダンジョン探索のRPG。
「貝獣」シリーズって世間にそれほど認知されてないのに
メインタイトルを省略し『ポヨン』をスピンオフってのはあまりにも早計なんじゃないか?
「ポケモン」の『ピカチュウ』を主役としたゲームがあったが
貝獣ファンでもなければ『ポヨン』なんてしらねーだろ。
裾野がまるで広がってない『貝獣』の1キャラをピックアップしてどうなる?
まずは広く浅くだろ?
そこから人気を集めてから狭めて深くするべきだろ。

というか能動的ではない『ポヨン』の主人公起用は疑問。
大魔王とか襲ってきて自分から立ち向かおうとしないキャラはダメだろ。
真面目で行動的な『バブ』もしくは怖がりはするが頑張ろうとする『クピクピ』ぐらいじゃないと
目の前に魔王がいても飯の匂いがしたらそっちにいきそうな『ポヨン』ではさ。

ちなみにそのゲーム内にクイズがあって

Q.大貝獣物語IIIは出る?

という問いがあるそうだ。

A.21世紀or秘密

が正解らしい。
スタッフ自身は「大貝獣III」を出したくて仕方ないのだろう。
諦めてはいけない!
21世紀はまだ80年以上もあるから気長にやってみてはどうだろうか?(テキトー)


・2007年「大貝獣物語MOBILE」携帯アプリ配信
フィールドがなく、ダンジョンメインで構成され、1枚絵が多数追加されているが…
巷で鬱ダンジョンで有名の『バイオベース』を入れているらしいんだよね。

(閲覧注意!!)「『バイオベース』セリフ集

繭にされた人々が嘆き苦しむ姿の1枚絵はあるのか?(やめろッ!!)
せめて、バイオベースの人たちは皆、救われたって展開にしたのか?(そんな情報はない)

1994年から13年の月日が経過しシリーズがほぼ止まったような状態だから
心機一転、楽しくなる世界観を展開させるのかと思いきや…
プレイヤー同士で散々語られたグロを繰り返す…
やめるとか…せめて修正すらしないの?
グロやら残酷要素はそこにあると聞いていたら普通の人なら避けて通るのだから。
そんなんで起死回生なんてできるわけねぇだろ。

「『バイオベース』がなければ『大貝獣物語』じゃない!」

なの?
「貝獣」というコンテンツが完全に末期なのを分かっているのに?
自らの手で最期のトドメを刺そうとしているようにしか思えない自殺願望的判断だな。

ちなみに「大貝獣II」のモバイル版は出ていない。



では、本記事のメインを進めよう。
貝獣物語シリーズの
「大貝獣物語II」の攻略本等で製作者様がインタビューで言いたい放題だった件を
9項目してにまとめたよ――!
(個人的には全文載せたいぐらいだが)

①『一家に一本、大貝獣物語』
②『貝獣はシェルドラドをナビする素敵な妖精』
③『私はシェルドラドに行った事がある』
④『抱負としては某メーカーの打倒FFなんでしょうね』
⑤『子供からお年寄りまで楽しめるゲームに』
⑥『悪役の魅力を引き出せれば作品は面白くなるんです』
⑦『ゲーム作り、それはとても魅力的なこと』
⑧『ゲームだけにとどまらずいろいろなところで展開していきたい』
⑨『大貝獣物語IIIの構想はある』


インタビューを見て「I」や「II」のストーリーを振り返って、初見の俺の素直な感想

 「何、言ってんだ?コイツ…」

では、1つ1つ取り上げてみよう。

①『一家に一本、大貝獣物語』

一家に一本って事は一家全員が体験するのが当たり前って事だろう。
例えば「ポポロクロイス物語」を子供がプレイしていたとしよう。

子供「お父さん!お母さん!ガミガミ魔王の城に着いたよ」
母「ナルシアと白騎士が新しく仲間になったのね」
父「じゃぁガミガミ魔王をやっつけて知恵の王冠取り戻せるかな?」

そんな一家団欒風景が目に浮かぶのは容易だ。
一方「大貝獣物語」の場合

子供「お父さん!お母さん!バイオベースに着いたよ」
母「繭に人が包まれてて苦しそうだけど助けられないの?」
父「無理…みたいだな…」

一家全員どんよりするわな。
こんなヘドロ、一家に一本、必要か?
俺が父親なら子供にプレイさせたいとは思わん。
寧ろ子供がプレイしていたら止める!


②『貝獣はシェルドラドをナビする素敵な妖精』

3貝獣が髭人の目の前に現れて、こんな事を言ってきたら…

バブ「髭人さん!
 グレートノーム様のおかげで貝獣仙人様がわざわざ召喚しなくても
 シェルドラドと髭人さんとの世界との行き来が自由になったんです!
 ボク達が案内しますから一緒にシェルドラドにいきましょう!」
クピクピ「髭人さん!みんな一緒なら楽しいクピ!」
ポヨン「おにぎりもおいしいんだな」

髭人「無理無理無理無理!!いや、それはマジで勘弁」
バブ「どうしてです?」
クピクピ「僕達が嫌いクピ?」
ポヨン「酷いんだな…」
髭人「いくらバブやクピクピ達の頼みでもそれは絶対に、無理だわ。
 だってさ…
 まず、シェルドラド全域(大貝獣I)が2回も大津波に見舞われて、
 大陸の形が大きく変わって町も水没。
 当然、沢山の人が死亡。
 ガーディアン村の人たちはグジュー達に皆殺しにされたし、
 宇宙船で捕えられた人は、強い人は改造されモンスターにされ、
 弱い人は繭に包まれエネルギー吸い取られる上に、生きていても助かる方法はなくて死ぬしかない。
 霧の外の世界(大貝獣II)ではジョーダンに捕まった人は豚にされて調教されてたし、
 空中の大陸はバラバラになって地表に降り注ぎ外は暗くなるしさ。
 というか一歩間違えたら世界が破滅するような事が度々起こる超紛争地域に
 行きたくなるわけないじゃん」

バブ「で、でも、ボ、ボク達が髭人さんを守りますよ!ね?クピクピ?ポヨン?(震え声)」
クピクピ「そ、そうクピ。が、頑張って守るクピ!(震え声)」
ポヨン「そ、そうなんだな…(というかこの人、さっきぼくの事『達』扱いしたんだな…)」

髭人「はぁ?まぁ~もぉ~るぅ~?」
3人「ひぃぃッ!」

思わず震えるバブとクピクピ。意外にもポヨンも怯える。

髭人「守るつったってさ。
 君ら、ガーディアンの所の洞窟から出た時、勇者を敵に連れていかれたじゃん(大貝獣I)
 あの時、勇者は『グジュー』に仲間になれって拷問された挙句
 断り続けて液体漬けにされてたんだぜ。
 ちょっと遅かったらモンスターになっていたはず。
 次に敵の移動要塞が暴走して町に突っ込みそうになった時、君ら現場にいたけど(大貝獣II)
 (他に選択メンバー可能メンバーは『ルミエラ』『シャムル』『ポット』)
 何してたの?ねぇ?何してたの?」

3人「…」

髭人「何だよ。言えないのか…
 じゃぁ代わりに俺が言うけどさ。
 脱出しただけじゃん。
 町に避難勧告を出すとかもせずに…
 勇者の愛犬が身を挺さなければ町、終わってたよ。多くの人が死んでたよ。
 まぁ、シェルドラドでは多くの人が死ぬのは日常茶飯事だからねぇ。
 町一つ壊滅するのは蟻の巣1つを水浸しにするぐらいの感覚なのかなぁ?
 犬も重傷負って脳だけくり抜かれてロボ化させられていたし
 そりゃ自分の方が大事だよね~」

3人「…」

髭人「そんな君らを信用してシェルドラドに行って仮に怪我や死亡したりしても
 他の人達にはきっと自己責任、自業自得つって鼻で笑われるだけだよ。
 だから俺はシェルドラドには絶対に行かない!!ゴメンね!!(笑顔)」

バブ「うわぁぁ――ん!ボク達だって厳しい世界で頑張っていたんですよぉぉ~!
 うぇぇぇん!(涙)」
クピクピ「ヒック!そうクピ!ボク達なりに頑張った結果クピィ~!(涙)」
ポヨン「ううう…辛いんだなぁ…(涙)」

髭人「………。(言い過ぎたな…言い過ぎた…だが…)」

涙こみ上げてくる髭人、3匹を抱きしめた。

髭人「こんな可愛い貝獣を泣かせる世界に誰がしたぁぁぁ!
 ウォォ――!!(号泣)」


家族で『シェルドラド』に旅行した時、
一人ぐらい五体満足で帰れなさそうな世界に誰が行きたいんだよ。
貝獣ファンとてノーサンキューだわ。


③『私はシェルドラドに行った事がある』

これはⅡ攻略本ではなくカードゲーム表紙裏の生みの親のお言葉である。
髭人はネット上で貝獣ファンの人とやり取りしたことがあるけど
大抵、「〇〇が好き」という特定のキャラ好きの人がメインであり

「『貝獣』が好き」

なんていう方はあまりお会いしたことがない。
ましてや大貝獣をプレイしていて

「『シェルドラド』行ってみたい」

と、言った人は今の所、遭遇したことはない。

しかし原作者様はよく生還できたもんだね。
きっと想像を絶する色んな不幸を受けたり見て来たからこそ
あんなゲームになったんだろうなぁ…
取り敢えず『シェルドラド』から生還した偉大な原作者様に
髭人がかけてあげる言葉はただ1つ

「お気の毒様です」

実は足が義足だったとしても不思議ではない。


④『抱負としては某メーカーの打倒FFなんでしょうね』

予め言うけど「ファイナルファイト」じゃないよ。
ご丁寧にも「ファイナルファンタジー」ってルビが振ってあったからね。
大貝獣と時期的に近いFFシリーズと発売日順で並べて本数を比較してみると…

1994年4月2日の「FFVI」が255万本 (SFC)
1994年12月22日発売「大貝獣I」が30万 (SFC)
1996年8月2日発売「大貝獣II」が12万 (SFC)
1997年1月31日発売の「FFVII」が328万 (PS)

FF側、桁が違うね。
ライバル視するのは結構だが打倒したいのなら先にいる相手の現在地点を推定してそれに追いつくつもりでなくてどうすんの?
相手は止まっている訳ではないんだぜ。
「大貝獣II」の時点で「FFVI」に比較するようなゲームを出してさ。2年以上前のソフトやで。
相手の通過地点を必死こいて追いかけたところで相手を追い抜くどころか追いつくことさえ永遠に出来ねぇだろ。

ってか「大貝獣I」は「FFVI」の半年以上後の発売。
「大貝獣I」の時点で販売数はひとまず別にして「FFVI」超えていたと確信していたのかね?
そうでもなければ抱負だとしても打倒なんて身の程知らずの発言なんて出来まい…
もはや寒気すらするわ。

あればの話だけど「大貝獣II」のゲーム完成直後の製作者の飲み会に参加してみたかった。
いや、だってさ。
インタビューなんだから当然、シラフの状態で言っていたんでしょ?
酒を飲んで酔いが回っていたらとんでもない事になっていたなんて簡単に予想できるでしょ。
常軌を逸した大言壮語の大連発。

「FFなんて通過点に過ぎない」
「ゆくゆくは全世界のRPGは『大貝獣物語』の前にひれ伏すことにだろう」

ぐらいの発言はしていたって何ら不思議ではない。
俺はそのような発言を聞いて大笑いした後に、
それを言ったやつを涙ながらに思いっきり平手打ちしているだろうけどね。

「目を覚ませ!!
 『大貝珠物語II』のエンディングで
 『さっきまでの冒険は夢だったのか』と感じた主人公より先に
 お前らが目を覚ませ」

身の程知らずの野望って言うと
「ぷよぷよラ〇ド」を構想していた元「コ〇パイル」社長と同じ匂いがするな。
話をしたら意気投合出来るんじゃなかろうか。

大貝獣でFF打倒をほざいた方は、ゲーム業界にいる限り永遠にいじられる黒歴史発言だろうねぇ…
いや…ただの黒歴史どころか
ド黒歴史、髑髏歴史発言ともいうべきか?(その言い方は流行らない)

で、「FFVII」は「大貝獣II」の半年も経たないうちに発売している。
当時の時点で質問したれ。

「『大貝獣II』発売後半年を待たずして『FFVII』が発売されましたが
 次回作ではFF打倒は達成出来そうですか?もしくはどれくらい近づけそうですか?」

「大貝獣III」は21世紀中に出したいらしいからな。
いくら「FF」と言えど100年間シリーズ出し続けるのは困難だろう。
2090年ぐらいに「大貝獣III」しれっと出せばFFを打倒できるんじゃね?(テキトー)

打倒したかったのは売り上げではなくストーリー的な意味だったのかな?
新ハードが出てゲーム業界のストーリーはどんどん規模がでかくなっていった。
そんな時代の流れに追随しようとしたんだろうけど
そもそも貝獣達にそんな壮大さは不要だろう。
というか壮大にさせるにしてもキャラに沿う展開にするのは当たり前。
殊に大貝獣IやIIは

「ポケットモンスター」の『ピカチュウ』もしくは「妖怪ウォッチ」を『ジバニャン』を
「バイオハザード」の世界で冒険させるようなもの。

何故これをウケると思えるのか?
「バイオハザード」はキャラなどを世界観に合わせて作られているから問題はない。
何でカワイイキャラを非道な世界観に置くの?
と言うか目指すべきなのは「FF」じゃなくて「星のカービィ」路線だろ。

ま、「妖怪ウォッチ」に関しては貝獣シリーズ以上にやらかしているけどね。
アニメを軽く見ていた程度の知識しかないが
一時はポケモンを超えるぐらいの瞬間風速があったが
人気が出すぎて丁寧に作る事を忘れ
妖怪の粗製乱造、主人公の変更、舞台を2度も替え、その舞台替えに伴うキャラ変更などの
素人でも「それやったらアカンだろ」と分かる強烈な愚挙を繰り返し続け
路線を元に戻すも時すでに遅し…
4~5手ぐらい遅い。
そして、ガチのファン以外はほぼ誰も見向きもしないシリーズになり果てたと…

傍から見ている限り、
「妖怪ウォッチ」のジェットコースターレベルの急転直下ぶりは相当なギャグ。
多方面の展開を時系列で売り上げを絡めてまとめたら、面白い資料になるだろう。
恐らく、知名度から言って
キャラクタービジネスにおいて決してやってはいけないムーブとして
反面教師の教材として永久に残るんじゃなかろうか。

話を戻すが「大貝獣物語」2作品のように
可愛いらしい貝獣に反してグロテスク、救いがなく、凄惨な展開をテンコモリモリ!
そんなプレイヤーを散々、鬱な気分をさせてからのクライマックスが

「世界が滅びるから俺が犠牲になって世界を救う!」

だもんな…安易すぎるわ。
貝獣にナビさせたいというほど『シェルドラド』が魅力的なら

各主人公「大変だったけどまた行きたいな。シェルドラド」

って清々しく思わせるようなストーリーにしろよッ!

「大貝獣I」や「II」の主人公に火の貝が

火の貝「ボクと再契約して火の貝の勇者になってよ」

と言われたら快く首を縦に振ってくれるだろうか?
髭人がIIの主人公で平和にして戻って来てから

火の貝「またシェルドラドが危機が訪れようとしている。
 力を貸してくれ」

と、言われたら…

髭人「滅びろシェルドラド!
 うちの愛犬をロボットにさせたのがシェルドラドだぞ!
 アイツだって俺と一緒に帰りたかったのにロボット化されてしまって
 世間体を気にして我慢して残ったんだぞ!
 その時てめー何てった?

 『あれが自分で決めたことだ』だぁぁ?

 うちの犬のせいにしてんじゃねーよ!
 あれって何だ?物扱いか!?
 次行ったら今度は俺の何を奪うつもりだ?
 それに、世界を救って俺に何のメリットがある!?
 前回の冒険が終わってマッチョになっただけじゃねーか!
 てめーらの世界の問題だろーが!てめーらで何とかしろクソが!」

きっとそれを恐れて火の貝は主人公をまた拉致するんだろうけどね…(嘆息)


⑤『子供からお年寄りまで楽しめるゲームに』

あんな展開しといてねぇ…
貝獣ファンのオッサン一人、満足させられないで何、妄言をほざいてんだ。
今、全く同じものを発売しようとしたら
当時なかった「CERO」に『B』や『C』指定される可能性はあるんじゃないだろうか?
(『B』は12歳以上『C』は15歳以上)
そんな内容で子供からお年寄りまで?

老若男女をなめてんじゃねぇよ。


⑥『悪役の魅力を引き出せれば作品は面白くなるんです』

その発言自体は絶対にないとは言えないからない否定はしない。
が、生みの親は『ジョーダン』や『ドーン』が好きと攻略本で述べていた。

「『ジョーダン』抜きで『ドーン』引きだよ」

などという下らないダジャレを言っては見たけど連中の悪行を見たら失笑すら漏れねぇんだよ…
特に『ドーン』

・移動要塞を暴走させた張本人
・『メガロキング』の2度の改造
・『ソニア』殺し
・非のない一家3人を爆散
etc…

こんな事をするキャラを好きっていうんだからあんなシナリオもそうなるのも自然だわな。
ちなみにこれから一家殺害を行おうとする『ドーン』に対し『ギャブロ』が問う。

ギャブロ「ま まさか…?
 そんな事して 何が楽しいんだ!」

ドーン「…何が楽しい?…クククッ…
 全部ですよ…全部…

 あなたの思い苦しむ姿…
 人々の悲鳴…

 そのすべてが 私の快感となって
 全身をかけめぐるんですよ…

 さァ 人間たちよ!
 私に 快感をあたえておくれ!」

爆散。

ドーン「ア~~ッ…なんと言う快感
 生きててよかった…」

……。
『ドーン』はじめ製作的には魅力を存分に引き出したのであろう敵達を大勢見てきたが大体気分を害したぞ。

他者の人体や生命を弄ぶことを嬉々としてやる悪役に対して引き出せるような魅力などねぇよ。

製作者的には一体どの部分が面白くなったんだろ?
好きな『ドーン』がこんな奴ならこの手のイベントを見たプレイヤーの嘆きの声を楽しみ、快感に浸っていたんじゃないのか?

⑦『ゲーム作り、それはとても魅力的なこと』

伝えたいメッセージがあってそれだけの為にゲームを作ったってんなら
方向は完全に間違っていたけどその気持ち自体はまだ理解できる。理解はね。
だけどさ…

大貝獣2作品の「ニコニコ動画」にあるプレイ動画で残酷描写部分には

「うわぁ…」「これは酷い…」「マジかよ…」

などと「引く」コメントが目立つ。
これが普通の人の自然な反応だと思うんだよね。
こんなものを魅力的と思ってゲーム作っていたのか。


⑧『ゲームだけにとどまらずいろいろなところで展開していきたい』

某掲示板ではトラウマゲームやエンカウント率が高いゲームのスレッドの常連にはなっているよ。
但し、そこだけしか活動の場がないが!


⑨『大貝獣物語IIIの構想はある』

髭人が予想するなら…
そうだな…

妄想「大貝獣物語III」by髭人


学校帰りの男女がいて、火の貝に「II」の主人公同様、拉致される。
それで何らかの拍子で貝獣村ではなく別の所に召喚され敵に襲われ
女は敵に捕まり、男は助けられて無事。
その後、女は洗脳されて敵として現れ、何度となく主人公たちを苦しめる。
当然、大貝獣名物の鬱になるようなイベントはてんこ盛り!!
場合によって洗脳時の女が村などを襲撃して人殺しに加担しているとかね。
で、中盤辺りで主人公の奮闘に寄り洗脳が解けて仲間になるが
最後、ラスボス倒したら主人公が死にそうになって女が庇って主人公は助かる。
最期に

女「主人公君、ずっとずっと好きだったよ」

と、言い残して…
死ぬ。


後、1つ
「II」の『ドーン』は「ドラゴンボール」の『フリーザ』っぽかったから…

妄想「大貝獣物語III」by髭人


昔はケンカなどしてライバル関係にあった友人と一緒に火の貝に拉致されて
『シェルドラド』の危機を救ってくれって話で協力する事にしたんだけど道中
友人が敵側に捕まり洗脳されて敵側として登場。
何度となく主人公たちを苦しめ、無関係の人々すら傷つけるの辞さない外道っぷり。
だが、主人公は友人こう言う。

主人公「もしかしてお前…わざと洗脳されたんじゃないのか?」
友人「そうだ。お前とはライバル関係だった。
 しかし、お前と一緒にいると楽しい気分になれた。
 それが許せなかった…だからアイツらに協力する事にしたんだ!
 お前と本気で戦うために!」

で、主人公に負けて
友人「頑張れ。主人公、お前がNO.1だ」

と、認めた後、

友人「今まで悪行を重ねすぎた俺だ…責任はとる!」

ラスボスに対して壮絶な自爆攻撃をして
死ぬ。


どうです?
大貝獣スタッフならやりそうではないですか?

………。

考えていて腹が立ってきたわ。
なんだよ。「大貝獣スタッフならやりそう」って…
愛する貝獣が出る作品に残酷描写+そんなチープな自己犠牲するような流れを
髭人の中に定着させたことがどれだけ腹立たしいかッッ!!

「III」の構想があるっていったって
どーせ髭人が上記で考えた通りの

「不必要に重い悲劇を過剰なほど繰り返し
 最終的に自己犠牲を見せることで感動を誘おうという安直な作品」

になっていただけだろ。
苦虫噛みつぶしまくり、苦渋飲みすぎで胸焼けしているレベルなんだが…
プレイヤー全員に付録で胃薬を配れよ。


さて「大貝獣2」インタビューで製作者が言いたい放題だった件に対して感情的にツッコミを入れたので落ち着いた。
では、ここで若干、製作側の『貝獣』に対しての印象などを
ゲームでの展開やインタビュからー分析してみた。
順番に

[1]製作側貝獣好きじゃなかった説
[2]製作側が本当に作りたかったんじゃなかったと思うRPG
[3]髭人が望ましいと思う貝獣物語
[4]最後に


[1]製作側貝獣好きじゃなかった説

貝獣軽視が目立つ印象が個人的にあるので『貝獣』について好きではなかった説を提唱する。
いくつかの項目がある。

・貝獣なしで成立するパーティ
・ロクに明らかにされない貝獣の設定
・『貝獣』以外にいるシェルドラド内の人外
・「人間」重視の展開
・貝獣を滅ぼそうする発言をする敵達
・貝獣に触れて気持ち悪い発言する味方キャラ
・サイドストーリーがない貝獣たち
・貝獣たちだけお粗末なエンディング

・貝獣なしで成立するパーティ

「大貝獣物語」2作品をプレイしていて違和感があった。
それが何か明確に分からなかった当時は自分自身に

「貝獣物語シリーズだから…」

と、自らに暗示をかけるようにしてプレイしていたからそこまでではなかったが
暫くしてからハッと気づいたのだ。

 「パーティに貝獣がいなくても成立するじゃん」

仲間候補は計12人いる。
その内、中身が貝獣であるポットを無理矢理貝獣に含めても4人。
3人をパーティとして連れ歩くのだから貝獣を除いたって成立するわけだ。
(『バイオベース』時、勇者が連れ去られ
その際、仲間4人でパーティを組むがそれでも貝獣なしでも編成可能)

「大貝獣」の「1」や「2」は魅力的なキャラは確かにいる。
『キララ』『リンダ』『トキア』『ルミエラ』などだ。(女子キャラばっかやんけ)

「『大貝獣』いうのに『貝獣』0でも『大貝獣』名乗るのはダメだろ」

『貝獣』についての『物』を『語』ってないのに「大貝獣物語」なの?
 
例えば「ポケットモンスター」「デジモンアドベンチャー」など
モンスタータイトルのゲームで
モンスターを連れず人間だけのパーティでも成立出来たらどー考えてもおかしいだろ。

上記、魅力的キャラは別に「貝獣物語」以外に入れたって問題ないのにねぇ…


・ロクに明らかにされない貝獣の設定

「大貝獣物語」2作品をプレイしてきたが
『貝竜』だとか強そうな存在はあれこれ新要素が出て来たが
肝心の『貝獣』自身の設定はまるで明らかにされない。
髭人がゲーム内描写等で知っていることと言えば…

・体に付いた貝の中に入る事が出来る。
・貝には入れるがそれが家替わりではなくしっかりとした家を作って生活する。
・畑に作物を作って食料とする。
・貝が割れると生きていけない。
・その貝は特別な浜辺にだけ存在する。

以上である。

え?これだけ?
しかも、5点中、下の2点は攻略本の中のスタッフの裏話で明らかになるという始末。
あれこれ気になる事はあるだろ。

・どのような種類や種族があるのか
・身長、体重、寿命など身体にかかわること。
・貝獣村での生活サイクル
・特別な慣習
・一緒に暮らすのならその注意点
・容姿以外での人間との明らかな違い

ストーリーを描くこと最優先で
『貝獣』がおざなりにされたとしか思えん。

設定という点で言うのなら
『キララ』のバストサイズは87(自称)。
貝獣差し置いて出すべき内容か?

ちなみに『バイオベース』の繭に包まれた人のセリフなどから探れる『バイオベース』関連の設定。

・『ギャブ・ファー』一味に捕らわれた人は強い人と弱い人が選別される。
・強い人は生体改造が行われモンスター化させられ弱い人は繭に包まれる。
・繭にされた人は基地に栄養エキスを吸収される。
・繭にされると初めは気持ちいいがやがて苦痛に変わる。
・繭に包まれた人の体が溶かされ繭が体の一部になっている。
・自分が自分でなくなっていく感覚になる。
・最終的に繭と体は同化してしまい意識もなくなる。
・基地が止まれば基地の一部である繭も死ぬ。当然、繭に包まれている人も死ぬ。


ゲーム内で8個も…
後、これはセリフなどはないが生体改造の手術室があり『血の匂いがプーンとした。』
などとメッセージが出てくるので血が噴き出るようなグロテスクな事が平然と行われたのだろう。
しかも、『ギャブ・ファー』一味のやる事だからその人に麻酔なんかかけないだろうし
被験者にとっては筆舌尽くしがたい地獄がそこであった事は想像に難くない。
そして、モンスター化させられているのだから
ゲーム内で今まで普通に倒してきた敵モンスターの中には元人間が多数、含まれていたことだろう。
 
開発者は『貝獣』よりも『バイオベース』が好きかどうかは分からんが
少なくとも『貝獣』よりも『バイオベース』の方に注力していたとしか思えない。


・『貝獣』以外にいるシェルドラド内の人外

「大貝獣I」の人間以外の種族

 『狼族』(ガロウ)、『へクス人』(ザルドン)、『鳥族』(バード)、
 『モグール族』(プー)、『オーク族』(ピッギー)、
 『サボテン族』(アロエス)、『ロボット』(ロボット君)、
 『シーマン族』、『熊族』、『カメレオン族』
 『魔族』(ギャブ・ファー、グジューなど…)


多すぎだろと…
『貝獣』自体がシェルドラドで不思議な生き物だそうだが
他にも沢山、不思議な奴らいるじゃねーか。
コイツらがいる事で『貝獣』自体の存在感が薄れる。


・『貝獣』を滅ぼそうする発言をする敵達

推していくべき『貝獣』のはずなのに
それらを滅ぼそうという発言を平然と行う敵達。

「II」の冒頭
『ドラゴバード』に乗ったドラゴナイトの『ルッカ』を追って
生みの親大好き『ドーン』が貝獣島にやってきて
部下が3貝獣に倒され、逃げ帰った時の『ダーク』とのやりとり

 ドーン:(略)私めは 逃げたドラゴナイトを追って
  霧の道をこえたのですがそこには…
 ダーク:貝獣とかいう不思議な生きものがおったのであろう」
 ドーン:な なぜ?
 ダーク:わしの知らぬことなどこの世には ない
 ドーン:さすがはダーク様
  しかれば私に兵をあたえてくだされば
  ただちに皆殺しにしてまいりますが
 ダーク:ドーン それにはおよばん
  それより いっこくも早く
  『オーラストーン』をさがすのだ
  『オーラストーン』さえあれば
  貝獣島などかんたんにほろぼせるのだ

タイトルになっている『貝獣』を
皆殺しにしてくるとか島を簡単に滅ぼせるとか何で言わせんだよ…
息を吐くように殺傷する事を発言するキャラを生み出すなよ。

 「貝獣くんたちが
  本当にどこかに存在していると思えるような夢の世界にしたかった」…

と、言っていたが違和感しかない。
言葉が足りなかったようなので髭人が捕捉するわ。

 「貝獣くんたちが
  本当に『絶滅した生き物図鑑の』どこかに存在していると思えるような『悪』夢のような世界にしたかった」

そっちの方が何かしっくり来てしまうのがなぁ…(悲)

・「人間」重視の展開

「大貝獣物語」の2作品では人間重視、
別の見方をすれば貝獣を含めた人間以外を軽視した展開が
ゲーム中重要な部分で見受けられる。

「大貝獣物語I」

 自爆したら『シェルドラド』が滅ぶため
 その「ギャブ・ファー宇宙船」をロボットが宇宙に打ち上げ直前
 みんなを脱出させ、1人涙するシーン。

 ロボット:こ… これが 涙………

   これが 悲しみ……

   ………これが 人間の心………

   私も 人間に生まれたかった……


「大貝獣物語II」

『オオイナルチカラ』というラスボスを倒したら
そいつが暴走して『シェルドラド』が滅びるというので
その力を止められるのは『ギャブロ』だけで
『ギャブロ』が自身のエネルギーを全て変換すれば穴が閉じるという事で
世界を救って命を落とした。

死後『ギャブロ』は
冥界にて今回の事で
特別に自分の母親代わりである魔造人間『ソニア』と短い再開後
そこを管理する白神に「僕たちはどうなるのか」と質問をする。

 白神:人間とは生まれるのちがう
  おまえたちは 死ぬと
  完全に しょうめつする

何故にこうも『人間』『人間』と固執するのだろうか?
多種族溢れるのに…
貝獣含めてそれを知ったらどう思うの?


・貝獣をぞんざいに扱う味方キャラ

「大貝獣II」
 倒れている『ポヨン』に対して初見の『ギャブロ』がこう言う。

 ギャブロ「うわっ! 何だこいつ!?
  プヨプヨしてやがる!
  気持ち悪ィーっ!」


……。

いくらギャグキャラ扱いとはいえ『ポヨン』を触って気持ち悪いって…
自分たちが生み出し、推していかねばならない『貝獣』を気持ち悪いって…
『ギャブロ』本人の触った感触の好みの問題だって?
だったら『ギャブロ』に触らせなきゃいいじゃん。
「気持ち悪い」言ってプラスになる事なんもねーじゃん。

後『ポヨン』関連でいえば

とぼけたことを言ったからとはいえ
『ポヨン』を蹴飛ばす『シャムル』も見ていて実に不愉快だった。


・サイドストーリーがない貝獣たち

「大貝獣」では
様々なキャラがいてそれぞれのサイドストーリーというイベントがある。
それをやるとアイテムがもらえたり、魔法を習得したりして
エンディングも変化する。

が、3貝獣にはそれがない。(『ポット』にはあるが)


・貝獣たちだけお粗末なエンディング

サイドストーリーもないどころかエンディングもお粗末である。
『バブ』はまだマシだが…『クピクピ』『ポヨン』は…

「大貝獣I」

 バブ:貝獣村から見える月を見て
  「同じ月が火の貝の勇者の住む所からみえればいいな」
  「僕が考えていることと同じことを火の貝の勇者も考えていればいいな」
  と思いを馳せる。

 クピクピ:台詞無しで踊るだけ
  (別の貝獣も多く同じ動きをしているのでので注意深く見ないと
   『クピクピ』がそこにいると見落とす可能性あり)

 ポヨン:ガツガツと食べ物を食べるが
  「物足りないんだな」と言って周りの貝獣を呆れさせる。


「大貝獣II」

 バブ:愛犬との別れなどツライ旅となった火の貝の勇者に対して
  「…この世界に召喚されたばかりに辛い思いばかりさせちゃって…ボク…ボク…」
   気の毒に思う
  (直後に『バブ』に「イカンな」などと言う『貝獣仙人』はクソとしか言えん…)。

 クピクピ:旅の道中で出会った『チコ』という少女に手紙を書くが
 別の貝獣に「誰がそれを届けるのか」と言われる。

 ポヨン:宴があった後、「腹八分目」と言うポヨン。
  別の貝獣に
  「もう1週間分も食べたのに何を言っているのか。
   仙人に言ってもらって1週間飯抜きにしてもらおう」と言われる。


『クピクピ』は『I』が酷い。
何やねん。あれだけの冒険して来て台詞無しで踊るだけって…
『ポヨン』は両方とも酷い。
『ポヨン』が食い意地張っているのは分かるが
冒険についての記憶が一切ないんじゃないかとさえ思える内容である。

他キャラではサイドストーリーで大抵変化する。
だが貝獣達にはそもそもサイドストーリー自体がないので変化が全くない。
単に『貝獣』達の掘り下げを怠ったからの弊害だろう。

モバイル版ではエンディング時に各々の1枚絵があるが
3貝獣に関しては3貝獣を3コマに分けた1枚絵のみという小容量まとめ仕様である。

このようなものを見せつけられると開発者の『貝獣愛』が全く伺えないんだよな。

まぁ、でも…興味がないとか好きではない存在を無理に表現しろとは言わんよ。
それだと不健全だし、表現の自由もある。

次は、髭人が考える製作者の思い描く理想のRPGはこんなんだったんじゃなかろうかという推測してみる。


[2]製作側が本当に作りたかったんじゃなかったと思うRPG

・人がたくさん無残に死ぬ
・スケベなイベント
・場が浮くギャグ
・安易に投入される自己犠牲による感動演出

・人がたくさん無残に死ぬ

これは「大貝獣」の代名詞と言えばコレ!って感じだよね。
「大貝獣I」だと冒頭『ギャブ・ファー』基地が海に没した衝撃で生じた津波に呑まれる人々
筆頭の『バイオベース』だとか村人全員が全滅させられる『ガーディアン村』住民だとかね。
「大貝獣II」だと一家3人が爆散させられたりとか敵キャラ同士をミキサーにかけられた『ネオドーン』とかね。

探してみれば目立たないけど酷い死ぬような描写はいくらでも出てくるだろう。

・場が浮くギャグ

人が大勢死ぬ凄惨なイベントが多いからかそれを薄めるためなのか単に開発者の趣味なのか
場が浮くギャグシーンがプレイヤーをなかなか白けさせてくれる。

『ディープ』と『ピープー』のやり取りとかだ。
そんな『ディープ』が作った潜水艦を奪い
『ピープー』を人質に取った敵が『ピープー』に邪魔されて、
いら立ち主人公側に人質を『ピープー』を吹っ飛ばしてしまうミスのやり取りとか
  
眠った『ルミエラ』を目覚めさせるために『主人公』がキスする事になり
やきもきする『バルテス』を見て
敵側は『バルテス』が『ルミエラ』に惚れていると見抜き
敵の雑魚を『主人公』と『ルミエラ』に化けさせチュチュチュとキスさせまくる描写とか…

・スケベなイベント

「大貝獣I」に関してだが
『我が町』に『温泉』を作り『バイオベース』イベント中、勇者が外れるので
『キララ』『リンダ』『トキア』の女子キャラ3名で入るとイベントが発生する。
内容としてはおっぱいの大きさについてである。
10歳の『トキア』が『キララ』や『リンダ』の胸を見て
大きくならなかったらどうしようという感じで不安になるという感じである。

ちなみにモバイル版だと温泉時の1枚絵が存在するようだ。
上で既に書いたが3貝獣のエンディングの1枚絵で3コマだけなのにだ。

・安易に投入される自己犠牲による感動演出

髭人がパッと思い出すだけでも
「大貝獣I」と「大貝獣II」で自己犠牲描写は7回もやっている。

「大貝獣I」

・『リトルヘブン』にて攻めて来た『ドグラー』から娘の『リンダ』を逃がそうとして
 『リンダ』の両親が死亡
・『ギャブ・ファー基地』にて『ギャブ・ファー』からの攻撃から『主人公』を庇って
 『グジュー』死亡
・『ギャブ・ファー基地』にて自爆する基地を宇宙に打ち上げる為に
 『ロボット』君死亡

「大貝獣II」
・『サラーム』に突っ込もうとしている暴走している移動要塞『サンドスコルピオン』を止めるべく
 『主人公の犬』動力部に身を投げ出す。結果、ロボット化を余儀なくされる。
・『クリスタルキャッスル』にて『ドーン』が殺害しようとした『ギャブロ』を庇って
 『ソニア』死亡
・『クリスタルキャッスル』が崩壊し、脱出しようとして橋で転んだ子供を突き飛ばし
 岩の落着で橋と共に谷底に落ちる『ギャブロ』。一応、無事であり後で出て来る。
・『断崖宮殿』にて暴走した『おおいになるちから』により世界が滅ぶという事になり
 暗黒の血を引く『ギャブロ』が『おおいなるちから』のあけた亜空間ホールを閉じる為
 全てのエネルギー変換して死亡→(人間以外は消滅という設定上)完全消滅


これらを織り交ぜたゲームこそを開発者は作りたかったんじゃないかと髭人は思うね。

「大貝獣II」の攻略本でのインタビューで

 「Iでダンジョン奥地に弱い武器防具しか出なくてみんな露骨に嫌な顔をしていた」

という記述があった。だからアンケートや世間の反応を反映していたようだ。
だったらそんな武器防具の事なんかの事より
『バイオベース』などの残酷描写についての意見が数十倍以上あって
嫌~で苦々しく険しい顔を数百倍の人がしていたと思うのだがな。
何でスルーしたんだろ?
反響が届いたころにはストーリーを変えられないぐらい製作が進んでいたのかな?
先に崖しかないのを知りながら止まれない暴走機関車みたいなもんだな…

いや、単に自分の思い描くストーリーや世界に酔っていただけかな。

 「俺の世界が正しい!!」
 「俺の世界が感動を呼ぶ!」

って感じで

・大勢人が無残に死ぬ事に関しては

 「もうええやろ」
 「どんだけ人を死なせたいんだよ。製作者」

・場が浮くギャグに関しては

 「ナニコレ?重苦しい世界観を展開させているのにしょーもないことをして…」

  と、冷めていた。

・スケベなイベントに関しては

エロいネタは確かに好きだが…
貝獣差し置いてやるべきことなんだろうか?
例えば代表的な例だと「ドラクエ」の『ぱぷぱふ』イベントがあるが
あれはあくまでメインのシナリオなどがあってイベントの1つでしかない。
つまりおまけ的な+αな要素なんだよ。
貝獣のイベントいれねぇで何がおっぱいだよ!
製作者の脳内は

 「おっぱい>貝獣」

だったのか…
そんなに『おっぱい』が好きならスタッフは『バイオベース』ではなく
おっぱいに挟まれて、最初から気持ち良く
最終的におっぱいと同化するダンジョンを作れば良かったんじゃないか?
ダンジョン名称は
「貝獣物語」シリーズの世界遺産とも言える『バイオベース』から取って

 『パイオツベース』

とでも呼びますかい?

・自己犠牲描写に関しては

自己犠牲演出自体は否定はしない。
他の創作物でも良くあるものだ。髭人だって感動する事もある。
だけどもそんな何度も繰り返されてもねぇ…
誰か庇って死亡したキャラを見ても

 「ハイ。また出た」
 「今度、犠牲になるのはコイツか」

という冷たい感想しか湧いてこなかったなぁ…

場が盛り上がって感動させようと思ったら
取り敢えず誰かを犠牲にさせようという思考しか伝わってこなかった。

そういえば初期の一部「FF」も自己犠牲演出を乱発していたっけな。
そんな所を意識して真似しなくてもいいのに。


ま、そういったものも好きな方もいるだろう。髭人は大嫌いだがね。
自分たちが好きなそういう人向けにRPGを作っていけばよかったんじゃなかろうか?
だから上記のゲーム内容とインタビューが乖離したようなものではなく
冷静に地に足が着いたようなインタビューを受けたら自然とこうなるだろう。


「貝獣シリーズの魅力と言ったら…やはり…

 『酷い死にざまの上に人外は消滅してしまい生まれ変われないという胸糞悪くなる設定』
 『私を殺して!と命乞いならぬ殺し乞いする人がいるバイオベースのようなトラウマになるイベントや台詞』
 『勇者の安否よりおっぱいについて盛り上がるようなエロい女の子キャラ』

 この3本柱ですかね。

 え?貝獣はって?

 実を言うと私、あんまり貝獣好きじゃないんですよ。
 正直な所、貝獣を劇中にどう出していいか困っているんですよね。
 だからゲームでも味噌っかすみたいな扱いでしょ?」

 私としては貝獣よりも
 誰もが行きたくないと拒絶するような最低最悪の世界を作るのが私の夢なんですよ。

 ですが、それだとあまりにも人を選びすぎてゲームが売れないので(苦笑)
 それでも小ぢんまりした形でシリーズを続けていきたいですね。

 『十家に一本、いや百家に一本、大貝獣物語』

 というようなスタイルで」


こういう内容なら納得できる。
ただ、ハードが変わったりしてメーカーも多くあった当時の激動のゲーム業界。
そんな購入者の好みを選び、製作の苦労の割りに数万しか売れないようなRPG作り続けて
開発メーカーとして生き残れたとは到底思わん。

開発会社の名前は「バースデイ」なんていう
生まれて来た誰もが与えられたステキな日という意味である。
だが、その会社の方々が作ったゲームは

「次の誕生日を迎えられずに終える人が多そうな世界」

だもんなぁ…

社名が「ハートデイ」なら分かる。

どういう意味かって?
単純に英語にすりゃ「命日」だからだよ。

それと世界観づくりの開発者の未熟さを感じたわな。
「大貝獣I」の時点で「大貝獣II」の舞台である『霧の外の世界』なんて全く匂わせていなかったのに急に出てきてもな。
「大貝獣I」の宇宙の侵略者である『ギャブ・ファー』は『シェルドラド』に
宇宙から来襲して『シェルドラド』を掌握しようとしていた。
それが達成されたら『霧の外の世界』は無関係ではいられないだろう。
ならば何らかの形で「大貝獣I」時に介入すべきである。
まぁ…「大貝獣I」終了してから急遽とって作られた世界だからこそだろう。

髭人も拙いながらも小説を書いていた経験があるから若干わかるんだけどさ。
創作での世界観ってのは拡張する事を見越してある程度、余地をもって作るべきなんだよね。
全力を込めて作ったもの全てを詰め込んで完成させると

「次は?」

ってなった時に簡単に追加できないからだ。

仮にそうすると無理矢理、継ぎ足さなければならない。
だから「大貝獣I」で台詞すら出てこなかった別の世界を新たに生み出さなければならなくなったのだろう。

それに「大貝獣I」のラスボス『ギャブ・ファー』
バトル漫画みたいに強敵を倒したらその倍以上強い強敵が登場、
そいつを倒したら更に…みたいな安易なインフレしていってまとめきれるの?

しかも『シェルドラド』という異世界での話なのにもかかわらず
その場所の外ともいえる宇宙。
しかも宇宙規模の敵を早速お出しなっちゃって…

後、周りを見てなさすぎる。不用意。迂闊。
特に「大貝獣II」の「人間以外は死ぬと消滅」という設定はその最たるもの
そういう設定は入れるにしてもそれを入れたらどうなるか熟考を重ねてから入れるべきものなのに…
『ギャブロ』の悲劇の為だけに安易に入れられたという感じしかしない。
おかげであちこちでの被害が大きすぎる…
例えば「大貝獣I」や「大貝獣II」でこういったキャラのセリフがある。

「大貝獣I」

『ギャブ・ファー』宇宙船と
運命を共にした『ロボット』君に対して『リンダ』の台詞。

 リンダ「『ロボット』…あなたは体は機械でも
  その心は人間以上でしたね…
  今度生まれ変わる時は神様が
  きっとあなたを人間にしてくださいます
  その時…もし私を見かけたら
  また友達になって下さいね…
  さようなら…『ロボット』…」

「大貝獣II」

 『ギャブロ』の母親代わりの魔造人間『ソニア』を殺害した『ドーン』を倒し
 『ギャブロ』にむけての『ルミエラ』台詞

 ルミエラ「ギャブロさん!
  よかったですね! ソニアさんも
  きっと天国で お喜びでしょう」


2人の気持ちは簡単に否定される。

一方、クズ野郎の『ドグラー』や『ゼニム』は死後
冥界でどういう扱いをされるかはともかく
少なくとも人間だから消滅はしないって事になる。

キャラクターから言えば神様は製作者。
となるとその神様がこう答える事も出来る。

 製作者「ごめん。
  『リンダ』ちゃん『ルミエラ』ちゃん!
  『ロボット』君、『ギャブロ』君、『ソニア』ちゃんは人間じゃないから
  みんな消滅してしまうんだ。
  だからまた友達になったり天国で喜べないんだけど
  でも、人間の君達二人はまた生まれ変われるから安心してね」

なんて言われた彼女はどう思うのだろうか?
『ルミエラ』はショックで寝込むよね。
『リンダ』は神に仕える身。
肝心の神がコレではもはや世を呪って自害するしかないよね…

製作者自身がキャラにとっての『神』であるという自覚をもっていたのだろうか?

「FF」のようにシリーズ物でも1つ1つは世界観が別って形なら
また新たに一から世界観づくりをすればいいだけの話だが
「大貝獣物語」って地続きやん。
過去作の事を考慮しながら作らないといけない。

自己犠牲によって感動を何度も繰り返してどーすんのよ。
ってか、感動させるにしても舞台設計からして自己犠牲を強いる必要なんてないんだよ。
「貝獣物語」シリーズは。

楽しい冒険が終わり



3貝獣「勇者さんさようなら」

つって涙ながらに『貝獣』が見送り、

火の貝の勇者「君たち、泣かないで。また会えるさ」

とでも言わせて別れるだけでも十分に感動できる。
上記の絵はファミコンの「貝獣物語」のサントラ内の挿絵である。

個人的に「貝獣物語」シリーズをまとめるとだな。

「大貝獣物語」2作品は作り手が『貝獣』に見向きもせず
生み出した色んなキャラ達に多大な悲劇を負わせる物語を作って盛大に滑る。

その後、当時、「遊戯王」などの大流行していたカードゲームブームに
安易に乗っかろうとして上記『キララ』のその後のように人気既存キャラに安易に設定を埋め込み、使い潰す。
まだまだ深い世界観ではなかったんだから
下手に外だけ広げれば元が薄まるだけなのは自明である。
「大貝獣物語mobile」も殆ど貝獣についてスポットを当てない出来。
作り手は最後の最後まで『貝獣』に対して関心がなかったようだ。

色とりどりの夢が詰まった美しい貝を
世間に大貝獣を知らしめた最大の功績ともいえる
『バイオベース』の『繭』の中に何故か入れてエネルギーを吸い尽くし
多大な苦しみと痛みと嘆きを生みそのまま繭と一体化して救われることなく死んだ…
そんな悲運のシリーズそれが「貝獣物語」ってトコか…

「大貝獣」で検索すると
『バイオベース』が候補に挙がる。
『貝獣 画像』だとか『貝獣 カワイイ』なんて文言は全く並ばない。

自分たちがより作りこんだ『バイオベース』が
タイトルの『貝獣』よりも認知されるなんて製作者冥利に尽きるだろ。

『貝獣』が主役なのだから
まず、『貝獣』というものを設定などをしっかり作り込んでから
その愛らしい貝獣達が住みやすく楽し気な『シェルドラド』という世界を構築していく…
それが推していくものに対しての物づくりの順序なんじゃないのか?

虫とか飼った事がないのか?
飼う虫の生態を調べ、その虫が住みやすい環境を作ってから籠に入れるだろうに。
何故、世界観の構築を先にして殆ど作りこんでいない貝獣をそんなところにブチ込んだ!

「ちび〇る子ちゃん」の「グッピー」回かっての!
どんな回なのかって?
軽く言うならグッピー入りの水槽に何か寂しいからってザリガニを投入したんだよ。
その後どうなったかなんて分かるだろ?

製作者がが大好きなヘドロまみれにされた籠で生きてられる虫は
せいぜいゴキブリぐらいじゃないのか?

[3]髭人が望ましいと思う貝獣物語

さて、次は髭人が理想とした「貝獣物語」の続編を妄想してみる。
その前に、「大貝獣I」での違和感などを紹介する。
これは、ゲームプレイ前の取説を読んだ時点で感じたことだ。

髭人「あれ?『大貝獣物語』って『パスコマンド』ないの?」

「貝獣物語」での最大の特徴ともいえる『パスコマンド』が廃止されていたのだ。

次にゲームをプレイしていて感じたこと

髭人「あれ?『貝獣物語』と全くフィールドが違うし城や町は?」

そう。同じシリーズや世界観なのに『貝獣物語』のフィールドとは
『ギャブ・ファー』基地が引き起こした大津波の件を加味しても似ても似つかない形状となり
城や町は全くない状況。
まぁ、「貝獣物語」では海で行けなかった所があったから
(ゲーム内、見えない壁があり、その先を船がいけない)
その「貝獣物語」のいけなかった部分が「大貝獣物語」の世界という解釈もできなくもないが
「大貝獣物語」の時点で世界一周できるようなフィールドにしちゃったからその言い訳は適用できない。

リニューアルされたという解釈は出来なくはないが
髭人としては過去作を蔑ろにされた印象。
「貝獣物語」の付録の地図を引き続き、使用できるもんだと思っていたんだがなぁ…
そういうのを活かしてこそファンを喜ばせるって言えるんじゃないのか?


まぁ『パスコマンド』廃止は何となく理解できる。
これを採用するとキャラの台詞の追加が膨大な量になるからだ。
「大貝獣物語」は「貝獣物語」と違ってキャラに人格が付加されて喋るから
イベント毎にキャラのセリフを追加しなければならない。
しかもパーティ状況も自由になるからイベント時のセリフは…
計15パターンも必要になる
(1人:4パターン、2人:6パターン、3人:4パターン、4人:1パターン)
勿論、新しい貝獣をパーティに増やすのであれば更に増加するだろう。
大変なのは分かるけど…でも、それをやるべきだったんじゃないのかねぇ。
その分、ストーリーは薄めでも良い。


もし、髭人が仮に「貝獣物語」の続編作るってんなら…

・「大貝獣物語」以降の設定はなかったことにする。
・仲間の『貝獣』豊富な選択
・魔王復活しても住人はあまり気にしていないような緩めのストーリー
・『スタンプラリー』『我が町』などメインストーリーから外れたサブ要素


・「大貝獣物語」の設定はなかったことにする。

大貝獣」シリーズの設定を残しながら緩い感じの新作を作るって無理だろう。
と言うかあれこれ夢のある世界を作っていこうとしても
製作者が不用意に作った設定やキャラクターなどが必ず足を引っ張る。
それをなかった事にせず、ストーリーを継続するって困難を極めると思うぞ。

が、そんなことをすればその作品の少なからずいるファンは怒るだろう。

「関係ねー奴が横からしゃしゃり出てきて
 俺の好きな作品を勝手になかった事にしてくれてんじゃねぇよ」

ってね。
だが「貝獣物語」を本気で再生させるのならそれぐらいの荒療治は必須!
逆にどうすれば今までの悪しき設定を抵触せずに復活の目を生み出せるんだよ。

なら、なかったことにした方が簡単で早いし、その後もそれらの設定を配慮せずに済む。
方法としては単純に『ポヨン』の夢とかにして…
丁度、開発会社「バースデイ」の作品に
悪夢から覚まさせる「ドリームマスター」がある。
後は「じゅうべえくえすと」の主人公がタイムパトロールらしいから上手く消滅できるだろ。
「じゅうべえくえすと」自体、

「ゲーム中のストーリーは全て間違った歴史だから抹消するわ」

って話だからね。
実質、「じゅうべえくえすと」は『主人公たちの思い出作り』に過ぎなかったって訳だ。
別に問題なかろう。


・仲間の『貝獣』豊富な選択

「大貝獣I」では裏B助っ人で様々な『貝獣』がいた。



『パタパタ』『トンガリ』『メロディ』『ジーサ』『ヘケメケ』など
これらのキャラと入れ替えが可能な形とする。
裏B助っ人は仲間にしなくても別にクリアできますって存在だからね。

『パタパタ』は洞窟内で岩を乗せたまま放置してもいいし、
『トンガリ』は洞窟内で岩があって閉じ込められたままにしてもいいし
『メロディ』は魚に飲み込まれっぱなしでも問題ないわけだ。

悲しすぎるわ。

人間キャラはせいぜいB助っ人ぐらいで丁度いい。

『キララ』はフィールド上の水を凍らせて歩くことが出来る。
『トキア』は火事に対して雨を降らせて鎮火させる事が出来る。
『リンダ』は幽霊から情報を聞き出したり、悪霊を成仏させる事が出来る。

それぐらいでも十分にキャラは立つだろ。


・魔王復活しても住人はあまり気にしていないような緩めのストーリー

例えば「貝獣物語」だとこんなイベントがある。

 ・『酒』を渡すといなくなってしまう『ゴブリン』
 ・『早口メダル』という免許皆伝の印を持っている事で新しい船をもらえる。
 ・泉に『鉄の斧』を投げ込むと『天女』が出てきて正直に答えるとアイテムをくれる。
 ・人魚に求愛を迫る『ダゴン』という半魚人
 ・酒場で吐く老人

一応、魔王が復活して人々を虐げているという話だが
敵も味方もそれぞれの生活をしているって感じがして好きである。


・『スタンプラリー』『我が町』などメインストーリーから外れたサブ要素

これらは「大貝獣物語」の要素であるが
上記の緩めであればサブ要素を充実させてもいい気がする。
 
「大貝獣物語」をプレイして感じたのだが
ストーリーの重さに反したサブ要素である。

「人がいっぱい死んだりしている中、町中スタンプ探しをしていていいんかな?
 ガーディアン村はそこら中に死体が転がってんだぞ」
「我が町作ったってそこにいる住人みんな殺したり栄養分にすりゃいいって思っている連中が
 近くにいる中で町なんか作ったってすぐに踏みつぶされるだけだろ」

緩めのストーリーにすればこそ魔王を一旦放置して寄り道したって許される感じになったんじゃないのかね。


所詮、ただのにわかゲーマーの実現性のない妄想にしか過ぎないけどさ。
はぁ…

[4]最後に





……。

貝獣たちの画像を眺めて癒されてました。

先日、「ポケットモンスター」の製作会社である「ゲームフリーク」のキャラデザイン
「杉森 健」氏の画集が丁度、2014年5月27日に発売される事を知った。
「貝獣物語」の約半年後に発売された『クインティ』を含んだ画集のようだ。
(貝獣、1988年11月18日発売。クインティ、1989年6月27日発売)

髭人は「貝獣」ほどではないにせよ「クインティ」も好きだ。

 「もし『貝獣物語』が今でも存続していたのなら
 『野中 俊也』氏の画集も発売されていたんだろうな…」

(「野中 俊也」氏とは
 「貝獣物語」のキャラデザインや上記の挿絵など手がけた方だ)


そんな「杉森」氏の画集の情報について書かれている画面を遠い目で髭人は見ていた。
「ポケモン図鑑」があるように
「貝獣図鑑」なる本が出ていたら髭人は1日中眺めていて妄想してニヤニヤしていたんだろうなぁ…


『貝獣』に触れたらどんな感触がするのだろうか?

海の生物だからヌルッとしているのか?
肉球のようにプニッとしているのか?
案外、猫の舌のようにザラザラしているのか?
悲劇や感動なんてなくって良い。
髭人は彼らの感触をプレイしていて伝わって来るような作品に触れたかった…

ハッ!!

「貝獣物語」のポヨンの出発地点『バンデルベルデ城』のとある女の子に話しかけると

 女の子「触らせて。プヨプヨしてカワイイ!お礼にキスしてあげる!」

初代で出来ていたんだよな…
で、「大貝珠物語II」の『ギャブロ』は上記のように気持ち悪がるという…
はぁ…

俺はよ。「大貝獣物語」を
『貝獣』好きによる『貝獣』好きのための『貝獣』主体のゲームを
プレイしたかったんだよぉぉぉぉぉ!!

「貝獣物語」シリーズに触れたければ
髭人にとって神ゲーである初代をプレイするかな…

『リッキー(主人公)』『クピクピ』『ポヨン』『バブ』
のフィギュアを乗せた上記の地図が涙でグズグズに濡れるだろうがな…
あ、「涙の密書」の涙を流すガイコツは俺だったんか…



最後に…

子供からお年寄りまでか…

子供がゲームをプレイし、
じいちゃん、ばあちゃんが初代「貝獣物語」の地図に載せた貝獣達のフィギュアを
座標通り動かす。
これが真なる子供からお年寄りまで愛される「貝獣物語」だったんじゃないのだろうか?



1人で始まった冒険。



それから3匹の出会いがあり



みんなとの冒険が更に始まる…

何かワクワクしません?
それこそが「貝獣物語」の真の魅力だったんじゃないんかい?
『貝獣』が今でも存続していれば貝の特産地なんかが
PRキャラクターとして起用してくれたかもしれないなぁ…

髭人は『貝獣』が何より本気で好きなんだよ…
最も好きなのは貝獣の『バブ』だと!
『火の貝の勇者』つまりプレイヤー自身への想いが他の誰よりも強い『バブ』が!
ここは「大貝獣物語」で唯一、大好きな要素だ。

本当に大好きだ!今も変わらずに!!
俺も月を見た時、お前を思い出しているぞ!!

………

全てはもう過ぎ去った事か…
言いたい事はここで言い切った。
さて本当にこれで締めるとしよう。
こんな見苦しい長文を読んでくれた全ての方に感謝と共に…

さよなら…
『貝獣』たち…
さよなら…
髭人が心から愛した
「貝獣物語」


「ドラゴンボールZ ~神と神~」 レビュー

2014-01-02 21:00:06 | レビュー・考察 (総合)
レンタルしていたので借りて見た。確かに賛否両論って言っていたが理解できる。
私、髭人としては楽しめた。
何が賛否両論を分けたかっていうとやっぱり

「ガチ戦闘」

だね。今までの映画版って物凄い強敵が出て

「みんなボロボロになってどうやって倒すんだ!!」

と絶望感に包まれていいって
最終的に悟空や悟飯が覚醒して倒すってのがパターンだったけどそれがないんだよね。
敵であるビルスも悟空も戦闘自体を楽しんでいるって感じでさ。
キャラ達もブルマの誕生会に呼ばれているってスタンスだからパーティムードで、抜けきっていないし…
子供になったピラフ一味が出てきたりするしな。
久々の映画って事で「お祭り」だね。
そこら辺を受け入れられるかがこの映画の評価を分かつと言っても過言ではない。

個人的に映画のPVでしきりに「地球を破壊する」なんてビルスが煽るから

「久々にガチ戦闘が見られる!」

って期待した人達が拍子抜け食らって否定意見を述べているんだと思うね。
理解できる。

でも、私の全部の評価としてはこの『神と神』は楽しめたけどせいぜい「テレビスペシャル」というレベルである。


ここからがネタバレ































上記、映画の予告編で破壊神「ビルス」が

「地球を破壊する」

とか盛大に煽るんだけど本編で地球破壊のきっかけは

「『魔神ブウ』が沢山のプリンを食べようとしていて『ビルス』が1つくらい分けてくれと頼むんだけど
『魔人ブウ』は嫌だと言って全部食べてしまいその腹いせに」

だからね。暴れ始める「ビルス」。それをみんなが止めようとするが
「ビルス」は気を発さないので強さが分からず「ビルス」の事戦いを挑んでいく「ピッコロ」や「天津飯」達だが一撃でやられる。
挙句に何故か「ブルマ」も怒ってビンタするのだが逆に返される。(殺されるとは思わんの?)
それに怒った「ベジータ」が

「オレのブルマをぉぉぉぉ!」

言って一時的にパワーアップ。それからすぐに返り討ちに遭うんだけど…

「魔神ブウ」編の「チチ」を思い出した。悟飯を魔人ブウに殺され(たと思っている)悪い「魔人ブウ」にビンタ
あの時、「チチ」は卵に変えられて踏み潰されていたのにな。
「ブルマ」は倒れただけで怪我すら負っていない…(見えないところで「デンデ」に治してもらった…って事にしておこう)
破壊神ならゴミみたいに殺していくぐらいのことをやってもいいよね。
それまでに色々と食べていたからその分を配慮して手加減してくれたのだろうか?
何と寛大な破壊神だろうか。

次にスーパーサイヤ人ゴッドの話
「ビルス」達はその存在を知っていて、

「スーパーサイヤ人ゴッドって知っているか?」

って話を聞いて回るが
誰も知らない。神龍を呼び出して聞くと神龍は知っていてゴッドになる方法を教えてくれる。

「5人のサイヤ人の力で一時的に覚醒する」

で、「ベジータ」「悟飯」「トランクス」「悟天」と「ビーデルのお腹の中にいる子供(後の『パン』)」の力を借りて「スーパーサイヤ人ゴッド」になる。
そのスーパーサイヤ人ゴッドになった「悟空」なんだけど…
通常状態から髪が赤くなっただけ。しかもいくらかスマートになったって感じ。
これで強いって言われてもなぁ…
過去の「クリリン」が殺されてからの「悟空」覚醒とか「人造人間16号」が踏み潰されてからの「悟飯」覚醒から比較すると圧倒的に印象が弱い!
しかも「ビルス」はご丁寧に待っている状態…本当に優しい!!
いざ戦闘が始まっても大して戦いも壮大なった訳でもないし、そもそも町中で戦闘を開始している時点で「悟空」らしくない。まず

「人を巻き込みたくないから場所を変えよう」

って言うはずだもの。戦っている最中で遠くに移動していつもの岩場っぽい所に行くんだけどね。
で、その戦闘も劇的に変わった様子もない。
ただ、バチバチと「ビルス」と殴り合いや気弾の応酬をしているだけ。

んで赤いのは無くなり時間切れ。でも、「悟空」はいつものスーパーサイヤ人でもそれなりに強いまま

ビルス「ゴッドの力を取り込んだ。稀な才能だ」

力が底上げされたようで…
それでも「ビルス」の強さは圧倒的で負けを認める悟空。
地球を破壊しようと試みた物の力を使いすぎたと言って地球破壊をやめる「ビルス」

そして

ビルス「ウイスは私の師匠であり、破壊神は他にもいる」発言。

続編示唆。別に嬉しくもない。
最後はもらってきた寿司のわさびを食べて辛さで暴れる「ビルス」
「ウイス」が殴って止める…

そんな感じで「神と神」は幕を閉じる。
な~んも破壊してない。人も、地球も…
どこが破壊神だったんだよ。
無理矢理、破壊神要素を見つけるなら…
界王星に穴が空いたってのと多くの食べ物がビルスの胃袋に破壊されたって所か?
そんな無理な「破壊神」というよりはプリンをくれくれ言っていたのだから

「第七宇宙でかなり強いいやしんぼ」

って方がしっくり来る。

予告編の肩透かしを食らうという映画だった。
まぁ、公式もビルスの地球破壊のきっかけを隠していたからな。



ここまで書くと

「この作品、酷評してんじゃねぇか。上で楽しめたってのは嘘なのか?」

ってなってくるけど取り敢えず戦闘面だけをまとめさせたもらった。
楽しめたってのはやっぱりドラゴンボールキャラクター達が勢ぞろいしていた所か。
後は、「ピラフ」一味の可愛さだね。「ピラフ」一味は、「ブウ」戦の後に「ドラゴンボール」を集めて

「若くしてくれ」

と、頼んで子供にまで若くなってしまったという設定。
「シュウ」は

「犬の寿命が来ていたから良かった」

なんて発言はなかなか面白い。
後、「マイ」の可愛さだね。「トランクス」が惚れるのも無理はない。
「マイ」は「この年で手を握るなんて」とか言っていたから案外今までの人生で男と付き合ったことないんじゃないだろうか。
にしても吹いたのがDVDには設定資料集があって2ページ以上あるのが
「悟空」「ビルス」「ウイス」「マイ」の4名である。
ベジータが1ページなのに「マイ」が2ページなのは製作側の力の入れようが分かる。
ちなみに、「マイ」の実年齢は「ブルマ」より3つ上だそうだ。(作中、ブルマは38歳、マイは41歳)


後、「ベジータ」の弟「ターブル」が公式化していたのがちょっと驚いた。
劇中では出てこないが「ブルマ」が話題にしていたしな。
そんなのなくていいのに…(悟空と同じで別の弱いから別の星に行っていたって設定、ガキの「ベジータ」ならゴミみたいな戦闘力の弟など迷わず殺していただろう。「キュイ」辺りにからかわれそうだしな)

デンデ「ベジータさんは昔は悪かったかもしれませんが」

って発言は…いやいや…
ドラゴンボール欲しさにナメック星の村一つ壊滅させたベジータの事、知っているだろ。
今の神だから寛大なのかなぁ?
未だに憎しみがあるぐらいで丁度いいと思うのだがな。

ナメック星編、瀕死パワーアップを狙ってわざと『クリリン』に腹を貫かれた『ベジータ』が『デンデ』の所に行ったとき…

ベジータ「なにぃ?お、俺を治せないというのか?」
デンデ「お前は…あいつら(フリーザ一味)と同じだ。ナメック星人を沢山殺した」

と、一度、体を治すのを拒否った事あったろ。(直後にピッコロに説得され、ベジータの体を治す)
それで体治してやったのに殴られたのだ。

ベジータ「ぶっ殺されなかっただけでもありがたいと思え!!」

って言われている。

「昔は最低の極悪でしたが…」

で良いのだ。
「かもしれなかった」などと入れる必要はない。
苦しめられた「デンデ」が「ベジータ」の過去のマイナスイメージを軽減させなくていいだろ。
今は地球の為に闘っているかもしれないが過去は外道野郎だったのは事実なのだから…

何で不自然な発言させてまで過去キャラを上げようとするんだろ。
感情移入できねーよ。

上で言ったとおり、「テレビスペシャル」レベルであり
わざわざ映画館まで行ってその上1000円以上も支払って見る作品ではない。せいぜいレンタルで十分というものだ。
髭人はこんなのよりバーダックの話「たった一人の最終決戦」の方が面白いと思った。
「エピソードオブバダーダック」はって?
そんなゴミは花火にもならん。

ここ最近の傾向として「ドラゴンボール」の表現が生ぬるい。
Z戦士殺しまくりのサイヤ人編の「ナッパ」と「ベジータ」
圧倒的な力で人を殺し、変身を繰り返すフリーザ編の「フリーザ」の方が「ビルス」よりよっぽど破壊神をやっている。


まぁ、『殺し合い』という事が現代と合わないからだろうな。

だったら力を強調する「ドラゴンボール」を題材にすること自体理解できないんだよなぁ…
なら、初めから現代の表現に合わせた新しい作品を生み出すべきなんじゃないのか?
そんな力は今の鳥山氏には残ってないか…
ジャンプで連載していた「銀河パトロール ジャコ」
髭人は

「『ドラゴンボール』とは違う鳥山作品か~。ジャコのズレている加減が好きだな」

と、思っていたら結局、「ドラゴンボール」にすり寄ってしまうという有り様だった。
これからも作品が生み出されるのなら今後もこの路線が続くのだろう…


もう始まって20年以上が経過作品だものな。
「ドラゴンボール」を見ながら手に汗握っていた世代はもう親になっているだろう。
そういった親が子供と一緒に楽しむときに、
人がバシバシ死んで死体が転がっていたり、腕が飛んだり、気功波で腹を貫いたりするという残酷描写は出来ないし
腹を殴って血を吐いたりするって描写ですら見ていない。
結果、取り敢えず気に包まれてから殴りあったり、光弾を飛ばし合っているぐらいの事しか出来ない。

それで親子が安心して楽しめる作品のを今の公式は狙っているのだろう。
今後のドラゴンボールには「ガチ戦闘はもうない」と諦めましょう。

髭人は赤くなる悟空の熱い戦闘を見たいのなら「VSベジータ戦」を激しくオススメする。

3倍界王拳を使い気を溜め、真っ赤に染まった悟空が一気にベジータに距離を縮めて殴って移動。軌跡を描きながら高速で移動してベジータに蹴りを放つ。

そして傷を負ったベジータが言い出すわけだ。

ベジータ「こんな星いるもんか!粉々に打ち砕いてやるぅぅ!」

空中に移動

悟空「何だとー!」
ベジータ「避けられるものなら避けてみろ!貴様は助かってもしかし地球は粉々だーー!」
悟空「考えたな。畜生!かけるしかねぇ…3倍界王拳のー!かめはめ波だぁぁぁ!」

真っ赤に染まった悟空、上から、溜めるベジータ
かめはめ波とギャリック砲の撃ち合い。
いい勝負はしているものの悟空は3倍の界王拳により肉体に過度の負担をかけているってのも良い。
そんな、地球破壊をかけた攻防。
どちらも地球存亡をかけていたがこんな「神と神」などは足元にも及ばない熱さである。

そんな地球破壊しようとした「ベジータ」が地球を守ろうとして「ビンゴ!」などと言いながら変顔をして踊る…
いくらなんでも、落ちぶれ過ぎ…

「神」と「神」じゃなくて「紙っぺら」と「紙っぺら」だろ。



公式は昔、ドラゴンボールで育った世代よりもその下の世代に託したという考え方は理解できる。

原作で「ジャッキーチュン(亀仙人)が天下一武道会の時に戦っていた天津飯に対して自ら場外負けをした」のも
世代を託したからである。

だけどよ…
それは、今までの物に尊敬や愛を持ち、その上で上手く展開されてこその事である。
何やねん。これは…

ドラゴンボール完結後、「GT」やら「ハリウッド版ドラゴンボール」やら「エピソードオプバーダック」やらこの「神と神」やら安易に権利売ったり、設定やらキャラをテキトーに改変したり、後付作品を生み出す公式…
ガッチガチのドラゴンボール好きは公式の中にはいないのかねぇ?


「ジャッキーチュン」は託した後は自分たちの世代が蔑ろにされることを望んだのだろうか?
流石にそれはないと思うのだがな…

今作の悟空の台詞をそのまま送ろう。今までのドラゴンボールに対して

「破壊を楽しんでんじゃね―――――――!」


PS)「神と神」のwikiをコレを書いてから読んだ。
   そうしたら、「東日本大震災」後という事もあって楽しい感じにしたかったというのが鳥山氏の意向らしい。
   それを知ったらこの話は納得できる。

   だが、それなら「破壊神」なんて大層な敵を取り扱う事自体がおかしいんじゃないかねぇ~。

   ビルス「地球を破壊する」

   って言うからみんなが
   
   「ヤベェ!地球はボロボロだ!それでも何としても地球を守らなきゃいけない!」

   っていうのモンじゃなかろうか?
   そういう方向に行かせたくないのなら
   最初からZ戦士が集まってわいわい「同窓会」しているぐらいで良かったんじゃないだろうか?
   まぁ、戦闘好きな世代がガッカリしないように隠していたんだろうけどね。

PS2)2015年4月18日に公開された「復活のF」
    大震災関連の影響はまだあるのだろうかな~。
    無くなったとしたら「クリリン」がまた「フリーザ」に殺されて「悟空」パワーアップみたいな展開なのかな?
    ねぇだろうな~。

「銀河パトロール ジャコ」を読んだ

2013-10-01 20:10:06 | レビュー・考察 (総合)
最終回まで見て思ったこと…

悟空が何故か戦闘ジャケットでじいさんの悟飯の所で飯を食っているとか
ブルマがメカに関して天才少女とかさ…

前者はさ。テレビスペシャルの「ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜」で、全裸でポッドに乗せられ地球にやってきてジジイの孫悟飯に拾われて終わる。
その後のエンドロールで孫悟空の半生を「光の旅」を流しながらこれから父やサイヤ人達の仇であるフリーザと戦うってな感じだったのに
「ジャコ」で戦闘ジャケットで飯食っているって…

後者は、ジャコでメカに関しては天才の5歳のブルマが宇宙船の不備を指摘するほど天才。
でも、ドラゴンボール初登場時は、悟空の四星球欲しさに

「おませさんね」

って言ってパンツ見せてお尻触ってもいいとか言い出すキャラだったぞ。

「十歳(とお)で神童、十五歳(じゅうご)で才子、二十歳(はたち)過ぎればただの人」

って事か?
歳取ったら考え方が変わるで済ませちゃっていいのか?



特に前者は放送時

「フリーザやっつけろぉぉぉ!」

って燃えていた思い出があるが、これを見て物悲しい気分になった。
こういう後付で良くなったのが1つもねぇ。

「ドラゴンボールGT」
「エピソード オブ バーダック」
「ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!(ベジータの弟「ターブル」が出てきたやつ)」


まだ「神VS神」を見てないけど、今後、見て絶賛している俺が想像できないんだよな。
個人的に神龍に

「もうドラゴンボールをいじる奴をいなくしてくれぇぇぇ!」

って願いたい。
って色々と言ったけど、所詮、読者の願望でしかないんだよな。

原作者の鳥山明氏からすれば

「ドラゴンボールはおめえーのもんじゃねぇよwwww」
「勝手に思い出にして勝手に美化して押し付けてんじゃねぇよwwww」
「いい年してまだドラゴンボールかよwwww」

ってな所だわな。
それを受け入れざるを得ないわ。
取り敢えず不満は言っておきたかった。

さて、ファミコンの「ドラゴンボールZ2 ~激震フリーザ!!~」でもプレイするか…
現在、未来のドラゴンボールなど考えず過去がいいなら過去だけに縛られるとしよう。


あ、最後に「ジャコ」自身の感想を述べておこう。
「ジャコ」って魅力あるキャラだったのに何で「ドラゴンボール」と絡ませる必要があったのか?
それにジャコは

「タイムマシーンは銀河法(だっけ?)で禁止されている」

とか言っていたな。
トランクスを過去に送った未来ブルマは後で罰せられるんだろうか?
それに、フリーザ一味を野放しにしている点はどう説明するのだろうか?
その後フリーザを見つけて戦いを挑み、銀河パトロールは返り討ちに遭ったのだろうか?

ドラゴンボールと絡ませるにはあまりにも適当、お粗末としか言いようがない。

まぁ、ドラゴンボールは連載時も割と設定無視とか豊富だったけどさ。
もう10年以上前に終わったものに対して更に足す事ないじゃん。
それに「ジャコ」のそのものの良さを殺しているとも言える。

結局…
「鳥山明」氏のファンだけが満足するだけの作品って事かねぇ…

つまらなければ押すんじゃない。

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