『ファミコン』こと『ファミリコンピュータ』は1983年7月15日に発売された。
今が2019年11月って事は発売されて36年。
多感な小学校1年生に誕生日プレゼントとして渡された子は現在はもう43歳って事になる。
もう良い中年である。
中年となって来ればもちろん、働いていてそこそこの役職になる人だっているだろう。
一昔前であれば『ゴルフ』なんかが接待の定番だったんだろうが
趣味が多様な今の時代、『レトロゲーム」で接待なんてのもアリかもしれない。
そこでそんな時代に対応する為にファミコンレビューが500を超えた髭人が
「ファミコンで接待するなら『コレ』!」ってのを挙げてみたいと思う。
まず接待する対象を決めてみよう。
・男性
・40代以降
・子供のころはファミコンを良くプレイしていたがそれ以降はゲームから離れ
最近発売された「ニンテンドークラシックミニ」を懐かしんで購入しプレイしてファミコン熱が再燃。
って所にしておこう。
選定する基準としては…
・2人以上の同時プレイが可能
・初見でもコントローラを触ってみればわかる明快な操作方法
・面白い
・接待相手を不快にさせない
って所か…
これらに該当するのを選んでみる。
取り敢えず「ニンテンドークラシックミニ」購入って事なので
これらの収録タイトルは除外とする。
「アイスクライマー」「ダウンタウン熱血物語」「スーパー魂斗羅」
「ダウンタウン熱血行進曲」「ドクターマリオ」「マリオブラザーズ」
「バルーンファイト」「ダブルドラゴン2」
収録タイトルの内、上記は遊べる。
ただ「熱血行進曲」はガチでやると喧嘩の温床になるので大人なら節度を守って行いましょう(苦笑)
紹介はちと割愛。
では、紹介していく。
と、その前に
『ジャンル』:そのまま、遊びやすさだからアクションかパズルがメイン。
『入手しやすさ』:5段階評価、1(入手困難)~5(入手容易)2019年のソフト単品の大体の価格。
『予習の必要性』:予め、プレイ動画を見たり実際プレイすることの必要性
『クリアまでの時間』:クリアするまでの所要時間
紹介の後で
『オススメ度』:入手しやすさ、遊び易さ、万人向けかなどを含めた総合5段階評価、1(やや悪い)~5(良い)
・「
T.M.N.T.」
ジャンル:ベルトスクロールアクション
入手しやすさ:3(1000円以上3000円以内)
予習の必要性:クリアするのなら必要。
クリアまでの時間:1時間半
説明:協力プレイで敵を倒して行くのは楽しい。
残機アップの裏ワザで下手でも長く遊べる。
クリアするつもりならラスボスの倒し方は特殊なので知らないと厳しい。
2もファミコンで出ているが必殺技の出し方が特殊だったり
敵の多さが流石にくどいと感じた。悪いゲームではないが1より2を先に選ぶ必要はないかな。
オススメ度:5
・「
がんばれゴエモン2」
ジャンル:ベルトスクロールアクション
入手しやすさ:3(1000円以上3000円以内)
予習の必要性:必要。
クリアまでの時間:2時間弱
説明:2人プレイであちこち探索して家の変な人に出会うのはなかなか笑える。
ただマップが広く円滑に進めるには手形の場所などを予め知っておく必要がある。
オススメ度:3
・「
クインティ」
ジャンル:アクションパズル
入手しやすさ:4(1000円以下)
予習の必要性:クリアするなら必要
クリア時間:1時間半
説明:パネルをめくって壁に敵を吹き飛ばす爽快パズルアクション。
協力すると見せかけて邪魔し合って対戦するのもいい。
ただクリアするには速さが重要でありその速さを上げる為に☆のパネルを探さねばならず
初見では集めきれない。
1ステージクリアするとか1回のゲームオーバーでやめるつもりならいいのかもしれない。
オススメ度:3
・「
ゲバラ」
ジャンル:トップビューアクション
入手しやすさ:1(5000円以上)
予習の必要性:なし
クリアまでの時間:1時間弱
説明:弾が無限で撃って撃って撃ちまくれる。
人質が沢山いて撃ち殺してしまえるが大したペナルティじゃないので撃ち殺しても問題はない。
人として出来るだけ助けてほしい所ではあるが…(苦笑)
無限コンテニューなので下手でも安心。
ただ、元ネタが実在の人物なので歴史を気にする相手だと注意。
それと、お高めであまり見当たらずそこら辺の中古ゲーム店でどこでも手に入る代物ではない。
オススメ度:2
魂斗羅
ジャンル:サイドビューアクション
入手しやすさ:2(5000円前後)
予習の必要性:なし
クリア時間:1時間強
説明:ゲバラ同様、撃って撃って撃ちまくれる横スクロールバージョンと言った所。
パワーアップで派手な武器になるし、人質はおらず相手はエイリアンなので構う事なく破壊、殺傷出来る。
ステージクリア時のデモのキャラもカッコいい。
『男』『筋肉』『大型銃』
心躍る!!
タイトルのコナミコマンドで残機30機になるので下手でも安心。
(コンテニューは3回だが、残機は30機を維持する)
ややお高めでどこでも売ってないのが難。
オススメ度:4
・「
クォース」
ジャンル:パズル
入手しやすさ:5(1000円弱)
予習の必要性:なし
クリア時間:対戦なのでなし
説明:自機から小さな四角状のブロックを撃ってステージ上にあるブロックを四角形にすると消えるパズル。
ボタンを押す回数の正確性が試されるゲーム。
分かりやすく面白い。
オススメ度:5
・「
バトルシティ―」
ジャンル:画面固定シューティング
入手しやすさ:3(2000円前後)
予習の必要性:なし
クリア時間:1時間弱(ステージ数多し)
説明:協力して敵を倒して司令部を防衛しながら進んでいく。
単純で面白い。
たまに邪魔しあいになってしまうのはご愛敬。
オススメ度:3
・「
ヨッシーのクッキー」
ジャンル:パズル
入手しやすさ:4(1000円以下)
予習の必要性:なし
クリア時間:対戦なのでなし
説明:十字キーで縦横を固定しクッキーをスライドさせて1列同種に変えて消していくパズル。
すぐに馴染めて楽しい。
オススメ度:3
・「
ヨッシーのたまご」
ジャンル:パズル
入手しやすさ:4(1000円以下)
予習の必要性:なし
クリア時間:対戦なのでなし
説明:4列のラインの全てを入れ替えるというあまり見ないタイプの落ちものパズル。
連鎖など複雑な要素はないが軽くヨッシーを作るか欲張ってでかいヨッシーを作るかは性格が出る(笑)
オススメ度:4
・「
ワイワイワールド2 ~SOSパセリ城!!~」
ジャンル:アクションやシューティングなど
入手しやすさ:3(2000円前後)
予習の必要性:なし
クリア時間:1時間半
説明:コナミキャラが多数出て色んなゲームが出来て飽きさせず非常にお得。
オプションで残機を増やせるし、無限コンテニュー。
難易度もそう難しくはないので下手でも繰り返していればクリアできる。
1を挙げないのは後述する。
オススメ度:5
・
ワギャンランド3
ジャンル:パズル
入手しやすさ:3(2000円以下)
予習の必要性:なし
クリア時間:対戦なので無し
説明:ストーリーモードがあるが、接待なら対戦モードで遊べる。
神経衰弱や数字探しがあるがやはり「ワギャンランド」なら
しりとりで裏読み探しで「そんな読み方ありかよ!」と盛り上がれる。
1と2には対戦モードがないので除外。
オススメ度:3
・「
くにおくんの時代劇だよ 全員集合!」
ジャンル:ベルトスクロールアクション
入手しやすさ:3(2000円以下)
予習の必要性:あり
クリア時間:1時間半
説明:まず、名前を「こがねむし」にして技やお金を最大にしてあれこれ最適を探る為に
設定をしなければならないので予習は必要。
準備が整ったら、後はマップを移動し敵をブチのめすだけ。単純明快。
オススメ度:4
後、個人的に1人用ながらちょっとプレイしてほしいソフト
・「
ポートピア連続殺人事件」
ジャンル:コマンド選択式アドベンチャー
入手しやすさ:4(1000円以下)
予習の必要性:あり
クリア時間:30分
説明:未プレイの人でも知っている「犯人はヤス」というフレーズ。
では、何故『ヤス』が犯行に至った動機を知る人はというと意外に少ない。
それを解き明かし『ヤス』の心境になってみるのもまた面白いかもしれない。
そして本当に犯人は『ヤス』だけなのか…
オススメ度:2
・「
リップルアイランド」
ジャンル:コマンド選択式アドベンチャー
入手しやすさ:2(2000円以上)
予習の必要性:あり
クリア時間:1時間弱
説明:絵本のような世界観で『カイル』と『キャル』の甘酸っぱい男女の冒険を行う事が出来る。
但し、非常に意地悪な謎解きがあり、初見には厳しく予習は必須。
入手しづらいのが難
オススメ度:2
除外したソフト
・「ワイワイワールド」
除外理由説明:2を入れるのなら何故1を入れないという所だが
穴落ちで即死。
一方が死ぬと、相方も死なないとそのステージで同時再開が出来ないというのは
久々にプレイするって人には辛い。
生き返らせる手段も基本、弾丸100個ってのは集めるのがしんどい。
マメにパスワードを取るなんて方法もあるがまどろっこしいだろう…
・「桃太郎電鉄」「SUPER桃太郎電鉄」
除外理由説明:接待である以上、良い感じで相手に勝たせる必要がある。
運要素があるのでラスト付近で『スリの銀二』に遭遇するなんて事態が起こり
勝たせるつもりが勝ってしまうのは可能性があるのは好ましくない。
・「爆笑!人生劇場」シリーズ
除外理由説明:パーティゲームですごろくだから楽しめそうなイメージはあるが
プレイ終盤のバランスは結構いい加減で
序盤に学力あげたりしてとあれこれ努力しても
「1億円ポンとくれたぜ」
と、10万ドルもらった『ベネット』がビックリするほどの額が
イベントで学力無視で簡単にもらえるのは空しくさせる。
それと、人生って事もあって
ゲーム中イベントで接待相手の人には言えない偶然トラウマに触れたりすることもある可能性もあるだろう。
最初楽しんでプレイしたのにとあるイベントを経た途端、接待相手が黙り込んでしまって
聞くのもはばかられ微妙なテンションで終わってしまうなんて事もあるだろうからな。
後、ゲームキャラが中年になってきてハゲてきたりする。
40代以降生え際が気になる人ならその辺り自分と重ねてしまうかもしれない。
避けた方が無難。
以上かな。
万人が一緒に遊んで楽しいのはひとまずこれぐらいか。
これで楽しんで頂ければ幸いかな。
ファミコンって闇そのものみたいなゲームもあったりする。
プレイ開始1~3分でクソゲー判断できる出オチ的ゲームは接待なんかでは大笑い出来る部分もあって
場の空気を変えるにはありだろう。
クソゲーだとネット上の評判を知っていても未プレイなのは結構ある。
だから実際触れてみるのも一興である。
「ファミコンの究極のクソゲーはどれかッ!!」
なんていう企画型接待もアリかもしれない。
需要があれば記事にするかもしれません。
あるんだろか?(苦笑)