highdy の気まぐれブログ

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リンクと著作権にはご注意を!

2023年03月07日 | 雑学知識



いつもよく受ける質問に「リンクと著作権」に関するものがあります。
著作権は非常に細かい決め事が沢山あり面倒なものです。
私たちは安易にブログを書いていますが、他人の創作物を断りもなく
勝手に流用したり、盗作の例が多く沢山の著作権侵害が見られます。
世間常識も道徳的マナーも持ち合わせない方々も見受けられます。
社会人である以上、法を守り一定レベルの常識はお互いに持ちたいものです。

勝手にリンクしてもいいの?
 インターネットを利用する際に無償で公開している情報へのリンクについては、リンク先(URL)を紹介するだけであれば何ら著作権侵害とはなりませんつまり、リンクそのものは原則自由です。
例え、「リンクをする場合には許諾が必要」、という主旨の表現が記されている場合でも、法律的に罰せられることはありません。
Web 標準化の団体、公益社団法人著作権情報センターなどにおいても規定はありません。gooブログ自体でも以前はトラックバック方式を採用していましたが、時代の流れにより2017年末以来やめています。
従い、あらゆるサイトにおいてリンクは原則認められていますが、画像
(写真・イラスト)や文章そのものを著作者に断りなくブログなどに使用することは、多くの場合道徳的マナー違反、及び著作権の侵害になります。

リンクの使用目的によっては違法
 1.他人の著作物(コンテンツ)を目的外(教育・研究・放送など)に使用するリンクの場合
   当然、誹謗・中傷などの目的として複製・転載のために利用すれば、目的外ですから違法です。
 2.他人の著作物(コンテンツ)により、営利を得る目的に使用するリンクの場合
 3.明らかに著作権侵害とわかるコンテンツへのリンクは禁止されています。

 
コンテンツ(contents)とは、のメディアインターネット、テレビ・ラジオ、新聞・雑誌など)を通して伝えられる価値のある情報で、一般的には広告は含まれないものをいう。

問題が多いリンクの例
 1.多くのリンクは、法的には問題が無くても、ブログを含む各種SNSのリンクポリシーの規定違反、または道徳的なマナー違反を犯しています。
 2.ブログなどでは、マナー違反及び著作権の侵害から端を発し悪い方向に発展・利用して、誹謗・中傷記事の書き合いで争いになっている例も多数あります。
 3.テレビの放送内容(映像)を放送目的以外の記事にして、多くの著作権違反をお犯しています。
  
すなわち、著作権者・著作隣接権者の「複製権」や「送信可能化(インターネットでアクセス可能にすること)」に抵触したまま利用している方が多いです。(放送コンテンツ適正流通推進連絡会が監視しています。)
 4.直接的に関連のないサイトを勝手に自分のサイトの記事へリンクさせることはマナー違反ですし、サイト運営者の信頼性に関わる問題です。
 5.URLではなく、コンテンツや画像そのものにリンクを張る
直リンクという)のは、一般的に(サーバーに負荷がかかるため)認められておらず、そのようなリンクはしてはならないことになっています。
 6.記事の中に流用するリンクでは、転用
(無断は盗作、許諾による転用)引用(許諾の有無に関わらず、一般的には無断で利用)があります。盗作はもちろん犯罪ですが、コンテンツの制作者の許諾範囲内で利用すれば問題はありませんが、その範囲を超えると違反です。
引用の場合には、そのルール(書き方、出典の表記法など)に従わないと違反になります。
無料での使用を認めていない画像やイラストを「ネットから借用しました」では、引用とは言えず盗作です。
ブログや YouTube に投稿する場合、著作権フリーが明記されているイラストや音楽を使うように注意をすることも必要です。
例外もあり、教育・研究者・指導者などが、その教育目的として複写や引用する場合は、その著作権者の許諾を得なくても罪に問われることはありません。


 当ブログの場合は、コメントの著作権(第2章)関しても細かく定められています。つまり、著作権を事務局へも許諾することになっています。

著作権とは何か?
 「
著作権」とは下図のように知的財産権の一つですが、 「思想または感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」と定義しています(2条1項2号)



「思想または感情でないもの」「創作的でないもの」「文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属さないもの」はいずれも著作物ではありません。
アイディア(考え)だけで紙に書いていなければ、「表現されていないもの」に該当し、誰かが盗用しても罪になりません。それを誰かがメモ紙にでも書けば、書いた時点でその人に著作権が発生します。
ビジネスで活用されている「アイデア」・「企画」・「事実」・「データ」・「実用品のデザイン」の類は、著作物ではないものとされていますが、それを盗む「スパイ行為」は業務上管理している財物
(情報が化体された媒体)の横領と言えるため、「業務上横領罪」になります。例外的に、「データベース」のようなものは「創作物」として著作権が付与されます。
著作物の種類及びその隣接権は多岐にわたりますが、「工業所有権」と異なり、著作権そのものは、何の登録・申請(登録・申請も可能ですが・・・)をしなくても、書いた時点で著作権が発生します。






本日もご来訪いただきありがとうございました。

  
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8 コメント

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意外な点も・・・ (fumiel-shima)
2023-03-08 06:51:05
highdyさん、おはようございます。

こうして説明していただくと私自身もそうですが、
おそらく多くの人がリンクや著作権について多少わかっているつもりでもよくわかっていないということなんでしょうね。
『えっ?』と思うこともあり、貴重な資料ともなりました。

ぼログ上のトラブルはやはり「問題が多いリンクの例」の2.のケースが多いようですね。
返信する
とても勉強になる記事をありがとうございます (KEI)
2023-03-08 20:43:36
こんばんは。お久しぶりです。
今日の「リンクと著作権にはご注意を」の記事、私も知らないことが多く。とても勉強になりました。

頭が悪く、なかなか飲み込みにくいので、
何度も何度も記事を読みにまいりましたが、ついに
記事を保存させてもらいました。

生徒さんにも注意を促したいので、印刷して配布させてもらってもいいでしょうか?
返信する
時間が無くて・・・ (highdy)
2023-03-08 21:16:11
fumiel-shima さん

知っている方は知っておられるし、興味のない方、責任感の無い方、いい加減な方や面倒がり屋さんなどは、多分違反ではあろうと推測しながらも平気で法を犯す方が多くおられます。
時間が無くて記述不足ですが、一部だけでも知っていただくだけで、かなりの知識になると思います。
ご指摘の問題点はいろんなグループで、被害者も加害者も運用を誤っており、いちいち介入してご説明していたらキリが無いです。
無知とは言え、法を無視することは決して良いことではなく、「殺人は犯罪と知らなかったから・・・」では済まされないのが、法治国家ですから。
返信する
どうぞご自由に・・・。 (highdy)
2023-03-08 21:33:11
KEI さん

私は自称・発明家でもあり、「発明学会」という団体にも所属しています。現役時代は数多くの職務発明をし、「賞金稼ぎ」と審査員に揶揄されたくらい上位賞金獲得の常連でした。
いろんなコースの大学で法学を学びましたが、どの分野でも成績不良はありませんでした。そのため、ほんの少しだけ一般の皆様より、この方面の知識に興味があります。
highdy のお役に立てる(?)「情報」は、いつでもリンクフリー、複製利用もOKですので、ご自由にお使いください。
但し、著作権は保留していますが、著作者名の表示は不要でご利用いただけます。
返信する
初めまして ()
2023-03-17 12:22:08
こんにちは。

highdyさんのブログには、お邪魔させていただいて参考にさせて貰っています。

リンクについてお聞きしたいのですが
一般的な個人ブログに於いて、「無断リンクしないで下さい」と、明記しているにも関わらず、ブログそのものをリンクするのは、法的うんぬんというよりモラルとしてどうなのかと思うんです。

私は、水仙さん(あえて名前を出します)に、悪意のリンクを三度ほどされました。
迷惑なので外して下さいと何度もお願いしたのですが、未だに実行されません。

彼女の考えは
リンクをすること自体には、なんら法的問題はありません。とのことです。

この考えのもとに、多くのリンクをしています。
当然、リンクをOKされる方もいらっしゃいます。
それは問題ないと思っています。

ただ無断でリンクを貼られ迷惑に思う方もおられます。

前にも書きましたが、法的に問題どうのこうのじゃなく、これってモラル欠如だと思います。

悩みましたが、highdyさんのご見解を是非お聞かせいただければと、思い切ってコメントしました。
よろしくお願いいたします。
返信する
法的に問題が無くても・・・ (highdy)
2023-03-17 14:26:03
紬 さん

いつもご訪問ありがとうございます。
リンクそのものは「公開されている」ものであれば、法的には昔から確かに問題になるものではありません。パスワードでログインするサイトの場合の判断は微妙ですが、「そのサイトIDを持たなくても閲覧できる場合は公開」と言えます。

しかし、組織や専門サイトとして情報を提供する公開のURLとは違い、公開と言えども、個人の発している情報源であり、且つ、ホームページとは異なりブログは相互交流を図る目的の性質もあることから、発信者が「リンクフリー」を宣言していない限り、社会人であれば常識的にはひと声了解を得る程度の配慮はあって然るべきものと考えます。

もし、了解を得よう思ってもその手段がない場合は、「URLのみのリンク」は許されます。ただその場合、リンクしたことに対する「指示や依頼が発信者からあった場合」は、それに従うのが道徳的な配慮であると考えます。場合によっては、了解を得ずにリンクまたは引用(流用)した記事において、著作権及び隣接権の違反を知らずに犯していることもあります。
仰る通り、正に「モラルの問題」で、彼女にどのような悪意があったか否か、私は詳細な経緯不明で判断できませんが、少なくとも「リンクを外して欲しい・・・」というご要望には応えるべきと考えます。

なお、私はブログにおいては政治家など組織人の評価・論評を除いて、「個人が特定できる」ような記事は一切書きません。(もちろん、本人に罪の意識があれば、その方は自分のこととと認識される場合があるかも知れませんが・・・)「問題が多いリンクの例」にもありますが、下手をすると特定個人に対する誹謗・中傷に発展することもあるからです。
良いこと以外は、個人名は避けられた方が宜しいかと・・・。
返信する
ありがとうございます ()
2023-03-17 16:03:45
さっそくのお返事、ありがとうございます。
引用させていただいてよろしいでしょうか?

私のコメント欄は解放しておりますので、リンク了解を得ようとする気持ちがあれば出来ます。
まさに無断リンクなのです。

>良いこと以外は、個人名は避けられた方が宜しいかと・・

この指摘は、今回のコメントで私が水仙さんの名前を出したことへの苦言でしょうか?
これは、あえて出しましたが改めなくてはいけませんね。
ご忠告ありがとうございます。

ちなみに、彼女は他人様の名前を題名や記事で出すことが多いのです。これに困ってるのです。
参考までに。

最後に、この件では決してhighdyさんには迷惑をおかけしないようにいたしますね。

お忙しいところ、お答えいただきまして、ありがとうございました。
返信する
お気遣いなく・・・ (highdy)
2023-03-17 19:54:23
紬 さん

ご丁寧にリコメをいただき恐縮です。
私の記事は常にリンクフリーを宣言しています。引用に関しても通常のルールであれば、原文を加工しない限り自由にお気遣いなくご利用ください。
個人名の扱いについては、「苦言」と解釈せず単に忠告と思ってください。事情を詳しく知らない私が、紬 さんに苦言を呈する理由は何もございませんので、お気になさらずに・・・。
私に答えられる質問はいつでも対応します。お気軽にお問い合わせください。回答が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。
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