highdy の気まぐれブログ

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暗算の手法を思い出して・・・(最終回)

2022年05月20日 | 暗算の手法


いよいよ終わりに
 今回でいよいよ計算法シリーズもこれで終わりにします。ダラダラと思いついたまま書いていると駄文が増えるばかりですので・・・。が、最後にシメとしてひと言。

暗算のテクニック
 必ずどれか一つだけでも覚えて、家族や友達を驚かせてください。知識はというものは他人に教えることで必ず身につきます。
それと暗算の極意というべきものも覚えておいてください。
これまでは掛け算の暗算法の紹介でしたが、加算・減算でも暗算は使うべきです。計算の早い方、頭の良い方は必ずこの方法を利用しています。


極意 その1
 加減算する場合、両方の数値または一方の数値を、キリのよい数値に必ず丸めて(置換して)計算すること。計算がとてもラクに早くなります。
 ・ キリの良い数字だと瞬時に計算できます。
 ・ 桁数が少ない程、計算速度が上がります。
 例題
 ① 123+456 ⇒ 100+23+456=556+23=559  579
 ② 3724+891 ⇒ 3700+24+900-9=4600+(24-9)=4600+15=4615
 ③ 234-56=234-(60-4)=174+4=178 または
      =23060+(4+4)=170+8=178 と考えます。
極意 その2
 基本的に掛け算でも足し算でも上位から(左から右へ)計算すること。
 (但し、×11のように隣同士を足して繰り上げの多いときは、右から答えを書く必要のある場合もありますが、殆ど一瞬で判断できます。)
   23      56   従来法(右から左へ)で計算するとき
 +)45  ×) 78   繰り上がり数字を覚えるのも、直前の
  →     →       計算値を覚えるのも変りません。
極意 その3
 やさしい因数分解の公式に当てはめて計算
 多くの数字は、(a+b)、(a-b)、(a-c)のような組み合わせです。
 そのような場合の二乗計算や掛け算に使える公式は比較的簡単ものです。
極意 その4
 できるだけ沢山練習をして、数字の特徴を瞬時に見つけることです。

まとめ(1~10)
1)×11の暗算
   両端そのまま、隣同士を足して書く(10を超えた場合は上位に+1)

2)2桁同士の掛け算では図式解法を思い出す。面積式・直線式

3)2桁同士の掛け算10位が同じで1位が足して10
   10位の一方に+1をして掛け算、その右隣に1位同士の掛け算を並べるだけ。

4)2桁同士の掛け算1位が同じで10位が足して10
   10位同士の掛け算に1位の数字を加えて書き、その右隣に1位同士の掛け算を並べるだけ。
   (但し、落とし穴に注意、1位の掛け算が1桁だったときは、左に0をつける。)
  メチャ簡単な掛け算(二乗)計算例
  25×25、35×35、45×45、・・・・・・これほど簡単な計算はない!
  2×(2+1)の隣に25 625、3×(3+1)の隣に25 1225、・・・・・・

5)11~19までの二乗計算
  4)によく似ているので注意! 計算する一方の数字に1位の数字を加え、その右隣りに位同士の掛け算を1桁上位方向にずらして足し算するだけ。
  21~29までの二乗計算
  上記に似ているが、計算する一方の数字に1位の数字を加え後に2倍が必要、以下同じ。但し30台以上では実用性が低く、30台以上の二乗計算では、以下の公式を使った方が速いこともある。
  (人によっては、公式に頼らなくても暗算が速かったり、30位までなら覚えておられる方も多い。)
 

6)因数分解の公式で置換暗算をラクにする
  例題 ① 32×37、② 24×16、③ 21×19
  

  2×5(=10)、4×5(=20)などに分解できる掛け算は、優しい計算に置換する。
  15×18=3×5×2×9と同じなので、27×10=270 と簡単になる。
  12×35=3×4×5×7と置換しても良いので、21×20=420 と計算できる。

7)highdy「最も一般的な計算プロセス」
  これまで方法のどれも思い浮かばない人は。この方法による。
  両側そのまま、たすき掛けあんこを加える方法。2桁でも3桁でもできるが掛け算で繰り上げ数が出た場合は上位に加えることを忘れないこと。

8)highdy3桁でも考え方は同じ。

9)2秒で答えが書ける×11の計算
  2桁なら2秒で答えが書ける程簡単で、何桁になっても方法は同じ。
  でもできることなら、繰り上げを予想しながら、上位(左)から答えを書く習慣にした方がよい。
  上位が同じ数字なら、インド式が速いことも。

10)インド式算術置換(変換)法
  掛け算割り算では、その順番を入れ替えても結果は同じであるので、先に学んだ置換法による計算をラクにする方法を考える。
  インド式では2510÷2100÷4として利用し、計算の簡略化を図っている。
  すべての計算は、極意にもある通りキリの良い数字に置き換えることで、計算がラクになる。

11)ゴースト暗算とインド式計算
  少し余裕のある方は、highd法とは異なる手法を研究してみるとよいと思います。
  いずれの場合も、沢山練習して、瞬時に適切な計算法が思い出せるようでないと、どの方式も実用的には使えませんが、どれか一つ覚えておいても損はしない知識だと思います。




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暗算の手法を思い出して・・・(11)

2022年05月19日 | 暗算の手法


できる人の努力
 勉強や仕事ができる人はそれなりの努力をしているものです。
単に頭が良いから、悪いからと言ってもそれほどの差があるものではありません。
頭が良くても環境に恵まれず、学歴を積むことができなかった人もおられます。
頭が悪くても、環境に恵まれなくても、学歴を積めなくてもそれなりの努力をした highdy のような人
嘘つけ! でも、努力をしたことだけは自他ともに認めていますが・・・)もいます。
世の中には、運よく成功した方も沢山おられますが、一般的に大成した多くの方々は、それなりの努力をされた方です。
学生時代に会社を立ち上げ
ゴースト暗算を普及させた、ルイ・イーグル代表の岩波邦明氏も努力の人です。
highdy が知ったのは約10年前ですが、多数の暗算関連の書籍も出版されているようです。highdy の方法とは異なった「お魚プレート」を使ったユニークな方法です。
以下はゴースト暗算法による2桁×1桁の掛け算の基本例ですが、詳しくは
こちら(https://sugaku.fun/ghost-mental-arithmetic)をご覧ください。




ゴースト暗算塾
 実際に岩波氏の授業風景を見ると、とても面白いです。
highdy の暗算法が向いている方そうでない方もおられると思います。そのような方はゴースト暗算法インド式算術を試して見られることをお奨めします。
highdy のお奨めとしては、右脳と左脳のバランスの良い活用及び老人の認知症予防として、ゴースト暗算法は脳トレの意味からも効果があるものと考えます。

 
授業風景をご覧になってください。小学生が僅か1時間で計算能力が見違えるように向上しますす。


インド式算術
 YouTube を検索してみると、この種の動画は非常に多くあります。
参考までにひとつだけ挙げておきますが、興味のある方はいろいろ検索してみてください。
highdy の記事に含まれていない手法も沢山あるようで、研究不足の自分が恥ずかしくなりますが、遊びの一部を実用的に使えないものかと考えたもので笑ってやってください。
別に数学者でもないのでこんなレベルの人間だと諦めています。少しでもお役に立てれば幸せです。




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暗算の手法を思い出して・・・(10)

2022年05月15日 | 暗算の手法


インド式算術の置換(変換)法
 これまでこのシリーズでは掛け算の例が多かったのですが、割り算に関して highdy は正直なところ殆ど何も研究していませんでした。
そこで、掛け算・割り算に使える、計算がとてもラクになるインド式算術」のテクニックを少しだけご紹介しておきます。。
予備知識として掛け算や割り算では、その順番を入れ替えても結果は同じであることを覚えておいてください。

例 3×8×4÷2=48、8÷2×3×4=48、8×4÷2×3=48
「5」や「25」を使ったもので、
    10÷2=5、 2×5=10、
    100÷4=25、 25×4=100
という関係にあるこれらの性質を利用します。

「5」の掛け算場合、141×5=141×2×5÷2(
掛けて、割っているの結果は同じ)
つまり、141×10÷2=1410÷2=705となり、掛け算がとても簡単な割り算に置換(変換)できます。
もし、偶数の168×5であれば、168÷2×5×2
(割って、掛けて同上)と置換でき、84×10 と同じわけで、答えの 840 が簡単に求められます。

25」の割り算では、2125÷25=2125×4÷100=8500÷100=85 と置換されます。
「25」の掛け算では、186×25=186×100÷4=18600÷4=4650 のように割り算に置換することで、暗算をラクにする方法があります。
このように、キリの良い数字を使って計算式を暗算しやすいタイプに置換する方法が無数にあります。
何かで割り切りやすい数字を掛けて割ったり、またはその逆を使う発想の軟らかさを駆使すれば、手間のかかる暗算が簡単になります。



オマケのお話割り切れるか否か?)
 きょうもまたオマケのお話で・・・。
割り切りやすい数字」が出たついでに、割り算をする前にその計算が割り切れるか否かを、一目で見分ける方法highdyの記憶)があります。
皆様は偶数(0,2,4,6,8)であれば、2で割り切れることをご存じの筈です。
では、3で割り切れるかどうかの判断はどうするのでしょう?

ある数字が3で割り切れるためにはすべて位の数字を合計し、その数字が3で割り切れれば、その数字は3で割り切れるという不思議な性質?があります。
例えば、「831」について、8+3+1=12、12は3で割れるので,
831/3=277 となります。
「12345」では? 1+2+3+4+5=15、15 は3で割れますので、
12345/3=4115 です。

6で割り切れるかどうかの判断は、6=2×3なので、
① 偶数であって ② 上記の条件(3で割れる)を満足する必要があります。
例えば、「816」は、偶数で、且つ、8+1+6=15、15 は3で割れます。
従い、816/6=136 という結果になります。

9で割り切れるかどうかの判断は、
すべて位の数字を合計し、その数字が9で割り切れれば、3で割り切れます。
例えば、「1854」は、1+8+5+4=18、18 は9で割れます。
従い、1854/9=206 という結果になります。

なお、その他の数字(4,5,7,8)に関していろいろ試しましたが、それらしい手掛りは見つかりませんでした。たまたま、Web上のインド式算術の記事の中に
「有効な見分け方は無い」と見つけました。
トホホホ・・・やっぱりそうだったのか、時間の無駄だった!


このシリーズはまだ続きます。
どれか一つ覚えておくだけでとても役に立ちます

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暗算の手法を思い出して・・・(9)

2022年05月14日 | 暗算の手法


2秒で答えが書ける×11の計算
 「×11の計算」において、掛ける数字が何桁になっても同じような方法で計算ができ、2桁同士なら僅か2秒で答えが書けます。
その1で学んだ内容を手順通りに再解説しただけです。
 例えば、×11の計算では最下位から順に左に答えを書いていきます。
① 初めに最下位のを書き、
左に=1を書き、は次の計算値に加えます。
左に13、13+を書き、は次の計算値に加えます。
左に=11、11+を書き、は次の計算値に加えます。
の左に=9、9+1=なのでを書き、は次の計算値に加えます。
⑥ 0の左に4+1=5、すなわち最上位の数字に5を書けば答えの完成です。
つまり、「45678」 という数字を見ただけで、502458」という答えが書けるわけです。従来学校で学んだ1桁ずらした状態を想像しながら(実際に頭の中でやってみてください。)加算して書いて行くより速いと思います。


インド式算術の一例
 highdy はインド式算術に関して殆ど知りません。
足し算、引き算に関してもユニークな方法のようです。
が、ここではネット上にあった掛け算の例を取り上げてみます。

2桁の掛け算で、上位が同じ数字の計算をするのは、とても簡単です。例えば、11×19、39×3253×58 などの場合、
① 一方の数字と他方の下位の数字を加えた数は、どちらも同じ数字になります。ここまでは解りますね。
  11+9=1+19=203929324153835861
その数字に上位の数字を掛け、
② 上位の部分 20×10=200、41×30=1230、61×50=3050
それに下位の数字同士を掛け算して加算したものが答えになります。
③ 200+1×9=209、1230+9×21248、3050+3×8=3074

じっくり、落ち着いて試してみてください。highdy の方法(その4または、最も一般的な計算プロセス とどちらが簡単でしょうか?


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暗算の手法を思い出して・・・(8)

2022年05月12日 | 暗算の手法


違いは何なの?
 学校で教わる方法と highdy の提唱する方法の違いは、何処にあるのでしょう。
一般的に多い2桁や3桁の暗算においては、一桁の掛け算を多数繰り返しながら、足し算を併行して最終的な答えを求めます。
その過程で、足し算の回数を減らそうと考えたのが highdy の方法で、瞬間的な記憶の苦手な方には不向きな方法かも知れません。
しかし、脳を良く使う過程にある時期(小学校~大学時代)に訓練すると、とても効果のあるものです。老年者になってくると、記憶が段々苦手になって来るものです。
具体的にその違いを比較してみましょう。



3桁の計算では?
 2組の数字の掛け算で、一方が3桁の場合はどうでしょう。
基本的に考え方は、無条件に1桁の掛け算をする最上位、最下位の計算はそのままで、その中間部に加える数字を算出するための加算部が2桁同士の足し算ではなく、一方が3桁になる点が異なります。
多数練習して十分に慣れないと、うっかり「0」を落として桁違いのミスを犯してしまいます。



人は悪い習慣を改めるのに時間がかかるように、慣れた行動に対して新しい行動を身につけるにはかなりの努力が必要です。
でも、努力する人は他人に差をつけることができるのも事実で、それが宇宙の真理とも言えるもので、努力に対するご褒美でその分ラクができます。



オマケのひと言
 昨日、2泊3日の信州旅行から帰って参りました。
とても楽しく、ため(勉強:また知識が増えた?)になった旅でもあります。ずっと標高の高い所に滞在し、下界(?)に降りてくると、大変な暑さを感じます。
美味しいものの食べ過ぎで、暫くは体重計には乗らない方が精神的にいいのではないかと考えています。旅行中運動(と言ってもウオーキングのみ)も良くしましたが、それ以上に栄養分を摂っているような気がします。
素敵なデュエットのフルートまたはオカリナのミニコンサートもあり、至福のひと時でした。(そのうち機会を見てご報告します。)



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暗算の手法を思い出して・・・(7)

2022年05月09日 | 暗算の手法


(予約投稿) ただいま信州を旅行中!

究極の掛け算?
 以下の計算法は究極の暗算法? とにかく素晴らしい発想で、これぞ究極の暗算法と思いきや、掛ける数字のいずれもが10位が9であることが条件です。
しかし、覚えておいて損をするものではなく、知識は多いほど良いものです。
ちなみにこの方法は highdy が考えたものではありません!

それぞれ100から掛ける数字を引いて、出た答え同士を足して100から引いた値と、出た答え同士を掛けた値を並べるだけ。

10位の数字が8以下の場合では、同じ方法では上手くいきません。

最も一般的な計算プロセス
 学校で教わる方法と highdy の提唱する方法の違いは次回解説しますが、highdy の2桁の掛け算の一般的な手法を先にご紹介します。
これまでの様々な暗算法がどうしても覚えられない人
(そんな方は滅多におられないと思いますが・・・)は、以下の方法を試みてください。
図式解法と比べれば、正しい計算であることがご理解できると思います。
ただ、どんな方法であれ、新しいことは数多く練習しないと覚えられないものです。


暗算で求めた52(実際には520なので)を足す位置(位)を間違えないことです。

2桁の掛け算であれば、1000と100の位、10と1の位はそれぞれ最大81(=9×9)で繰り越しが無いため、無条件に掛けた数字を表記しても使える方法なのです。


オマケのお話
 ホームページを開設した2008年頃だと思いますが、
highdy が高校時代に思いついたものを一部手を加えて「新天才教育法」として発表しました。
その数年後位に「
インド式算術」が爆発的に流行したこともありました。
ちょうど安倍政権腐敗政治の露呈と、誤ったゆとり教育衰退途上国化が始まった途端に人気も下火になって意外に普及しなかったようです。
いまでも、続けて教えている塾もあるようです。
highdy はボランティアはしても、働く金儲けをする?)気は全く無いので、この方法も闇に葬られる(?)かも知れませんが、こんなことを考えている棺桶に片足を突っ込んだ後期高齢者もいたということで・・・。


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暗算の手法を思い出して・・・(6)

2022年05月08日 | 暗算の手法


暗算をし易くする方法
 何でもがむしゃらに無駄なエネルギーを使ってチャレンジするのではなく、じっくり頭の中を整理しながら考えることも必要です。
それにより、思わぬことに気づき、とても合理的な手法を思いつくこともあります。

置換による方法
 ある数字の掛け算をするとき、以下のような組み合わせの関係にある場合は、それぞれ同じ意味を持つ組み合わせに置換して暗算するとよいでしょう。
例えば、① 32×37② 24×16③ 19×21は、これまでの暗算法にはなかったものですが、以下のような置換法に当てはめて計算ができます。
  ① 32×37② 24×16③ 19×21を上記に当てはめて、暗算してみてください。

10(=2×5)を含む場合
 ある数字の掛け算をするとき、2や5で割れる数字を含む場合は、それぞれの数字を2や5で割って考えると非常にラクな計算になります。つまり、×10にしてしまうのです。同様に、×20(=4×5)で置き換えるとラクな場合もあります。
ただ、以下の③の例のように瞬時に思いつかない場合は、他の方法を考えた方が良いでしょう。





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暗算の手法を思い出して・・・(5)

2022年05月07日 | 暗算の手法


与えよさらば与えられん
 自分が将来幸せになるためには、自分の子どもを立派に育てることです。すなわち、「与えよさらば与えられん(でも、期待してはいけませんが・・・)
子どもの将来に役立つ知識を与えるのも親の愛の一つであり、中学・高校・大学受験にも活用できるこのような暗算力は、それが早い程功を奏するもので、他人との差別化が激しい社会で威力を発揮するものです。
できれば、中学生までに完全にマスターしておいて欲しいものです。

べき乗計算
 日常生活においてのべき乗計算で多いのは「0.5乗」
(=1/2乗、つまり「ルート」として馴染んでいる平方根)や面積を求める際に使う「二乗」の計算だと思います。
二乗を暗算で行うには、以下に示す「その6」、「その7」を使います。
いずれも①の落とし穴にハマらない限り、簡単に演算できます。




ただ、highdy の考えたこの方法では、31~39の計算では、一方の数字に1位の数字を加えて3倍する必要があります。41~49では4倍、51~59では5倍・・・となり、数字が増えると何のための暗算か意味がなくなってしまいます。
従って、29 までの二乗計算には有効でも、それ以上はお奨めできません。前にも述べましたが、19の二乗までは覚えておいた方が、何かにつけて便利です。それに1日で覚えることができます。

小学生でも解る方法
 末尾が1や9の二乗計算、及びそれ以外の30を超えるような二乗計算には以下の方法がお奨めです。



特に、(a+b)の二乗に関しては、先の図式解法でも説明しまたが、中学生ならまだしも小学生は因数分解べき乗計算も教わっていません。
しかし、小学生に対し因数分解という言葉を使わなくても計算の意味を分かり易く説明することは可能です。



このようにすれば、彼らは大人より素早く瞬時に計算してしまいます。脳の発達が顕著なうちに鍛えておきましょう。
できの良い子に育てれば、あなたも幸せになれます。


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暗算の手法を思い出して・・・(4)

2022年05月06日 | 暗算の手法

2桁の掛け算
 きょうの暗算は昨日とよく似ていますが、同じ2桁同士の組み合わせでも10位の数字が足して10になり、1位の数字が同じ2組の数字です。
例えば、12 × 92、24 × 84、35 × 75・・・など、よくあるパターンですが、暗算が最もラクなパターンになります。これは絶対覚えておくべきです。

暗算の落とし穴
 暗算にも落とし穴があります! 「自分は暗算は得意だから、これは簡単 !」と甘く見てはいけません。
下記①のようにわざと意地悪な問題を用意しました。つまり、暗算にはセルフチェックも必要です。概ね 10 と 100 に近い数字を掛けるのですから、答えが1000に近い筈ですよね。常に 1位の掛け算を2桁の答えを意識し、仮に計算値が1桁の1や4、9であっても 01、04、09であることを認識しておいてください。



この落とし穴にはまることが無ければ、メチャ簡単とても楽な暗算法ですね。

少しだけまとめを・・・
 これまでご紹介した暗算法のポイントをまとめてみましょう。

① 11 × ab、11 × abc、11 × abcd 
  但し、隣接する数字の和が 10 を超えない繰り上がりの無いタイプ
② 11 × ab、11 × abc、11 × abcd
 但し、隣接する数字の和が 10 を超える繰り上がりが有るタイプ
ab × ac 10位の数字が同じ 但し、b + c = 10 
④ ab × cb 1位の数字が同じ 但し、a + c = 10

このように頭の中を整理して覚えましょう!
いいえ、あなたが覚えるのではなく、一族から優秀な人材を輩出するために(?)あなたの子どもさんや、お孫さんに教えてあげましょう


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暗算の手法を思い出して・・・(3)

2022年05月05日 | 暗算の手法


2桁の掛け算
 きょうの暗算は、同じ2桁同士の組み合わせでも10位の数字が同じで1位の数字が足して10になる2組の数字です。
例えば、12 × 18、24 × 26、37 × 33・・・など、よくあるパターンですが、暗算がとてもラクなパターンになります。


3桁の掛け算
 上記とよく似ていますが、100位と10位が同じで1位同士が足して10になる3桁の数字でも同様に暗算ができます。


暗算の計算をするには、計算方法についても自分で工夫をする習慣を持たないと、単に書いてある手法通りにするだけでは素早く使う技は身につきません。
工夫が瞬時に思い浮かばないようでは、暗算には向きません。頭を使う習慣が無く錆びていますよ!
例えば、246 × 244 を計算する場合、上記のように計算しようとすると、24 × 25 の計算が必要になります。24の二乗が瞬時に頭に浮かぶ方はいいですが、そうでない方は 25 ×(204)= 500100600のように考える工夫も必要です。246 × 244 = 60024


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暗算の手法を思い出して・・・(2)

2022年05月04日 | 暗算の手法


簡単な図式解法
 算数の計算の殆どは、簡単な図式解法があります。数学的に高度に考えない方法として、小学生にも解りやすい計算法です。
ピタゴラスの定理も殆どの皆様が、直角三角形の各辺に対応した正方形の面積として、 の式で学んだと思います
ここに解説している暗算法も、同様に2つの数字の掛け算も以下のように図で計算する方法(面積式直線式)があります。
23 × 45 という2桁の掛け算について説明してみましょう。


直線式で計算する場合、この図では数だけ合わせたいい加減な直線を
引いていますが、実際には、対角線を結んだ線が直交する横長の◇型
になるように作図した方が、上下の位置関係(位取り)を間違わずに
計算することができます。必ず左側、上側が上位の数字を示します。

× 11 の計算法の続き
 昨日学んだように、最下位と最上位の数字は基本的に不変です。が、最上位の数字と中間の数字は、直線式解法からも解るように隣接する2つの数字の和が10を超える場合、10なら1、20なら2・・・と上位に繰り上がります。



同じ計算を直線式で解いてみてください。繰り上がりが無いのでより簡単ですね。以下の例(その3)は、隣接する2つの数字の和が 10 を超える(繰り上げが必要)例です。


昨日も書きましたが、答えは上位側からでも下位側からでも構いませんが、基本的には隣接する数字の和が「9」以下であれば上位から、それ以外は下位側から書いた方が間違いが少ないです。(予期せぬ繰り上がりがあるため)

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暗算の手法を思い出して・・・(1)

2022年05月03日 | 暗算の手法


算盤も消え・・・
 いまの時代、珠算暗算検定は電卓検定に変わりつつあり、算盤(そろばん)も消えていく中、履歴書に一級や段位でない珠算(算盤)資格はマイナス評価になりかねないので、書かない方がいいくらいになりました。寧ろ暗算や電卓検定の方が評価されると思います。
高校生の頃、暗算の手法について研究していましたが、約10年前に思い出してある程度まとめ、そのまま中断して忘れたままでした。
古い画像データを整理していたら、断片が残っていましたので少しだけアップしてみます。
先ずは、簡単なものから・・・。

11 ×2桁、3桁、4桁の数字の暗算
 多くの皆様が、× 11 の場合、数字を1桁ずらして加算する方式で計算されると思います。スーパーで消費税10%のとき、1.1倍を計算しますよね。そのようなときに役立つのが、11倍の計算です。
左の例題の計算をするときに、右のように頭の中で計算して求めます。算盤のできる方は、頭の中に算盤の珠が浮かぶので、いきなり上位から数字が出て来ます。


ところが、この暗算法では、最上位、最下位の数字はそのままで、間の数字の和を加えて行く方法です。
この例では、数字の和が加えても10を超えていない最も簡単な例です。もし、10を超えたらどうするのでしょう。
その場合は、一つ上の位の数字に加算するのです。

お気づきでしょうか? 暗算法においては、A × B という数値を見ながら、常に最下位から答えを書いていきます。(逆も可能ですが、多くの方は、筆記式掛け算で下位から書く習慣がついていると思います。)
小学生の子供の前でやると、パパもママも天才だと驚くことでしょう。

オマケのお話
 インド人はよく賢いと良く言われます。彼らは日本の九九に相当するものをかなり低学年で2桁覚えることになっているとか。それも影響している??
私達もアメリカに勉強に行っているとき、インド人技術者のマシンガン英語に悩まされました。私も含めて日本人の5人が聴いて判らず、3回同じ内容を聴き直したことがあり、失礼を謝りました。
でも、先生はしっかり理解してくれて嬉しいと褒めてくれました。やはり、
頭の回転が違うのかな?と思いましたが、マレーシア出張したときのインド人は普通でしたので、たまたま早口の先生だったのかも知れません。


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