OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

弥生

2012年11月24日 | 書道・筆文字
朝から雨。
今日は木簡を10時から夜8時まで、磨っては書く、磨っては書く。
多少の講義をしたり、フィードバックをしたりはするが。
おまけに書くサイズは半紙である。

そんななかで、原寸大の竹簡にも実際書いてもらったが、全紙2分の1サイズ2枚だけ渡して一文字を臨書してもらう。
そこに表れた書がさまになっている。10人、みんな。

さまになっているといったが、ここが書家っぽく技術をみせるわけではなく、思わせぶりに飛沫がとぶわけではない。また、大衆に媚びようともしていない書なのである。
一般の方が真剣に筆と向き合ったとき、書はまだまだ輝く。
こんな書が書きたい、こんなものがいい、と思えるのである。

そこには木簡の魅力もあるのかもしれない。
気負うことなく自然な流れのなかに入れば、いい形になってくれるのだ。
日本では弥生時代の頃の中国出土の肉筆のお話しでした。









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