OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

三国同盟

2014年02月17日 | 文化・芸術
日本舞踊で一度しっかり観たい水木佑歌さん出演の公演を失礼して、35年ほど前からの友人である剣名舞氏のトークライブに駆けつける。
ドタバタのトークライブは温かい空気に包まれていた。進行のアレスさんのノリの力かな。

承認欲求

こんな言葉を舞氏から教えられたが、劇画原作者として成功した彼は、才能なんて必要ない。と熱く語った。社会の基準に照らし合わせていきていない彼や私だが、彼の声のトーンに誠実さがこもる。

デビュー以来、締めきりは一度たりとも遅れたことなし。とは意外。

二部のパーティも、なかなかおもしろい方々ばかり。漫画家や原作者の方々はもちろん、○○総研代表、30年間で1600冊の本をプロデュースした出版プロデューサー、いかにもオタク風情であるが気のいいアプリ制作者、唐人お吉研究に熱をあげる社長さん等々。

三部は失礼したが、帰りが一緒になった三人で、お茶でも、となった。

1人は、中国から日本に来て、一度十数年前に会っている女流漫画家。現在、中国にも仕事場を持ち、60万人以上のファンを持つ。力量のある漫画家だが、自分のペースで仕事をしているようでガツガツさがない。彼女の存在価値は、中国で、これから尚高くなっていくに違いない。中国劇画界、黎明期の象徴的存在。

もう一人は、韓国からの漫画家で、芸大に留学し、優れた漫画作品をいかに優れた実写映画にするかの研究をしているという。優れた漫画を実写映画や実写ドラマにすると、陳腐なものとなることが多いが、そこをどうするか、がポイントのようだ。

三人は昔からの仲間のように一時を過ごした。それはきっと昔むかしから交流してきた先祖のDNAなんじゃないかな。

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