OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

いわさきいずむ

2014年03月31日 | 文化・芸術

お蚕さんは、生まれた時から絹糸になる運命を背負った虫なのだと知ったときから、私の中で決めたことがあります。
どこまでも無駄にしない、努力だけはしていこうと。

織物をすると、切らねばならない糸がでます。
試し織りをして、規格やデザインを考えることもします。
資料として保管するものは別として、
それらは全て集めて、糸は繋げてまた、別の織物に。

「リサイクル」なんて言葉もなかった時代から、フツ―の人が
大切につないできた暮らしの中にこそ、
織物の文化があるのだと思っています。


そうしてできた香袋は、岩崎さんの静岡・南部町から浅草橋年三回だけアンテナショップ「増孝商店」のオープニング記念品。

いとおしい、とは、今日、糸逢しい、とか、糸愛しい、と書きたい。




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