OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

2014年12月13日 | 文化・芸術
花筐 狂 (はながたみ くるい) 津村禮次郎さんの仕舞
鵺 (ぬえ) 中所宜夫さんの仕舞

そこから拝見できラッキーだった。
その師匠方のあと、一橋大で能楽を学ぶ一橋観世会のくにたち学生能楽会のトリは、能「巴」。

ある夏の一夜、中所さんの能に対するストイックな姿勢に触れるべく、お互いの稽古場所が近く、日も合ったので、知る人ぞ知る個人能楽堂にて、3人の学生を厳しく指導する中所さんの姿に触れる。

稽古終了後、学生を交えて帰り道のイタリア料理店へ。
そのことは、以前にここで触れた。
そのおしとやかな4年生が、シテ。舞うほどにオモテが表情を持ち、衣装も身体と一体化していく。
2年生の女の子は小鼓。現代的な子だと思っていたが、いい表情をして鼓を打っていた。
2年生の男の子は地謡。最後にはける時に足がしびれてこけた。
でも、こういうのが、学生能楽の華でもあるとおもった。

頑張って頑張って我慢しての結果である。美しいと思ったのである。
このところ、サークルの人数が減っているという。
もったいない。
津村師、中所師が指導してくれる贅沢。
能を学ぶことは、文学や音楽の伝統、歴史、所作や身体など、大事なことがいっぱい詰まっていると思う。
来年、一橋大に入る方、そのご家族の方、関係者のみなさま、サークルは「一橋観世会」へどうぞ。
今日公演拝見し、いまどきの学生を見直し、ちょっとファンになった。いま後援会の一人のつもりでいる。

兼松講堂ははじめて。趣きあってよかった。
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