


「なつかし~」と思う方も多いと思いますが


宮古島の台所と言われた『下里公設市場』です...

1969年のオープンというから...40年近く宮古の繁華街の顔で多くの人々が利用した宮古島で最もにぎやかな場所だった

下里西通り線を拡幅する道路改良工事に伴うもので、九月末には閉鎖され十月にも解体される

僕が市場を訪れた時は既にシャッターも降り2階部分は壊されていた


40年前の宮古島に...あとの当時は近代的な建物


約823平方㍍の土地に





地下と一階部分には野菜


宮古の元気な...


2階は衣料品店でぎっしりで...歩く隙間がないほど洋服や下着類の山々


市場内をぐるぐる回って...色んな洋服を見るのも楽しみだった

オープン当初は百以上の店舗が営業していたが、大型スーパーの進出に伴い...車社会になり駐車場の問題とかもあり客足が遠のいていった

実は...僕の実家の『ようき屋』も市場内で小さな店舗を出していた

宮古島で最初の本格的ケーキ屋ということもあり市場に往来する多くのお客さんの注目でもあった

僕が保育園生くらいの頃の話で...北学区の子たちは『南いちば』と呼んでいた

保育園の帰りには家に黄色いカバンを置いたら...真っ先に「南いちば」へ遊びに行ったものです

宮古各地から来る商売人やお客さんで...いろんな方言も聞けたし情報も入ってきた


なんと市場の横の道路でも商売をしていた...懐かしいので一枚


また...店舗が借りられないおばぁちゃんたちは...市場前で場所を取り合い商売していた

今でもパラソルをさし...細々と自家製の野菜や漬け物などを売り生活しているおばちゃんたち...

もやしのヒゲを取りながら...「これからどう生活するかねぇ」「またジョウトウ(上等)な市場と建ててくれるはずぅ」と話していました



宮古島の行政の方々...なくなった北市場もそうですが...市民の憩い...それと生活に困るおばぁちゃんたちのことも考えて...大型スーパーに負けないような市民のための大型市場を建設してあげてください

昔...ウヤキヤ~(金持ちの家)と言われた店の前には...昔、市場の前に「仲本果物店」といって繁栄していた果物屋さんも...大型スーパーの波におされ細々と元ウヤキヤ~の前で“宮古島マンゴー”を販売していました...

がんばれ~“宮古のおばぁた~”


台風8号が発生した模様...気をつけましょう

最近...自然災害が多いですからね

