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三島由紀夫が死んだ日   ★★

2005年12月15日 12時42分18秒 | みーはー通信(日々のいろいろ)
三島由紀夫が死んだ日      編・監修   中条 省平   
                                               実業之日本社



今年は、三島由紀夫が亡くなって35年ということで色々な本が出ていますが、その中からこれを読んでみました。

私の記憶には、あの事件がニュースで何度も流されていたなあ位の記憶しかありませんが、子供でもあれはショッキングなニュースでした。

現在は、三島由紀夫の思想や趣向がどうだとかいうより、三島由紀夫の書いた小説の方に興味がありいったい、この人の周りにいたいた人たちはどういう風に三島由紀夫を感じ、思っていたかを知りたくて読んでみました。

一番記憶に残っているのは瀬戸内 寂聴さんのくだりで、瀬戸内さんが三島由紀夫に手紙を書いたくだりである。
「太宰と聞いただけでヘドが出る。敬愛する鴎外先生のお墓に私の分もお花をあげてください。太宰のお墓にお尻を向けて」と書いてあり笑ってしまった。

というところ、なんだか人間くさいじゃないですか。

私の三島由紀夫のイメージは神経質であまりクダラナイことなどいいそうにもないのですが、そうでもないのか・・・と。

この本には三島由紀夫の自宅の写真も少しカラーで載せてありますが、それを見ると少しまたちがった三島由紀夫が感じとられるかもしれません。

その他、篠田正浩さんや、猪瀬直樹さん、呉 智英さんらの思いが語られ興味深いものになっています。

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