播磨灘のメモ帳。

時空を超えて、播磨灘の周辺を徘徊する
姫路の市川のほとりに住む
豆石煌、豆石光と、市川のカッパのメモ帳です。火山豆・

③.風光明媚な「須磨」・「舞子」

2008年10月23日 | 播磨灘
 日本の代表的な海岸風景として、「白砂青松」がある。

神戸の「須磨・舞子」は、今も「白砂青松」の美しい海岸である(ごく一部)。

      ◎現在の「兵庫県立舞子公園」は、明石海峡大橋の本土側のたもと。
        まったくの人工海岸です。

むかしの「白砂青松」の海岸が、自然海岸かというと、どうも違うようである。
 モノの本によると、人為的に、その昔(江戸時代?・それ以前?)から、
 創られてきたモノらしい。(昔の人々の努力の結晶?)


そして、それを代表する「須磨」・「舞子」の地名も全国に拡がって行ったようである。

1.「舞子」
瀬戸内沿岸では、同じ兵庫県内に「新舞子」(たつの市御津町)がある。

大分県にも、   「新舞子」
滋賀県に、    「近江舞子」が琵琶湖岸にあり、
島根県、江津市、 「石見舞子」が、
石川県には、   「加賀舞子」「小舞子」(JR 小舞子駅も)。
愛知県・知多半島に「新舞子」
千葉県・富津市にも「新舞子」
福島県いわき市に、「新舞子」
三重県紀宝町   「井田舞子」など、多数ある。
 ( 震源地は、いずれも、神戸市垂水区の「舞子」だったらしい。)

2.「須磨」
宮城県・JR仙石線「野蒜駅」の旧名は、「東北須磨駅」と言ったらしい。
愛知県・碧南市には、「新須磨」があり、
 今の名鉄「碧南中央」駅の旧名が「新須磨駅」だったらしい。今は内陸部。
広島県・呉市仁方には「安芸の小須磨」海岸がある。
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これらの地名の元となった、
神戸市・須磨区は、旧・摂津国、
    垂水区は、旧・播磨国であるが、
   ここの海は、ともに大阪湾である。

    ◎ JR・垂水駅のすぐ南に『海神社』がある。
      この地は播磨の国であるが、海は「播磨の海(播磨灘)」ではなく、
      「大阪湾」なのでしょうか?(明石海峡大橋の東側)??

明石より西の播磨灘の沿岸にも、むかし、
   阿ヘ(へ:門構えに下)---播磨町。
   尾上・浜の宮など------加古川市。
   荒井ーーーーーーーーーーーー高砂市。
   曽根ーーーーーーーーーーーー高砂市、など。
 「白砂青松」の美しい海岸があった。

   ◎『播州松めぐり』は、江戸時代?の観光コースだったらしいが、
     今は、すべて工業地帯になっている。

  残念! 切腹!! ですね。
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参考図書:「瀬戸内海事典」

                             豆石煌。






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