0、弓月岳。〔桜井市〕?。
「 弓月ヶ岳 」は、万葉集にでてくる山である。(現在、実在しない。?)謎。
○穴師川 川波立ちぬ 巻向の 弓月ヶ岳に 雲居立つらし (巻7-1087)
○巻向の 穴師の川ゆ 行く水の 絶ゆることなく また顧みむ(巻7-1100)
○あしひきの山川の瀬の 鳴るなへに 弓月ヶ岳に雲立ち渡る(巻7-1088)
○あしひきの山かも高き 巻向の 岸の小松に み雪降りけり(巻10-2313)
~~~~~~~
弓月ヶ岳は、奈良の青垣山の一つの古名で、三輪山の北にある、
巻向の山の最高峰付近を指すようである。
最高峰なら、龍王山かとも思うが、
①巻向山(567,1m)〔桜井市〕ーーーー巻向山だとする意見が多い。
②穴師山 ??
③龍王山(585,7m)〔天理市〕ーーーー山頂から吉備・播磨方面が見える。
<詳細は、前回の記事 ⑪ を、ご覧下さい。>
のいずれかだろう。?? (巻向山からも見えますか?)
============================
◎この記事のキーワード。
・弓月ヶ岳。穴師川。巻向山。龍王山。
・巻向遺跡。箸墓古墳。ホケノ山古墳。
・穴師坐兵主神社。兵主神。アメノヒボコ。
・弓月の君。秦氏。渡来人。カッパ。
==========================
1、巻向 〔桜井市〕
JR桜井線 奈良から南に行くと(--天理-長柄-柳本-巻向-三輪-桜井--)
======ワカリニクイ地図=========
JR柳本の東に、 崇神天皇陵。トレイルセンター。
〔天理市〕 + 〔天理市〕 ▲龍王山
+(この辺りの山の辺の道、最高!!)
〔桜井市〕 +景行天皇陵〔天理市〕
JR巻向の東に、日代宮跡。+相撲神社--穴師坐兵主神社。〔桜井市〕
(JRの西に箸墓。) +
~~~~~~~~~+(穴師川の瀬音)~~~~~~~~
+
+ ▲巻向山
+檜原神社。
+
+玄賓庵。
+
+狭井神社。
+ ▲三輪山
JR三輪 +大神神社。
============================
続く・・・・ 豆石煌 記。
以下、
⇒「⑫の2・⑫の3、弓月ヶ岳と、龍王山(その2・3)」 へ別記、致しました。
<gooブログは、長文の印字が出来ない?ようですので・・?>
~~~~~~~~~~~~~
2、穴師川(巻向川)
巻向川(穴師川)は、奈良県道50号線に沿って、西に流れ、
箸墓古墳の南を下り、初瀬川に合流。
その流れの、北に龍王山、南に巻向山。
3、穴師坐兵主神社
①穴師大兵主神社(元から現在の地点:下社。)
②穴師坐兵主神社(元は上社:弓月ヶ岳にあった)
③巻向坐若御魂神社(元は、巻向山にあった)
以上、三社の神々を合祀。
兵主神は、武の神様。
県道50号線は、一番古くからの、東国からヤマトへの入り口。
ここを守り、武の神が、ここに鎮まる。
4、兵主神。
「兵主神」は、兵主神社の祭神。
大和の穴師坐兵主神社をはじめ、19社(21座)。
その分布は但馬国を中心に山陰道に多く集中。
「兵主神」の由来は・中国の山東地方で祀られていた神。とする説。
・天日槍(アメノヒボコ)系の人々の祀った外来神とする説。
などがある。
・「史記」の封禅書にある。
黄帝と最後まで戦った諸侯・シユウとされ、漢の高祖も祀ったという。
5、兵主神社。
①許野乃兵主神社。鳥取県岩美町浦富。
②穴師坐兵主神社。奈良県桜井市穴師-----御神体は、日矛(天日槍)とされる。
③射盾兵主神社。 兵庫県姫路市総社本町。(=播磨国総社)。
(◎ ②穴師坐兵主神社の分社の一つに、姫路市飾磨区阿成(あなせ)の早川神社)
6、アメノヒボコ。
記紀・播磨国風土記にみえる帰化人伝説の中の人名。新羅の王子とされる。
古事記ーーーーー応神天皇の段。
日本書紀ーーーー垂仁天皇3年条。
播磨国風土記ーー神嶋( 家島群島 )および、揖保の里の条。
日本に渡来し、筑紫、播磨、摂津、近江、敦賀。⇒船に乗って、?
但馬の出石神社(豊岡市)に鎮まる。
田道間守(たじまもり)や、神功皇后 の祖。
日光感生型の伝説。
大陸系のシャーマニズム的宗儀。
⇒ヤマトの宮廷におけるミタマフリの神楽に。
~~~~~~~~~~~~~
以下、
⇒「⑫の3、弓月ヶ岳と、龍王山(その3)」 へ別記致しました。
7、弓月の君。
「弓月の君」は、
・「日本書紀」では、応神天皇16年、朝鮮半島の百済から、120県の
人を率いて帰化したという。新羅に妨げられ、加羅にとどまり数年後渡来。
・「新撰姓氏録」では、秦の始皇帝の五世の孫。(時代が合わない)
・五胡十六国時代の前秦の王族が朝鮮半島経由で日本に渡来したとする説もある。
・秦氏の先祖の渡来人。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎「弓月の君」にまつわる思い出。
「ゆづきのきみ」という言葉を私が初めて聞いたのは、
おそらく中学1年生の時だった。
日本史の授業の始めの頃、同級生の誰か(X君)が話題に出した。
先生はヨク分からない事だからと、発言を制止した。
「ゆづきのきみ」と言うミヤビな語感と、その時の教室の重い空気との
ミスマッチをヨク覚えていた。(しかし、ナンダ?それは??)
(昭和37年? 姫路・淳心学院中学・J1C・j2C教室?)
ハタチの頃、同級生のN君がプロの漫画家としてデビューしたと知った。
N君は漫画家の弓月光氏である。
そのご約20年間の私の大阪暮らしの間に、私は 山の辺の道 を数回歩いた。
「弓月ヶ岳」の万葉歌碑も見た。
やはり、上記のコトが気になるので、最近、N君に連絡をとってみた。
ズバリ!、X君は、N君=弓月光氏であった。
(豆石日記より。)
◎なお、最近、弓月光氏は、40周年記念版を出版されたようである。
本屋さんへGO!
~~~~~~~~~~~~~
8、渡来人。
⇒⑫の3、(その3)を見てね。
~~~~~~~~~~~~
番外、 カッパ。(特別出場)。
カッパの鳴き声を、ご存知でしょうか?
「ひょ~!ひょう!」と鳴くそうです。または、「ひょうz」「ひょうg」とも鳴くそうです。
最近では、「クゥ」「クゥ」と鳴くのも居るそうです。
カッパのことを「ひょうすべ」とも言うそうです。兵主部??・・
相撲が大好き、だそうで・・・・
⇒ 播磨灘のカッパ も検索してみてネ!! (゜へ゜)
~~~~~~~~~~~~
以上、「⑫の3、弓月ヶ岳と、龍王山(その3)」に 別記致しました。
姫路・豆石煌 記。
「 弓月ヶ岳 」は、万葉集にでてくる山である。(現在、実在しない。?)謎。
○穴師川 川波立ちぬ 巻向の 弓月ヶ岳に 雲居立つらし (巻7-1087)
○巻向の 穴師の川ゆ 行く水の 絶ゆることなく また顧みむ(巻7-1100)
○あしひきの山川の瀬の 鳴るなへに 弓月ヶ岳に雲立ち渡る(巻7-1088)
○あしひきの山かも高き 巻向の 岸の小松に み雪降りけり(巻10-2313)
~~~~~~~
弓月ヶ岳は、奈良の青垣山の一つの古名で、三輪山の北にある、
巻向の山の最高峰付近を指すようである。
最高峰なら、龍王山かとも思うが、
①巻向山(567,1m)〔桜井市〕ーーーー巻向山だとする意見が多い。
②穴師山 ??
③龍王山(585,7m)〔天理市〕ーーーー山頂から吉備・播磨方面が見える。
<詳細は、前回の記事 ⑪ を、ご覧下さい。>
のいずれかだろう。?? (巻向山からも見えますか?)
============================
◎この記事のキーワード。
・弓月ヶ岳。穴師川。巻向山。龍王山。
・巻向遺跡。箸墓古墳。ホケノ山古墳。
・穴師坐兵主神社。兵主神。アメノヒボコ。
・弓月の君。秦氏。渡来人。カッパ。
==========================
1、巻向 〔桜井市〕
JR桜井線 奈良から南に行くと(--天理-長柄-柳本-巻向-三輪-桜井--)
======ワカリニクイ地図=========
JR柳本の東に、 崇神天皇陵。トレイルセンター。
〔天理市〕 + 〔天理市〕 ▲龍王山
+(この辺りの山の辺の道、最高!!)
〔桜井市〕 +景行天皇陵〔天理市〕
JR巻向の東に、日代宮跡。+相撲神社--穴師坐兵主神社。〔桜井市〕
(JRの西に箸墓。) +
~~~~~~~~~+(穴師川の瀬音)~~~~~~~~
+
+ ▲巻向山
+檜原神社。
+
+玄賓庵。
+
+狭井神社。
+ ▲三輪山
JR三輪 +大神神社。
============================
続く・・・・ 豆石煌 記。
以下、
⇒「⑫の2・⑫の3、弓月ヶ岳と、龍王山(その2・3)」 へ別記、致しました。
<gooブログは、長文の印字が出来ない?ようですので・・?>
~~~~~~~~~~~~~
2、穴師川(巻向川)
巻向川(穴師川)は、奈良県道50号線に沿って、西に流れ、
箸墓古墳の南を下り、初瀬川に合流。
その流れの、北に龍王山、南に巻向山。
3、穴師坐兵主神社
①穴師大兵主神社(元から現在の地点:下社。)
②穴師坐兵主神社(元は上社:弓月ヶ岳にあった)
③巻向坐若御魂神社(元は、巻向山にあった)
以上、三社の神々を合祀。
兵主神は、武の神様。
県道50号線は、一番古くからの、東国からヤマトへの入り口。
ここを守り、武の神が、ここに鎮まる。
4、兵主神。
「兵主神」は、兵主神社の祭神。
大和の穴師坐兵主神社をはじめ、19社(21座)。
その分布は但馬国を中心に山陰道に多く集中。
「兵主神」の由来は・中国の山東地方で祀られていた神。とする説。
・天日槍(アメノヒボコ)系の人々の祀った外来神とする説。
などがある。
・「史記」の封禅書にある。
黄帝と最後まで戦った諸侯・シユウとされ、漢の高祖も祀ったという。
5、兵主神社。
①許野乃兵主神社。鳥取県岩美町浦富。
②穴師坐兵主神社。奈良県桜井市穴師-----御神体は、日矛(天日槍)とされる。
③射盾兵主神社。 兵庫県姫路市総社本町。(=播磨国総社)。
(◎ ②穴師坐兵主神社の分社の一つに、姫路市飾磨区阿成(あなせ)の早川神社)
6、アメノヒボコ。
記紀・播磨国風土記にみえる帰化人伝説の中の人名。新羅の王子とされる。
古事記ーーーーー応神天皇の段。
日本書紀ーーーー垂仁天皇3年条。
播磨国風土記ーー神嶋( 家島群島 )および、揖保の里の条。
日本に渡来し、筑紫、播磨、摂津、近江、敦賀。⇒船に乗って、?
但馬の出石神社(豊岡市)に鎮まる。
田道間守(たじまもり)や、神功皇后 の祖。
日光感生型の伝説。
大陸系のシャーマニズム的宗儀。
⇒ヤマトの宮廷におけるミタマフリの神楽に。
~~~~~~~~~~~~~
以下、
⇒「⑫の3、弓月ヶ岳と、龍王山(その3)」 へ別記致しました。
7、弓月の君。
「弓月の君」は、
・「日本書紀」では、応神天皇16年、朝鮮半島の百済から、120県の
人を率いて帰化したという。新羅に妨げられ、加羅にとどまり数年後渡来。
・「新撰姓氏録」では、秦の始皇帝の五世の孫。(時代が合わない)
・五胡十六国時代の前秦の王族が朝鮮半島経由で日本に渡来したとする説もある。
・秦氏の先祖の渡来人。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎「弓月の君」にまつわる思い出。
「ゆづきのきみ」という言葉を私が初めて聞いたのは、
おそらく中学1年生の時だった。
日本史の授業の始めの頃、同級生の誰か(X君)が話題に出した。
先生はヨク分からない事だからと、発言を制止した。
「ゆづきのきみ」と言うミヤビな語感と、その時の教室の重い空気との
ミスマッチをヨク覚えていた。(しかし、ナンダ?それは??)
(昭和37年? 姫路・淳心学院中学・J1C・j2C教室?)
ハタチの頃、同級生のN君がプロの漫画家としてデビューしたと知った。
N君は漫画家の弓月光氏である。
そのご約20年間の私の大阪暮らしの間に、私は 山の辺の道 を数回歩いた。
「弓月ヶ岳」の万葉歌碑も見た。
やはり、上記のコトが気になるので、最近、N君に連絡をとってみた。
ズバリ!、X君は、N君=弓月光氏であった。
(豆石日記より。)
◎なお、最近、弓月光氏は、40周年記念版を出版されたようである。
本屋さんへGO!
~~~~~~~~~~~~~
8、渡来人。
⇒⑫の3、(その3)を見てね。
~~~~~~~~~~~~
番外、 カッパ。(特別出場)。
カッパの鳴き声を、ご存知でしょうか?
「ひょ~!ひょう!」と鳴くそうです。または、「ひょうz」「ひょうg」とも鳴くそうです。
最近では、「クゥ」「クゥ」と鳴くのも居るそうです。
カッパのことを「ひょうすべ」とも言うそうです。兵主部??・・
相撲が大好き、だそうで・・・・
⇒ 播磨灘のカッパ も検索してみてネ!! (゜へ゜)
~~~~~~~~~~~~
以上、「⑫の3、弓月ヶ岳と、龍王山(その3)」に 別記致しました。
姫路・豆石煌 記。
②穴師山 ??
③龍王山(585,7m)〔天理市〕ーーーー山頂から吉備・播磨方面が見える。
とありますが、穴師山は巻向山の西北西約2kmにある標高409.3mの三等三角点のある山を指すものです。
ちなみに弓月岳は巻向山(565m)のすぐ南東にある三等三角点567.1mを指すようです。
http://www.unisys.co.jp/KANSAI/manyo/yama/y9.html
きよもりのブログにこの話題を取り上げています。地図も掲載していますのでご覧下さい。
http://morii3.cocolog-nifty.com/sanpo/2009/12/091210-1212-9ae.html
10ヶ月も前の記事ですが、気になったのでコメントさせていただきました。
「山行記録」の、詳しいご報告ありがとうございます。
万葉の「弓月ヶ岳」がどの山か?は、??です。諸説、楽しみましょう。
きよもりさまは、大阪・住吉のお方なのでしょうか。
私も大阪に20年間住み、後の5年間は住吉に勤務。この時は気にもしていませんでしたが、
住吉付近から三輪山付近が見通せるようですね。三輪山に登ったのは、その頃のこと。20年以上も前のことです。
じつは、私は、龍王山にも巻向山にも登っていません。姫路に帰った今になってから、古代史や万葉に興味を持ち、明日香・奈良には、チョイチョイ。でも、お金と時間がかかります。
それにしても、「山辺の道」は、イイですね。こんどは「大鳥の羽易の山」の碑を見に行きますネ。
住吉の頃も、なつかしい思い出です。
きよもりさまは、神戸の住吉ですね。
私の勤務地は、大阪の住吉でした。
トンチンカンな、コメントでした。
弓月ヶ岳、天理説。
弓月ヶ岳に諸説ある⇒
天理市の小学校の校歌に、「弓月が岳」が詠まれています。
「弓月庵」も近くにあります。
小学校からは、ひょっとすると、どちらもが見えるかもしれませんが、市外の山では無い!と思われます。さて・・・
いいえ、間違いではありませんというか、大阪の住吉はきよもりが生まれてから22歳まで住んでいた処です。
高校も住吉高校で、住吉神社まで練習でよく走っていきましたから、神戸に来て、また住吉神社があるのに驚きました。
あと、12/11のコメントで、
『ちなみに弓月岳は巻向山(565m)のすぐ南東にある三等三角点567.1m』
とあるのは、
『ちなみに穴師山は巻向山(565m)のすぐ南東にある三等三角点567.1m』
の間違いです、すみません。