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生物多様性条約

2008-02-11 17:30:53 | WWFマガジンより
 生物多様性条約は1993年12月に発効。
2007年10月現在で190カ国が加盟しています。
この条約では、人類が生物多様性を無くして存続できないこと、
それを人の手で作り出せないことを謙虚に認識し、
地球全体でその保全に取り組むため、3つの目的を掲げています。

1)生物の多様性を保全すること
2)生物多様性を構成する生物資源を持続可能に利用すること
3)生物資源の基になる遺伝資源から得られる利益を公平に配分すること

 ここでいう多様性という言葉の中に、
絶滅が心配される希少な野生生物だけでなく、
人類が生きるために必要とし、利用しているさまざまな生物資源、
たとえば漁業資源や森林資源など、生物に由来する資源が全て含まれます。
 これを保全するため、生物多様性条約では「エコシステム・アプローチ」
という原則を設けています。これは、変化に富む多様性の全てを知ることは
できないこと、生物の生産性回復力を考えながら、その持続可能な利用と
保全のバランスをとること、問題や被害が起きる前に予防を原則として
取り組むこと、社会のあらゆる人々が協力し、慎重に行動すること、
といった原則で、条約の締結国がそれぞれの国で生物多様性保全のための
具体策を講じる際にも、取り入れるべきものです。

 条約はどう役に立つの?
多様性条約では、貧困問題が深くかかわる途上国への
支援を行う仕組みを設けている。

市民や研究者、NGOの意見を取り入れ、現実的で実効性のある
ルールを作る。

自然の専門家や教育の現場を巻き込んだ、現場での自然保護や
環境教育を実施。

 地域での成果や課題は、改善点の要望などと共に国に対して報告される。
また、国は、国レベルの法体制の改善を行ない、
さらに多様性条約の会議で各地域の成果をまとめ報告する。

 世界のそれぞれの国や地域で、「生物多様性条約」の理念を実際の
形にしてゆく。WWFマガジンより

 生物はその時々の環境に合わせて進化してきた・・と思っています。
環境に適用出来ない時に、生物は絶滅という道をたどってきたのでしょう。
いま現在絶滅を危惧さえれる生物も、その過程なのかもしれません。
でも、人類は20世紀以降、著しい産業の発達で、地球の環境を
激変させてきたのです。
多くの毒を撒き散らして、あらゆる生物に危険を与えているのでしょ。
このままの環境が、人類にとってもよいことと思えません。
元に戻すことは不可能だとは思います。
でも、目をつぶっているわけにはいかない・・・。
そんな思いで、いっぱいなこの頃です。