不思議の世界を旅してきました。
きっと小学生中高学年向きの本なのでしょうね。
体や心に悩みを持った人が、不意に見つけるまたたびトラベルの看板。
怪しげなおんぼろアパートの一階にある事務所。
何となくそのドアを開こうと思うのはそんな悩みがあるからなのでしょう。
この題名の通り、現れるのは猫ちゃんたち。
猫って、どことなく人間化するのに最適な動物ですものね。
猫の靴屋さん、猫の奥さん、猫のコックさん。そして怖いオレンジ色の大カラス。
物語の中には、そんなキャラクターが現れるのです。
アーモンド色のちょっと釣り上った目をした若者が事務所で待っています。
「では、これから出かけましょう」というのです。
驚くお客さんを悩み解決への旅へご案内です。
そしてお代は・・・
動物って、我が家は犬を飼っていますけど・・
何を考えてるんだろうって想像するのは楽しい時間ですね。
仕事から帰って、疲れている体を桃太郎(飼い犬)に抱きついて、フワフワの毛玉に頭をつけて
「ふーー」って息を吐ききって、ホッとする時間が大好きです。ほかほかの匂いを嗅いで暖かさに幸せを感じます。
家族みんなが仕事に出かけた昼間の時間、何をしてるのか?
きっと寝てる事が多いのでしょうけど、どんな事を考えてるのかな~~?
チャイムが鳴れば跳ね起きて、我が家を守ろうと構えてるのかも(^^)
外を窓から見て、「ワンワン」って言ってるかも・・なんて(^^;
11歳になる我が家の桃太郎はそろそろしゃべれるようになるんじゃないかな~~なんて。
そんな想像を物語にした、心温まるお話です。
楽しく読み終えました。