丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

亭主悲話

2007年04月16日 | 四方山話
 年度末からこちら、亭主の仕事がやたら忙しい。自宅から職場まで車で十分足らずの近場にも関わらず、帰宅は十時過ぎ(遅い時には真夜中)、出勤は五時(農家か!)とか、朝六時に私が起きた時には既に出かけた後という事が多い。おかげでこの一ヶ月ほどは母子家庭状態だった。この状態がまだもうしばらく続くらしい。
 帰ってきて、ご飯を食べて、テレビをつけながら居間でゴロリと横になり、そのまま朝方まで沈没……、なんて生活が当たり前になっている。もっとも忙しくなくても、このパターンで生活していたので今に始まったことではない。そんな事だから、最初のうちは私も目くじらを立てて「風呂に入れ~!布団で寝ろ~!」と怒りまくっていた。何せ、ホットカーペットもテレビもエアコンも全部つけっぱなし。もったいないことこの上ない。
 しかし最近すっかりあきらめモードになっている。風呂は入ってくれないと困るが、その他については言うのもイヤになってきた。寝始めたらエアコンとテレビを切って、毛布をかけて、灯りを消して放置。一度寝てしまったら、起こさずに寝かせた方がマシかもしれないと思うようにしている。その方が睡眠時間はある程度確保できるからだ。睡眠の質はともかく……。

 ところが、この三日ほど珍しく布団で寝ているではないか。少し風邪気味だったようで、私にボロクソに言われてようやく布団で寝るつもりになったらしい。
「よしよし。」と私は満足気な表情で、ガーガー眠る亭主の横にもぐり込み、さぁ、寝ましょう……、と思いきや、エライ誤算が生じてしまった事に気付いた。

「ぐごごご……うぐぐぐ……ぴゅるぴゅるぴゅる…く・く・く・くぅぅぅ…………ぷはぁ~! ごごごごご……。」

 そうだ~、忘れてたよ、亭主のイビキ。それも不規則で耳障りで、時々止まって絞め殺されそうなうめき声入り!あんまり長い間、同じ布団で寝てなかったのですっかり忘れていた。無呼吸みたいなえげつないイビキをかくんだった、この人は!
 久しぶりに聞くとあんまり喧しくて寝られやしない。何度となく足で蹴ってみたり、頭をつついてみたりするのだが、一瞬治まるものの十秒もたたないうちに復活する。すっかりイライラしてしまって、こちらが寝られない。よっぽど居間で寝ようかと思った。お陰で今朝は寝坊してしまったよ。

 考えようによっては、イビキをかくことを忘れさられるほど忙しい生活をしている亭主は可哀想だなぁ……と、いう事だろうか。
 はい、ご苦労さんでございます。過労死しない程度に働いてくだされ。

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2 コメント

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疲れてらっしゃるのですね。 (KAME)
2007-04-21 22:17:11
私も仕事で遅いときはホント疲れますね。
歌の練習で遅くなるときがありますが、それは平気なんですけどね(笑)。

私の場合カミサンと寝る場所は別々です。
生活のペースが違うので、お互いの健康のためそれぞれのリズムで就寝してます。
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夫婦別室 (ちえぞー)
2007-04-22 01:36:51
KAMEさま
日本人は夫婦別室が多いそうですね~。
外国では「あんびりばぼ~!」だそうですが。

でも実際、一人で寝る方が熟睡できるというのが事実だし。
外国の方は平気なんでしょうかね??
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