小学校にロング参観というのがある。朝の十時半から昼の二時ごろまで、親がいつでも参観できるという、エライ枠の広~い参観なのだ。物騒なご時勢なので、そんなに長い時間、父兄が自由に出入りできるというのもいかがなものか……。そんな気もしないでもないが、まあ、子供の生態(笑)が見られるというのは親としては魅力的かもしれない。
とは言え、そんな長時間ぼ~っと子供の様子を見ててもしょうがない。第一、仕事も . . . 本文を読む
「売れてますか、本」
たま~に会う人は皆示し合わせたようにこう言うのです。二月に出版した「薔薇の紋章」の事です。
その度に苦笑いしながら、
「いいえ、ちっともダメダメみたいです~」
と、正直に答えてしまう私。
そんなん、あぁた、売れる訳がないじゃないですか。大きな賞を取った訳でもなく、本当にたまたま、降って湧いたような出版話ですから……。前評判もクソもあったもんじゃなくて……。
な . . . 本文を読む
一度も見た事がなかったが、ドラマ「ラスト・フレンド」の最終回だけ見た。上野樹里が性同一性障害を抱える女の子(?)の役をしていた。
知り合いがやはり性同一障害を抱えていた。彼(彼女だけど)はカミング・アウトしているので回りは男の子として扱っていた。私も男の子として見ようと心がけていた。
深い付き合いの友人ではないが、色々と口では語り尽せない葛藤を抱えて、ストレスを抱えて生きてきたのだなぁ…… . . . 本文を読む
先日人間ドッグに行ってきました。この一年、相当身体に負担をかけているので、きっと何かしらひっかかるだろうと思いまして……。それも最近、ひどく頭の回転が悪いので、きっと脳みそに隙間が出来てるか、小さな梗塞なんかがあるんじゃないの? そう思い、脳ドックのオプションもくっつけてみました。
さて、その結果がようやく出揃いましたので、ここにご報告いたします。
結論! えらい健康でした(笑)。
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「寂しいねん。甘えたいねんけど、甘える人もおらんねん……」
彼女はそう言いながら、子供みたいに私にもたれてくる。
九十歳をとっくに越えた彼女はとても気丈で、元気な女性だ。それでも年々少しずつ、身体は弱ってくる。思い通りにならない身体と生活に、いつもイライラしている。風邪で寝込んだ後、元気になったがまた少し気弱になったように思う。
週に一回、たかだか三十分ほどの付き合いだが、彼女は私が来るの . . . 本文を読む
新しい長編を書いている。これに関しては最初に出版社さんと企画会議(と称して茶を飲んだだけという話もあるけど)を持って、そこから生まれたネタである。という訳で、私にとっては初めて、「望まれる物を書く」という作品でもあるのだ。これは要するに今まで純然たる趣味として書いていた小説が、そこから離れ始めたという事なのだろう。
一から十まで自分で書きたい物を書くというのは気楽だ。思い通りにキャラクターを . . . 本文を読む
担当している利用者さんが亡くなった。九十歳を越えて、年齢的には不足はないと言われるようなお歳だった。
しかし人生に悔いはないかと聞かれると、きっと彼は悔いがあったろうと思う。認知症が相当進行していて、昔の話も最近の話も彼には意味のないものになっていたが、彼が昔中国で犯した罪についての記憶と悔恨だけは最後まで彼の中に残っていた。
戦争中の事だから、誰も彼を責めることはできない。実際、戦犯として . . . 本文を読む
ゴスペルで「I LOVE THE LORD」という曲を只今練習中であります。かなり有名な曲らしく、かのホイットニー・ヒューストンも歌っているという代物。そしてうちのクワイヤーは恐れ多いというか、身の程知らずというか(笑)そのホイットニー・ヒューストンのバージョンの練習をしているのだあああ。
何が一番問題かって、それはもう、ホイットニーのリードが半端でなく、難しいって事ですよ!
そしてうちの . . . 本文を読む
誰に向かって言えばいいのか、宛てはないのですよ。はい。でも、なんか吐き出さないと身体に悪いのが愚痴なのです。要するに、愚痴なんです。はい。面白くないから、読み流してください。 . . . 本文を読む