注*三島由紀夫通の方が読んだら「何をアホな事を」とお叱りを受けそうなので、心当たりのある方はお控下さい(笑)。
11月25日は三島由紀夫氏の命日(憂国忌)だった。最近「春の雪」が映画化された事もあり、テレビで三島由紀夫の名前をよく聞くような気がする。私は三島由紀夫が結構好きだ。全部読んだとはとても言えないが、有名どころは一通り、短編集も幾つか持っている。どの作品が一番好き・・・というのは実はな . . . 本文を読む
先日オレンジ座失踪(?)記事を書いたら早速アドバイスを頂戴し、ようやく行きつけの喫茶店(じゃないけど、そんな気分)に辿り着けました。いやぁ、良かった良かった。ほっとしました。(通りすがりさん、ありがとうございました。)
この零細ブログの訪問客の恐らく九十パーセントはオレンジ座から飛んでこられた方と私は睨んでいます。なんせ、ブロガーさん巡りも数えるほどしかしないし、個人的に「ブログ始めました」 . . . 本文を読む
私がブログ開設するきっかけになったHPが、このところアクセスできなくなっている。俳優・堺雅人さんのファンのサイトなのだが、私にとっては馴染みの喫茶店のような場だったので、いつもの通りにお茶を飲みに行ったら「当分休みます」と張り紙がしてあった・・・みたいな気分だ。ちょっと寂しい・・・。
以前も突然アクセスできなくなった事があったが、その時は四日くらいで復活した。今回は一週間以上だから少し心配に . . . 本文を読む
チビ子はかなりオマセさんだ。大体女の子は男の子に比べると早熟らしいが、うちもそのうちの一人だろう。二歳頃から男前には滅法弱く、テレビに映る男前を見る度「かっこええやん。」と目をハートにしていた。ここ二年程は氷川きよしが恋人で、テレビに映る氷川きよしを見る度、「きよし~!」と黄色い歓声をあげながらテレビに向かって熱いキスをしていた。ま、ようするにミーハーって言う事ですな。将来はきよしと結婚して、女 . . . 本文を読む
先週から凶悪な少年犯罪が立て続けに起こっている。マスコミもこぞって騒ぎ立てている。概ね「今の子供はどうなってるんだ~!」というのが世間の意見だが、そうそう子供の心理なんてものは自分達の頃と変わっている訳ではないと思う。思い起こして御覧なさいな。思春期バリバリの頃、「アイツさえいなければ・・・。」と暗い炎を心の中でメラメラさせていた事が誰だって一度や二度、あるんじゃないですか~?問題はその黒い欲望 . . . 本文を読む
あんた幾つ?三十六・・・そう若いねぇ。まだまだこれからやねぇ。私があんたと同じ歳の頃ゆうたら、もう主人が亡くなって、子供四人もおるのになぁ。死に物狂いで働いとったわ。
再婚なんて、四人も子供おってなかなかでけへんで。・・・そやけどなぁ、好きな人はおったで。五歳年下でなぁ。・・・可愛い人やったでぇ。そら、もう、食べてしもたろかって思うくらい可愛い人やったわ。
主人とは十五年しか一緒におらんかっ . . . 本文を読む
先日アップいたしました「堺雅人妄想劇場第二弾」~羽ばたく鳥~ですが、結構色々な方に読んで頂いたようで嬉しい限りでございます。感想などありましたら、一筆頂きたいと思います。
十月半ば(ちょうど堺さんの誕生日頃)に書き始め、一月ほどかかって書き上げました。最初は短い話のつもりだったんですが、どんどん牧子はんが暴走しましてこれだけの長さになってしまいました。
今回は堺さんのプロフィールを何気なく意 . . . 本文を読む
私はその鳥に足環をつける
小さな細い足にキラキラ光る銀のリング
そして鳥は大空へ放たれる
陽の光にリングをきらめかせながら
鳥は一心不乱に
飛んでいくだろう
まだ見ぬ希望の地へ
いつか目指す地に辿りついた時
その鳥を見た者は気付くだろうか
見知らぬ土地で
見知らぬ誰かがつけたそのリングと
そこに込められた 密やかな祈り
いつかきっとこの地に還っておいで
私のこの . . . 本文を読む
移籍してからも雅博の芝居への情熱は変わらなかった。ただ、舞台以外の仕事が入るようになった。テレビのエキストラに毛の生えたような端役もあれば、テーマパークでのアトラクションでの小芝居なんていうのもあった。
「なんでも屋だね。」
雅博はそういって笑っていたが、決して満足している訳ではないのはわかっていた。舞台が好きなのだ。牧子にもそれが痛いほど伝わってきた。しかしなかなかチャンスはめぐってこなかっ . . . 本文を読む
それはあまりにも突然だった。写真誌に雅博の姿が載った。それも「熱愛デート発覚」などという見出しをでかでかつけられた。
相手は牧子ではなく、ベテランの女優だった。初秋の深夜の街を並んで歩く姿が見開きで載っていた。記事の主役は雅博ではなくむしろ相手の女優だ。雅博よりも芸能界では格上で、恋多き女として有名でもある。
こんな記事が世間に出るなんて夢にも考えた事はなかった。牧子は最初あっけにとられたが . . . 本文を読む
その日は全く何をする気にもならなかった。静まり返った家の中で、何をするでもなくベランダに出てみたり、物置状態のかつての自分の部屋にはいってみたり、本棚の中の埃臭い小説を引っ張り出してみたり、留守番の猫のようにうろうろしていた。そのうちに眠たくなり、母親のベッド(自分の布団は押入れの中だった)にもぐりこんだ。そういえば、昨夜はほとんど寝ていない。牧子はスイッチが切れたように眠り込んだ。夢も見なかっ . . . 本文を読む
翌朝少し早いめに牧子は家を出た。病院にたどり着くと母がちょうど手術室に向かう前だった。点滴をされながらストレッチャーに載せられた母を見ると、急に不安が増した。それを顔に出さないように明るい表情を作って、母に手を振った。
母が連れて行かれた後、年配の看護師に軽く肩をたたかれる。
「大丈夫よ、心配ないから。」
よほどわざとらしい笑顔だったのだろう。雅博のように役者にはとてもなれそうになかった。
. . . 本文を読む
脚本:井上ひさし、演出:蜷川幸雄、出演:唐沢寿明・藤原竜也・篠原涼子・夏木マリ・高橋恵子・勝村政信・木場勝己・白石加代子・西岡徳馬・毬谷友子・他いっぱい
この面々を見ただけでも、ちょっと演劇に興味がある人は「うひゃ~!こりゃ見なくちゃ!!」と思うだろう・・・。そんな訳で目が飛び出る程の値段(16800円)ではあったけれど先行予約でチケットをゲット。千秋楽に行った。総括を最初に言ってしまうと、 . . . 本文を読む
近くにある大学の学園祭に子連れで遊びに行った。ブラスバンドの演奏やのど自慢、出店の数々と、とても賑わっていた。我が家のチビッ子軍団は広いキャンパスをこれでもか~!という勢いで走るのが楽しかったらしい。
夕方五時から学生さん達のフォークダンスパーティーがグラウンドで催される事になっていた。私は勿論帰るつもりだったのだが、チビ子が「チビ子も踊る!」とやる気満々で動かない。しょうがないからちょこ . . . 本文を読む
先日より書き進めておりましたお話がようやく書き終わりました!あんまり丁寧に推敲していないのですが、もう今週中にはアップします!疲れたので・・・(笑)。公開中にもしかしたら細かいところの手直しが入るかもしれませんが、大きく段落が入ったり抜けたりすることはないと思います。もうめんどくさくって、力尽きました。私は過去を振り返らない女なのです(爆)。
一応前置きをさせてもらいますと、現在お気に入り俳 . . . 本文を読む