Watotoゴスペル・コンサート！

http://www.watoto.jp/


Watotoゴスペル・コンサートに行っていました。ワトトというのはスワヒリ語で「子供達」という意味だそうです。東アフリカのウガンダで、内戦やエイズなどによって孤児になってしまった子供達を救済しているコミュニティーだそうです。今回のゴスペル・コンサートはそのワトト村で暮らしている子供達による賛美でした。

アフリカの民族衣装に身を包み、独特のリズム感で激しく踊りながら歌う姿からは、彼らが味わってきた地獄を想像することはできません。でも、彼らは今の日本に住んでいる私達には到底理解できないような悲惨な状況を体験してきた……そう思うと、胸が苦しくなります。

アフリカの悲惨な状況というのは、日本人が言うところの悲惨な状況とはレベルが違います。両親を惨殺される。子供のうちにゲリラに誘拐され、麻薬漬けにされる。男の子は兵士に、女の子は性の奴隷にされる。レイプされ、HIVを感染される。常に死と二人三脚しながら、かろうじて日々を生きる。人は生まれる国を自分で選ぶ事は出来ないという事実がこれほど悲しいとは……。

地獄からかろうじて救い出された子供達の笑顔の素晴らしさ。将来を語る瞳の明るさ。命の尊さを誰よりも知っているからこそ、これほど輝けるのでしょうか……。今の日本人にはない輝きと強さを見せ付けられた思いがしました。

これから名古屋公演だそうです。
ぜひ、足を運んでください。

彼らの旅に祝福と恵みが与えられますように……。