丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

遺伝子のしっぽ

2011年07月10日 | 四方山話
 毎年恒例の市内学童教室連合運動会の実行委員会議に行ってきました。隣に座ったのはよその小学校の父兄。実はその方とは保育園の父母会でも一緒だった事もあり、会議が終わってからちょっとおしゃべりをしていました。
 実のところ、保育園の頃から、そのお母さんとは昔どこかで会った事があるような気がして、ずっと気になってたんですが、確認することなく卒園しましてそのままになってたんですなぁ。その事をふと思い出して、
「私、どうもあなたとは以前から知っている人のような気がしてしゃあないんやけど……」
 というと、あちらも、
「私もなんです!」
 間違いないね、これは。きっとどこかで一緒だわ。私は記憶をほじくり返して心当たりを探したのであります。

 もやもやもや……なにやら小学校の映像が頭に浮かんでくるぞ……。
 う~ん、かすかに彼女の姿とセーラー服がかぶるぞ?? という事は地元の小学校・中学校だよね……。
 そうだ、名前、名前……。お、おぼろげながら、苗字が頭をかすめる……。

「○○小学校?」
「はい!」
「旧姓は?」
「▲●です~! ちえぞーさんは?」
「●■です~!!」
 次の瞬間、彼女は両手をパンと叩いて叫んだのでありました。
「●■美帆ちゃん?」
……いや、それは従妹の名前だよ。あれ? という事は?
「お姉さん、います? 三つ年上の」
「います! みどりです」
 ▲●みどりちゃん……。
 ピピピピピピピピ………。
 検索中、検索中。

「あ~~~~~! わかった~~~~~!」

 結局、私は彼女のお姉さんの姿をその人にずっとかぶせていて、彼女は私に従妹をかぶせてみていた事が判明したのでありました。

 いやあ、すごいよな~。本人同士じゃないのに、知っている人だと認識させるなんて……。お互いに遺伝子のしっぽをつかみあいしてたのですな(笑)。



 ううむ……。恐るべし、DNA!!


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