丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

男の散り際・「功名が辻」

2006年11月27日 | 趣味
 大河ドラマ「功名が辻」が残りわずかとなってきた。今年の大河は二年ぶりにどっぷりはまりながら見ているのだが、今回の私のお気に入りは甲賀者・六平太(香川照之)。
 主人公・千代の幼馴染みで、千代の事を心から愛している男。忍びとして戦国の世を敵味方と渡り歩きながらも、常に山内家の有利になる情報を千代にもたらし続け、千代を守り続ける男。当の千代ときたら、「旦那様」にどっぷりべったりのラブラブ状態で、六平太の入り込む余地などどこにも無いのだが、そんな事はこの男には関係ない!千代と千代の愛する男を守り抜こうと奔走する。
 その六平太が今週遂に逝ってしまった。最期まで千代と山内家のために体を張り、命を張り、全ての罪をその身にかぶって毒をあおって自らの命を絶つ。愛する千代に抱かれながら・・・。

 六平太~!!・・・と、テレビの前で千代と共に叫びましたね、あたしゃ。号泣ですよ、号泣。もう一回くらい叫んでおこう。「六平太ぁぁぁぁ・・・(涙)」
 浪花節と言われようが、ロマンチと言われようが、ベタと言われようが、私はこういう男が大好きです。氷のようにストイックで炎のように熱い男が大好きです~!!嗚呼、もう一回叫んでおこう。「六平太ぁぁぁぁ・・・(涙)」
 女と生まれたからにはこういう男に愛されてみたいものですよ、全く。
 でも実際、こういう男性というのは存在するのでしょうか?甚だ疑問であります。なぜならば、世の中の男の大半は、隙あらば腰から下でしか恋愛を語らないような輩ばかりなのですもの・・・。今回の大河の脚本は大石静という女性の脚本家ですが、所詮は女の理想を描いたものでしかないのでしょうか・・・。いやいや、きっとたまにはこういう宝石のような純粋な愛情を女性に注ぐことの出来る男性がいるはずです。・・・と信じたいなぁ。(ご縁はなさそうだけど。)

 しかしながら、虚構の世界とは言え、まったく千代という女はうらやましい・・・いやいや、罪作りな女です。思い起こせば、六平太以外にも竹中半兵衛という哀れな男もおりました。この男もまた、千代を愛し、千代のために山内家に仕え、報われることなく病に倒れたのでしたな。
 報われない愛を心に深く抱きながら、愛する女のために死んでいく・・・。究極の男の散り際だなぁ・・・と思うのは、私が女だから?男性の目から見たらどうなんでしょうか・・・。一度聞いてみたいものです。


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2 コメント

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耳の痛い話で(汗) (ちえぞー)
2006-11-27 23:49:19
さるさるさま
 えっへっへ。うちの亭主は六平太とはまるで違うタイプです、正直な話。何が一番違うって、熱さでしょうかね(笑)。うちの亭主は水系の男、それも川とか流れるタイプではなく、深く静かな湖とでも言っておきましょうか。一応フォローしておこ(笑)。
 さるさるさんもどっちかというと炎系ではなく、水系のような印象ですが、さてさて?
 現実はさておき、空想癖(妄想癖?)のある女としてはドラマチックな展開に憧れるものでして(笑)。自分とは縁のない状況であればあるほど、萌えるものですのよ~。おほほほほ。それが高じるとしょうもない小説なんかを書いちゃうのね(爆)。
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男の散り際 (さるさる)
2006-11-27 12:53:19
う~ん 功名が辻 気になるので新聞であらすじは知っているけど番組は見ていないので、千代がどんな人物かよくわからないけど。。。
ちえぞーさんの旦那さんは、六平太のような
方だと信じていますが。。。
仕事をきちんとこなし、家庭の生活にも協力されて家族みんな健康に活きている。。。
あたりまえのようなことに感謝している
ご婦人、ご主人どのくらいおられるの
でしょうか? 
私は、残念ながらまだまだ修行不足だなーと
反省ばかりの毎日です。。。
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